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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■クリエイターの条件/映画『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』ほか
 「金子がね(もちろん平成ガメラの金子修介監督)、オレんところに来て言うわけよ。『あなたの昭和ガメラを見て育ちましたが、物足りないので平成ガメラを作りました』って。ああ、俺も至らないところがあるのかなあ、と思っていたらさ、金子が『どうしてガメラは日本ばかりに来るんですか?』だって。そんなこと言ったって仕方ないじゃん」
 ……ああ、金子監督、バカ。
 映画としてのウソに突っ込み入れるのはエセ評論家だけで充分だ。実際のクリエイターが自己否定するような疑問持ってどうする。卑しくも映画の作り手であるなら、設定の矛盾を自分で補完するくらいのことをやってみんか。怪獣がなぜ日本にだけ来るのか、という疑問の答えについて考えるだけで、真のオタクであるならば一昼夜かかって百の設定を思いつけるぞ。
 中途半端なオタクはこれだからなあ。
 でも、金子監督が偏狭だったのはガメラの2作目までで、3作目では大分コワレていたようだから(笑)、もしかして今度の『大怪獣総攻撃』とんでもないケッ作になってるかもしれないのである。
 期待しよう。


 マンガ、金田一蓮十郎『ジャングルはいつもハレのちグゥ』8巻読む。
 ……あれ? 折り返しのところの著者近影がないぞ?
 女性作家が顔写真を露出しなくなるのにはたいてい二つの理由がある。
 ○ったか老けたかだ。この作者、まだ21、2歳のはずだから、老けたわけではなかろう。だとすると○ったか。
 顔写真をできるだけ露出させないマンガ家さんが多い中で、堂々と写真載せていたので珍しいなと思ってたのだけれど、やっぱり恥ずかしくなってきちゃったのかな。外見なんて気にしなくていいと思うけど。
 この人のギャグの間の取り方、誰かに似てるなあ、と思っていたら、今巻でやっと気がついた。
 西原理恵子に似ているのである。
 家出をしたハレのところにグゥがやってくる。
 ハレの心の声『まさか…俺を探しに……?』
 グゥ「ハイ、ハレの荷物と数日分の食料」
 ハレ「うわ〜じゅんびばーんたーん」
 ここでハレの表情も最近のサイバラつり目になっているのだね。
 いや、サイバラさんだけじゃなくて、とがしやすたかが入ってる部分もあるし(崩れた時の目とか口のカタチとかね)。にわのまことだよ、この顔はってコマもある(ハレが「もんが〜」になったときにはのけぞった)。
 ダマが「バーサーカー!」って言って迫ってくるギャグ、わかるやつがどれだけいるってんだ。でもフレッド・セイバーバーグの『バーサーカー』シリーズまで金田一さんが読んでるとは思えんから、『究極超人あ〜る』あたりからの流れかも?
 もちろんそれらのギャグの源流には鴨川つばめや江口寿史がいることは言うまでもない。
 つまり、若いワリにこの作者、いろんなギャグマンガ、結構読み込んでるみたいなのである。
 それだけギャグが心から好きなのか……っつ〜よりまるきりオタクじゃね〜か、この作者。考えて見れば、『ガンガン』に連載持ってるっていう時点でオタクじゃないワケないのであった。
 今巻は「巨大ロボットもの」も入っているので、オタクな読者には超オトクです♪

 
 しげ、午前中は自動車学校、昼ごろから鴉丸嬢が遊びに来るとかで、1時間ほどで帰ってくる。
 鴉丸嬢が携帯のバッテリーを注文していて、ドコモだかNTTだかがそれを届けにウチまで来るというので待ち合わせしているんだとか。
 なぜ鴉丸嬢のバッテリーがウチに届けられるのかというと、それには深い事情があるらしい。女の子のヒミツはこれ以上詮索してはいけない(笑)。

 しげが鴉丸嬢を迎えに行っている間に、DVD『京極夏彦 怪・七人みさき』を見る。
 原作も読み始めたので、WOWOWで放映されたときには気がつかなかった原作キャラクターとの差異に目が行くようになる。
 御行の又市、田辺誠一じゃちょっとカッコよすぎるのではないか。二つ名が「小股潜り」(=甘言を弄して人を騙す)だから、もうちっとアクの強い人にやってもらったほうがいいように思うのだけれど、テレビドラマの主役の宿命で、これはいたし方がないところだろう。遠山景織子の山猫廻しのおぎんもちょっと可愛すぎるな。

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08月28日(火)
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