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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■恐怖のブラック・メール/『真・無責任艦長タイラー1 入隊編』(吉岡平)
 メンバーの諸君に予めお願いしておくが、私の携帯にこの手のイタズラは絶対にしないように。シャレになんないから(結局間違いメールはそのままほったらかしときました。さして重要なメールでもなさそうだったし)。

 一昨日あたりから女房がチョコレートを懸命になって作っている。と言っても市販のチョコを溶かして混ぜ合わせ型に嵌めるだけなんだが、その量が半端ではない。糖尿で大量には食えんので、私用でないことは確かなのだが、そうなるとターゲットは誰だ。
 いや、別にヤキモチを焼いているわけではなく、ただ「被害者」の身を案じているだけなのであるが。

 横になって寝ながら、マンガ、波津彬子『雨柳堂夢咄』1巻を読む。
 怪談・奇談には「骨董屋もの」と言っていいような設定のものが多い。つまりは、骨董屋に預けられた品物に、かつてそれを持っていた人の思いが宿っていて……と言うアレである。
 もちろんその最も代表的な例は小泉八雲の『怪談』や『骨董』であるわけだが、文芸として完成される以前から、民間に「付喪神(つくもがみ)」の伝承は多々伝えられていた。「もの」に宿る、人の「思い」を日本人が大切にしてきた証拠だろう。それを称して「もののけ」と言う。
 ストーリー的には荒削りの感が強く、八雲や岡本綺堂の怪談にあるような闇の深淵が静かに広がる感覚はない。都筑道夫のモダニズムともほど遠い。話によっては「雑」という印象すら受ける。
 しかし逆にそれが原初的な、切なげでいて強い情熱を感じさせている。主人公の美少年があくまで狂言回しに徹しているのもいい。

 読みながらウトウトして、変な夢を見たような気もしたが忘れた。今日は10時には就寝。ひさびさの早寝である。

02月05日(月)
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