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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ラブ★コン」
コンサート、お祭り、学園祭、修学旅行、クラブ活動などをバックに繰り広げられる高校生の恋愛を、楽しく上手くまとめていました。惜しむらくは時間がちょっと長い。これはカットしてもいいなと思う箇所もあり、後10分削ってちょうど90分にしたら、この手のラブコメはグーンと鑑賞後の値打ちがアップすると思います。それから二人の身長差が、それほど感じられません。徹平くんは公称167cmなので、多分165cm切っていると思われますが、それでも異端のカップルには見えません(画像参照)。恵麻ちゃんはヘアスタイルをお団子にしたりアップにしたり工夫はしていましたが。昔々「青い珊瑚礁」のブルック・シールズは、長身のため相手役とツーショットの時は、砂場に穴を掘って立たせたと読んだ記憶がありますが、そういう工夫は出来なかったのかな?
他の出演者は、玉置成実が意外な好演で、将来は立派な豹柄・スパンコール好きの大阪のおばちゃんになりそうなムードをかもし出し、ちょっとおせっかいで気のいいリサの親友を好演していました。舞竹先生役の谷原章介は、「嫌われ松子の一生」の小さな役だけではフラストレーションが溜まったようで、引き続き白い歯がキラ〜ンの先生役です。ええかっこしいが全くいない大阪の生徒の中、標準語のキザな貴公子風の対比が大笑い出来ます。この人、こんなんが好きなんでしょうか?目張りまで入れていたのを、私は見逃しておりません。「ちびまるこちゃん」の花輪君が大人になったような、マンガチックな雰囲気を楽しく演じていました。
随所に出てくる二人の身長コンプレックスの感情は、今も昔は変わらないのだなぁと、しみじみ。今でも男の子の方が背が高くなくちゃだめなんですね。これはやっぱり男子は女子を守りたい守られたい、リードしなければして欲しいという、古式ゆかしい男女の有り方の残像なんでしょうか?その良し悪しはともかく、若い頃はその他、いっぱいコンプレックスにまみれて欲しいと思います。受け入れたり乗り越えたりした後に、リサと敦士のように、確実に一皮向けた自分がいるから。頑張ってね、若い人。よろしQueen〜!
07月29日(土)
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