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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ハスラーズ」
ジェニロペが圧巻。登場シーンのポールダンスにまず目を見張り、セクシーを通り越して、挑発的で卑猥でもあるのに、そんじょそこらの小娘なんか蹴散らす別格の印象を残します。「ファミリー」をまとめる姿は、母のようでも師のようでもあり、包容力と求心力が抜群。プロデューサーも兼ねる彼女は、当然ビリングトップでも良いのに、ウーに譲り自分は二番目。超がつく大物になった現在、体を張ってやる必要もない役ですが、ジェニロペのこの作品に賭ける意気込みを感じます。ラモーナもデスティニーもシングルマザー。日本でもそうですが、養育費もなく、一人で育てています。ジェニロペは、若い女の子たちに、この作品から正しい生き方を学んで欲しいのじゃないかしら?

私は「〜過ぎる」も「奇跡の〜」も美魔女と言う表現も、大嫌い。もっとシンプルでいいじゃない。ジェニファー・ロペスは、世界一セクシーでカッコいい「オバサン」です。

この作品を見て、つくづく思うのは、女性たちは手を繋ぎ、支えあわなくてはいけないと言う事。ミソジニーは「私はあんな女性たちとは違うわ」と、彼女たちを蔑む同性に多いのじゃないかしら?どこが違うの?みんな同じ「女」です。

ラモーナは、15歳の時にデスティニーに会いたかったという。ストリッパーにも、シングルマザーにもなる前です。私より年若い、たくさんの女たちよ。どうかマウントなんかしないで。詐取する側にも、される側にもならないで。生産する存在になって欲しいのです。あなたたちから、愛情もお金も時間も詐取して良いのは、我が子だけです。夫がいてもいなくても、一人で生きられる力を蓄えて。同性だけではなく世の中には良識ある男性もいっぱいいます。其の事も忘れないでね。

02月13日(木)
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