Turn, Turn, Turn
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2002年11月30日(土) 思いついたので

思いつきで今日寄ったHMVでもらってきたフライヤーの123号に載ってるアーティストについて順番になんか一言書いていこうかな。飽きるまで。

とりあえず、邦楽表紙から。

桑田佳祐
問答無用の日本のポール・マッカートニー。ベスト買わねば。

ザ・ハイロウズ
あまり俺はこのバンドはシリアスには聴けないんだけど、やっぱり天才。

ザ・ゴスペラーズ
ブームになってたくさん○番煎じが出てきたけど、本物は違うよね。人間の声というのがどれだけ感動的な楽器か、うんぬんって言いたくもなるね。

MR.CHILDREN
日本だから、売れる。日本だから、売れなくてはならない。そういう宿命。

the brilliant green
かなり好きだね。こういう直球でUKをやるバンドで、それも大売れさせるポップ感があるバンドってのはなかなかいないし、今も現れてないよね。ただ、あまりにも直球すぎてこっちが恥ずかしくなる時もあるけれど。新作買います。

wyolica
ワイヨリカですね。ちゃんと聴いたこと無いけど、綺麗な曲をやるよね。

CHEMISTRY
金の匂い。

Skoop On Somebody
誰だおまえら。

Grapevine
このまま、何かしないとブリッツクラスの中堅という袋小路にはまるぞ。ピロウズは好きだけれど、ああいう展開は望まないな。

CUNE
SUMURAI DRIVEは本当に名曲だと思う! ただ、ルックスとかが安っぽくてやだな。

GLAY
もういいよ。カラオケハウスに媚びるのは。

B'z
日本最強のHR/HMユニットだよね。レベルがすごく高いと思う。けど、曲自体良いかな〜? どうなんだろうね。

Lyrico
またかよ。

より子。
この展開はすごく面白いと思う。

鬼束ちひろ
頑張れー。いい声してると思うよー。頑張れー。

CHAGE&ASKA
最強。俺が音楽をちゃんと聴き出した小学校の時以降熱烈なファンです。今もだよ。さすがにいろんなものを聴くようになって、そういう意味でライヴ行ったりとかは最近は無いけど、行けるものなら行きたいね。CDとか全部買ってたし、メディアの露出は全部押さえてた。ある意味、俺のガキの頃にはメロコアとか無くて、他の選択肢もあったけど、チャゲアスから音楽に入ったことが、結構今の俺を作ってると思うな。本格的であることと。真剣であることと。メロディーと、歌詞。歌唱力。幅の広い音楽性。こんなチャゲアスの側面が、俺の音楽を聴く耳を真剣に育てた。

YeLLOW Generation
誰?

ZONE
すごく作られた感があるけれど(笑)、すごく若い子のセンチに訴える良い曲を歌わせてもらってるよね。どのメンバーも老けてるね。

ソニン
つんく、すごいな。こういう方向性もできるようになったモーニング娘。大ブレイクに乾杯だね。日本の音楽の売り方を切り開く意味で重要。

BOYSTYLE
個性が見えない。

天野月子
頑張ってください。

中澤真由
さあ、どんどん分からない(笑)

キンモクセイ
面白いね。紅白に出るんだよね。新しい売れるJ-POPの形としてどうなるか見ていきたい。

In The Soup
この人達には、あまり興味は無いな。

michico
who?

my little lover
流行りに乗った感もあるけど、アコースティック・セルフカヴァー、聴いてみたいな。元の曲が素晴らしいから、どうアレンジしても感動するのは分かっているけど、早く聴きたいな。

YUKI
日本のビョークになりたいのかな? なんかギョッとするような感動的でエロティックで革命的な展開をして欲しいな。

倉木麻衣
宇多田ヒカルともう比べる人はあまりいないだろうけど、普通に名曲を歌ってると思う。

PUFFY
サマソニ、面白かったよ。ただ、二人で歌ってる人形ちゃんなだけでは、もう先は苦しいかかもなあ。もっと自分達も関わっていかないと。でもアイドル出だもんね……。

今日は飽きたのでここまでーー。かなり瞬間的なことを書いたので、一個人のつぶやきとして捉えてください。じゃ!


2002年11月29日(金) Magic Rock Out 続報!

出演バンドの第1弾発表が行われましたーー!

