横縞日記
kyo-ko



 『ちんつぶ 1』 大和名瀬

あはは、買ってしまいました。

発売当初から気になってはいましたが、
ちょっと恥ずかしくて(いまさら…)、
手を出していませんでした。
だって『ちんこのつぶやき』
略して『ちんつぶ』なんですよ!?
(伏せ字にしようかと思いましたが、
 ここは男らしく堂々と!…笑)

あまりにも作中で「ちんこ」「ちんこ」連呼されるので、
読んでいると全然恥ずかしくないし、
平気で口にも出せそうな気がしてきますが、
おそらく気のせいです(爆)。

えっと、内容は、まぁその、「ちんこ」です(こら)。
でもエッチというよりも、可愛いし笑えるし。
装丁も凝っていて(カバー下が最高)、カラーも多いし。
サービス満点ですね。
ちなみに私は岩淵ちんこが好き。メガネ〜♪


2003年09月30日(火)



 『さあ恋におちたまえ』 大和名瀬

この人の作品、
おそらく読んでいる筈なんですよね。
作品数の多い人はたいていチェックしているんで。
(自慢にはならん)

でもその時はピンと来なかったのか、
これまで全然気に留めていませんでした。
あー、ちょっとショタっぽいからかな。

で、読んでみるとやっぱり受けは童顔で可愛くて
かなりショタっぽい感じではありますが、
面白かったです。
いかにもラブコメで、楽しませてもらいました。
そうそう、私はBLラブコメだったら、
こういう話が好きなのよー、と再確認。

いやー、イイですね。イイですよ。
鬼畜で余裕のない王子様の攻めに私もメロメロです〜。
受けも明るく元気な男の子で、
ちょっとバカっぽいのも可愛い。
この人の他の作品もチェックしてみなくては。


2003年09月20日(土)



 『しあわせCOOK』 千歳ぴよこ

絵が繊細できれいだったので、買ってみました。
中身もやっぱり丁寧できれいな絵柄です。

受けがきれいで可愛いのはもちろんのこと、
攻めも繊細な美形ばっかりですね。

で、なんかこう、キラキラした人たちが、
花を飛ばして、
いちゃいちゃラブラブとしております。

でもそんな絵柄の割に、
Hなシーンはかなりハードといいますか、
その手の描写が思いっきりされています。
しかも構図がちょっと変…。

きっとこの人は下半身を描くのが
好きなんだろうなぁ、という感じ。
いや、良いんだけどね(苦笑)。


2003年09月18日(木)



 『ピロー・トーク』 高井戸あけみ

ああ、考えてみたらこれもメガネ君でした…。
でもこれはシリーズもので、
ずっと読んでいるのです。

この人の絵柄ってシンプルで、
画面が白っぽいんですが、
それが大丈夫な方にはオススメです。
全体的な雰囲気が詩的で美しいし、
繊細な感情表現もしっかりと成されています。

主人公たちは言葉少なですが、
その分、目で語るというかな。
まなざしや視線がとても色気があって意味深で。
つい引き込まれてしまうのでした。

それに強気なメガネ君はやっぱり
知的でクールな美形で、
私の求めているのはこれだ!
という感じなのです〜。


2003年09月15日(月)



 『感じるままに抱かれたい!』 たちばなれい

ポップで可愛い雰囲気の絵柄につられて。
あ、そういえばこれもメガネキャラでした(苦笑)。

クールで美形で女王様な漫画家先生、しかも受け。
この人がイイ感じですね。
素直になれなくて、つい怒鳴っちゃう所も良いです。

内容としては漫画家の話ってのが、
オタク受けを狙っているようでイマイチかな。
ついでに、全編ヤってばかりだしー(笑)。

私はそっちの方面はあまり重視していないので、
あってもなくても構わないんですけども。
それを求めている方にはヨイかも。
表紙のイメージはそんな雰囲気じゃないですが、
中身はエロエロっす〜〜。


2003年09月13日(土)



 『星陵最恐物語』 龍川和ト

これ、表紙を見た段階で、
「微妙に好みとは違うかなぁ…」と思いながら、
何となく買ってしまったのですが、
やっぱりちょっと好みとは違っていました(苦笑)。

私はメガネキャラが表紙だと
思わず買ってしまうクセがあるので、
今回ももちろん、それですわ(爆)。

メガネキャラはクールで知的な美形が良いのですが、
そこが微妙といいますか。
多分、クールで知的な美形だと思うんだけど、だけど…。

なんでメガネに色がついてるんだー!
あれじゃサングラスじゃないか。
しかも変な色。

私はメガネ君は好きだけど、サングラスはそうでもないの。
という訳で、何だかイマイチのめりこめないのでした。
絵柄もちょっとゴツイ気がするし。
エッチなシーンも色っぽいというよりは肉弾戦って感じ。

