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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ドームにぃ、轟くピンのぉ音ぉ♪/『ウインドミル』11巻(橋口隆志)
エヴァモドキのキャラにソフトボールをさせるというだけのマンガであったが、今巻で完結。
しげが「いったいいつまで買ってんだよう」と文句をつけてばかりいたが、確かに終わってみるとありきたりのスポーツマンガ(&ちょびっとエッチ)でしたとしか言えない。
表紙が毎回、主役の滝ちゃんの「そそる」ポーズだったのが、今度はキスをしようとするドアップ。椎名隆志が昔『椎名百貨店』でやってた「こいつマンガにキスなんかしてやんの。変態!」っていう寒いギャグを思い出しちゃったよ(^_^;)。
この表紙の変遷一つ取ってみても、作者がこのマンガのウリを「そっち」方面に傾けて置いていたことがよくわかる。ラストが滝ちゃんの出産というのも「おこさまのためのエッチな時間はここまでね」とでも言いたげで、潔くケリをつけたというか、話を放り出したというか。
そんなに文句つけるなら、どうして私は完結まで延々と買いつづけていたのかと疑問に思われるだろう。でも私にだってそんなん、理由は思いつかないのだ。
何となく買っちゃうってこともあるのよ、しげが高橋美由紀の『9番目のムサシ』をなぜか買い続けてるようにね。
夜になったら映画を見に行こう、と約束していたのに、しげは一度外に出て帰ってきたら、もう外出はしたくないと言う。
なんてぐーたらなやつだ、とは思ったが、無理やり引っ張り出してまたヒステリーでも起こされちゃかなわんのでほっとく。
9時過ぎ、私がトイレに入っている最中に鈴邑くんから電話(なんでこう私がトイレに入ってる時に限って電話がかかってくるのだ)。
しげが取り次いで、トイレの中の私に向かって、
「今からボーリングに行かないかって。行く?」
「別にいいけど……」
気がついたら5分後にはもう出かける準備をしなければならなくなっていた。しげはもう大はしゃぎである。ついさっきまで出かけるのをためらってたのは何だったんだ。
鈴邑君夫妻、程なくワゴン車で(車に詳しくないので車種は知らん)ウチに到着。
もう十時を回ろうかってのに、ふなちゃん、まだ起きている。
「起きてて大丈夫なの?」
「あ、今、疲れさせたほうが、明日ぐっすり寝ますからいいんです」
規則正しい眠り方をしたほうがいいような気もするんだがどうなんだろう。
どこへ行くのか、と聞くと、筑紫野にあるボーリング場だそうな。……ってえことは山を越えて……なんだ、ウチの職場からそんなに離れてやしないではないか。とすれば結構な田舎である。
どんな田舎に出もパチンコ屋と○○○○はあるとはよく言うが、ボーリング場もその中の一つなのかなあ。
移動中の車の中で、ふなちゃん、しきりに「まんま、まんま」と喋っている。というかまだほかの単語を知らないらしい。
「その『まんま』って、食べ物のことなの? お母さんのことなの?」
と愛上嬢に聞いたら、一言、
「両方です」
食欲だけかい(^_^;)。
でも、考えてみりゃ、赤ん坊の親への愛情なんてその程度のもんなんだよなあ。
「途中で、上(P)さん拾ってっていいですか?」
「ああ、いいよ、久しぶりだなあ」
上(P)君というのは、鈴邑君の友達で、私とも旧知の間柄であるが、ここ数年というものご無沙汰していた。鈴邑君の話によると相当カッコよくなっているということだったが、会ってみると昔と全く変わっていなかった。いや別にカッコ悪いやつだって言う意味じゃないんだけど。
彼もまた類友であるのか、変わったところのある男で(でも別にオタクってわけではない)、言葉のキャッチボールに微妙なズレを生じさせる点で、藤田君にも似ているところがある。
以前、私の脚本で舞台に立ったこともあるのだが、私としてはキザでカッコイイキャラクターを演じてほしかったのに、どう演じてみてもセリフが上ずってしまい、「寅さん」にしか見えなくて、演出に苦労した覚えがある。
針小棒大のことをよく言うので、こちらも話には気をつけるようにしていたのだが、今日も、
「今度、鴻上尚史さんの芝居に出ることになりまして」
と言うので、
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05月25日(金)
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