フー・ファイターズ、バック・ドロップ・ボム、ザ・ヴァインズ、デス・イン・ヴェガス(来たーーーー!!!!〉、ウィルコ、となってます。

スタートから深夜にかけては、ライヴ。深夜から朝まではDJというオールナイトの冬の一大祭り!!

ヴァインズとデス・イン・ヴェガスが見れるってのはしかしスゴイな。

あと、ザ・ダットサンズの来日も決まったようです。ディープ・パープル最高!!!


2002年11月28日(木) 邦楽の強度

昨晩、寝る前に小説を読みながらですね、ビートルズを聴いたわけです。それも赤盤の2枚目がどうしても聴きたくなって、それを。

それで、その後、どうしてもミスターチルドレンを聴きたくなった。最新作の『It's A Wonderful World』が目に付いたので、聴いた。

日本のビートルズです。補足すれば革新性という点よりも、名曲を次々繰り出してポップを開拓していく者としての側面だね。最新作も超越的なクオリティ。歌詞の深さと、曲の構成、コード感、めくるめくアレンジ、すごすぎる。特に思ったのは、歌詞が本当に素晴らしい。日本人に寄り添っているな。質が前に進んでいる。

数年前からのサザン"TSUNAMI"や福山"桜坂"を着火点として、平井堅やゴスペラーズといった本義的な歌い手、あるいは曲として本当にしっかりしていた過去の曲を歌うカヴァーブーム(林檎とか良かった)、沖縄(元ちとせ、感動)などといった、メロディーと歌うことに焦点をあてた音楽が日本のシーンの一つの流れになっている。

そんなヒップホップとかガールズポップとかに並ぶ「歌もの」の潮流の中で、ミスターチルドレンやスピッツは最近すごく良い新作を出したよね。クオリティがものすごく高くて、孤高の存在になりつつある。

それはミスターチルドレンが「ミスチル」をやったから、スピッツが「スピッツ」をやったから当たり前の結果なんだ。自分たちの自分たちしかできない歌をやった。そして、まだこの二大バンドを超えるバンドは日本には存在していない。極論すれば。

『JAPAN』の鹿野さんに話してもらったけれど、すごく邦楽誌というのが作りにくくなってる状況。例えば、くるりの岸田さんの言う、空っぽなクソ、クソ、クソなJ-POPなら掃いて捨てるほどあるけど、あとはもう決まったメンツしか残っていない。ここ何年間か顔ぶれが同じ。ようするに若手が全然育ってない。変わらない。進まない。

インディーズ畑でちまちまとやってるバンドや、諦めてしまっているアーティストはたくさんいるけれど、チャートを真っ向から引き受けて、シーンを引っくり返すような「モーニング・グローリー」やディス・イズ・イット宣言が日本には無い。それじゃあ、盛りあがるわけない。

ミスチルやスピッツを聴いてきた世代がシーンにも登場してきて、インタビューなんかで素直に影響を受けたバンドとして以前のブルーハーツのようにこの2バンドを挙げるけれど、そいつらの新作は一向にフォロワーに過ぎない。劣る。ゴーイング・アンダーグラウンドだってそうだ。だからわくわくしない。単純に時間軸の問題があって、ミスチルやスピッツはキャリアが長いからさらに自分達の世界観を熟成できるというアドバンテージがあるけれど、超えるバンドは超えるはず。

だから、俺は洋楽ばっか聴いてしまうんだよね。洋楽の方がわくわくする。更新作業が今もなお行われている。塗りつぶして塗りつぶしてどんどん先に進んでいる。

日本は先に進んでいるか? 不況と一緒に自分たちの意志も縮小していってないか? 邦楽の音楽的強度をもっともっと強めていかなければならないと思う。


2002年11月25日(月) ドラクエ+FF

すでに周知のニュースかと思いますが、エニックスとスクウェアが合併だそうです。

日本の誇る世界的RPGゲーム、ドラゴンクエストとファイナルファンタジーを世に送り出した会社が一つになるとは。すでに噂では聞いていましたが、こうやってちゃんと発表されると、改めてすごい事だなあと思います。

俺はこの2大RPGを創世記からやっているけれど、最近のはやっぱやってないなー。ゲームはまとまった時間が取れないと本当にできない。小学生ってなんだかんだ言って暇なんだなー、と今になって思ってます。

