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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■一人で見る映画/映画『千と千尋の神隠し』
宮崎監督、絵がヘタになっちゃったなあ。
話が前後したので、もとに戻す。
福岡では天神東宝で、2館を使っての拡大上映。あと大野城のワーナーマイカルでも公開だが、意外なことにそれで終わり。新聞にはキャナルでも公開って書いてあるのに、ネットにゃ載ってなかった。時期をずらして公開するのか?
どっちにしろ、あとでしげと見に行くことがあるとすれば、天神東宝には行かないだろうから、一人でならそちらで見て、映画館の違いを確認するのもいいだろう。
……予想通り、1時間前で既に二、三十人の列ができている。
しかも、狭いフロアにどんどんことが入って来て、あっと言う間に鮨詰め状態になっちゃったものだから、とても本など読める状態ではない。
30分前には200人は集まっていただろうか、こうなるとクーラーなんか効きゃしない。ただただ、汗が流れ続けるのをガマンするだけである。
館員が整理しようとして何度も叫んでいるが、上映時間が迫るにつれ、人数は増えるばかりだから、そう簡単にいくものではない。
「もっと詰めて下さい!」
「押さないで下さい! 子供もいます!」
そういう矛盾したことを言われてもなあ。
開場した途端、「走らないで下さい!」という案内を無視して、みんな走る走る。こういう自分勝手な客どもが宮崎映画を見に来てるんだよな。宮崎監督のメッセージは誰にも届いていない証拠であろう。
あ、私は走ってませんよ。念のため。
予告編で新作『ゴジラ』の15秒スポット。チラリとだけ紹介のの新作シーン、殆ど『ウルトラファイト』。やめてええええ(TロT) 。
なかむらたかし監督の新作アニメの紹介、これが内容が全く『A.I.』。
鉄腕アトムの映画化といい、なぜこう同じ内容の映画が流行るかな。
想像力の枯渇と言われても仕方ないのではないか。
で、本編の感想はね、いろいろとあるけどね。
『もののけ姫』見たときゃ、「『エヴァ』のマネやん」と思ったものだったけど、今度は「『オトナ帝国』のマネやん」。
いや、偶然なんだろうけど、「お父さんお母さんを奪還する」ってストーリーの骨格は同じなのね。
じゃあどっちが面白いかと言うと、「感動」という点でははるかに『オトナ帝国』の方が上なんだけれど、『千と千尋』も捨て難い面がある。
『オトナ帝国』の原監督に比べて、宮崎監督の方が「家族」に対する見方がシビアな分だけ(家族の絆なんて信じてない)、物語としての求心力は失われてしまっている。
これは映画としては明らかに失敗だ。
だって、あの両親、救う価値ないんだもの。欲にかられてるだけの「ブタ」だし。
だから、千尋があの不思議な世界で「自立」出来るのであれば、元の世界に戻る理由はなくなっちゃうんだよね。
……でもその「失敗」の部分が面白いとも言えるのだ。
小ぢんまりとまとまることを拒否しているという意味で。
だけど、映画を見てる観客は「お父さんとお母さんと帰れて、めでたしめでたしだったね」としか受け取ってないみたいなんだよなあ。
よく考えてみりゃ、あの親たち、性格は「ブタ」のまんまなんだが。
千尋はホントに人間の世界に戻れてよかったのか?
予想通り、グッズ売り場には客が殺到。
しかも「ハク」の人形は今日が初日だと言うのにもう売り切れ。
……みんな美形が好きなんだなあ。
あとは「オタクアミーゴス会議室」にUPした感想を貼り付けときますので、ご参照下さい。
どうせ結構ヒットするだろうし、一月くらい経って人が少なくなってから行ったっていいだろうと思いつつ、結局初日に行ってしまいましたよ、『千と千尋の神隠し』。
でも私もさすがにいいトシなので前日から並ぶ元気はない(元気がないだけで恥の感覚はありません)。
夕方からそれでも結構並ばねばならんのだろうなあ、と思いつつ、天神東宝に向かっていたのですが。
途中、博多駅前を通りました。
扇千景さんが選挙カーの上から演説をしておられました。
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07月20日(金)
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