ディリー?闇鍋アラカルト
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2006年03月27日(月) きれい好き

日本人はきれい好きな国民だと言われる。多分そうなのだろう。僕自身はきれい好きという事はないけれど。
きれいである事は健康との関係もある。
不潔であれば、病気にもなりやすい。
一般的にはそういう事なのだが、実際にきれいにすると思われている行為が、不健康を招くという事が実は有り得る。
例えば朝シャン。
朝シャンに使われるシャンプーに含まれている成分を化粧品毒物判定事典で調べてみると結構髑髏(どくろ)マークの成分が多いのだ。例えばラウリル硫酸ナトリウム。
それを、朝の忙しい時間帯に、せっせと頭にふりかけ、ろくにすすぎもしないで出かけるとしたら・・・その髑髏マークの危険成分は髪や頭皮に次第に蓄積されていく。
掲示板に僕の作った石鹸で禿が改善されたという書き込みが有ったが、これは僕の作った石鹸が肌に優しい石鹸であるという理由の他に、その人が今まで使っていたシャンプーが髪の生育を阻害していたという可能性が有ると思う。実際市販シャンプーの多くは危険成分がたくさん含まれているのが多いのだから。
ガーゼ付き絆創膏に植物物語ボデイシャンプーとメリットと石鹸を一滴たらして、貼り付けて二日間腕に貼り付けておいたら、植物物語とメリットでは赤く湿疹が出来てしまった。湿疹が出たのはいずれもベストセラーレベルの商品である。もちろん髑髏マーク成分含有商品である。
きれいにするはずの商品を使えば、有害物質の害にさらされる可能性があるとしたら・・・・

もう一つ。
不潔を感じさせる存在として昆虫類、ゴキブリやハエをイメージする人は多いと思われる。そこでシューッ!殺虫剤という手段を使う人も多いと思われるが、殺虫剤はもちろん毒物である。
ゴキブリやハエによる害と使う毒物の害とどちらが大きいのだろう?
僕はゴキブリやハエを気にしない人なので、毒物を撒き散らすようなこともしないけれども・・・・・・

二酸化炭素を発生させない原子力発電はクリーンなエネルギーというイメージ戦略なのだけれど、原子力発電に付き物のプルトニウムは実に毒物の王といわれる存在なのだ。原子力発電では放射性物質がどんどん増えていく。しかも、放射能の半減期が万年単位であることが多い。こんな毒物を際限なく作り出すシステムがクリーンなどと言えるのだろうか?

きれい好きは悪い事でない。しかし、その心性が確かな知識が欠けている場合には、毒物を増やし、健康を害し、人類の未来にまで暗雲を投げかけているのだという事を一言言いたい。
あなたのきれい好きの性質が災いをもたらさないように・・・・


2006年03月21日(火) 病気の構造

このサイトを運営して、5年以上が過ぎた。
健康情報には以前から興味があったけれど、このサイトを運営しながら、さまざまな病気の悩みの相談を受け、自分で調べたり経過について報告を受けたりしている内に、最近では病気の構造が見えて来るように感じている。
ヒトが動物の一員として、この地上で進化の道筋を辿って来て、どのような環境・食べ物・生活をする動物なのか?という事が病気の意味を指し示していると感じている。特に、慢性病・成人病についてよく当て嵌まる。
食べるという行為は、人間を作り上げている物質を取り入れるという事だという事に誰も異存は無いと思う。けれど、それを意識的である人は少ない。
耐震構造に欠陥のある建築物が昨年から報道されるけれど、そのニュースを見て、鉄筋の不足な建物が耐震性が弱い事は考えても、自分の体の鉄筋に相当するものについてまで考える人は少ないと思う。
建物の場合、鉄筋が不足であれば耐震性が不足だとか分かりやすいが、体の場合は遥かに多くの要素がいろいろな病気と絡み合っている。
例えば、僕はアトピー性皮膚炎の人に「あなたのお医者さんは細胞膜の原料が何かを教えてくれましたか?」というような質問をする。皮膚が弱いとか乾燥肌だとかいう場合に必ず理由が有ると考える。建物の例で考えるなら、原料の不足であるのかも知れないと考えてみるのは基本的な事だと思う。
その基本的な事を殆どの人が考えていなかったし、お医者さんもアドバイスしていなかった。
皮膚に関して考えてみてもその原料について考えるだけでも、たくさんのものが関係している。例えば、コラーゲンが皮膚を構成している一要素だとしても、コラーゲンで摂取するよりその原料であるアミノ酸のバランス良い摂取が大切なように思えるし、体内でコラーゲンを合成するのに必要なビタミンまで考えてみなくてはいけない。一つ一つ考えてみるとかなり複雑で面倒なのだけれど、バランスの良い食べ方というのは、その複雑な栄養バランスを単純な法則でおいしく組み立てられるようになっている。速い話が、進化の過程で、単純な法則でバランス良く組み立てられるのでなければ、それがヒトを構成する基本と成り得るわけが無い。
しかし、その基本を踏み外しているなら実に多くの部分で不足や過剰が起こってしまう。病というのは、その表われの一つと考えることも出来る。
だから、アトピー性皮膚炎にしても、天然保湿因子の問題であったり、細胞膜の問題であったり、血流の問題、自律神経の問題、皮膚洗浄のやり方の問題などが複雑に絡み合っている。
多くの問題が複雑に絡み合っているけれど、食生活は天然保湿因子の問題にも、血流の問題にも、細胞膜の問題にも関係している。
こうした病気の成り立ちを論理的に考えるなら、難治と考えられるような多くの疾患が改善に向かうのは当然の事のように思える。


