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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■恐怖! ウワバミ女の逆襲(完全版)/『人造人間キカイダーTRIBUTE』
 なら見た目キレイかというと、コーヒーの中に黒々と沈んでいて目立たないのであった。……「真珠」って銘打つ意味ないじゃん。
 でもタピオカが口の中でプリプリ動くのがくすぐったい感じで、なかなか面白い食感である。

 ニュータイプ編『人造人間キカイダーTRIBUTE』読む。
 原作マンガと特撮ドラマ、そして最新作のアニメと3者を比較するという、資料的にもなかなか価値の高いもの。
 マニアならみんな知ってることだが、原作マンガ、石ノ森章太郎自身の手になるものではない。
 当時多忙を極めた石森章太郎、下書きのみを描いて、実際の作画は細井雄二、土山芳樹、山田ゴロ、ひおあきらたちに任せたのだ。これはつまり、石森氏初の週刊連載『快傑ハリマオ』の下書きを手塚治虫に描いてもらってたのと同じパターンなのだね。
 石森氏がどれだけ忙しかったかというのは、例えば、原作のラストで、ハカイダーのところへアキラたちを救いに行ったはずなのに、連載時にはそのことを忘れて、そのまま基地を爆破してしまったというトホホな結末になっていることを考えるとよく解る。
 今回のムックで、そのことをアシスタントに指摘された石森氏が、「あ、いけね、忘れてた」と、単行本で1ページだけ子供たちを救助するシーンを書き足したことを披露している。つまり、その1ページだけが、石森氏本人の筆になる「キカイダー・ジロー」のシーンなのである。
 それでも『キカイダー』が石森氏の代表作の一つであることに変わりはない。
 以前も書いたことだが、「ロボットが人間になれて本当に幸せになれたのか」というテーゼは、人間の尊厳を謳う偽善性に対する痛烈な批判として、もっと評価されてもいいと思う。
 でも『キカイダー01』に触れていないのは、アニメのパート2を作るつもりがあるからなんだろうな。欠点もたくさんあるし、今一つ話題になっていないようだけれども、石森原作アニメ化の中では間違いなく傑作の部類に入る本作の『01篇』を見たいファンは結構多いと思うんだけどなあ。


 時間まで喫茶店で暇つぶししててもよかったのだけれど、しげが「寒い」と言い出したので、仕方なくベスト電器に向かう。
 ちょうどベスト電器の前で、向こうから歩いてくるZUBATさんに遭遇。
 オタクの行動範囲は狭いねえ(^_^;)。
 メールや掲示板でやり取りしてるので久しぶりという感じがあまりしない。いったんはベスト電器を出て来たZUBATさんと、LIMBでDVDなどを物色。
 私が『地球防衛少女イコちゃん』の蔵出し版DVDを手に取っていると、 ZUBATさん「またいきなりそんなものを」とお笑いになる。
 「いや、この『電エース』が好きでして」って、今時、河崎実の『電エース』で会話ができるってのも、お互い、筋金入りのオタクなことだ。
 私「戦隊シリーズの主題歌CDが出ましたよねえ」
 Z「改めて買わなくても全部持ってます」
 戦隊モノは残念ながら年代的に私のほうは薄いので、しげやZUBATさんには敵わない。しげがカラオケなんかでやたらと戦隊シリーズの主題歌を歌うのを聞いていると(特に『ダイレンジャー』は本編もいいんだよ!と力説するのを聞いていると)、もちっとテレビでおっかけとくべきだったかなあ、と今更ながらに後悔するのである。
 これからのDVDの発売予定表を見て、ZUBATさん、
 「『○○○×○○○○○ G○○○○』が10000円!?」と仰天。もちろん私は買うつもりなので、しげに見つからないようこっそりチラシを隠す。
 オタクの道はたとえ妻がオタクであっても妻帯者には険しいのだ。……オタクが二人だと出費が2倍だしなあ。


 気がつくと時計は7時を回っている。
 バスに乗るZUBATさんと別れて、自転車でエロさんちに向かう。
 もうあたりは暗くなっているので、私の視力では方向がよく解らない。地図をしげに渡して、妙に入り組んだ道(六つ角まであるぞ。ここはどこだ)を通って辿りついたのが約束の8時ジャスト。
 遅刻寸前で危ないところであった。


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05月26日(土)
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