自立日記
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2003年10月31日(金) 28歳の壁

いやぁ、なんか日記を入力する指が進みます。
もう10日分書いてますね。
しばらく書く気分ではなかったのですが、
書きたいことは溜まっていたということですね。
エンピツ日記も1年以上経ってたんで、振り込んでおきました。
それにしてもトラブル知らずの、なかなか頑丈なサーバですね。

今回は職について書きます。
まだ同じテレホンサポートのバイトをしてるわけですが、
別段変化ありません。
時給は、かつて1200円だったのが、部署が変わった時点で1100円に。
現在は1150円です。
それでも昼間で、ここまでの時給がもらえるものはそうないので、
やめられないでいます。
テレホンサポートをこなせていれば、つぶしがききますよ。
仕事はいくらでもありますし、入りやすいし。

だけど言葉使いとか態度とかで、客に注意されることもあります。
もう1年はやってると思いますが、なかなか慣れません。
やるべき業務内容はできていても、相手に与える気分とかを加味すると、
まだまだ修行が足りません。
それでも、以前までは親に偉そうな口を聞いていたりしてたのが、
敬語を淀みなく話せるようにまで成長したかと思います。
まともな職に就いたことがない俺にとっては、
やっぱり貴重な経験だと思います。
まだまだヒヨッコですが。

そして、来月で29歳になってしまいます。
もう1ヶ月を切りました。
俺ら学生友達の間で、28歳は1つの壁で、
28歳のうちにまともな職場で正社員に就かなければ、
もう後がないと言っています。

求職で、28歳まで。となっていることが多いからです。
30歳までというのもありますが、それは転職です。
35歳以上では転職ですら難しい。
とにかく未経験で正社員になれるのはほぼ無理かもしれませんが、
28はひとつの壁で、neoもそのタイミングに合わせて、
少し活動しようと重い腰を上げ始めました。
といっても、自分の一生を決める会社ですので、
(スキルアップ目的の派遣とか、腰掛け的な職はもう時間切れ)
選ぶ範囲も狭まります。

1週間に1回は、全ての求人に目を通し、
できるだけの応募はしなくてはいけません。
はっきり言って、今のバイトもけっこうシンドイのです。
このルーチンワークがまた来週も続くのかと思うと、かなりブルーです。

この年で一度も職に就いていない同輩は、腐るほどいます。
neoは正社員になったこともありましたが、
そこでの経験は、neoにとっては貴重なものでした。(つづく)

2003年10月30日(木) 個性

誰でもいいってわけではない。
好きになった人には、強烈な個性があった。
N子はハトが近くを通るだけで俺にしがみつくほど気が弱かったし、
Hチャンはクリエイターらしく、映画を見ていても
エンドロールが終わるまで席を立たなかった。
それら1つ1つが頭にこびり付く。
客観的に見ても、ちょっと変わった人だったと思う。
どうもneoは、普通の人では物足りないらしい。

neoは欲張りなので、もっとHチャンの個性を近くで見ていたかった。
そして同じ個性を持つ人にはもう出会えないだろう。
それが許されるのは、恋人だけだろう。
あらためて考えると、neoも、友達として3年も一緒にいたわけで、
十分堪能できたといえば堪能できたといえる。
しかしそれは男の性。自分のものにならないと、満足できないのだ。
惜しくて惜しくてならない。
自分だけが、彼女の個性を理解できると思う。
ヘンなところも、愛おしいと感じられる。

そして生涯自分を見ていてくれないと嫌だ。
永遠に、自分を愛してくれないと嫌だ。
なんか歯が浮くセリフだけど、ごく当たり前のことだ。

2003年10月29日(水) 辛い分析

今なぜ俺自身が辛いか。
それはやっぱり、初めて付き合った人と別れたからだと思う。
将来を約束したけど、それを反古にされた。
いや、約束の問題ではなくて、実際自然にそうなるとずっと頭にあったし。

もし結婚していたとしても、いずれ離婚することになっていたかもしれない。
……と考えると、少しは楽だ。

初めての相手は、擦り込まれてしまう。だから後を引く。
がそれは女性のほうがより大きいと思うのだけど。
未だに彼女の心が理解できない。
別れた理由も。

そしてもう1つ。
遠距離だったということ。
お互いがいつでも会えるようになりたいと願っていた。
そのために毎日電話で泣いていた。
しかし今、上京はできたものの、肝心の相手が去った。
泣いていた当の本人が、去った。