2006年03月13日(月) 20kgの猫

TVを見ていたら体重20kgの猫が報道された。
映像では、のたのたして猫らしい機敏さを感じない。
肥満の猫だ。
この体重過多の猫の食べ物は特別変わったものでないとアナウンスしていた。
特別変わったものではない食べ物というのは、キャットフードなのだそうだ。
しかし、本当のことを言えば、キャットフードが猫にとって、特別に変わった食べ物でないと思い込んでいるのはペットの食べ物について考えた事の無い人間だけだ。
この闇鍋の2004年12月05日(日) 猫の病気
に既に書いているが、キャットフードは(全てのキャットフードとは言えないかも知れないけど)猫という動物が、どのようなものを食べて進化して来たのかという事を考えた時、キャットフードだけを食べさせるのがいかに自然の道と外れているかが理解出来るかも知れない。
また、BSE問題も、牛に牛の肉骨粉を食べさせた事に拠って起こった事を考えてみるなら、自然の道と外れた食べ方をする事の危険さが表われているように思える。
キャットフードが特別の食べ物でないと感じる人なら、牛に牛の肉骨粉を食べさせるのも特別な事だとも自然の道に外れているとも感じないだろう。


2006年03月07日(火) 温暖化・・・2

「地球シミュレータ」による温暖化予測についての記事を前回(2/28)書いた。
僕はその番組NHKスペシャルの1を見た後友人に電話して、次の日の2を見るように言った。
このままでは100年後アマゾンは砂漠になる!という予測を本当に深刻に受け止める人は少ないかも知れないと思う。
自分や子供たちの問題として考える必要があるのだ。
温暖化が進むと青森県ではりんごの生産には暖か過ぎるようになる。だからみかんの産地として変わるだろうというような予測は学者の発想で、実際に農業をしている人の発想とは思えない。作物をりんごからみかんに切り替えるためにどれだけの困難が起こるだろうか?何十年もりんごを成らせ続けた樹が温暖化による台風増加で根元から倒れたり、年々弱って行くのを見る農夫の気持ちを想像出来るだろうか?みかんに切り替えたところですぐにうまく行くとは限らない。
この地球上の生物の全ては温暖化現象ほどのスピードの変化と対応して変化するような進化の仕方をしていない。
世界遺産の白神岳のブナ林は絶滅するだろう。
アマゾンが砂漠になるような事態に至って、ブナ林や人類が無事で居られるわけがない。
人類の全てが絶滅するなどと言うつもりはないが、大幅な食料減産や土地を捨て移動しなくてはならない億単位の人々が出現するだろう。自然災害の大量死者・犠牲者・損害、例えばハリケーンカトリーナによるような事がますます増えて行く
そのようなニュ−スが恒常化してTVで見られる時、それをどのような気持ちで受け止めるのだろうか?
自分自身が借金まみれになってその土地で生きて行く事が出来ないとき、どのような気持ちでその土地を離れるのだろうか?
自分たちの子供や孫に、自分たちが愚かで温暖化を進めてしまった事をどのように詫びるのだろうか?
詫びて済む事だろうか?
対策は有る。
化石燃料使用を漸次やめれば良いのだ。
すでに国家として取り組んでいる例も有る。
http://diary.jp.aol.com/pvaqenpt/231.html
サトウキビを栽培出来るほど暖かくない所では、http://www.nanohana.gr.jp/index.php
のような取り組みも有る。
石油の利権のためにイラクで大量殺人を犯す暇や労力があるなら、温暖化にブレーキをかけるどれだけ有効な対策が可能であろうか?


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