今日もそのニュースがあったからじゃないけど、3年くらい友達に借りてて、俺もやらずに借りっぱなしだったFFの前々作くらいを返す予定。まったくクリアできなかった。中盤くらいじゃないのかな。

しかし、RPGの音楽はいいですね。ドラクエはすぎやまこういちだけど、FFは坂口さんだっけ? すごく音楽的にもレベルが高くて良い曲がゲーム上で流れてる。ずっと前に、エンピツになる前の日記で書いたけど、アレフガルドの音楽はまだ頭ん中でフルコーラス鳴るよ。あの頃のヒット曲なんて全部思い出せないのがあるのに。ゲームは繰り返し繰り返しやるから、脳に擦り込まれるっていうのが正しいのかもしれないけれど。

とりあえず、今日言いたいのは、ザ・コーラルの音楽はRPGだ。冒険だ。ってことで上手くこの日記の主旨と帳尻を合わせて終わろうかと思います。ばいばい


2002年11月24日(日) Magic Rock Out!―マジック・ロック・アウト!

PJハーヴェイやヴァインズが来るようですよ。ゲッフリー!GET FREE!
また幕張メッセか!!! あそこは俺にとって不便すぎ……。お車での来場は可能なんでしょうか。俺のF40がうなりを挙げて幕張まで首都高バトル。いまどき、F40(笑)

マジな話、車とか何買うか研究し出したらキリないなーーー。俺は普通に乗れて、中の音響がばっちしだったらそれでよか。


2002年11月23日(土) ファックa○e○/EPIC最高!!

何? シガー・ロス来日延期な? 招待制だから、あまり強いこと言えないものの、ひどいよー。このタイミングで来なきゃー、面白くないでしょう。どこかのすごく頑張ってるレーベルにあえて言うけど、トリビュートとかに力入れるのは良いけど、MUSE以上にvega4力入れて売ったら絶対良いと思うんだけどな。洋楽ロックで柱が欲しいよね。MUSEだけじゃまだまだでしょ。

たぶん、今の日本のシーンを見てると、もう少しでロックがすごく盛り返す気がするんだけどな。そこで洋楽ロックももっと一般的に盛りあがってくると思う。今、洋楽ロックすごく面白いけれど、日本ではまだまだ「聴いてる人」の間でだけだから。あ、日本のシーンって話だけど、ACIDMANはそんなすごく無くね? どうなん? もう少し聴いてみようか。

ロッキング・オン&EPICからのヴィデオ到着しました! やっぱザ・コーラルは飛び抜けのアホだな。素晴らしい!! マジでハマってるよ。ヴィデオといえば、数日前、風邪ひいて1日家で本読んだり、テレビ見てたりして静養してたんだけど、久しぶりにMTVとかスペースシャワーとかでクリップをたくさん見て、特にマニックス特集がやってて、すごく良かった。

最高だわ。初期はヴォーカルのジェームズが異様なほどカッコイイな。あいつらの音楽的ヴォキャブラリーはUKでは飛び抜けだと思う。反転させれば節操無いってことかもしれないけど、こっちは飽きないからOK。あと黄金のメロディって基本がしっかりしてるから。ライヴが一層待ちきれんごとなった。俺は東北人です。

あー、車買うかな。


2002年11月22日(金) バイン、なんだかんだ言って電車で何度もリピートしてます、こんにちは☆

アロハ関係のロックサイドのアーティストやばく無いか? ホフとWINOは解散。俺のリスペクトする、WALRUSは、今いずこ? 他の人達は名前すら忘れました。

頑張んなきゃ、バイン!! いけいけバイン!! 君らに求められてるのは、ロックのチャートで勝負する名曲だ!!!

正直ね、無条件に好きなロックだから、題名に書いたように、気持ち良く聴いてます。グレイプバイン節というのが好きなのかな。亀井さんのメロディーと田中&西川のギターのせめぎあい、あと弾きすぎの西原ベースが大好きなんだね、たぶん。

シングル曲は言わずもがな、"マリーのサウンドトラック"と"それでも"が大好きかな。

……あとはどんな曲か覚えてない。何度もリピートして聴いたのに、なんかどんどん記憶に薄められていくというか。

ブレイクしてドカーンという予定調和、今の若手Jロックシーン(くるりとか筆頭に)に対しての変な接近。スケール感の喪失。ジャケット……。過渡期か。

やっぱライフタイムとか初期だなー。あえて、あえて比べるけど、ミスターチルドレンはアトミックハートというアルバムのあとにも、深海、ディスカヴァリーとどんどん心のアルバムを更新していった訳だけど、どうだろう。

