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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■『クレしん・オトナ帝国同人誌』完成!掲示板も見てね/『怪』11号ほか
 以前のBOXで途中まで買わされた身としてはどうしてくれるんだって感じだな。今度発売のコレクターBOX、先に買ってた『時計じかけのオレンジ』『バリーリンドン』『シャイニング』『フルメタルジャケット』に加えて『ロリータ』『2001年宇宙の旅』『アイズワイドシャット』『スタンリー・キュープリック/ア・ライフ・イン・ピクチュアズ』の四本付きだ。
 もう一度これを買うのはいくらなんでももったいない。第一、『シャイニング』はなぜか旧版が無修正版だったのに、今度の新発売の方が再編集短縮版なのだ。
 しかもこのBOXとは別に『2001年宇宙の旅 スペシャルエディションBOX』が出るのだよなあ。これはサントラCDつき、スクイーズ収録なので、こっちで買った方が絶対オトクなのである。

 DVDやテレビでしか『2001年』を知らない者は、後半の難解な展開をキューブリックの「ハッタリ」と単純に捉える人もいるかもしれない。
 しかし、劇場で、しかも、ホンモノのシネマスコープサイズでアレを体験した者にとっては、まさしく「映像の革命」だったのだよ。
 公開年に5歳で、そんな映画の存在すら知らなかった私が、本作を劇場で初めて体験したのは大学のとき、今更、そんな20年も前の特撮に驚きゃしないさとタカをくくったていたのだが、ところがぎっちょんちょんである。
 新宿マリオン、70ミリシアター。
 大学の友人と、「途中で寝るなよ」と笑いながら劇場に入って。
 上映前のオーバーチュアが長かった(これは現行のビデオには収録されていない)。こりゃホントに寝るかも? と思っていたのに。
 上映開始後数分で、我々は息を飲んだ。
 あの『ツァラトゥストラ』、『美しく青きドナウ』。
 なんとかランドの体験ゲームとはワケが違う、我々は本当に宇宙空間にいるように錯覚したのだ。
 そしてラストのオデッセイ(絶対、邦題は『スペース・オデッセイ』のままで行くべきだった)。
 行くよ、人類はきっとここまで。
 そう思える経験だったのだ。

 ああ! これは買うべきか買わざるべきか!

 あ、『ロリータ』は買いますよ。
 ジェームズ・メイスンとピーター・セラーズの競演だし。スー・リオンなんてロリータの対象じゃね〜から興味なし(対象だったら興味もつんかワリゃ)。

 悶々としながら(買おうか買うまいか迷って)、至極当たり前に「当日の財布の中身次第だな」という結論に達し、フードセンターで食材を買いこむ。
 しげにちったあ料理らしいモノを作ってやろうかと考えながら、結局、買ったのは電子レンジでカンタン調理のハンバーグだったりする。男の手料理なんてこんなもんよ。

 荷物が手で抱えきれなくなってきたので、タクシーに乗って帰る。
 タクシーの運ちゃん、妙に無愛想で、殆ど無言。
 まあ、ペラペラ喋りかけられるのも時には鬱陶しいが、ブスッとされたままと言うのも、ちゃんと目的地まで運んでもらえるのかと不安になる。
 なんとなく気まずいムードのまま、しばらく走っていると、タクシーの無線が切れ切れに聞こえてきた。
 最初は「○○に向かってま〜す」みたいな何気ないものだったのだが。
 突然、無線の声がひときわ高くなって、
 「うほっ! ノーブラ!」
 ……へ?
 「すごか〜、揺れちょるばい。乳首も見えとう」
 あの、何ですかあ?(・・;)
 「外人さんはすごかね〜」
 あ……はあ。そうですか。でも、他の車にゃ客も乗ってるってのは予測がつくだろうに、無線で何もそこまで……。
 別の意味で気まずい雰囲気になっちゃったのでありました。


 帰宅して、しげにハンバーグを作ってやると、しげは無茶苦茶喜ぶ。
 でも実は試食コーナーでひと切れパクついた時のほうがうまかったのである。
 あれって不思議なんだよね、試食コーナーで食べると美味しく感じるのに、ウチに帰って自分で作ると決まって不味くなるのな。
 これもマーフィーの法則の一変形であろうか。

 メールをチェックすると、山本弘さんから『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』同人誌完成の連絡。
 わあ、本当にできたのだ。

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07月27日(金)
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