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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■アニメな『ヒカ碁』/『臨機応答・変問自在』(森博嗣)ほか
ヤマダ電器では約ひと月ぶりに生ビデオテープを20本、まとめ買い。
先月は東京行きもあったので、実は映画を一本もエアチェックしていない。贅沢しているようで、一応我慢するところは我慢しているのである。
でもやっぱり貯金は減る一方。ボーナスまでまだあと一月半あるのになあ。今月は乗りきれるだろうか。
回転寿司屋で寿司を五人前ほど折り詰めにしてもらう。
しげへの土産だが、多分あいつのことだから、一晩で全部平らげてしまうのだろうな。
こんなことを書いてると、しげから「自分の妻に対して愛がない」とすぐに文句を言われてしまうが、ただの事実を述べているだけなのにどこが悪い。私の言うこと書くことを否定したいのなら、食っちゃ寝食っちゃ寝の生活を改めればいいのである。
帰宅すると、タッチの差でしげは仕事に出ている。
パソコンに「冷蔵庫に寿司入れといたよ」とメールで伝言を残す。味気ないメールだが、何も書かないよりはマシだろう。ホントに、一週間くらいなにも送らないでいると、すぐにブーたれるのだから始末に悪い。これだからしげにメールを書くのはつまらないのだ。
森博嗣『臨機応答・変問自在』読む。
小説でもエッセイでもなく、森さんの工学部での学生とのあいだのQ&Aをまとめたもの。
全体的に学生の質問は幼稚で、森さんの回答はほぼ韜晦に終始している。森さんの性格の悪さがよく判る(^^)本である。
「この勉強は役に立つのか? 意味のあることなのか?」という質問に対して、「キミの人生に意味はあるの?」と質問で返すあたり、短気な学生なら腹を立てそうだが、「テメエみたいなバカは大学に来るな、帰れ」と言わないだけ、森さんはオトナである。自分の給料がどこからでているか、誰が学費を払っているかがよーく、判っているからだ。この返答のし方なら、誰かから何か文句を言われても充分「善意」の回答である、と言い訳が立つ。
でももっとオトナな人は、「人生に役に立たないことなんかないよ。みんながどこかで何かの絆でつながってるんだからね」なんてこれっぽっちも信じてない絵空事を滔々と語るだろう。
けだし、オトナになるということは詐欺師になることと同義であるか。
マンガ、あだち充『いつも美空』4巻。
おおっと、ようやく話が転がり出して面白くなってきたかな。
これまでほとんど進展らしい進展がなく、作者はもしかして本当にこのマンガをどういう方向に持っていくか考えてないんじゃないかと疑問に思っていたのだ。
美空は演技の才能をようやく見せ始めるし、ようやく仲間の超能力が全て出揃ったし、ライバル登場も長期連載のための布石でもあろう。特に、ライバルの鼻をあかすラストのオチは機転が利いている。
でも盛り上げるだけ盛り上げといて、『虹色とうがらし』みたいにストンと打ち切りやがったりするからアテにならんのだよなあ、この人は。
でもやはり少年サンデーの看板マンガ家はこの人でないといけない。『コナン』にいくら人気があっても、『コナン』のファンはサンデーのほかのマンガまで面白がって読んだりはしないのだ。
雨が少しでも止んだらジョギングしようと思っていたが断念。明日体重が元に戻ってなけりゃいいけどなあ。
05月21日(月)
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