2002年06月26日(水) |
55発目(蜘蛛の糸)感想 |
今週が来るのが怖かったです. 私の愛したあなたじゃなくてミスフルが全く別物になっていそうな気がして・・。 それくらいならいっそのこと打ち切りしでもして欲しいくらいです. 再開するまでいつまでも待ちますから・・。
しかし今週を読んで一応は安心しました. そりゃあね、不満は山のようにありますよ. しかし編集から「早く試合を終わらせろ」と言われている限りあれがせいいっぱいぱいだというのは仕方がないです. そして今回一番活躍してくれたのは鹿目先輩。 試合でではなく、この人が居るからかろうじてミスフルはミスフルらしくなっているんです. 「威勢だけで打てたら誰も苦労はしないのだ」 ええ、ええ、そのとうりですとも。 そのうち監督までが甘い事言いそうで怖いです. 諦めなければきっと勝機はあるんだよとか。 それだけはやめて下さいね. 決してさわやか野球漫画にはしないで下さいね。 でも展開からいくとそうなりそうで怖いです. いえ、一年軍が勝つのはいいんですよ. しかし省略して描いているので勝てたとしても説得力に欠けるんだよ。 何で勝てたのかという理由を説明していないから・・。 それはもちろん試合内容を省いているからなんですがね。
55発目感想と言っても、ほとんど他のpageに書いてあるのでネ。 此処で書くことは余り無いのですが・・。 ただ一つの事を言わせてもらえば、鹿目先輩ってどんなcharaなんでしょうか? 作者がどんなcharaにしたがっているのかわかりませんがあの作者の事だから深い設定があると想っています. ところで今回「お前は悪魔なのだ」といった鹿目先輩ですが、 彼って、悪役に扱われていると想ったらそうでもないようですね.
凄く単純な手に(そりゃあもうdoremaだろうが、漫画だろうが小説だろうが、)悪役を出す、というのがある. どうしようもない悪役を出してきてそいつが主人公を虐める.この場合のどうしようもないという意味はどうしようもなく悪いという意味でなく人間としてどうしようもない。深さもなけりゃ、味もない.多分精神年齢は小学生以下だと想われる. 自分が凄いいじめをしているのに(しかしお馬鹿だからたいした知恵もなく)ちょっと自分がつつかれただけで泣くタイプ。 だいたいにおいて地位とかで周りに何とか認められているタイプ。 はっきり言えば現実にあるはずが無いタイプ。 そういうタイプが受ける憎しみを(読者の)あおっておいて最後にそいつをやっつける。 それで読者を喜ばすというのが本当に良くあるんですけどね. (原典はシンデレラ、でもシンデレラは名作です.その真似が酷いだけのこと) 鹿目先輩それっぽく扱われるのかしら、ということも考えたりして(それはそれで楽しい) が、今回の天国の挑発に乗って剃刀カーブを投げたところはどう見ても天国悪者。 もし鹿目先輩が年寄りに酷いことする天国に怒ったのだとすれば・・。 鹿目先輩って年寄り空きなのかしら? おじいちゃん子かおばあちゃん子なのかも知れない。
まあどうせ妄想です.あんまりにも私生活というか野球以外のことが出てこないので知りたくなって、こんな事考えてみました.
