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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■食い放題に泣く女/『エンジェル・ハート』2巻(北条司)ほか
……しかし、潦の「コンドーム持って勝負パンツに着替えて来い」というセリフだけで「地域の完全封鎖・SATに出動要請」と読み取った冴子のカンもすごいよなあ。これが腐れ縁の効果ってヤツか(^o^)。
それから、もうそろそろG・Hの本名も明かしてほしいぞ。
『コミック伝説マガジン』No.4(実業之日本社・380円)。
今回のメインは『ワイルド7』復活編、『飛葉』だけれど、元のシリーズはあまり熱心に読んでなかったので、ラスト、飛葉がどうなったかよく覚えていない。確か死んだか行方不明になったかしたかだったと思うけれど、そのあと『新ワイルド7』とかも描かれてたよなあ。どこからどうつながってるか、わかんないや。
もっとも旧作のほうもムチャクチャ個性的な構図と話運びで、コマとコマがどうつながってんだかわかんないマンガだったけど。
復刻マンガは藤子不二雄Aの『怪物くん/新年パーティはザ・モンスターズでいこうの巻』。単行本収録の際には「新年パーティ」が「仮装パーティ」に改変されていたので、オリジナル版としての復刻である。
集まってくる怪物の中にキング・コングやサイクロプス、ジョージ・パル版『宇宙戦争』の火星人やらハエ男、ギルマン他、モンスター映画ファンがニヤリとするような面子が揃っているのがニヤリとするところ。けれどやっぱり藤子さんオリジナルの怪獣「ノールス」は、「ノンビラス」と名前を変えられたまま。この程度のコトバ狩りに対抗することすらできんのかねえ、出版社は。
『筒井康隆全漫画RETURN』、今回は私の一番好きな『色眼鏡の狂詩曲』。アメリカの少年が作者の元に送りつけてきた「日中大戦争」という小説を漫画化したもの、という設定なんだけれども(もちろん実際には筒井さん自身が話も絵も描いている)、これなんかトンデモ架空戦記ものや映画『パールハーバー』の元祖みたいなもんだよなあ。中共が日本に向かって原爆ミサイルをぶっ放すけど、軌道を外れて全世界に落ちまくる、という話事態もキテレツだけれど、日本にまだショーグンがいたり、中共のコンピューターが猫の毛の静電気で動いてたりとディテールが偏見に満ち満ちているのが大笑い。
けれど今回の作者解説で、絵的なギャグのほとんどを夏目房之介が案出していたことも披露された。全く、知らない間に夏目さんのファンになっていたんだなあ。
01月07日(月)
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