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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■イブの焼肉/DVD『三毛猫ホームズの推理』/『シベリア超特急』ほか
なんで「特別版」かっていうと、反戦色の強いダブルマーダーバージョンと、ラブロマンス中心のハンガリーバージョンとどんでん返しが二つあるアップテンポのアメリカンバージョンの三つを全部収録してるからだと。
水野晴郎のコメントに「みなさまのおかげで大評判の」とか「どうか三つとも見比べてください」とか書いてるが、そんなに自信があるのか(^_^;)。 全部はとても見切れないので、アメリカンバージョンをかける。
それにしてもウワサには聞いてたが、聞きしに勝る出来だなあ。
出来がいいとか悪いとかじゃなくて、壮大な勘違いで出来ているとしかいいようのない作品。もしかしたら、どうせ何作ったって貶されるんだから、最初っから「怪作」にしちまえ、という開き直りで作ったんじゃないかって穿った見方すらしたくなってくる。
一応、パッケージに、「この映画の結末は決してお友達に話さないで下さい」と書いてあるので、伏せとくけどね、伏せる価値ないぞ、このどんでん返しは。
じゃあ、そのどんでん返し以前がミステリとして出来がいいかというとさにあらず。
あのね、ぼくね、ばかだから、よくわかんないんだけど、れっしゃのなかでひとごろしがあります。
どんどんひとがしぬけれど、これはこうかんさつじんだということがはじめからばれてました。
で、どんどんひとがしんでいって、のこったようぎしゃはふたりだけなんですが、それじゃあ、このふたりがはんにんってことなのかなあ、とおもったら、そのとおりでした。
これがみすてりってことなんですか?
だいたいなあ、密室列車で交換殺人やる意味がどこにあるんだよう。
遠距離で、時間もずらしてなきゃ、意味ないだろうがよう。
『オリエント急行殺人事件』と『見知らぬ乗客』を合体させたらミステリになると思ってんのか。
『オリエント』が名作たりえたのは、犯人が限定されやすい状況にもかかわらず、あえて列車内の殺人を選んだところに犯人の動機が隠されてたんであって、ボンクラにそうそう作れる設定じゃないのだ。何を血迷った水野晴郎。
しかもなんだよ、あの真犯人の挙げ方は。
脚本以外にもセットのしょぼさとか役者の未熟さとか、いくらでも欠点は挙げられようが、とても書ききれるものではないし、何より、水野御大の棒読み大根演技の前には全てがかすむのだ。
結局、よしひと嬢に、「ミズノ、何か勘違いしてるよ〜」と頭を抱えさせてしまった。今度来られたときには、黒澤の『野良犬』でも見せて、口直ししてもらおう。
夕方、よしひと嬢が帰られるのと入れ代わるように、ぴんでんさんからが連絡があり、パソコンを設置してもらう。
これでしげと私と、交代せずにパソコンが扱えるようになったのだ。ありがたやありがたや。
ウチに来るなり、ぴんでんさん、本棚を眺めて「オタクの部屋ですねえ」と仰るが、あまりレアものはないのでお恥ずかしい限りである。
で、いきなり『シベ超』やら『八俣大蛇の逆襲』を手に取られるのは、人間としていかがなものか(^o^)。
「玄関先にまで本が!」と笑われてしまったが、ベランダにも洋画ビデオがはみ出ていたことまでは言い忘れたのであった。
その場で誘われて、天神まで出かけて行って、エロの冒険者さんを交えて飲み会。
着替える間もなく、普段着の作務衣のままだったのでさすがに寒い。ジャンパーだけを羽織って、下はサンダルで、という格好なので、天神をうろついてる時はさぞや浮いてるように見えるかもしれないが、天神にはヘンな人も多いので実はさほど違和感はないのだ。
仕事で付いて行けないしげから、「エロさん、お見合い相手のMさんとどうなったのか教えて!」とウルウル目で頼まれていたが、そんな人のプライバシーについて突っ込んだことなんて聞けないので、ちょっとだけ訊く。
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12月24日(月)
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