やはり俺には理解できない。
どう考えても、あの子の方がダメージが大きいはずなのに……
それでなくても寂しがり屋で、泣き虫だったのに。
女は男より丈夫にできているのだろうか。

そして俺と別れたあと、
N子が子供の頃から飼っていた、飼い犬が死んでしまった。
N子自身が拾った犬だ。
俺なんかよりずっと長い間一緒に暮らしてきた仲だ。
あの子にしたら、これ以上ないくらい落ち込んでおかしくないはず。
俺が平気でないのに、なぜ平気でいられる?
わからない。
俺は慰められる立場にないけど。

なぜそんなに強い?
あれだけ泣き虫で、いじめられっ子で、
嫌なことがあったら毎日のように電話をしてきていたあの子が……
俺と別れることで成長したのだろうか。
成長するために別れたのだろうか。
だとしたら、とても立派になった。
以前より比べようもないくらい、誇れる女性になった。
……それに比べて、俺は全く成長できていない。

---

それでも俺がまだ救われているのは、Hチャンの存在だった。
結局フラれはしたが、
N子以外を愛せるということがわかった。
Hチャンとは3年の付き合いだった。
だから3年くらい特定の人の近くにいたら、また人を愛せるかもしれない。

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辛い理由はまだある。
上京したということ。
周りに友達は1人もいない。
まだ遊び友達ができない。
仕事中は、常に電話をかけているので、隣に話しかける機会がない。
仮にこちらが電話をしていない状態でも、隣は電話をしているからだ。

2003年10月28日(火) 自由だ!

彼女がいたときに比べて、窮屈になったことがある。
ソニプラや雑貨店に入りにくくなった。
喫茶店、カフェ、ファミレスにも、1人で入りにくい。
入れる店が半分に減ってしまった。
昼食は主に、ファーストフード、カレーショップ、牛丼屋などだ。
悲しい。
一人では旅行にも、遊園地にも、動物園にも行けない。ボートにも乗れない。
悲しい。
まだ東京では遊ぶ友達もできないから、余計に。
今は家の中で遊ぶだけ。ゲーム、小説、マンガ。一人遊びのものばかり。
かろうじてツーリングっていうのがある。

独り身がよいところも考えてみよう。
金が自由に使えること。
趣味に金を注ぎ込めること。
エアガン、バイク、パソコン、パズル、がちゃがちゃ!
ただし「自由な時間が増える」とは、別に思わなかった。
電話がかかってきても嬉しかったし。
今は逆に、趣味を見つけて、なんとか時間を潰してるっていう感じ。

特に俺は何かを計画して行動するってことがない。
デートの計画も立てられない人間。
相手に合わせているっていうのは、とても楽だ。
流れに乗っているだけの人生。
別に変化は求めない。
今は、現状に満足してない。
しか一人身でしかできないこともあるんだから、
今はそれを楽しもうと思う。
というか、楽しまないと勿体ないでしょう!

動物園は、彼女ができたときに行けばいい。
楽しみは後でとっておこう。
どうせイヤっていうほど行くことになるに決まってる。
無理して一人で行かなくていい!
……一生行けないかもっていう不安はあるけどな!

2003年10月27日(月) 日記を書く理由

何で今更、N子とのことを書くのか。
全て遺しておきたい、というのとは違う。
誰かに知ってほしい、というのとも違う。
自分で後で読み返すわけでもない。

あえて言えば、
全てを書き記しておけば、
吐き出しておけば、
もうここに書くことがないまでに書き尽くしてしまったら、
これ以上苦しむことはないと思うから。

もう書きたくない。
もう苦しみたくない。
これを書くことが、逃げていることにならないか。
過去をヒキズルことにならないだろうか。
そう恐れることもあった。

自分の心の中に封印していればいいこと。
いちいち掘り起こして、書き記す必要もないはず。
だけど、
今、この時でしか、
この気持ちは書けないだろう。
後になったら、もう、今と同じ気持ちにはなれないだろう。

同じ気持ちで苦しんでいる人がいたら、
これを読んで、気分を紛らわせることもできるだろう。
俺が今、どんな気持ちだったか。
最初に付き合った人と別れて、
その後どういう気持ちであったか、
今記さなくては、後で思い返すことができない。
この気持ちの高ぶりは、
悲しみと苦しみは、
今しか記せない。

