ミドルエイジのビジネスマン
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2009年10月31日(土) キャンピング トレーラー

近所で開催されたアウトドアライフのフェアにキャンピングトレーラーが展示されていた。普通免許で牽引でき、4人が泊まれるトレーラーが2百万円くらいで手に入るそうだ。中古なら安いかと言うと、みんな同じことを考えているので、割安でもないそうな。カタログを貰ってきた。なんと、製造しているのはスロベニア。スロベニアって、どこにあるんだっけ。

夜寝る前にカタログを広げると、まだ眠っていないのに夢が広がる。いいなあ、オンボロ車でトレーラーを牽いて全国を旅して廻ろうか。オートキャンプ場は高いので、森の中の空き地を借りるか、安ければトレーラーを留めるだけの敷地を買って、そこをベースに観光する。バスが停車できるくらいのスペースがあれば停められる。昼間は海を見下ろす高台の駐車場の一等地に停めて、キラキラ輝く海面に目を細めながらコーヒーを飲む。一人で走り回る分には折りたたみベッドを片付けなくてもテーブルセットが使えるので、自由気ままな生活ができる。

一度家を出たら一ヶ月くらい帰って来ない、そんな生活を体力のある六十代のうちに経験してみたいものだ。


2009年10月24日(土) THE ハプスブルク

10月22日木曜日の午後、半日の休暇を取って六本木の国立新美術館の「THE ハプスブルク」に行ってきた。ウィークデイの午後ということもあってか、五十〜六十代くらいの女性が圧倒していた。どこかで見知っている絵画が沢山あり、なかなか見ごたえだ。5百年前の絵画は写真のように人物やドレスの質感を写し取り、肖像画に描かれた皇女や貴族が現在もその姿のままどこかで生きているかのようだ。

明かりを反射する目に映っているのはスタジオのライティングではないかと覗き込みそうになり、立体的な胸元のレース模様に、思わず手が出そうになる。写実という意味では、これが絵画の究極ではないかと思われるのに、さらにこの時代の後にも、西洋絵画の発展が続いたというのだから驚きだ。作品が国別に展示されていて特徴が分かりやすかった。もう一度行こうか。

美術館は六本木という賑やかな街の中にありながら、静かな環境を確保し、贅沢な空間を提供している。板張りのテラスで目の前の林を見ながらコーヒーを飲んできた。記念に「11歳の女帝マリアテレジア」の小さな絵のついたクリップを買ってきた。本の栞(しおり)に使うつもりだ。


2009年10月18日(日) ナマケモノ

木にぶら下がって、日がな一日ジッとしているのがナマケモノであれば、ハンモックを吊るし、お昼からビールとつまみを用意して、秋本番のお日様を浴びながら小説を読むのもナマケモノであるに違いない。

午前中に、農産品の直売所で梨や柿のフレークなるものを仕入れ、図書館で時代小説を借りて準備完了。その足で、スポーツクラブに泳ぎに行き、免罪符を獲得。ビールを手に、昼過ぎには自宅に戻ってナマケモノと化した。

志水辰夫 「つばくろ越え」 飛脚が一人だけで江戸と地方を結び、現金を届ける通し飛脚の物語

山本一力 「あかね空」 京都から江戸に来た豆腐屋の物語らしいが、読みかけのため展開不明


2009年10月04日(日) 英国風のパブにて

八重洲仲通りにあるパブはオープンなカフェと言う雰囲気で、いつも人が一杯だ。いつか、機会があれば入ってみたいと思っていたところ、先週の金曜日にフラフラとその辺りを歩くことになったので、若者達で混雑しているそのパブに行った。雰囲気がいいのか、外人グループもいた。

立ち飲みのパブが流行っているという新聞記事を目にして、そういう所なら二次会もないスマートな飲み会になるので、会社の人と行ってもいいと最近の若者は思っているらしいと知った。

ずっと以前、ニューヨークに行った時にビア・セブンティーンという昔の桟橋に行った時、足の長い男やフレアスカートの女がテーブルに寄りかかったり、透明なカップに入ったビールを手にただ立ったりして談笑していたのを思い出す。立ったままリラックスしているのだから、毛唐の体力は違うものだと感心した。まさか、日本で同じような酒の飲み方のスタイルが定着しようとは思わなかった。

八重洲のパブは、背の高い木の椅子があるので、そこに座るのもカッコいい。近いうちに、会社のヤング諸氏を誘ってみよう。


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