面白くなかった訳じゃないんだけどね(笑)。


2003年09月08日(月)



 『ハート☆射とめます!』 石丸博子

この人の作品、
おそらく読んだことあると思うんですよね。
というのは、好みの絵柄だから(笑)。
でも何を読んでどんな感想だったかは
忘れちゃいました(爆)。

と、とにかく…好きですッ。
えーっと、何ていいますか、この人の絵柄って、
私の『萌え』が発動しやすいんですね。
(何言ってんだか)。

受けと攻めが見た目で分かりやすいのはもちろん、
受けはこぼれ落ちそうな目であくまでも可愛い。
勝気なようでメソメソしつつも、
基本的にはちゃんとした男の子なのが良いですね。
んで、攻めはクールな男前。
でも時々クサイ台詞を連発したり、
エロトークを炸裂させたりするのもお約束♪

ツボです、ツボにハマりました〜。
全編ほのぼのラブラブなのも大好きです!


2003年09月03日(水)



 『プライベート・ジムナスティックス 全3巻』 藤たまき

以前に1,2巻をさらっと読んだ時は、
スケートを舞台に恋をする少年達のイチャイチャ物語(笑)
だと思っていましたが、読み返したら全然違いました。
3巻を読む前に、もう一度読み直して良かったです。

一言で言うと、とにかくすごいです。圧巻です。
3巻もの長さ(と言っても分量的には4巻くらい)を、
ここまで延々と心理描写だけに絞って
描いたBLは初めて読みました。

主人公二人も成長しているので、環境が変わったり、
周囲で色々なことが起こったりはしますが、それでも。
二人を邪魔するライバルが現れるでもなく、
どちらかが死にそうになったり
自殺未遂をするでもなく(苦笑)、
ごく普通の日常・毎日を淡々と描いてあります。
(スケートというのが特殊ですが、それ以外は本当に普通)

主人公の甘夏(カンナ)も普通の少年で、だからこそ、
セラという少年を好きになり、
身体を繋げてしまったことで悩み苦しみます。
それはもう、こんなに悩まなくてもいいんじゃないか、
というくらいに。

最近のBL世界では、
男同士のタブーなんて問題にされなくなっちゃって、
当たり前のようにイチャイチャしている作品が多い中で、
あくまでも「否定的」なスタンスを
貫き続けているのが驚きですね。

カンナも、そしてセラもひたすら子供なのです。
自分のしたことに責任を持てない「子供」でありながら、
お互いに愛し合ってしまい、
お互いを欲しいと思う気持ちが高まっていき、
情熱の赴くままに、流されるように
身体の関係を持ってしまうのですが、
それがますますカンナを悩ませることになります。

これはいけないことだ、という自覚はあり、
止めようとも思うのだけれど、
それが止められないのが恋であって、若さである訳で。
苦しみもがきながらも、恋を捨てることも出来ない。
別れよう、と思っても、会ってしまえば愛しさがつのる。
そんなカンナの葛藤や悩みが延々と綴られています。

それでも生きるの死ぬのと大騒ぎしないのが、
これまでの藤たまき作品と違うところでしょう。
カンナが日本人だというのも関係しているかも。
相手のセラは外人だからか、
あまりタブーという意識もなくて、
二人の関係がバレたって構わない、何も恥じることはない、と
あっけらかんとしているから余計なのでしょうね。

純粋で無邪気で真っ直ぐなセラに、
嘘をつかせて隠し事をさせて苦しめているのは自分なのだ、と
カンナが追いつめられてしまう原因になってしまうのです。

出口も見えない暗闇の中で彷徨っていたカンナですが、
自暴自棄にならずにいられたのは、スケートがあったから。
舞台がスケートだという意味はあるの?雰囲気だけ?
と、最初は首をかしげていましたが、最後まで読んでみると、
この作品にはスケートが必要だったのだな、
と改めて思わされました。

そしてBLを読んでいてたまに思うことの中に
「これって男同士である必要はないんじゃない?」
というのがありますが、この作品は違います。
これは男同士ではなくてはならなかったのです、どうしても。
同性ゆえのタブーであり、罪の意識であるのですから。

昔のBLには割とこういう作品もあったような気がしますが、
最近はただイチャイチャラブラブしている作品が多い中で、
(そういうのも好きですが)
よくぞ描き切ってくれた、と感動すら覚えました。
脇役が良い味を出していて、
必要以上に悲壮な雰囲気にならなかったのもヨシ。

延々と書いてきましたが、
私の拙い言葉では表現しきれないので、
シリアスなBLが好きな方はぜひどうぞ。


2003年09月01日(月)
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