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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■優しい妻ごっこ/『てきぱきワーキン▽ラブ』6巻(竹本泉)ほか
 「何で俺に黙ってひとりで行くんだよ!」と言えば、女房を束縛することになるし、「一緒じゃなくても構わないよ」と言えば、逆に「妻への愛が足りない!」とゴネられる。しょうがないんで無愛想に「別に」と、どっちともとれる返事をして誤魔化しちゃうのだが、本心はどっちでもないのである。
 行ける時には一緒に行くし、別々になっちゃうこともあるさ、ってな軽い感覚なんだが、その程度では、女房ドノはお気に召さないようだ。
 全く、どうすりゃいいんだか。


 女房、新刊マンガを2冊、買って来ていたので読む。
 星里もちる『本気のしるし』2巻。
 これがまあ、昔『危険がウォーキング』の爽やかラブコメを描いてた人と同一人物とはねえ。まるで第二の柳沢きみお(^o^)。
 女に入れあげるというのは理屈ではない。殆ど縁みたいなもんなんだろうけど、だからこそ落ちていくのを止めようもないのである。頼りなげでウソツキで、意識するわけでもなく自然体で男を誘ってしまう女、同性からは嫌われれば嫌われるほど、男はその女をかばう。
 ああ、1巻にもましてドロドロ。
 でも「本気のしるし」とは挑戦的なタイトルをつけたもんだ。実際、取り澄ました顔で「俺はこんな女にかかわるほどバカじゃねえよ」と嘯くような男は作者から見りゃ全く「本気」じゃないってことなのだな。
 ちょっと同感できるところがあるのが自分でもイタい。

 竹本泉『てきぱきワーキン▽ラブ』6巻(完結)。
 結局、完結巻まで殆ど「ラブ」がなかったな。竹本さんの描く女の子が好きな私だが、このシリーズでいいな、と思ったエピソードは全て男の子のエダルトに関するものだった。今巻でも原始時代エリアの話とママのお弁当の話、気に入った二つの話がどちらもエダルトがらみ。全話通じて一番好きな話も、コンビュータ内に沈んでいる人格データをサルベージする話で、これもエダルト。
 いや、男の子好きってワケじゃないんだが、竹本さん、絵によっては女の子より男の子の方がしとやかで魅力的だったりするんだよなあ。
 ヤバイヤバイ(^_^;)。

 小説版を読んだので、久しぶりにアニメ『無責任艦長タイラー』1・2話を見返してみる。1993年ってことは、もう8年前になるんだなあ。
 スチャラカしてるのになぜかトントン拍子に出世しちゃうって往年の『日本一の男』シリーズの宇宙版という狙いはわかるんだけど、映画ほどの醍醐味はない(口先三寸がもうひと味足りない感じか)。悪いけど、キャストがみんな演技が固過ぎるのだ。
 ああ、作者に絶賛された山本正之版の『タイラー』、もう手に入らないんだろうなあ……。

 WOWOW放送の『A.LI.CE』、評判の悪さは聞き知っていたがさもありなん。フルCGで作ってみましたって実験アニメだよこりゃ。キャラデザインがせめてテライユキ程度にかわいけりゃ、もう少しなんとかなったかもしれないけど。

 風呂に入って、折れた剃刀を新しいのと取り換える。明日の朝、ちゃんと起きられる自信がないので、今日のうちにヒゲを剃っておこうと、剃刀を頬に当てた途端、ぬるっとした感触。……今度は刃が新しすぎて、思いっきりニキビを削って出血してしまったのであった。
 未だにニキビがあるなんてわしゃ高校生か(ただの吹き出物という説もあり)。

03月07日(水)
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