グレイプバインの掲示板を見たんだけど、そこで「1stが良かったー」とは、一人でも言わせちゃいけないんだと思うな。オアシスのように世界征服をできたアーティストとは違う。

詞は変わらず狂ってるから素晴らしいけど、田中さんの詞は何言ってるか分からんのが素晴らしいというタイプ。だから、意味を吟味しようとするには歌詞カード見るしかないんだけど、そんなんあまりしないわけで。一聴で届くかどうかというポップの課題はバインの「ことば」という面ではすごく後回しだな。

とにかく、曲を。難しい願いだけど、曲を。もっと歴史に残りたい、チャートで勝負したいなら。大好きなバンドだからこそ、上を、上を期待します。


2002年11月19日(火) ★ザ・コーラル☆ざ・こーらる★ザ・コーラル☆The Coral★

ザ・コーラルに僕の部屋は昭和50年代に強引に連れ戻された。

レトロとはこういうものか、と初めて発見させられた。

グループ・サウンズが君をおいでおいでしている。

天才。奇才。芸術は爆発だ。田山花袋『蒲団』。

6歳の時に行った、一人乗りのリフトしかない小さな山形のスキー場の木造のロッジで、欠けたコップに注がれたホットミルクを飲みながら、石油ストーブの回りを囲む鉄柵に手袋を置いて乾かしながら、天井のラジオから流れている音楽。

常人の仕業ではない妖怪のビート。冥界からの声。キン肉マンで言う超人霊界。

そんな俺は今日も元気です。(友人の持ちネタをパクった)

失恋は恋の始まり。

ビバ人類。

P.S. グレープバインのアルバムも買いました。深化。もう日本ではオリジナルなとこまで行っちゃったな。あんなやり方の音楽で、若い子がキャーキャー言うのは無意識にロック耳を育てるようで嬉しいね。でも、どうか。どうなるのか。俺は好きなアーティストだから今回も好きな作品だが、ポップという厳しさをサヴァイヴできるのか。キラー・チューンはもう作らないのか。WINOは解散です。


2002年11月18日(月) 生/Sigur Ros"()"

僕は世界の真ん中に立っている。

ここには「人工」は何も無い。ただ、ただ、僕自身の塵のごとき小ささをこれでもかとばかり知らしめようとするばかりの、だが優しい自然(自ら然る)が鳴っている。意味は無い。意味をつける必要が無い。ただ、贖えないばかり。

赤子は、母の体内からこの世に産まれ落ちる時、大きな泣き声をあげるね。それは、哀しくて? それとも、嬉しくて?

母体の中で、遠い前世の記憶が次第に薄れていく。誰か、誰かの涙が、記憶の先に見えるが、それが白色に塗りつぶされるように薄れていく。すべてを知っていたのに、産まれる瞬間、それを忘れる。忘れることができる?

そして、再度、始まる。

君をこれから待っているのは、素晴らしい世界だ。最高の世界だ。きっと。怖いかな? 怖くなんか無いよ。君は君で、死ぬまでそこは世界の真ん中。君の居る場所が、君にとって世界の真ん中だ。

そんな音楽。


2002年11月16日(土) どこよりも早い来日情報

信頼してくれて構わないけど、あてにすんなよ。

まずヴァインズとジュラシック5が1月来日。エアロスミス、ベン・フォールズが2月。1月か2月にダヴズ(!)。3月はストーンズ。2月が3月でトラヴィス(!!!!)とフーファイ。そして、4月はなんとザ・フレイミング・リップス(!!!!!狂喜!)。

いや、しかし風邪ひき始めて、それでプライマル行ったから、今かなりのど痛アンド鼻!!

プライマルは最高だった!!! ボビーが機嫌よかったし、パンクだったねーー。音で脳内が壊されたかのような感じです。詳しくは次回。


2002年11月15日(金) この世界を信じても、間違いは無いのかな?

