ID:10442
ケイケイの映画日記
by ケイケイ
[927940hit]
■「ナイト・ミュージアム」
息子達の怒りや凄まじく、まるで野生の猿のようでした。そらそうでしょう。このくらいの年齢の子は、まだまだおっぱい命ですから。嬉々として、怒り狂い夫に噛み付き毛をむしる息子達を、バッタバッタと跳ね返す夫。自分が遊んでいます。げんなりする私。時は過ぎ次男から七歳離れた三男が保育園の時、このオッサンはまた「このおっぱいはな・・・(以下同文)」。何と成長のないオッサンやと、また嘆く私。こんなことばっかりの日常なのに、何故私はもうじき銀婚式目前かというと、やっぱりラリーのように「お父さんて、すご〜い!」という瞬間も、幾度か経験しているからです(数少ないが)。
最近アメリカ映画は、離婚した父親の父権復活が隠れテーマになった作品が多いように感じます。この作品のラリーも、「これで一発当てて、お前等に楽させたるからなぁ〜」と実現しないことを、ずーと夢見る夢男さんだったのでしょう。ギャンブル・女・暴力などで妻子を困らせる男は、燃えないゴミの日にほかせばいいですが、ラリーのような「これがなきゃいい人なのに」の夫は、もう少し待ってみませんか?男の人は腐っても鯛です。(元)夫がイキのいい鯛に変身するのが、蝋人形の一言だったなんて、こんな妻のプライドが傷つく話はありません。夫と言うのは、成長の遅い種族です。この作品を観て、よし蝋人形なんかに負けるもんか!のお母さんが増えることを期待してしまう、息子ニックの父親への笑顔が印象的でした。
このように、家族で観ると色々楽しい作品です。大人一人で鑑賞はちょい厳しいかも。吹き替え版もありますので、春休みにご家族でどうぞ。
03月19日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る