2002年06月17日(月) |
54発目(完全封鎖)感想 |
やっぱりそうだったんですね、鈴木先生。 やっぱりjamp編集部から早く試合を終わらせるように言われていたんですね。 今週でハッキリしました. あれだけ、ゆっくり書いていたのにねえ. 原因はやっぱりあんまり人気が出ないからですか? 掲載位置微妙に低いですね。 私毎週アンケート出しているのに(泣) 今週で鹿目先輩に惚れてしまいました. さて今後の予測は? 54発目、感想行ってみたいです. まず表紙 ・・・ やめて欲しいです.(キッパリ) お色気は。 何の必要性が・・。 おふろとかだったらいいんですよ. 裸自体を嫌っているわけではないのですから。
あの、「体力の限界もう俺引退する」ってまさか作者の声じゃないでしょうね? ふ、不安。 とにかく猪里はバントできなかったんですね。 球が速いからですか? そういうことにしておきます. んで2outだったから交替のはずだけど、剃刀カーブが打てないところはもう省略ですね。(別にいいッスよ。) で次の回、で三者凡退だったわけですね。 速いからですか?重いからですか? まあいいです。 ええ、12page目、鹿目先輩の言う事が気になります. 逃げ切るおつもりですか? それはやばいです. もし逃げ切れなかったら(不測の事態が起こったら)負けてしまいます. そうなったら先輩の威厳が・・。 まあ、鹿目先輩がそう思っているだけで他のバッターはさらに点を取るつもりならそれでいいんですけど。 さて13page目、後9outだそうですが、そうだからといって後一 巡というのは野球ではあんまりないと思います。 (これは漫画ですけど・・。) たとえ打てなくてもフォアボールとかデッドボールとか色々ありますからね。 少なくとも兎丸にはもう一度回ってくるかと・・。 どうせ打てないのなら左に立とうとか思わないのかな? そういうのは素人考えなのですか? 確かに右利きの人間が左で字を書くのは難しいですけど、書けないことも無いですけどね。 今週は感想というよりも、次回予測のほうが面白いものが書けそうです。
そして最後に、鹿目先輩がかっこいいです。 ずっと気になっていて、好きなわけではないけれど気になるとか思っていましたが、好きを飛び越してもう愛してしまいました. 一番好きなのは監督なのですが、なんかこう監督とは違うところで好きです.
ええっと、検証してみたいのですが、何故犬飼の球を蛇神先輩は打てないのか? 犬飼の球はたしか140km/hを超えるはずですよね。 140km=140000mですよね。そして140000÷60=2333mですから一分間に2333m進むと。 そして2333÷60=38mなので一秒間に38mですか。 ということは38×3=116ですから3秒間に116mすすむと いくらなんでもピッチャープレートから、homeまで100m無いだろうから、3秒後の世界が見えてもどうしようもないと言う事か? でもそう考えたら子津ってそんなに遅かったのかなという気がする.
あのこれはもう私の愚痴なので、嫌な人は聞かないほうが言いと思うのですけれど、本当に今週のミスフルほど嫌なものはありませんでした。 たぶん、編集に言われたからだと思うのです.(だってあの展開の速さ、どう考えてもおかしいですよ.) これで作者の約束は果たせなくなったのではないかと心配です. 約束とは何かというと、「何故十二支高校は甲子園にいけないのか」という疑問に作者が答えるという約束です. それが出来なくなったのではないかと心配です。 この疑問を作者がもし紅白戦終了後に解き明かすつもりだったとしたらまあいいんですが、もし試合中に解き明かすつもりなら作者は自分の言った約束を果たせなくなり、読者に嘘を言った事になる. なぜなら、その部分をさえ飛ばさなければならなくなったから・・。 もう描きたくないんじゃないんですかね. ミスフル最終回とか言っていたし、ギャグに取った人もいるけど、普通あんなギャグ言わないよ.よっぽどじゃないと・・。 今まで自分が築きあげてきたものを自分で潰さないといけないなんてそりゃあ、やめたくもなるさ。 まあ私が言っている事はあくまでも、編集部が横槍を入れたと仮定しての話で、もしそうじゃなかったらただの妄想なんですが、でもそうだと思うよ確信もって・・。 あの試合のスピードの切り替えは不自然だよ. 確かに速くなるというのも漫画においておかしくない時もあるけど・・. 兎丸のね、「この足と一緒に死んだっていい」というセリフは確かに試合への複線でした. それが生かせるんでしょうか? このまま行くとVR改を出せないと言う事になります. そんな漫画ありませんよ. 作者が自分で引いた複線を使わないなんて・・。 監督が「血なまぐさい」と言っていた複線と考え合わせると当然兎丸が封鎖されても走ると言う展開になるのが普通です. そしてそれは当然兎丸のこれからの足を考えればしてはいけないことだったというオチに落ち着くわけです. つまりそれをしたために再起不能とか、足がダメになるとか、そう言う複線に持っていくのが普通でしょう。 それを当然皆が止めようとする、その時に兎丸の言った「僕の足だもん僕だけは信じてやらなくちゃ」と言うセリフや「僕はこの足と一緒に死んだっていいよ」と言うセリフが現実のものとして真実味を帯びてくるわけです. まあこれらの事が私の妄想だという可能性もありますしかし、兎丸がVR改を出さないのはいくらなんでもおかしいです. そのために練習してきたのでしょう? レギュラーに通用するかしないかは別にした出すのが当たり前の漫画の展開です.
