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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ベランダでフラメンコる女たち/『狼には気をつけて』3巻(遠藤淑子)ほか
 「そうそう、無精ヒゲはやして、スパナなんか持ってたりして」
 なんだかよくわからんが、どうやら士郎正宗の『ブラックマジック』に出てくるDr.マシューみたいなキャラらしい。確かにカッコつけたあんちゃんとは違う感じだな。
 話は毎回、同じ感じで、「風」が郷里大輔さんをふっ飛ばして終わり。『FF』ってそういう話なの? こないだの映画版といい、全く評価のしようがないんだけど。 

 鴉丸嬢、「最近寝ながら読む本がない」と言うので、江川達也の『源氏物語』を貸す。妙齢のお嬢さんにこういう淫靡で背徳で猥褻なマンガをお貸しするのは全く気が引けることでも何でもないので堂々と貸す。
 鴉丸嬢はウチの榎本加奈子でエロばなし全然オッケーなので、こういうこともできるのだが、つつしみもちょっと持っててほしいとも思ったりはするのである。少なくとも、ページ開いていきなリ「お〜、やってるやってる♪」なんて言わないようにね。

 鴉丸嬢を送ってロドリゲス(フルネームは「ダニエル・ロドリゲス」に決まったようである。そんな名前の車に乗ってて楽しいのか?)で香椎へ。
 途中、黒木書店という本屋で買い忘れてた文庫本などを買う。
 なんとこんなところにも「オタクアミーゴス」のチラシが。いろんなところで販促してるなあ。もう私は手持ちのチラシを配り切ってしまったので、あとは予約の申し込みを待つのみなのだが。
 車中ではいろいろ面白い話もしたのだが、鴉丸嬢のプライバシーに関わることなのでまだ書けない。そのうちホトボリが覚めたら(表現がワルイな)書けることもあろうから、そのときまでのネタに取っておきましょ。

 鴉丸嬢から『フルーツバスケット』のマンガを借りる。そのうち古本屋で買おうかと思ってたんだが、持ってるヒトがいたならちょうどいい。面白いマンガはできるだけチェックしたいが、すべて買い揃えるというわけにもいかないから、こういう「仲間の輪」ってのは非常にありがたいてのである。


 帰宅して、パソコンを開いてみると、女性の名前でメールが来ている。
 身に覚えがないので、一瞬どぎまぎして開いてみると、唐沢俊一さんの『一行知識』に私がレスの書き込みをしたのを、わざわざメールでお礼をくださったのであった。
 いや、何をそんな大層なことを書いたのかって言われそうだが、「『源氏物語』は『雲隠』の巻を含んでも含まなくても五十四帖」っていう、ちょっと古典をかじったことのあるものなら知ってておかしくないことを書いただけ。ただの知ったかぶりで、落ちついて考えたら赤面ものなのである。
 なのに、『源氏』のファンらしいその女性、私のなんの気なしのそのレスに、いたく感激なされたらしいのである。
 かえって私の方が恐縮してしまうのだが、こういうことがきっかけでメールのやりとりができるというのは嬉しいことである。早速メールをお送りする。
 劇団ホームページやこの日記の方も、楽しんで頂けたら嬉しいのだが。
 そんなことをしていると、しげがいつものように「お友達ができてよかったねー」なんてヤキモチを焼いてくる。こういう「人間の器の狭さ」を自分のアイデンティティだと勘違いしている輩が多くなったよなあ。恥ずかしいことだから、いい加減、しげにもやめてもらいたいんだけど。

 そう出歩いたわけでもないのに疲れてすぐに寝る。おかげで日記の更新ができず。ああ、また一日遅れか。せっかく追いついたばかりだと言うのになあ。


 マンガ、遠藤淑子『狼には気をつけて』3巻(白泉社・410円)。
 やっぱり遠藤さんは長編より短編の方がグッといいなあ。
 意地悪な見方をすれば、登場人物はみんなかつて心にキズを受けたことがあって、意地っ張りで素直に心を開くことができなくなってる少女(or少年)で、彼女たち(彼たち)が、「君はそれでいいんだよ」と言ってもらえるまでのマンガ、ということになっちゃうのだが、その枠組が変わらないからこそ、安心して読めるともいえるのだ。

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10月30日(火)
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