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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■冷蔵庫は8年で買いかえるものだそうな(電器屋談)/『ななか6/17』1巻(八神健)ほか
 で、冷凍食品のチキンを温めて食べようと、電子レンジに入れてつまみをまわしたのだが。

 え?

 電子レンジが、ウンともスンとも言わない。
 思わずしげのほうを振り返る。
 「……おい、これ、バッテリーが落ちてるだけじゃないのか?」
 「……え?」
 バッテリーのスイッチを確かめてみると、確かに台所のスイッチだけ、下に落ちている。
 そのスイッチを上げた途端。

 ウィ〜……ン。

 故障なんかしとらんじゃないかあああ!

 「お前、バッテリーが落ちたんじゃないかって最初に考えなかったのかよ!」
 「え? だって天井の電気はついてたし……」

 天井と台所の配線は違うに決まっとろうがあああああ!

 腐っちゃいかんと思って、しげは冷蔵庫の卵を使いきって目玉焼き10個も作ってるし、私は私で牛乳ひとパック一気飲みしちまったし、これで太ってたらいったいどうしてくれる。

 ……一部のみなさまにはこの件でご心配もかけたようですが、事態は解決いたしました。
 どうも申し訳ありませんでした。
 お怒りの方々、しげのことはちゃんとシメときますのでどうかご容赦下さい。


 唐沢俊一さんの日記はもちろん毎日欠かさず読んでいるのだが、21日(木)冒頭に「親父が死んだ程度でこんなに悲しいのだから、猫が死んだらどんなに悲しいか。」というフレーズがあって爆笑。
 もちろんこれは、お父様が亡くなられて本当はお寂しいだろうに、それを読者に気遣わせまいとギャグにされているのであろう。
 しかし、となるとこういう場合、笑った方がいいのかいけないのか。でもそんな風に迷うのは、たいてい笑っちまったあとである(^_^;)。
 「死」をギャグにするのは古今東西のギャグの基本みたいなものなのだけれど、確かこのフレーズも落語か何かにあったような記憶があるんだが思い出せない。うーむ、隔靴掻痒。
 

 で、落語と言えば、魔夜峰央『パタリロ!』である(^^)。
 ついに今巻で72巻(落語ネタもちゃんと「寿限無」あり)。
 「いったい誰が買ってるんだ」と突っ込まれることの多いマンガに『本気!』とかがあるが(^_^;)、『パタリロ!』も既にその一つであろう。もう既にエンドレスって気がしてくるよなあ。
 いったん『花ゆめ』本誌で連載が終わった時、『鉄腕アトム』テレビモノクロ版の最終回のパロディネタで締めくくっといて、全く何気なく翌月から『別花』で連載再開した時には、「食えないマンガ家さんだ」と思ったものだったが、今回もなんと72巻目にしてパタリロのおばあちゃんが登場する。
 今更(^_^;)。
 『少年マガジン』で連載再開した蛭田達也の『コータローまかりとおる!L』でも今更コータローのかあちゃんが登場してたが、この長々々期連載で主役の身内が出てくるというパターン、最近はやってるのか。『こち亀』でもやりそうだし。
 でもこういうの特に嫌いではない。多分、このばあちゃんも、あまた登場してきたパタリロの親戚同様一回こっきりの出演であろうし、今までもキャラクターとして使えなくなったときの魔夜さんの見切りのつけ方は潔くすらあったからだ。ザカーリしかり、ラシャーヌしかり、エトランジュしかり、警察長官しかり。
 準レギュラーならまだしも、ほぼレギュラーに等しかった警察長官まで切ったときには、「ああ、この人は純粋に『ギャグ』が好きなんで、『キャラクター』でマンガを描くタイプではないのだ」と納得したものだった。
 パタリロもバンコランもキャラクターが立ってるのでキャラクター主導タイプのマンガに見えるんだけど、それは方便なのだね。譬えて言うならパタリロは水道の蛇口なのであって、流れてくる水(ギャグ)の出口として機能しているだけなのである。
 だから、実のところ、「守銭奴でがめつい」といったキャラクター設定も、実はしばしば無視されることが多い。あとからどんどん親戚が増えるのもそう言った理屈だろう。真面目にマンガを読んでる人には「設定が変わって整合性がなくなってる」と文句をつける向きもあろうが、『パタリロ!』に関してはそういう批判は野暮であろう。

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06月22日(金)
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