2002年06月10日(月) |
53発目(目覚める右腕)感想 |
感想の時間がやってきました. 毎週ミスフルが読めるって素晴らしいです. が、今回は、というか今回も愚痴になってしまっそうです. まず、今週はミスフル表紙でした。 この表紙が一番良かったです。 と言う事は中身がということですね. 大体もう、先週のfollow版という感が拭えなくて、 その先週があんなだったから、先週より酷く感じる. 先週の方がまだ感動シーンがあった。 さて53発目感想です. 最初に表紙ですが、(今回ミスフルがjumpの表紙です) いいです、最高です。まるで暴走族が殴り込みかけに行くみたいですが、 そこがいいです。 (子津が持っているのはどう見てもバットではなく、木の棒では・・。) でもミスフルって基本はこういう世界なんですよ。 決してさわやかスポーツ漫画じゃないんです. 凄く古い世界(極道?つーかむしろ戦後?いや戦前?いやもうそれを越して武士道の世界) ballのことを玉というしネ(いやballと球は違いますが・・) いろいろ燃えていても仕方がないので次に行きます。 (その辺は他の人が書いてくれると思う) 本誌のほうなんですが、どうしても前の回のfollowという感が拭えなくて・・。 一番面白かったのは犬飼が投げたところとその後の鹿目の反応だけです。 まだ先週のほうが心理描写的にはよかったと思います. 何故先週あのような展開にしたのか、については先週の感想でかなり語りましたので二度は言いませんが、かなり悔しいです. 鈴木先生は決してあんな展開にはしない人だと思います. 横槍がない限り・・。 fanがいろいろ言うのは当たり前で作家はそんなものに耳を貸さなくてもいいんですよ。 それが耳を貸したと言う事はこれは編集部から何か要望があったとしか思えなくて、そのとばっちりが今週も来てる。 そして一番とばっちりを受けているのは辰羅川です. 軍師の設定を無視した展開を先週したばっかりに、辰羅川の人格が完全に変わっている. 監督に向かって怒り出す猿野や、余裕で自信のセリフを吐く犬飼。 そして他の部員に気を使ってトイレで泣く子津。 みんなそれぞれらしいのに辰羅川だけは今更何を言うのかの、子津のシート変更。 そんな考えぐらい最初から分かっているって言うの!! 3番の子津をおろす訳ないのぐらい察しがついているよ、最初から! 今更軍師様ともあろうお方が「考えがある」なんていう大見得切って言うほどのセリフか! (よくも辰羅川のレベルを下げてくれたな。頭脳派の彼が好きだったのに・・。私の辰羅川を返せ!) だいたい私は辰羅川君が情がないとか人に対する思いやりがないとか冷たいだとかは全く思いませんが、しかし彼にはそれらの感情を上回る冷静さと計算高さがあると思っております。 彼が考えなくればいけないのは第一にチームの勝利です。 他の部員のことを考えたり、同情したり、友情を育んだりするのは他の人間でも出来ます. しかしいつ何時でも感情に流されずに、チームの勝利を考えることは彼にだけしか出来ないはずなのに、いちいち不測の事態に驚くんじゃないの。 そんなのは他のキャラに任せれば良いんだよ。 あんたの役目じゃないの。 あなたはそういう普通の感情をもって尚、それを上回る計算高さを発揮しなければなれないんだから・・。 だいたい「頭では分かっていても右手がもう言う事を聞かなくなっている」って、そんなの本来の貴方なら、すでに子津君のballを受けているときから分かるはずでしょう? 本来の貴方なら、ここまで来る時点でそのことが分かって子津君を励ますか、何らかの策を打ち出すか、犬飼に変えるかするはずです。 ただの同情だけであるいは何も考えずに、今まで延々子津に投げさせていたというのですか? 現時点で剃刀カーブの攻略法が見つからない限り、いくらなんでも同点の時点で変えるのがギリギリだと思いますよ。 試合前にあれほどの勝利への執念を見せていた辰羅川の人格つまりキャラが変わってしまった。 これというのも・・(以下同文)