苦しみを乗り越えるために、
苦しみを記しておこう。
読み返すことはないが、
同じことを書くことはもうない。
一度書いてしまえば、同じ苦しみを記そうとしたくはならないから。
そして、十分苦しんだことが自分でわかったら、
過去の自分より少しはマシだと思えるはずだから。

そして、N子との思い出が、美しいものに変わっているのがわかるから。
幸せな思い出しか見えてこなくなってきたことがわかるから。
この気持ちが、自分で誇りに思えるから。
やっぱりN子と一緒に過ごしてきた時間は、気持ちは、
無駄ではなかったんだと。
間違いだったんではなかったと、こころから思えるから。

2003年10月26日(日) 幸せな人間

どう思い返してみても、俺は幸せだった。
日記を読み返すと、恨み辛みが書いてあるが、
今はもうそうは思えない。幸せだった記憶しか出てこない。

それは、俺の空想で、美化で、俺の独りよがりであって、
誉められたことじゃなくて、後ろ向きなことだと思うけど。
それでもやっぱり、はじめてがN子でよかったし、
N子と付き合っていてよかった。
そう思える。今後誰と一緒になれるとしても、変わらないと思う。
N子も同じ気持ちであってほしいと思う。
自分が今、こんな気持ちでいられることに誇りだと思う。
伝えることはできないけど、N子にもこのことを知ってほしい。
N子が誰と付き合おうと、この気持ちが変わらない。
知って、誇りに思ってほしい。

俺は思い出で生きていける、とは言わないけど。
いつになっても、あの頃のN子が蘇る。
今のN子じゃない。あの頃の。
そして仮に今のN子が、俺の嫌いなN子に変わっていたとしても、
それが叶えられない夢だとしても、
俺が元に戻してあげられるはずだ。あの頃のN子に。

たくさんのことを教えてもらったし、
たくさん成長できたと思う。
ほめてもらったし、なぐさめてもらったし、勇気付けてくれた。
誰かのために頑張るってことを教えてくれた。
一番だと言ってくれた。
俺がいないと生きていけないと言ってくれた。
自分の気持ちを包み隠さず、全て伝えることを教えてくれた。
幸せだった。
N子さえいれば、何もいらなかった。
N子がいなくなったら、俺は死んでしまうと思った。
今もその気持ちは変わらないと思う。
俺は身体が生きているだけで、死んでいる。
腐っている。
できるかどうかわからないけど、蘇生しようと苦しんでいる。
その先に何もないかも知れないけど、空っぽの心で、とりあえず生きている。

わがままで、何でも他人のせいにして、
自分の都合のいいようにとらえる、俺の性格は直らないけど、
それでもN子と付き合って、得たものは大きかった。
大きかったはず。
でなければ、こんなにも、悲しくならない。

2003年10月25日(土) わかってきたこと

少しこの日記を読み返してみました。
後から気付くことは結構多くて。
たとえばN子が、自分のホームページを閉鎖したかったのは、
ひょっとしたら、
新しい男と付き合うことになって、
俺の影を消したくて、整理をしたかったのかも知れません。
恐ろしいことですが。

たとえばHチャンが、俺と離れてすぐに別の男ができたっていうのも、
俺と仲良くしすぎたせいで、人肌恋しくなって、
誰かと付き合いたいという気持ちが大きくなったからかもしれません。
そう考えると、20数年間男が居なかったのに、
俺と離れて急に男ができるってことにも説明がつきます。
恐ろしいことですが。

自分の都合のいいように解釈し、
その子の言っていることは嘘だと決めつけていましたが、
確証はありません。
そして俺は今、誰よりも惨めで、ひとりぼっちでいるのです。

ただ俺は、自分のやりたかった、「上京して一人暮らし」ができています。
これだけが救いです。
しかし現状に甘んじ、何も進んでいません。停滞しています。
成長もしていません。
時間が気持ちを薄めているだけです。
もう来月には29歳です。
早く行動に移さないといけないのに、ダラダラと何となく生きています。
モノを食べ、怠惰な生活を過ごしています。
みんなにも嫌われるでしょう。
愛想を尽かされるでしょう。
もうせめて、自分を慰めることはやめよう。
自分は、何もできていない。
やらなくてはいけないことを、何もしていない。
何もできていない。

Hチャンは、俺がこっちに移ってから、しばらく音信不通だった。
それは、俺が就職するのを待っていたからだ。
自分が俺にさよならを言うタイミングを計っていたんだ。
さよならを言っても傷つかないように。
でも、まだ就職はできていない。

