寺本写真館職員日報
寺本写真館



 明日はヨドバシに行こう

同じ大学の友達が試験やなんやで、てんやわんやしているであろうこの時期に、何の科目がいつ試験であることから確認しているてらだです。

まず、BBSとか、個人的にメールを送って下さった皆様、本当にありがとうございます。
その余りの多さに少々戸惑っておりますが、一言一言を重く受け止め、これからの糧にしていこうと思っています。

いやぁ、でもびっくりしましたよ。
日記書いた瞬間にたまたま見てくれて、瞬時にメールくれた人もいれば、電話くれた人もあり、はたまたBBSに熱く書き込んでくれたり…。

改めて、いい友達持ったなぁと感動しきりですよ。

で、例のそのセミナーに行って来ました。新人寺田です。
これまたすごい内容でねぇ、Photoshopの講義でした。

個人的に使ってるもんやから、まぁそこそこできるんかな?と思って行ったんやけど、何ていうか
「目からうろこ」

わかることも多いんやけど、俺みたいな「本の知識」ではない、まさしく「現場」で使うことを教えてくれるもんやから、2時間「へぇ〜」の連続。
そこで習った事をまたここで反映できたらなぁと思うね。

後、その講義は週2回あって、もう1つの方はよくわからんけど(内容は一緒)、一緒に受けてた人は、正直パソコン慣れてない?かなーと。俺はそこそこやってることわかるんやけど、「?」って顔してたしね。

木曜日はカメラの方なんで楽しみにして行ってきます。
終わったらヨドバシ行ってこよーっと。
ん?試験?みんな頑張れ!
今回は応援部隊。てらだでした。

2004年01月21日(水)



 実力主義。

昨晩7時からの会議に何故1人だけスーツだったのか、
みんな疑問に思っただろうが、1番不思議だったのが
俺であったのは間違いないと感じたてらだです。
違和感がありすぎる…。
成人式以降着た記憶が…。昨日?

そんな訳で何故スーツだったか。
そう、おとといの日記で書いたように、昨日は例の事務所に
ほぼ面接の形で行ってまいりました。

先生と会って、簡単な自己紹介の後、改めて自分の写真達を見せて感想を頂きました。
感触は悪くなかった(のだろうか)と思う。

カメラの思いっきり専門的な話(マニアックすぎ)から、この仕事の話、今後の人生まで、様々なことを話した1時間半。

「えっ、もうこんな時間かいな!」と思うくらいあっという間の時間を過ごした。でも、すごい話しやすい方やったからそんなに話し込めたと感じた。


まずは肝心の結果から話した方がいい?


簡単にいうと「条件付採用」というのが正しいのかな?
それでも半分採用ってのがすごい。

どういうことかっていうと、新人はまず何ヶ月かセミナーを受けるっていうのは昨日の話でちょろっと触れたけど、もちろん寺田もそこに組み込まれる。

そこで習った事(カメラからグラフィックまで)を踏まえて、何回か実際に写真を撮って見て、最終的に数人をふるいにかけて、合格した人がバイトとして週2回仕事に行けるという形らしい。

山あり谷ありやね。

それだけならまだしも、何とこの私、もう現段階セミナーをずっと受けてる人より3ヶ月遅れてのスタート。

要するに、かなりの試練をいきなり負っちゃったのね。

でも何か「ドラマみたい!」と思った俺、どうか「M」ではありませんように…。

その面談でホンマ色んな話をして、すごい楽しかってんけど、1つ気になった話があるねん。

「寺田君は学生やけど、こっちの仕事にどれくらい割ける?」
「100%割くつもりでいます。学校も休学するつもりでしたし。」
「東京都とかに興味はあるの?」
「そういう仕事ならどこでも行きますよ。」

