横縞日記
kyo-ko



 『プラス20cmの距離』 桜城やや

また買ってるし(苦笑)。

でもやっぱり私の好みとは違うんですよね…。
攻めはともかくとして、
受けがいかにも「男」って感じだから。
元気で明るく能天気なのは、まぁイイとしても。
私としてはこういう子は攻めがいいなー、と思うのでした。

とはいえ、受けクンが可愛いことは可愛いんだけど。
いやもうメチャクチャ可愛いっすよ。
ほおずりして頭をいい子いい子してやりたいような…、
と思ったら表紙絵がそんな感じでした(笑)。

ついでに同時収録の『融点』は良いです。
受けが感情表現が不器用で無口な美人さんだから。
結局そんな理由さ。


2003年05月15日(木)



 『ぼくは魔法使い☆』 ゆのはら棗子

ま、これはキスシーンくらいしかないし、
BLというよりは一般向けといっても良い作品ですけれど、
「読書日記」に書くタイミングを逃したのでこちらに(苦笑)。

とにかく可愛かったです。
見るからに可愛い表紙、可愛い絵柄なので、
可愛いもの好きの方じゃないと買わないだろうとは思いますが、
まさにその通り!
ついでにちょっと(イヤかなり)ショタっぽいです(笑)。

主人公が『魔法少年』という無理のある設定も、
可愛い絵柄でごまかされちゃいますし、
相手役の二重人格(?)の方が気になっちゃって、
あっという間に読んでしまいました。

仏頂面で無口で不器用な裕太くんが
ほんの時たま見せてくれる満面の笑みが、
魅力的でもあり、ちょっと怖くもあったりして。
だって変わりすぎ…。

あ、そうそう。たっくんもすごく可愛かったです〜。
別に私はショタじゃないですが(苦笑)。


2003年05月17日(土)



 『アンダーグラウンドホテル』 定広美香

アメリカの脱出不可能な刑務所が舞台…。

実はこういう現実離れした作品って
あんまり好きじゃないんですけどね(苦笑)。
BL自体がすでに現実離れているんだから(私にとっては)、
それ以上に行かれちゃうと、もう遠くて遠くて。

コメディだったら、突拍子もない設定でも
すんなり受け入れられますが、
こういう「どシリアス」だとなぁ。
ま、文句言うなら最初から買うなってことですね、スミマセン。

何つーか、とにかく全編ハードでした。
いろんな意味で(苦笑)。
アレもケンカの一種みたいなものかもしれないから、
それはそれで良いのかな?
つまりはどっちが上か下かってことですからね(違)。
『男』の世界が好きな人には良いかもしれないです。


2003年05月19日(月)



 『クロスヴォイス』 九条AOI

この人の作品は好きなので、たいてい買ってます。

絵も好きだし、ストーリーも好き。
特にカラー絵は繊細で透明感があって美しいです。
しかも受けはいつも美少年か、繊細な美人さんで、
お約束どおりなのも嬉しいっすね。
キャラクターのまなざしも吸い込まれそうで、素敵です。
ハッとさせられますし。

でもこの人の作品の何が良いって、キスシーンですよ。
印象的なシーンで、キレイなのはもちろんのこと、
ものすごーく色っぽいんですよね〜。

特に「そして彼は舞い降りた」の階段でのキスシーンなんて、
読んでいるこっちも目眩がしそうなくらいに
クラクラしちゃいました。
どれも好きな作品ばかりで嬉しい一冊でした。


2003年05月21日(水)



 『幸福のカテゴリー』 西村しゅうこ

絵も好みでしたが、ストーリーも良いです。
お約束ではありますが。

こういう歳の差カップルはもろにツボです(笑)。
面倒を見てあげている子供に、
思わず手を出してしまうおっさん、
…たまりませんわ。

でも最初はむさ苦しいというか、
男っぽいオヤジだった土屋さんが、
どんどん美形になっていくのも、
それはそれで良いっす(苦笑)。
土屋さんのいい兄貴ぶりというか、
お父さんぶりが微笑ましいですね。

ついでにチョイ役の川田さんが、
すごく男前で好みなのですが(笑)、
この人のシリーズは出ないですかね?
いやむしろ美形になった土屋さんなので、
川田×土屋ってのも悪くないような…(何言ってんだ)。


2003年05月23日(金)



 『Jail Bird』 小澤奈央

パッと見はBLに見えないから、
間違えて買っちゃう人もいそうです。
でも中身はそれなりにヤってます(笑)。
苦手な方はご注意を。
ま、そんな人はここを読んではいないかもしれないけどね。

短編集なので、全然まとまりもないし、
作品のジャンルもバラバラなのですが、
どれもそこそこのレベルにはあるので、
バラエティ豊富に楽しめるって感じです。

とりあえず絵は文句なくキレイだし、
受けが気の強そうなまなざしの美少年ってのもツボ。

これだけ短いページ数で、
キャラクターを動かして恋愛を語らせつつ、
ちゃんとHなシーンも入れる
(あまり不自然ではない程度に)のは
上手いとしか言いようがないですね。
絶対にこれって才能&テクニックが要ると思うのよ。

それに誰も彼も美形・美少年で、
可愛い恋愛をやっているのが、
いかにもBLって感じで良いですね。

個人的にはえろえろな小説家の先生と、
強気な美少年の渉クンがイイっす。
この子には「まだまだだね」なんて言って欲しいなー(笑)。


2003年05月25日(日)



 『災厄のてびき』 草間さかえ

売れない小説家のオヤジと、
火を見ると欲情する変態少年との恋愛(?)ってさ、
…こんな無茶な設定アリか、と思いますが、
裏表紙のあらすじだけで買っちまいました。

そしたらもうツボにハマりました。
直球ど真ん中です。

何が良いって、オヤジと少年ですよ(笑)。
歳の差カップルは好きなので、
それだけで美味しいですが、このオヤジがまた。
一見すると渋い男前なのに、情けなくて、
少年に振り回されっぱなしなのです。

久しぶりにやって来た少年の姿を見た瞬間、
「幻覚が…」とつぶやき、
「もう私は駄目だ、人として終わった」
と嘆き悲しむ可愛らしさ。
こんな人、放っておけないよなぁ。

一人称が「私」なのもいいし、バツイチなのもイイっすね。
私はどちらかと言うと、根っからホモよりも、
何の弾みか男に転んじゃったよ、
という話の方が好きなので、
基本はノーマルという設定が出てくると、
それだけで嬉しくなっちゃいます。

だって、ノーマルな人が男の子を押し倒しちゃうってさ、
よっぽどじゃない?
しかも妖艶な美少年ならともかく、
ごく普通(?)の男の子だもんな。
ま、とにかくこれは設定勝ち。

えらく気に入ってしまい、買った日から、毎日のように
読んでいる私…。
でもそこまでの話かどうかは謎。

2003年05月27日(火)
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