...白狐

 

 

- 2004年03月24日(水)


散り行く桜をただ 見ているだけ

手を伸ばす事も無く 花びらを 目で追う

風に舞い 鮮やかに舞う 花びら

全て散り 消えてゆく花びら

木はまた 花を咲かすのに 全てが消えていく様

季節は まためぐるのに 全てが消えていく様




季節の様に 人の罪は繰り返されて

時のような 人の流れ

確実に進みつづけ 戻らない針

刻まれるのは 罪











愚かな木は 

めぐる季節を繰り返し 時の中でゆっくりと大きくなっていく

そして






いつの日にか 枯れはて

散らせる花びらさえも 失うのだろう

 


...

- 2004年03月19日(金)


風になれたら ただ通り過ぎていく風になれたら

目に見えず 捕まえる事も出来ず

感じるだけの 風になれたら

誰にも知られず 誰にも気が付かれず

凍えるような寒さと 穏やかな暖かさを運べるような

風になれたら













全ての記憶から

全ての視界から

全ての心から

消えてみたい




何人 苦しみから 悩みから 

開放されるのだろう?

居なければ 存在しなければ

何人 苦しまずに 悩まずに

過ごせたのだろう?




振り返った道に 

たくさんの償いきれない 花が咲いてる

ねぇ。

何故 そんな綺麗な色で咲きつづけるの?

ねぇ。

何故 そんなに温かいの?

ねぇ。

何故 そんなに優しくするの・・・・

ねぇ・・・

微笑まないで 憎しみぶつけてよ。




...

- 2004年03月09日(火)


その柔らかな 羽に包まれ

目を閉じ 夢の中へ

体が 心が 裸になっていく

いつまでも その羽で包んでおくれ

涙枯れるまで 涙枯れても 包んでおくれ

もう 涙流れぬように

あの時見た 星は

今でも 見上げれば 輝き続けてる

見上げれば 見上げてれば

星は輝き続けてる

足元の 水溜りに映った星の光が

そっと 教えてくれた

目をそらしても うつむいても

目を閉じていたとしても

星の光は 消えないと・・・・・




...




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