その人は結構有名な人で、もうすぐ東京に行くかもしれないとのこと。そこに同行できるかと聞いてきた。

はっきり言って、写真で仕事ができるなら大阪でも東京でも構わないと考えてたから、ちょっとびっくり。
まぁまだ全然決まってもない話なんやけど。

っていうか、まず俺が残らなあかんしね。

でもちょっとおもしろそうやわぁ。行けるものなら…。

そういう話もあったり、ちょっとシビアな話もあったり。
うれしかったのは「今のうちのカメラマンにロケ(外)で撮れる人が少ないから、ここまで寺田君が撮れるんやったらうれしいなぁ」的なことを言われた時。

少なくとも自分の写真を評価してくれたんだ、と。

週2回のセミナーをこれから受けていって、最終的にいつ決定するのかわからんけど、精一杯やっていこうと思う。

いきなり3ヶ月もの差を埋める事から始まるけど、これからこの世界で生きていこうと思ったら、それくらいは跳ね飛ばさなあかんのやろね。


やったろうじゃん。


こうなったらやるしかないんや。また経過などを書いていけたら書いていくし。

期待と不安が入り混じる中で、これからまた少し違った生活が始まる。

あ〜まずは親にこのことを説明せなあかんのね。
お許しが出るかなぁ…。

そして昨日は19時からの会議の後に本田と軽く酒を飲みに行ったり。また2人で盛り上がっちゃいましたよ。
今年も一波乱ある予感。

これからの寺本にもこうご期待!
てらだ。

2004年01月18日(日)



 風冴ゆる頃。

なぜ、バイト制服の左手の袖のボタンが
半分欠けたのか、全くもってわからない寺田です。
その現象が、靴の紐が切れるのか、茶柱が立つのか、
どっちに近いのか考えるとハラハラしてきたよ?

さて。
やっと日記に手が出ました。
いや、実際には何度も日記を書ききって、後は「登録」ボタンを
押すだけやのに、押せない日が続いてたっていうのが本音。
何でそうなったのかも不明。早12日が経ちましたか。


ちょっとしたチャンスに恵まれました。


ことの発端は昨年12月に写真を撮らせてもらったモデルさん。
その彼女、実は有名人。同じ大学に通ってるねんけどね。
(倉○麻衣じゃないよ)
今考えると、知り合ったことさえもがめっちゃ偶然の重なり。
テレビに出たり、撮影会のモデルに、1日警察署長…。
俺の人生の中では、1番の有名人でしょう。

その彼女を幸運ながらも撮影できて、写真をあげて…
また写真が好きになってしまった自分がいた。

それは、写真をあげた時に(学校の食堂の中やってんけど)、
すごい喜んでくれたんやわ。もう叫んでたね、あれは。
正直それを見てると、感激っていうか。

ちょっと話が脱線するけど、
自分が写真を始めて、今に至って、将来そういう仕事に就きたいとまで考えるようになって、
常々「自分は何で写真を撮るんやろか」ってことを何度か考えることがあった。
前々から誰かにはこんなこと言うてきたと思う。
「写真を撮って、それをあげて、自分の写真で喜んでくれてる顔を見るために写真を撮ってる」って。
いつからか、後輩の卒業式でも、最近では先日の成人式でも、はたまた旅先でも、自分がそういう場所で他人のカメラでも写真を撮ることにすごい喜びを感じるようになってた。
だって、そこで撮った写真・思い出は、少なからずその人の記憶からなくなるまで、思い出として残ってる。その思い出の写真を撮る事ができた。
それが嬉しいねんな。
じゃぁ、そういう人の笑顔を見るために写真撮ってたいなって思うようになった。そして今の自分がいる。

自分でも不思議やわ。いつからこうなったんやろか。

話は戻って、そのモデルさんに渡したその写真、
確かに自分で「これなら渡せるかな?」って思ったものを何点か渡したけど、まさかあんなに喜んでもらえるとは思わんかった。

