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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■シラフでも酔える夜/『怪奇探偵小説傑作選2 横溝正史集/面影双紙』
 エロさんが「なんであんな傑作が単館上映なんだあ!」と叫ぶと、ZUBATさんが「元ネタわかんないと受けないでしょう」と応酬、エロさんさらに「いやそんなことはない、『スタトレ』の名前を出さない方がヒットする」と反論。何気ないやりとりのようだが、お二人とも「オタクじゃなきゃ、あの作品の『本当の面白さ』はわかんないだろう」という認識については共通しているのである。……これまでの人生でオタクであるがために、どれほどの偏見と迫害を受けてきたかが偲ばれるなあ。
 最近のヘタレな映画についても話題が及ぶ。
 エロさんはもう長いこと海外のクソのようなSF映画を見続けてきたために、「これは見なくてもよい」というカンが働くようになったそうである。で『ミッション・トゥ・マーズ』や『アンブレイカブル』も見にいかなかったとか。ZUBATさんから「でも面白い映画を見たいという気持ちと、どれだけダメか確かめたいという気持ちと、両方ありますよね」とネタを振られてとしまったが、その昔『ゴジラ』シリーズの中では『オール怪獣大進撃』が一番好きだった私には何も言えないのであった(^_^;)。
 「こないだCSで『宇宙からのメッセージ』と『さよならジュピター』と『ガンヘッド』の三本立てやっててさあ、いやがらせかと思ったよ」というエロさんの話を聞きながらも内心思っていたのは、そもそも日本SF映画に傑作はないということであった。海外にはあるのかと言うとそれも疑問なんだけど。……スタージョンの法則は正しいよなあ。
 ぴんでんさんの話も凄く面白かったのだが、あまりにアチラに走っていたのでちょっとここには危なくて書けない。ただ一つ言えることは、ぴんでんさんの話に一番受けていたのが女房であるということである。
 話の内容、解ってて笑ってるのかなあ、と思っていたら、女房、
 「○○行ったことないから……」
 行けるか、アホウ(-_-;)。
 その後、カラオケになだれこんで、みなさんしたたか酔いながらも2時間熱唱。エロさんから「有久さん、オタク的自分と一般的な世間との折り合いつけるのうまい方でしょう」という意味のことを聞かれたが、勤務先が勤務先なだけに、それもなかなか難しいのである。
 もともと受け答えが得意な方ではないので、いろんな話題に対応できるようにと自分なりに濫読していたつもりではいた。なのにそれらの知識が私の勤務先の人々の間では人間関係の潤滑油として一切役に立たないのである。ま、考えてみりゃオタク的知識とか雑学的知識ってのははっきり「常識」と対立するもんだからな。世間ってのは基本的に「常識」以外の知識を必要としてはいないのだなあと、このごろはつくづく感じてしまっている。
 その点、ZUBATさんも仰ってたが、AIQつながりのみなさんとは「何の説明もせずに会話が出来るなんていいなあ」なのであった。

 帰宅は午前3時。さすがに疲れ果てていて、そのまま日記も書かずにバタンと寝る。外はまだ小雨そぼ降る寒さが身に染みるホドであったが、みなさんあれだけしこたま酔っていながら風邪引かなかったであろうか。女房はカルピスサワーを都合7、8杯は飲み干していたが2時間もすればケロリとしている。……化け物か。 

03月30日(金)
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