ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2006年02月26日(日) 金曜日の飲み会は楽しい

金曜日の飲み会は楽しい。今日までの嫌なことは全部笑い話になり、明日は昼まで寝ててもいい。その夢の中でさえ、気楽な会話がずっと続いているような気がする。

前の職場の仲間と、近所に開店したばかりの小料理屋に出向いた。肴はどれも美味しかったが、天然ブリや子持ち若布では上品過ぎて、いつもお昼は大盛りという若い奴の胃袋を満足させることはできなかったらしく、結構品数多く頼んだ気がする。

ある者は最新の携帯に買い替え、ある者は新車に乗り換えようとしている。やはり、世間の景気は良いらしい。

次回はひとりで、粉雪のような塩をまぶして炒ったぎんなんを肴に地酒を一杯傾けようかな。う〜ん、絵になる。だが、一杯目の途中で、カウンターにうつ伏せになって寝てしまわないようにしないとな。


2006年02月19日(日) 大部長、NPO法人リーダーのお話を聞く

先週、仕事の一環としてあるNPO法人を招いてお話を聞く機会があった。そのNPO(民間非営利組織)を率いるリーダーは人当たりはソフトで、しかもどんな雑多な質問をされても即答してしまう賢こそうな中年の女性だった。女優で例えると、樋口可南子のようだと言っては褒め過ぎだろうか。

自己紹介によると、大きな会社に長く勤務して子供も育て、それからアメリカに留学してNPOの組織論を学んできたそうである。そこまで聞いただけでもこっちは畏まってしまうのだが、やっておられる事業が、またなんとCSR、すなわち「企業の社会的責任」を評価するというのだから畏れ入った。そんなことだけやっていて、そのNPO法人を維持していくことができるのだろうか。いったい誰がお金を払うのだろうか。

企業が社会の一員、それもしばしば大きな存在として貢献すると言っても、環境、福祉、社会奉仕、寄付と幅広い。また、大上段に評価すると言ってみても、なかなか大変なことではなかろうか。国からお墨付きを貰っている監査法人ですら、しばしば企業の不正を止めることができない。ましてや、民間で独自に評価していくことを貫くのは相当困難なことだろう。間違ったり、騙されたりということもあるのではなかろうか。そういう経験を経てこのNPO自身も成長して行くことになるに違いない。

たとえば、最近のニュースによると、つくば市で学校の校庭に小さな風力発電機を設置して発電し、電力の一部をまかなうと同時に子供たちの意識を高めようという事業を行ったそうだが、その小型風力発電機は実際にはほとんど発電せず、問題になっているらしい。指導した早稲田大学は大きな風力発電機のデータに基づいて計算したと言い訳しているそうだ。こんな小型風力発電機を家庭用に作って売っている会社が仮にあったとすると、多分最初は素晴らしい会社だと評価され、あとになってから、あれは詐欺だと言われてしまうだろう。

ともあれ、欧米では社会的責任を果たしている企業にだけ投資すると、一般の会社に投資するよりパフォーマンスが高いという指標があるそうだ。日本でも3年位前にそういうインデックスができたということだが、パフォーマンスは同じかやや低いらしい。

将来、樋口可南子のような、あの爽やかな女性リーダーと一緒に仕事ができれば、大部長の世界もまた拡がっていくと思うのだが。






2006年02月12日(日) 週末の飲み会

前回の日記に北風の吹きすさぶ金曜日の夜のことを書いたせいでもなかろうが、週末の金曜日に飲み会があった。

場所は品川のパチンコ屋の上にある焼酎の店なので、てっきり男のメンバーが見つけて予約したのかと思ったら、若い女性のご指名だそうだ。有名ブランドの焼酎を一杯ずつ注文できるということで、皆さんグイグイ飲み比べていた。食べ物も美味しかったが、思い出してみると豚と鶏しか食べてないような気がする。

品川の港南口は10年ほど前までは倉庫街。少女時代にこの辺りに住んでいたという女性は家の人から品川駅の海側には足を踏み入れないように言われていたそうだ。今や超高層ビルが林立し、その有様を初めて見たという関連部署の偉い人は、まるでマンハッタンのようだと見上げた頭を右に左に振っていた。確かに、電車のホームから駅の出口に向かう鉄骨造りの宇宙ステーションのような広い通路は、夕方6時半といえば、黒いコートを着たビジネスマンがブワーッと押し寄せてきて、流れに逆らって歩くのが大変なくらいだった。

東京、新橋、品川と電車で15分ばかりの間にこんな街が幾つもあって、東京という都市は本当にバカでかい。


2006年02月05日(日) 北風の吹きすさぶ金曜の夜は

北風の吹きすさぶ金曜の夜は
コートの襟を立てて
行きつけのショットバーに立ち寄ろうか
それとも
古い友人を呼び出して 炭火の焼鳥屋に向かおうか
それとも・・・

結局は 家に帰る電車の中に居て
吹きすさぶ北風の音を
布団の中で 丸くなって聞いていた
子供の頃を思い出している

吹きすさぶ北風の後に
シンシンと雪が降り募るのを待っていた
子供の頃を思い出している


MailHomePage