そこからが問題。
昨日(14日)の夜、バイトの休憩で事務所に戻って携帯を開いたら、そのモデルさんからの着信が。
メール送るとすぐに電話がかかってきた。その声、実に神妙。

「大事な話があるから、よく聞いてな」

聞けば、そのモデルさんが撮ってもらったことのある、
プロのカメラマン(その人はメークアップアーティストなんやけど)に、前日あげた写真を見せたらしいのよ。
そこでそのカメラマンの方の批評を教えてくれるためにわざわざ電話をくれてたみたい。
さらに言うには、撮影の時とかにご飯食べながら(ほぼ一方的に)話した俺の夢とか、写真に対する想いとかに
モデルさんが共感してくれて、どうやらそのカメラマンさんに俺のことを紹介してくれたみたいなのよ。
んで、そのカメラマンさんの事務所の電話番号を教えてくれて、明日(15日)に電話してみたらどう?って。

もう正直嬉しすぎてバイトどころじゃなかったわ。

何がうれしいかって、そのカメラマンさんと話ができるのもそうやけど、
こんな人とは明らかに少し違った夢を持った俺のことを、こんなにも応援してくれる人がいるってことに感動した。
もちろん俺の周りにも応援してくれる人はいっぱいいるけど、今回の場合は、単に「カメラマンとモデル」の関係で終わってしまうと思ったその人が、こうやって俺の背中を押してくれてる事実。

何にも堪えがたい宝物がまた1つ増えました。

そして今日、かなり心臓高鳴る午後1時過ぎ、受話器を握る。
受付の人から代わってもらったそのカメラマンの方との15分間は、学校を休学して行こうと思っていた専門学校への幻想を根底から覆し、今後の写真家としての歩み方を教わるには十分な時間となったと思う。
そして自分の写真への批評を改めて聞いてみる。

・ただでさえ、勇気のいる屋外ロケでここまで色んな場所で、色んなカットに挑戦するその精神はよい。
・21才という年齢でここまで撮れていれば、そこら辺の専門学校生よりよっぽどうまい。
・あの写真の構図は素晴らしいけど、この写真の構図はダメ。
・でも独学でやってきて、ここまで撮れるというのは、結構ちゃんと勉強してきた証拠だとわかる。

などなど、「プロ」の目から見た実に様々な角度から意見を頂けた。
ほんとに有意義な時間だったと思う。

電話での応対も佳境に差し掛かり、やはり今回の電話で1番聞きたかったことを聞くことにした。
いわば、今後の写真生命に関わることになるだろう。

「今そちらのスタジオでカメラマンのアシスタントは募集されてるのですか?」

答えは「yes」だった。週に1回スクールを開いていて、そこで少しの受講料を払ってスクールに参加するらしい。
しかし、興味本位ではなく、実際に1,2年そこで仕事をするのを前提に受けるスクールらしい。

「是非参加させて下さい」
何の迷いもなく、参加を申し込んだ。
すると、その前に一度お会いしてくれるという。
日時は16日のお昼となった。

しかし、当日になり、驚愕の事実が舞い込んできた。
「講義レポート締め切り」
講義に出ていなかった弊害がこんな所で出た。

事情を話し、翌17日に再度お会いすることができることに。

ということで明日行ってまいります。
はっきり言って、雇ってもらえるとか考えてないんで。

今日は色々長々と語りました。
こんなこと考えてる最近は何もする気が起こりません。
またアドバイス等あれば、お願いします。

今までは俺の「カメラマンになりたい」を冗談半分で
聞いていた人もいうかもしれへんけど、
冗談でそんなはんぱじゃない仕事を軽々と口にしません。
もちろん、ただ好きやからで言うてるだけでもない。
それをわかってもらえたらいいなぁと。

最近BBS滞ってるね。
まだ書き込んだことない人も何でも書き込んでみて下さい。
今日はバイトもないので家でゆっくりさせてもらいます。
ではでは。また明日。
てらだ

2004年01月15日(木)
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