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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■あっいぃ、うー、えぇおー♪/『ドラゴン株式会社』(新谷かおる)ほか
ふにゃー。
気がついたら午前様だ。
昨日、ゆっくり眠ろうと決意したのに今日またなぜこんなことになってしまったのかというとまた女房のせいである。
先日買ったばかりの『唐沢俊一のキッチュの花園』、女房がどこかに片付けていて場所が分らない。場所を聞いて探してみるがない。
「多分その椅子の上にあったと思うんだけど」
「なかったよ。それに椅子の上にあったのならテーブルの上に片付けたよ」
「片付けたつもりでどこか別の場所にポンと置いたんじゃないか?」
「いや、その山の中以外には片付けてない」
そう言われても現実にないものはないので、女房の言葉を信用せずに別の場所を探してみると、やっぱりビデオの山の陰に無造作に押しこんであるのを発見。
「ほら、別んとこにあったじゃないか」
「通り道に置いといたから邪魔でどけたんだよ! 第一椅子の上じゃないじゃん」
「椅子の上じゃなくても片付けたのはお前じゃないか。どこにやったか忘れるんなら片付けにならん!」
延々会話を書くのもバカらしいので省略するが、実に不毛な喧嘩が12時過ぎまで続いたのだ。
だから記憶力もないのに片付けはするなと日頃言ってるのに。
元々私は結婚する前、本棚だけはキレイに作者別に整理していたのである。ところが女房は本を勝手に取り出したあと、絶対に片付けない。そこいらに放りっぱなしである。新刊を買って来ても勝手にどこかに持って行って適当なところに押し込むということを繰り返すので、買ったばかりの本が読めなくなり、整理も全然出来なくなってしまったのだ。
「私だって、ちゃんと片付けたいんだけど、本が多過ぎて無理なんだもん!」
とは女房のいいわけ。
まあ、女房の処理能力を超える蔵書数であるには違いないが、かと言って普通のオタクに比べりゃ多いと言うほどでもない。
女房に本の整理が出来ないのは、実は本の量に原因があるわけではないことを私は知っているのだ。
私は本をたいてい作者別、アイウエオ順に並べているのだが、女房はその「アイウエオ順」が分らないのだ。
……学校はやはりマジメに行っておいた方がいいよなあ(-_-;)。
続きはまた明日。
……と書いておいたら、女房が、「一日の日記を二回に分けて書いたら、下のほうのに気がつかない人も出るんじゃない?」と言われた。
その可能性もないことはないが、かと言って、次の日の日付のところに、前日の内容を書きこんでも混乱すると思うのである。
まあ、この日記を熱心に読んで下さっている方々なら、翌日に量が増えることもあるということは先刻ご承知だろうから、それほど気にせずともよいであろう。
マンガ、新谷かおる『ドラゴン株式会社』読む。
今はなき『少年キャプテン』に廃刊号まで連載されていたもの……と言っても、全6話しかない(^_^;)。
どこぞのインタビューで作者がこんなことを語っていた。
「傾きかけた雑誌があると、起死回生の手段として『ひとつ連載を』と依頼されることが多いんですよ」
これも今はなき『少年ビッグコミック』がジリ貧状態にあった時、名作『エリア88』が文字通り救世主となったことは周知の事実。恐らく『キャプテン』もそれを狙っていたのだろうが、いかんせん、『エリア』と『ドラゴン』とでは、その作品レベルが天と地ほども違う。
言っちゃあなんだが、新谷さんのマンガは作品によっての出来不出来の差がありすぎるのだ。『ドラゴン』は人口過密による異次元への移住、という設定そのものは悪くないが、そこに中世の剣と魔法のファンタジー世界を構築するという発想があまりにありきたり過ぎる。主役三人娘のキャラクター造形も、ドジっ子としっかりものとトラブルメーカーとって『なんてっ探偵アイドル』なみの陳腐さ。これで人気をとろうってのはちょっと客をナメちゃいないか。
末期の『キャプテン』は読者ターゲットとしてのオタク層を角川の『少年エース』に奪われた形で失速して行ったが、「オタクはファンタジーに釣られる」みたいな安易な発想が却って命を縮める結果になったように思えてならない。
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03月02日(金)
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