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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■さて、勝ったのはどっち?/『HUNTER×HUNTER』11巻(冨樫義博)ほか
 こういうキャラクターが頻出するようになると、もう主役のゴンに活躍の場はない。しかし、私としては冨樫さんはヤケになっちゃった方が面白いと思っているので、ストーリーが迷走しても構わない。作画レベルも決して落ちてはいないし、このまま順調にコワれていってくれることを期待するものである。


 漫然とテレビのニュースなど見る。
 ここしばらくニュースをまともに見てなかったので、ここらでチト世界情勢でも、と『ニュースステーション』にチャンネルを合わせると、久米宏の白髪がえらく増えている。……私はいったいどれだけニュースを見ていなかったのだろうか(^_^;)。
 森降ろしの話題が未だに続いている。
 誰が言い出したか、景気対策が先で総裁選なんぞやっとれるかい、というよく分らん論理で六月まで政権が伸びるかもということである。総裁選をあと回しにしたって景気対策できるとも思えんが、具体的な方策も示さず、それで話を都合のいい方に無理矢理通そうってのが国民をナメとるね。でもなめられても仕方ないくらい、国民だって大した識見もなく「森やめろ」コールを繰り返してるだけである。
 キャスター連中も憤ってるが、どうせマスコミもなぜここまで森総理を嫌っているか、原因なんか忘れているに違いない。というか原因なんてあったのか。
 もはや「怒り」の雰囲気だけが先行していて、報道としての姿勢は完全に失われている。松本サリンの冤罪事件のころからちっとも変わっちゃいないのだ。
 愛知で女の子を放置して餓死させた両親の公判の報道も、偏向が目立つ。
 被告の母親に取材して、なんとか「娘を甘やかして育てたのが悪かった」という証言を誘導して引き出す手口がいやらしい。子供を死なせて平気な馬鹿親は昔だっていたろうに、それがあたかもイマドキのヤンパパ・ヤンママのせいであるかのように仕立て上げようとしてるんだものな。
 そうやって誰かを悪者に仕立て上げなきゃ自分たちのアイデンティティが保てないくらいに、日本のマスコミの思想的基盤は脆弱なのである。結局、弱い犬ほどよく吠えるってやつだからな。
 ああそうか、テレビのニュース番組丹念に見なくなったのは、久米宏も筑紫哲也も、その正義派ヅラを見てると吐き気を催すからだったな。
 女房がニュースを一切見ようとしないのもひとつの見識ではある。

 『唐沢俊一のキッチュの花園』読む。
 キッチュ、という言葉自体、もう八十年代の遺物のような印象を持ってはいたが(その点を考えると、この本の売れ行きが心配ではある)、世間からキッチュな物件が消えてなくなったわけではない。
 誰も言わないからはっきり言っちゃうが、福岡の街中はまさしくキッチュの花園である。キャナルシティなんて存在そのものがキッチュと言ったっていいくらいのものだ。天神だとジークスあたりがそれらしいか。ともかくちょっとうろつくだけで、妙なもの、変なものが目に付いてしまうのである。
 私は唐沢さんのように変なものを集める趣味はあまりないのだが(と言いながらよく探すと変な物が部屋のあちこちに転がってはいるが)、カタログ的に見せられるとちょっと欲しくはなってくる。
 コンドームに、こんなに変り種があるとは知らなかったなあ。知ってても使うとは限らんが(^o^)。シンプソンズ型コンドームなんて使いたくもないわ。
 アナル用コンドーム、「ナイスガイ」、そもそもなぜ必要なのか用途が分らん。妊娠の心配もなかろうに、何から何を守るというのだ? それともコンドームに関する私の基礎認識自体が間違っているのだろうか。
 ウチにあるモノは多分一つもなかろう、と思っていたが、健康器具のコーナーの「ネックストレッチ」、たしか女房が昔、使ってたような気がする。女房も健康のためには命もいらぬってとこがあるので、ムダなものをよく買うのである。20年前なら、たとえユリ・ゲラーに命じられなくともきっと、ルームランナーとぶら下がり健康器を買っていたに違いない。
 先年つぶれた「大分ネイブルランド」には、「炭坑夫グッズ」がやたら売っていたが、あれなんか唐沢さんが見たら狂喜したかも知れんな。残念ながら人にやっちゃって、「炭坑夫ボールペン」も「炭坑夫スプーン」も手元にゃないけど。

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03月14日(水)
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