今日は「励まし会」という大規模な飲み会に行ってきました。なんか客観的に見ると、スゴイ名前の会だな(笑) どんな会かというと、マス・コミュニケーション業界(出版・音楽・広告・テレビ・新聞なんかだね)を志す人たちが各大学、業種を横断的に集まる会。今回はおつかれとお祝いの主旨のもとに集まりました。

やっぱり個性の業界。いろんな人が集うので、毎回新鮮です。今回も面白かったなあ。みんなの秘めたこれからの夢なんかも聞けたりして、俺もこの大変な業界で頑張っていこうと新たな意志を固めた訳でした。

そして、明日はプライマル!!!!! もうこの世界にいらない概念は、悪意は、思想は、偽善者は、すべてぶっ殺す!!! 殺す! 殺す! 殺す!!! 死んでしまえ!!!!

ここで、ポールの感想の続きを書きたいな。

昨日、ジョンが言っていたようなこと、虚無主義者でなくとも「無理だよ」という視点で見られてしまうことを俺は書いたわけだけど、今回のライヴではそれが「ありえるかもしれない」ということを本当に強く感じたんだ。普遍とか、永遠とか、そういうことを。

すごくそれを感じたのは、俺らの周囲に座っていた人たちの姿を見てっていうのも大きいな。本当に全世代的な人たちが集まっていた。それこそ、俺の親以上の世代から、俺の世代を通って、中学生くらいまで。超満員だった。

俺の真横では、父親と娘が二人で観に来ていた。お父さんは、自分の青春を彩った歴史的名曲の連発に、何か過去の自分を取り戻しているかのように、口ずさみながら、泣いていた。日頃、出さないような少年のような声で、「ポーーーール!!!!」と叫んでた。

中学生くらいの娘さんは、ビートルズの曲はお父さんに聞かされたり、学校やメディアで聞いたりして馴染んでいるんだろう、知っている曲、そしていつまにか大好きになっている魔法の曲達に、手拍子を送って終始笑顔だった。見たことの無いような素晴らしい演出に、顔すらも初めて見たかもしれないポールのまったく衰えていないエンターテイナーの姿に見入っていた。モー娘。や嵐もいいけど、もっと素晴らしいものがあるんだよ。

俺の真ん前には、俺よりちょっと上くらいの若手サラリーマン二人が、肩を組んで合唱していた。自分が一生懸命働いて、未来を創っているこの世界を祝福するかのように、幸せそうに唄っていた。

俺の右斜め前方では、新婚くらいのカップルが来ていた。ポールが亡き最愛の伴侶、リンダに捧げた曲"My Love"を聞きながら、見つめ合ってキスをしていた。全然奇妙な光景じゃなかった。美しかった。むしろ日本人がそんな愛を表に出せることは素晴らしいとみんな思ったんじゃないかな。ラヴ・イズ・オール・ユー・ニード。

そういえば、帰りの混雑を避けるために喫茶店に寄って、電車が空くのを待っていた時、横でおじさん二人に話しかけられたな。「"Blackbird"をやってくれるとは思わなかったよ。君達はどの曲が良かった?」とかそんな話を。いつも親父やバイトの社長以外とは話す機会も無いこんな世代の人と、ビートルズの話をできるってのは本当に楽しかったな。

そして、すごく羨ましかったのが、60年代以降を高校、大学と進んできたおじさん達の青春の日常は、ビートルズによって本当に美しく彩られていたと話してくれたこと。出るシングル出るシングルがリアルタイムで、出る曲ごとに未体験の驚きと感動をもたらされて、次の曲はどうなるんだろうと待ちきれなかったそんなロック黎明期。本当に羨ましかった。そんな時代の音楽を体験したかった。

ライヴの内容については、また書こうと思う。

2002年11月14日木曜日は、一生のうちでも忘れることのできない、すごく温かくて、幸せに満ちた気持ちになれた日だったな。


2002年11月14日(木) もし君が、そう願ったならば

もし、今日あの場にいた全ての人の想いを、これからもずっと共有していけるなら、この想いをずっと繋いでいこうと願うならば、こんな世界が必ず平和になるだろう。そして、全ての人が全ての人に優しくなれるだろう。そう俺に信じさせてくれた、奇跡の時間だった。

音楽が、そしてロックという発明が、ビートルズが、この世にあってくれて本当に良かった。

ポール、ありがとう。


2002年11月13日(水) ぼくの一生のおもいで

さあああああああ!!!! 明日はいよいよポール・マッカートニーに会えるぞーーーー!!!!!!!

初めて直接見る、今までもこれからも人類史上最高のバンド、ビートルズの伝説に俺もこの目で、この耳で歴史に参加にすることができるんだ!!!

