ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2010年08月29日(日) 往く夏を惜しむ

出掛けていた日中に蒸されたロフトは午後6時でも33.7度。昼間は死ぬほど暑いが、明け方には、寒くて冷風機を止めるほどだ。

そんな週末に、往く夏を惜しみ、ツクツクホウシの声を取っておきたくて森の木陰でiPhoneで録音した。アブラゼミやミンミンゼミより控えめなボリウムでかすかに録音されたツクツクホウシは、涼しくなった頃、改めて聞いたなら、きっと命たぎる夏の思い出として蘇ってくることだろう。それを、仕事帰りの電車の中で聞くことになるのだろうか。


2010年08月22日(日) BMW勘助の自損

BMW勘助は、8月22日、午前11時半頃、買い物に向かうべく片側1車線の幹線道路を走っていた。対向車線に2台のロードバイクが縦列で走ってきたと思ったら、その後ろにいた乗用車が自転車を追い越そうと車線をはみ出し、BMW勘助の前に出てきた。危ない、と左にハンドルを切ったところ、真横でダンボールを思い切り蹴っ飛ばしたようなバンッという音がした。

やってしまった!自損事故だ。自転車も、乗用車も何事もなかったように去って行ってしまい、負傷したBMW勘助だけが取り残された。停車できるところまで移動し、恐る恐る降りて確認すると、助手席側のドアハンドルには、強く擦った跡がつき、ドアの最も膨らんだ部分には釘で引っ掻いたような50センチ程の線がついている。派手な音の割りには軽症であったが、ガードレールに接触してしまったのだ。久し振りに休日に車に乗って、こちらの気分も多少浮ついていたかもしれない。

人に接触していたら、大変なことになっていた訳で、不幸中の幸いと、わが身を慰めてみるが、楽しい休日も、これにておしまい。ディーラーと保険会社への電話で、夏の午後は過ぎ去ったのだった。


2010年08月15日(日) カマキリにも擬態が必要(写)


秋になれば最強のカマキリも子供のうちは、ひ弱だ。ふと見ると、みかんの木で葉っぱに擬態している。こうして、時を待っているのか。頑張りたまえ。


2010年08月08日(日) ハロー、新ヤング部長

ヤング部長の後任人事が発表された。新ヤング部長は、なんと大部長の元同僚ではないか。この難しい職にどんな人がやってくるのだろうと思っていたら、かつて一緒に働いていた、確かに優秀な人物が引受けたらしい。

彼はきっと、このように説得されたに違いない。確かに大きい会社ではないが、それだけに、この職務を遂行することが出来たなら、その後、どんな会社に行っても、管理部門の全てをこなすことの出来るスーパースターとなるであろう。将来、どんなことが起きても喰いっぱぐれる恐れはなくなるということだ。

新ヤング部長の活躍を祈る。


2010年08月01日(日) グッドラック、ナイスガイ!

小さな会社で企画、経理、人事、総務、おまけにシステムまでこなしていたヤング部長が大きな会社に帰っていく。3年ほど前に、前任者が外資系の会社に転職してしまったので、ちょっとお願いと乞われて短期リリーフで出向してきた、と本人は思っていたらしいのだが、あまりに優秀で、しかも、あまりに様々なことが小さな会社に起こったので、文字通り余人をもって代えがたくなってしまい、長期残留することとなった。

一度出向してしまえば大きな会社の人たちには彼の存在が見えないので、居ないも同然。温厚なご本人も堪忍袋の緒が切れたと見え、意を決して復帰を願い出たようだ。小さな会社にとっては、多分3人分くらいの戦力であったので、晴天の霹靂ではあるが、ようやく開けた本人の明るい未来に乾杯だ。

大部長にまた皺寄せが来る気配が濃厚だが、残念ながら、あのヤング部長のように頑張るつもりはない。この小さな会社は、サイズに合わせて、管理部門には資金も人材も投入を惜しみ、いい加減にやってきたのだった。ヤング部長がやって来て、全ての業務の水準を大きな会社と同じレベルに引き上げた。きっと、誰かに見られているからというより、自らのプライドが妥協を許さなかったのだと思う。おかげ様で大きな会社から見ると、小さい割りに頑張っていると評価されていたようだ。会社の実力以上に頑張ってきた姿を維持する役目は後任者に託されるが、そんな期待を担わされた後任者もたまったものではあるまい。そもそも、あれ以上優秀な人が喜んでやってくるとは思えない。

いずれにしても、誰も見ていないところでも自ら頑張る内燃機関を持っていた温厚なヤング部長、大きな会社に戻って実力に見合った運を取り戻していただきたい。グッドラック、ナイスガイ!


MailHomePage