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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■10000HIT!o(^▽^)o /映画『エボリューション』/『電脳なをさん4』(唐沢なをき)ほか
もっとも、余りにそのまんまじゃいくら何でも芸がないと、多少のアレンジはしていて、ドゥカブニーが、研究熱心な余り、かつてワクチンの開発に失敗して国防軍の男性数万人をインポにしてしまった、という輝かしい経歴を付け加えてはいるが、このギャグが余り利いていない。
ともかく、主役のドゥカブニーがどうしようもないくらいの大根、これがもう映画のテンションを下げてることったらないのだ。コメディ演技が基礎から全くできていないのである。もちろん、これはふざけて大仰な演技をしろということではない。動きにリズムが全くないので、ギャグの間をことごとく外しているのだ。『Xファイル』ではたっぷり観客を笑かしてくれたけれど、あれは本人だけはマジメな演技をしてるつもりなのを勝手に観客が笑ってただけなのであって、ドゥカブニー自身に客を笑わせるだけの演技力があったわけじゃない。
やっぱりシロウトをコメディに使っちゃいかんよ(-_-;)。
だから、ダン・エイクロイドが市長役で登場してきて、きっちり抑えたコメディ演技をしてくれると実に安心して見れるのだけれど、それで映画が面白くなるかと言うとそこまでにはならない。ああ、ともかく一つ一つのギャグが浅くて笑いにまで至らないのがもどかしいったら。
ああ、あともう一つ、エイリアンをシャンプーで倒すってオチ、ゆうきまさみの『鉄腕バーディー』のパクリでした。つくづくハリウッドって、オリジナルな芸がなくなってきてるのな。
帰りに福家書店と博多駅の紀伊國屋に寄って、買い損なってたマンガを何冊か買う。
本題にカネを使って貧乏になったので、昼飯はバスセンター地下の安い定食屋で、私は400円のカツ丼、しげは同じ値段の天丼。もっともこれを二人で半分分けするのだから同じことだが。
ここのカツ丼、安いだけで汁が甘ったるくべとついていて実に不味い。天丼に至っては、ネタの不味さだけが舌に残るひどいもの。なのに堂々と看板に「某マンガでここが美味しいと紹介されました」と謳ってある。そのマンガも結構有名なグルメマンガなのだが、作者は実はとんでもない舌バカじゃねーのか。それとも昔は今より美味かったのか。
夕方、ずっと『カスミン』の裏番組で見れなかった『バンパイヤン・キッズ』を見る。久しぶりの愛川欽也の声優復帰作品だが、すごく面白いと言うほどではない。
偶然、写した人を一番本人の嫌う姿に変えてしまう呪いのカメラを作ってしまった吸血鬼のパパが、人間を困らせてやろうとするが、そのカメラをトラックの上に落としてしまい、その行方を追ってドタバタを繰り広げる、という定番ギャグ。
でも、「呪いのカメラ」ってネタと、その「オッカケ」ネタとを合わせるのはそれぞれの面白味を相殺しちゃう結果にしかならない。ギャグってものをライターが分かってないのだ。それとも子供向けギャグだから、ホントに呪いのカメラを使用するシーンを作っちゃいけませんなんて規制があるのか。
絵柄は確かにマンガチックで可愛いけど、これも毎週追いかけるほどじゃない。
マンガ、唐沢なをき『電脳なをさん4』(アスキー出版局・1470円)。
今回の新ネタは『マクマクアザラク』『まっく道』『ブラック・マック』など。考えてみたら、一巻で出て来てもいいくらいのネタじゃないか。まさしく「世に元ネタのタネは尽きまじ」だなあ。また、1巻から延々と続いているネタも『マッキントッシュあらし』『Macロボiマッキーン』などがあるが、逆になぜこんなマイナーどころを延々と続けてるのか、という疑問が感じられるところがいかにもなをきさんらしくてよい。でもついに『あらし』もネタが尽きたか最終回。ということはこのマンガ自体、次巻で終わるのかなあ。残念だなあ。
やり残したネタはなかったろうか。っつーか、余りに有名過ぎて、これやってないっての、まだいくらでもあるとは思うが。
今巻でちょっと残念だったのは『クレヨンしんちゃん』の模写が絵柄を似せて描かれてなかったことである。まあ別にいいんだけど。
『コミック伝説マガジン』No.3(実業之日本社・380円)。
今度のメインは望月あきらの『ゆうひが丘の総理大臣』だったけど、なぜこれが「伝説」で復活なの?
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11月03日(土)
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