これくらい盛りあがっても間違いは無い。さー、楽しんでくるぞー!! 行く前に原宿のビートルズショップ寄ってこっと。


2002年11月11日(月) ノートパソコンとにらめっこ

なんでか知らんが、このDiary二重になってたね。どうしてだろう。

今日はガッコー行った後、遅くまでスタバでノートパソコンとにらめっこでした。論文。いやーでもああいう場所で一人でやるとはかどるわな。回りの会話は騒音だけど、俺はヘッドホン付けて今日はマイブラ聴いてたから関係無いわ。

デス・イン・ヴェガスがすごく良くてですね、その中にマイブラとかジザメリのあんな感じをリスペクトした曲が入ってて、その関係で今日はそういう音の作品ばっか聴きながらキーボードをパチパチやってました。

しかし新しいノート欲しいな。重さは同じで良いから、もっとCPU早くてメモリ積んでるのが欲しいな。なんか最近いろんな窓開かないとダメな作業が多くて、大変だ。新型VAIOでも買うかー。最近店頭とか見てないけど。買うならVAIOかメビウスだなー。

あ、そうだ。ブーツまだ買ってない。いいのが無いんだよね。レディ・ステディ・ゴーで売ってるのがちょっとカッコ良くて買いたいんだけど、渋谷のパルコではサイズ無かったなー。足小さいもので。しかし、昔ここんちのロゴTシャツ流行ったねー。まだ売ってるよ。路面店行くかー、代官山遠いなー。めんど。

今日からポール始まったねー。聞けば3時間の熱演だそうじゃん。終演が11時近くなのはスゴイな。行った友人は泣いたっていうか一生ものって言ってた。やめてくれ、俺なんかどうすればいいんだ。震えて立てなくなるかもしれない。"Can't Buy Me Love"くらいで気絶だね。


2002年11月09日(土) ヴァインズ来日

ベンジーってそんな小さい器だったんだね。兵庫さんが書いた文じゃないのに。もうロックじゃねえ。

ヴァインズが1月に来日するようです。確かめようじゃないの!!

ポール楽しみで仕方ありません。日本公演用にセットリストも軽くいじるみたいだし。っていうか、あのヘフナー持った姿が浮かび上がった瞬間、失神するかもしれない。

ライヴ盤、2枚目の2曲目は俺が(今)一番ビートルズで好きな曲、"Here, There And Everywhere"なんだけど、どうしようもない名曲だね。ここでのポールの歌唱は裏声をやらずにそのままで唄ってるんだけど、その苦しそうな高音がホントに切ない。最後のところなんて、もう、もう、うぐっ、えっく、


2002年11月08日(金) 残されたビートル

11/11発売のはずのポール・マッカートニーのライヴ盤が、もう今日店頭に並んでた!! 11日は月曜だから入荷の関係と、月曜の日本公演初日を観に行く人たちに配慮してるんだろうな。

俺も買った!!! 聴いた!!!! 感動してヤバイね……。

誰が演奏しても名曲になるであろうビートルズ・クラシックの連発。そりゃあ泣くわ。14000円払うわ。

まずライヴ1曲目の"Hello, Goodbye"から強姦されます、心が。っていうかどんどん犯しちゃってくれって感じになります。かなり泣く。わくわくする。

ってな曲が全曲続くわけなんだけど、観に行くライヴでも待ちきれないほど期待してる俺的なハイライトは"Hey Jude"です。

今まで、それほど好きな曲じゃなかった。でも、ライヴで聴いたら、壮絶だわ。「ダ、ダ、ダー、ダダダーダーー♪」の大合唱はオアシスを超えている。ポールがまた男女別に合唱させるんだけど、どっちも負けずの音量で観客全員が歌ってる。

ここでちょっと書いてて涙が止まらないので、今日はここまで


2002年11月07日(木) サイトのトップを更新してみた

サイトトップをコールドプレイのクリス熱唱に更新しました。招待ライヴもう少しだもんね。初回サマソニ以来の日本でのライヴ。百回りもでかくなっての再会だ。震ぞ!!

要チェキ盤はザ・リバティーンズ!!! こいつらはやるぞーーー。俺が実体験できなかった1977年をもう一度ここに体現してくれるバンドだよ。ぶっ壊しちゃれ!!!!!!!