え〜さて、今後の予想ですが子津がシートの変更という事は、一応ピッチャーとしてもまだ登板する事は可能です。 今までの展開を考えれば、そんなことはないと思いますが、私はまだ子津にピッチャーでいて欲しいんですよ。 これから子津が必要になる時はないんでしょうか? 普通に考えればあるわけないんですが、ないんだろうなあ、やっぱ。
2002年06月06日(木) |
52発目(努力の果てに)感想 |
今週の内容はある意味、凄く期待通りですかが、別の意味で期待はずれでした。 期待どうりだったのは「努力をすれば何でもかなうんだよ」とか、「努力すれば何とかなる」といった、世の中にはびこっている嘘をこの作者が一掃してくれたことです。 そして期待はずれだったのはあまりにも展開が速いと言う事です。 今までの遅さは何だったのかというくらい。 それだけではありませんが・・。 長くなるので、詳しくはsiteのほうで書きたいと思います。 さて52発目ですが、誰がこんな事態を予測しえたでしょう? 虎鉄に打たれるのはともかく、その後の展開の速い事・・。 ですがここでまずは私の努力というものについての考えを述べておきましょう。 はっきり言って努力しないような奴は屑です。 私はそう思っています。 人間の評価は努力をしているかいないかによって決まると私は思っています。 生来は怠け者の私ですが、そう思って何とか日々を怠惰に暮らしたくないと思っています。 さて、その努力ですが、努力すれば夢はかないのでしょうか? 答えはNOです。 高校球児は誰だって努力しています。 毎日するのは当たり前。雨の日だって練習は欠かしません。 一日だって休みません。 朝練、昼練、そして放課後は日の暮れるまで、それが普通です。 別に強豪だけじゃない、どんな弱小高でもです。 しかしその中で甲子園に行けるのは一握りだけです。 努力すれば夢が叶うというのは、ある意味酷い言葉です。 では叶わなかった人間は努力していないとでも? 努力が足りないとでも? どんなに努力してもそこまでしかいけなかったのです。 上記の考え方はを全てに応用すると「どんなに努力しても結果が伴わないならば努力したことも認めてもらいない」と言う事です。 こんな酷い考え方があるでしょうか? 負けたのは仕方がない、実力がなかったことも確かだろう、しかしこの考えは本人がしてきた努力でさえ否定してしまうのです。 ですから私はこの考えが嫌いでした。 一見いい考えに見えるものが裏を変えせば、こんなにも非情の考えになるのです。 さて、話の内容ですが、ツッコミどころは満載ですが、それはさておき何故今回展開がこんなに速くなったのか? この理由が考えれば考えるほど、嫌になってくる事しか思いつきません。 まず、もしかして最近順位が下がりぎみなので担当さんから「やはり展開が遅いのがいけませんね。もっと早くしてください」と言われた。 そして次に考えられるのが、「子津を降板させないでくれ」と言うお便りにひかれて今まで投げさせてきたがもういい加減嫌になった、のであっという間に大量点を入れる展開にして、なんとか降板にしたかった。 つまり、やはり担当から「子津君が人気があるので投げさせてください」などと言われており、その反抗、つまりぶち切れた。 どっちにしても担当は余計な事は言わないで欲しかった。
今回のツッコミどころその一 一体辰羅川は何をしていたのか? 子津が崩れるのは分かる。しかしそのとき総大将にしてcatcherの辰羅川さんは・・。一体何をしてあそばしましたのですか? タイムを取って子津を落ちつかせることもせず、かといって犬飼に替える事もしなかった。 一体軍師はどこへいったのですか? 何の作戦もないのですか? 今までのあの凄さはどこへ行ったのですか? たとえ打たれてもあのcapの時のような配球術はどこへいったのですか? 今回の一番の不満はそれ。 今まではそれこそすごい程度の高い野球漫画だったのに。 子津が打たれたとかそんなことよりも、この程度の低さは何?