あれからもう一年以上経っている。
だけど何も進んでいない。
金も貯まっていない。
勉強もできていない。
自分の気持ちを整理するつもりで、
自分を不幸にした女達への恨み辛みを重ねているだけ。
なんなんだ俺は……

2003年10月24日(金) お互い、初めて付き合った人だから。

俺は貴重な体験をしたと思う。
人は、何度も誰かと付き合うことになると思うが、
お互いが初めてだったんだから。
パターンは4つあるはず。

初めて −初めて
初めて −経験あり
経験あり−初めて
経験あり−経験あり

こう考えるだけでも、4分の1の確率だ。
まして人は誰かと何度も付き合うし、10人以上付き合ってる人も知ってる。
そうするともう、すごく低い確率だった。
そこで俺は貴重な体験をしたと思う。

もちろん、お互いが初めて好きになった人、ではない。
でも付き合ったのは初めて。
N子以外の女の子とは、せいぜい手をつないだり、デートしたことくらいだ。
N子と俺は、処女と童貞だった。
そして俺は、生涯N子には他の男を知ってほしくなかったし、
俺もN子を知るだけでいいと思った。

初めて抱き合ったのも、
唇を重ねたのも、N子と俺は初めてだった。
誰にも教えてもらうことなく。上手にできた。

2003年10月23日(木) 一度しか付き合ったことのない人間だから。

恋愛小説や、マンガを読むたびに、N子とのことを思い出す。
それだけ俺がまだ、N子のことを想っているのかって、自分でも思うが、
それはただ自分が、まだN子としか付き合ったことがないから、
自分のこととして作品を読むためには、
N子と一緒に過ごしたことを当てはめて読むしかない。
単にそれだけだし、それ以上のものでもないはず。
だけど、もし今、俺がN子の前に姿を見せたら、どんな反応を示すだろう……
なんて考えてしまう。
もしかしたら、もう一度付き合えるんじゃ……って。

N子と俺は、お互い初めて人と付き合ったし、した経験も初めてだった。
だから、生涯で最初で最後の人だと思っていた。
今でもまだ少し、実はそうなんじゃないかと思っている。
このまま誰とも付き合わず、生涯を終えてしまうかもしれない。
N子とまた結ばれることは考えられないから、ひとりぼっちで死ぬかもしれない。

ただ、俺がN子の前に現れたとしても、元には戻れないと思う。
そのから先が、想像できない。
前のように付き合えるとは思えない。
あの純粋だった頃には戻れない。
お互いを、運命の人だったと思っていたあの頃には。
歯の浮くような気持ちで、感覚で、清い交際は。

もしN子と結ばれるのが運命だったとして、
それを口にしたところで、
もうそれは、シツコイ男なだけ。
もう終わっている。
昔に終わっていることだ。

幻想が出てくるのは、俺がN子としか付き合っていないからだけで、
恋愛作品を読むと、N子と自分のことに置き換えて読むしかないからであって、
単にそれだけのこと。
気持ちはぶり返す。
苦しみは続く。

でも俺は、あのときの気持ちが、変わらない。
はっきりと心に蘇ってくる。
何度でも蘇ってくる。
N子を愛おしくて、大好きな気持ちが、死なない。

2003年10月22日(水) お久しぶりです。

久々に戻ってきました。

あれからの進展はありません。
バイトをこなし、毎日電車で行って帰って。土日にボーとして体力を回復する。
その繰り返し。

資格も取らなくなったし、求職も全然してない。
このごろはそれがイカンナーと思って、また1個資格を取った。
でも別に評価になるようなものじゃない。

時間が大切だって感じている割には、目標だった資格の勉強もしてないし、
企画書も書いてない。
ここ数ヶ月は、他人の作品を見たり、買ったり、遊んだりすることばかりで、
自分の作品を作ることを全くしていない。

友達もいない。
バイトでよく話すヤツもいたけど、別のバイト先に移ってしまったし、
誰かと話すことが楽しくてバイトに行くということがない。
仕事上、仲間と話すことはあっても、業務上関係ないことまでは話さない。

1人ぼっちも、前にくらべたら寂しくなくなったかもしれない。
「寂しい」というレベルは変わらない。
だけど、泣くことはなくなった。

---

しばらく、自分の気持ちを書くこともなかった。
でも、いろいろな想いはあって、
自分が想うたびに、ここに書こうと思っていた。
そういうものを、いっぺんに書いてみたいと思う。
連続して日記を書くから、日付は未来のものになります。


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