いやー、しかしさー、今UKやUSを中心にロックが勢いを取り戻しつつあるけど、みんな前回挙げた10大バンドのどれかに強い共通点と再来感を見出せる。

特に、

ストロークスはストーンズ。

リバティーンズはピストルズ。

ヴァインズはビートルズとニルヴァーナ(いやー言いすぎだけど、実際そんな印象だもんなー)。

ミュージックはツェッペリン。

これらは不在の各王座に見事に収まってる気がする。ストーンズは現役だし、ヴァインズは阿修羅ゆえにどちらになるかは微妙だけれども、それくらいみんな本物だ。

違うかな?


2002年11月05日(火) ロック史歴代10大バンド

むずかしいねー。今俺が、客観的かつデータ的かつ時代の気分的に挙げると、こう。

The Beatles
The Beach Boys
The Rolling Stones
Led Zeppelin
Sex Pistols
Guns n'Roses
U2
Nirvana
Oasis
Radiohead

ここで疑問が出そうなのは、ビーチボーイズ、U2、オアシス、レディオヘッドだな。他は確実じゃないかな? これは俺個人の判断じゃなくて客観的判断で挙げたんだけど、もし客観的な基準であなたの10大バンドが他にあったら、掲示板に書いてくれたら面白い。


2002年11月03日(日) 日本にロックはあるか?

今、ぶっちゃけ亡国の危機なわけだよ。大袈裟に言うと。バブル崩壊から何年だ? 日本の矢印は「右肩下がり」になる一方。株価とか典型的なわけだけど、例えば日経とか読んでいても、オブラートに包まれた記事はよくよく考えると背筋が凍りつくようなものである事が多い。

なら、行くとこまで行ってくれって。俺は大丈夫だから。別に。身体的なものを除いて、弱者はどんどん落ちていって構わない。スタートラインは平等であって然るべきだけど、ゴールまで一緒なわけない。できるやつはどんどん強大になるし、できないやつはどんどん弱小になる。それでいい。

だって、ここで言ってるのは所詮経済的な営みだよ? あの子を獲得するための精神的な競争じゃない。愛とかそういったもんは頑張るとかそんな一筋縄ではいかないものだけど、出世とか金を得るとかそんなんは個人の努力でどうにでもなるよ。天才が無くても努力に律することができればいい。ただそれができない奴ばっかなだけ。

そして。

どんどん日本の状況がやばくなって構わないと書いたけど、そんかわり、ここから日本にも本当のロックバンドに出てきて欲しいと思うなー、たまに。時代背景が必然的に産み落としたような歴史的なバンド。そしてロックによる歴史的な現象。日本の全世代に希望をもたらすようなバンド。あるいは日本に訣別状を叩きつけ誰もが付いて行くようなバンド。

よーく日本の背景を考えると、無理なんだ。けど、そんな夢を見る。半世紀前に生まれたイギリス人になって今まで暮らしたかったな。ずーっと前のイギリスのロックにはそんな力が誇張もなく、あった。


2002年11月01日(金) 11月の新譜

トラヴィスが来年初頭に来日するという情報を掴みまして、めちゃくちゃ嬉しいFree maNですおはこんばんちは。そして、プライマルのライヴが楽しみでなりません。狂うぞーーーー!!

それでは、11月の新譜を整理してみようか。これあると自分で重宝するのよ。「あ、あれいつ発売だっけ?」って思った時はモバイルでここを見れば良いからね。基本的に日にちの前日入荷します。

行きます。ついでに12月もちょこっと。

11/6  デス・イン・ヴェガス☆
11/7  グレアム・コクソン
11/10 ゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラー
11/13 パール・ジャム
11/18 ジョージ・ハリスン
11/20 ザ・コーラル☆
     オーディオスレイヴ
     SUM41
     サシャ
11/27 ヘイロー
12/4  ザ・リバティーンズ☆
     バッドリー・ドローン・ボーイ☆
12/18 ザ・ユーズド☆

ベスト
11/2  ニルヴァーナ☆
11/7  ニュー・オーダー
     ティーンエイジ・ファンクラブ
     リガージテーター
11/20 パルプ

その他
11/11 ポール・マッカートニー(ライヴ盤)☆
11/27 スマッシング・パンプキンズ(ライヴ盤)

デス・イン・ヴェガス、クソ早く聞きてーー。


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