いやあのね、蛇神様は確か広角打法の持ち主でしたよね。 だったらなぜ、内角をついてレフト方向に飛ばさなかったの? そしたら司馬君が何とかしたのに・・。 homerunならしかたが無いけどhitじゃん。 何とかなるじゃん。
そもそも点の取り方がよく分かりません。 ツッコミどころその2、 点の取り方 まず虎鉄が2塁にいる時点で2out2塁3対6 つぎcap、hitらしい。 一塁にいるから。(なせhitなぜhomerunじゃない?という突っ込みもある。) 次の蛇神様hitということはこの時点で2out満塁。 で次三象さん。 これhomerunでしょうか? 描いてないから分からない。 いや、鹿目が打った時点で6点つまり3点加わったことになるからそれはないだろう? 2ベース?なら三象さんの時点で2点加わり5対6と言う事か? で、この時点で三象さんは2塁にいるから2out2,3塁か? で鹿目君がhitを打ったと・・。 それなら確かに鹿目君で6対6だな。 でもなんかおかしくないか? capや蛇神様がhitで三象さんが2ベース?
それと一番の謎は ツッコミどころその3 封鎖はどうなったのか? 計6キロの重りを誰かつけているはず。
突っ込みはこれくらいにしておきます。
この後は子津君の心理に迫りたいです。 このことこそが今週の見所とも言えるでしょう? 程度が低くなったとか言いましたが、それでも流石に見所がある。 子津の心理描写、は絶品です。 前から思っていたことなのだが例えばあるcharaの例えば嬉しい、悔しい、苦しい、などという心理を表す時にどんな表し方をしたらいいいのか? 悔しいと言わせればいいのか?それとも悲しいを表す時に涙を流させればいいのか? 色々なテクニックはあると思う。 しかし言える事は作者がその感情を知れなければ、どうにもならないと言う事だ。 悔しい悲しい嬉しいなどという感情ぐらい誰でも知って言うという人もあるかもしれないが、どの程度?というのがある。 どの程度知っているのか?本当に知っているのか?上っ面の感情じゃなくって本当の絶望ややっと掴んだ希望や本当の喜びを知っているのか? こう言うと、経験というものがものを言うと思うかもしれないが、年を取っていれば経験があるとは限らないし、あらゆることを経験しなければ物がかけないというのも間違いである。 つまりまとめとして言うと、経験は確かに大事だがしかしはっきりと分かる経験でなくとも経験はすることができると言う事だ。 つまりほぼ同じ人生を歩んでいるように見える二人の人間でも、経験値が違うことがある。 自分に起きた事を経験に変えるのは能力に寄る。 つまり優しく言うとその人間がどれだけ真剣に今まで生きてきたかと言う事だ。 それによって若くても経験値がある人間もいる。
はあ、経験の事は置いておきます。(っていうかなぜ経験の話になったのか?) でも今回の子津の回想は凄かったですね。 まあ、所詮ミスフル好きでこのsiteやっているんだし、褒めちぎりますよ。 本屋で立ち読みした時「ヤバイ」と思ったんだよね。 これを読んだら感動しすぎてどうしたらいいのかわからなくなるって・・。 で、かなり経ってからそろそろと読み出したのであるが、思ったほどでもなかったよ実は。 でもそれでも良かった。
