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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ダブルマインド/『ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド』(上遠野浩平)
 石森プロの早瀬マサトさんのインタビューによれば、『キカイダー』も『アギト』も、故・石森さんの意向を組んで、ハイターゲットを狙っている、とのこと。その出来が本当に大人向けになっているかどうかの批評は別として、昔の明るく楽しい『ライダー』や『キカイダー』をスタッフが作ろうとしているわけではない、ということは前提として理解しておかねばならないのではないか。
 高いところに立ってギターを鳴らしているジローや、変身ポーズを取るライダーが登場しなくても、元々原作にそんなシーンはないのだし、スタッフだって今更ただのリメイクを作りたいわけではあるまい。昔の特撮版が懐かしいなら、ビデオ屋で昔のを借りてきて見ればよいのである。
 あとは『サイボーグ009』の完結編と、アニメ版が実現してくれることを望む。石森プロがこれだけ力を入れていいものを作っているのだから、そうそうひどいものにはならないと信じる。

 上遠野浩平『ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド』、しばらく『虚空牙』シリーズばかり書いていた上遠野さん、久々のブギーポップシリーズである。
 一作ごとにほかの作品とのリンクが楽しいこのシリーズ、今回はまた少し時代が遡って、第一作『ブギーポップは笑わない』の半年前。
 だからこれまでの作品で最後はアレになってしまった辻希美や穂波顕子、水乃星透子なんかも登場してくるのだが、何より新登場かつ今回の主人公、九連内朱巳のキャラクターがよい。なんと言っても、ついに登場した霧間凪のライバルである。したたかと言うか、野放図と言うか、天性の詐欺師で、しかし女の子であるってとこがニクイ。
 私が詐欺師とか怪盗とかの登場するピカレスクロマンが好きなのは、主人公たちの人格が簡単にひと括り出来るような単純なものではなく、常に矛盾を抱えているからである。
 断言しちゃうが現実の女は基本的に詐欺師であって、自分のウソをウソだなんて認識しちゃいない。なのにフィクションに出てくる女って、たいてい純真なんだよね。それでなきゃロマンにならないってのは、薄っぺらなもんしか書いてないやつの言い訳だ。他人をだますことも自分をだますことも得意な女を描けて初めてそれはロマンになり得る。
 それにしても、「炎の魔女」の由来があんなことだったとは……上遠野さん、自分の作ったキャラクターを弄んで楽しんでるなあ。
 いろんな意味で『ブギーポップ・パラドックス』というタイトルの持つ意味が楽しい本作でありました。


 実はよく分ってないのだが、今日からパソコンの接続が「ふれっつのあいえぬでいえぬ」とかいうモノになったんだそうである。
 女房が「これでどれだけ使っても料金は変わらないよ」と言う。1時間で五千円ポッキリとか、そういう類のものなのだろうか。たいていそういう惹句はガセであることが多いが大丈夫なのかな。
 思うに「ふれっつ」というのはチョコプリッツかフレッシュコーンの親戚であろう。音が似ている。食べすぎると鼻血が出るやつだな。
 「あいえすでいえぬ」というのは「あいしーびーえむ」にすごく似ているのですごく危険そうだ。たしかCMではハジメちゃんが宣伝してたが、ハジメちゃんがいるということはその裏にはバカボンのパパが控えているということでもある。
 バカボンパパがチョコプリッツを食べて鼻血ブーしながらあいしーびーえむをママに向かって発射しているイメージが脳裏に浮かぶが、私は変態だろうか。

 あさっての『サウスパーク』上映会、一応この日記でメンバーに声かけはしたものの、最終的に何人参加するかを確認するためにメールをいくつかやりとり。
 時間の関係もあって、全員の確認は取らなかったが、別にエンガチョ切ったわけではなく(博多弁じゃ「エンガチョ」って言わないんだったよなあ。でもなんて言ってたか忘れちゃったなあ)みんなそれなりにオタクではあるのだが、やはりそれぞれに好みは違うので遠慮したのだ。

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03月01日(木)
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