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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ミステリー波止場の片足/『あひるの王子さま』1巻(森永あい)
狂人として、悪人として彼を処罰することのほうが「精神病者のフリをしよう」なんてアホウが再発することを防止できると思うんだがなあ。
台所が半端でなく匂ってきているので、さすがに腹を立てて「いい加減で片付けろ」と言ったのだが、バカしげは「指、怪我してるから洗えない」と駄々をこねる。指の怪我ったって、楊枝でつついた程度のもんだ。化膿するようなら医者に行って治療してもらえと言ったのに、それも無視してほったらかしている。
それで悪化させて家事も出来ないってのは言い訳にもなんにもならない。
明日帰って来た時点で片付けてなかったら、もう来月から給料は渡すまい。
マジだからね、これ(`_´メ)。
台所が使えないので、晩飯は冷凍食品のつけ麺にレトルトのカレー。味気ないけどしゃあない。
テレビアニメ『週刊ストーリーランド』、今週は総集編だというのでちょっと見てみた。
アイデア的にもありきたりで(もっともコンセプトが多分アニメ版『世にも奇妙な物語』だから、下手にヒネったものはかえって困るわけで、ほどほどに解りやすいものが求められてるわけなんだろうけど)、大して引かれるところもなかったのだが、久しぶりに見てみて、「傑作選」と言いつつあのレベルの低さはいったいなんなのだ、とアタマが痛くなった。
謎の婆さんが「正直なパソコン」や「戻るパラシュート」や「ぴったりのベルト」といった不思議な品を売りつけると言う番組内のシリーズがあるのだが、要するに基本は「黒イせえるすまん」なわけだよね。
だとしても、若返りたがっていた老人が「戻るパラシュート」を使ったら、若返りすぎて猿になったってのはヒドすぎやしないか。
なのに視聴率は悪くないらしいんだよね、この番組。
アニメファンが見るとも思えないし、実際、どこにどういうファンがいるんだろう。
先週に引き続き、ドラマ『R−17』を見る。
家庭崩壊のドラマの嚆矢は山田太一の『岸辺のアルバム』あたりなんだろうけど、だいたいにおいて悪いのはオヤジってことになっている(^o^)。
西村雅彦の親父、「誰のために働いてると思ってんだよ」と叫ぶステロタイプさ故に妻からも娘からも見捨てられていることに気付いていない。
「……今、心の中で母さんを刺した。父さんも殺した」
娘がそう呟いたとき、親父は娘を殴るが、口にすることでまだ父にすがろうとしている娘の心に気付いていない。
黙っていたっていいものを、両親の目の前でそれを口にした娘の「勇気」に、父親はなぜ気付いてやれなかったか。
父はこのとき娘に謝るべきではなかったか。
断絶を作っているのは娘の方ではなく、父親の方なのである。
……腹が立つことに、この親父、私の親父にそっくりなのだよなあ(-_-;)。もうすぐ父の日だってのに、また親父に対する恨みが湧いてきたぞ。どうしてくれる(どうにもしようがあるか)。
マンガ、秋本治『こち亀80』。
そうか、「本口リカ」なんてキャラもいたいた。
でも秋本さんの描く女の子キャラって、初期のは殆ど出来合いのものが多くって、印象に残らないんだよな。
まあまあキャラが立って来たのは意外に最近で、麻里安や纏や早矢が出てきてからくらいじゃないか。
劇画的によく描きこんであるから錯覚しやすいんだけど、秋本さんのマンガは、もともと構図もコマ割りも単純で工夫がない。キャラの表情のつけ方も種類が少ない。
正直な話、マンガとしては下手な部類に入るのだ。
だったらつまんないのかっていうと、そうじゃないから説明が難しい。岡田斗司夫さんが以前『BSマンガ夜話』で「こち亀=ドラえもん」説を唱えていたが、それだけでは「こち亀」の魅力は語りきれない気がする。
ある意味『うる星やつら』以上に「なんでもあり」の世界だからかなあ。ヒントになるのはやっぱり今巻から登場の「日暮熟睡男」じゃないかとも思うのだ。ちょっと破天荒な警察官物語ってだけじゃ、こんなキャラが出てくるはずがない。
とりあえず「こち亀」=「オタク的でないうる星」説を唱えてみようか(^。^)。
マンガ、森永あい『あひるの王子さま』1巻。
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06月14日(木)
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