ではこの後子津の気持ちに迫りつつ子津がどれほど素晴らしいかを語ってゆきましょう。(所詮子津ファン) 子津って天国にあこがれていたのね。 知らなかったわ。 天国だけじゃなく、他の主要人物も子津にとっては憧れだったのね。 決して対等だと思っていなかったんだ。 まあ分かるけどね。 天国以外は中学の時はそのclubでも、頂点に立つような奴ばっかりだっただろうし、まあ、野球技術に加えて、子津は天国と違ってずっと野球やってきた子だから、そういうのは雰囲気で分かるのかもしれない。 彼らの凄さって言うか。 天国にしたって、たしかにド素人だけど、子津にとってはそれでもというかむしろ野球はじめたばっかりで、伝説破っちゃうんだから、凄い天才スラッガーに見えてたとしても不思議はない。 これで子津がどうして天国にあれほど親切か分かりました。 今まではただ単にいい人だと思っていたのですがそれに加えてある意味では憧れの人だったのですね。 確かに他の奴らは、別に子津がどうこうしてあげなくても自分で何とかできる人ばっかだしね。 さてそんな子津くんですが回想で「みんな凄いから」のところですが、ここでみんなの凄さが(子津が思うところの)コマ送りになっていましたが、なにが凄いってその凄さが「技術」じゃ無いところです。 これが技術なら今まである数多のsport漫画と何らかわらねえ。 「みんなの才能や技術が凄いからそれがない自分はもっと努力しなくちゃ」と言う事になるのなら、そんなものは今までのはっきり言わせて貰えば才能VS努力というくだらない図式のsport漫画となんら変わらない。 (才能というものは努力によって開花するものだと思うんだけどねえ。だから上記に図式はそれ自体が変だよ。) 子津は彼らの技術が凄いといっているんじゃない。彼らの精神面を含めた努力が凄いといっているんです。 つまり子津は自分の事を努力家だと思っていないのです。 もっと努力しないといけないと思っているのです。 誰でも一番の努力家はと聞かれたら子津と答えるだろうに、当の子津はそう思っていないのです。 これを謙虚と言わずしてなんと言う。 考えてみれば「僕は才能がないから人一倍努力する」または「している」なんていう奴はよっぽど自惚れているね。 一番良いとこを自分がもっていると思っているんだから・・。 これはさ、あれだね。自分が賢いとか美形だとか思っている奴より「いい人」だと思っている奴のほうが自惚れが強いってのと同じだね。 本当にいい人は自分の事いい人だと思っていないもんね。 とにかく子津には泣けてきます。 「みんなと肩を合わせて野球が出来ないから」 分かる分かる子津君、対等になりたかったんだよね。 みんなと肩を合わせたかったんだよね。たとえ周りが対等に扱ってくれても自分に引け目があったら、自分から心を開けないもんね。 全く泣けてくる展開してくれるね。 最後に出てくる甲子園がもう・・。 演出もにくいというか。 ああ、感想はまだまだ続きます。ここまでミスフル好きになろうとは(別の事しろって感じですね。)
私、そう考えた時に思ったこと、宮沢賢治の「雨にも負けず」を思い出しました。 雨にも負けず風にも負けず・・・・西に病人がいると聞けば・・・みんなにデクノボウと呼ばれ・・・そう言う人にわたしはなりたい。 すいません。はっきり覚えていないんです。 でも、言いたい事はこうなんです。 宮沢賢治の価値は最後の部分にあると「そう言う人にわたしはなりたい」 この部分にあると思います。 宮沢賢治は自分の事を病人を助ける人だと言っているんじゃない。自分の事をデクノボウだといっているんじゃない。 ただそう言う人になりたいと。自分はまだそう言う人になれていないけどそう言う人になりたいと。そう言っているのです。 これって子津と同じですよね。 だから、もうこれで今週の感想は終わります。
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