ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2003年08月31日(日) 無為無策

子供が親戚から借りてきた漫画の「美味しんぼ」を昼寝方々読んだり、陸上世界選手権の女子マラソンを夜遅くまで見たりして、時間をつぶしてしまった。

こういう事をするときは、本当はやるべきことがあるのに手をつけず、とは言え、まだ極限まで追い込まれてはいないときに決まっている。後悔とともに、休日は終わろうとしている。


しっかりと赤くなっていた唯ひとつのトマトを畑から採ってきて食べた。皮は厚く、味は濃かった。本当に旨いのは、もいだその場で齧るトマトだ。青臭いトマトの苗を世話し、夏の太陽の下でその実を齧るために畑を借りたのだった。

下の子の散髪をした。面倒くさがって2ヶ月に1回くらいしかやらせないし、あまり短くするななどと生意気だが、まだ親の言うことを聞く。こちらも面倒だが、散髪をするという行為は極めて直接的なため、子育てをしているという実感がする。上の子には、この夏母親が千円の床屋さんの味を教えてしまったので、多分もう、してあげることはないだろう。


2003年08月24日(日) 畑は草ぼうぼう

2週間ぶりに畑を見に行ってきた。日暮しも鳴いていて、暑い夏の一日が終わろうとする余韻を楽しんだ。

既にナスは収穫を終わり、最後に小さな残りものを2個取ってきた。良くできた妻が丸ごとぬか漬けにしてくれるという。ずっと以前、ぬか床を作ろうと提案したときには一顧だにされなかったが、最近自分で見つけてきた冷蔵庫に袋ごと入れておくだけのぬか漬けセットは気に入ったらしく、この夏浅くつけたぬか漬けがよく食卓にのぼる。

トマトは前半戦病気にやられたが青い実がいくつかついており、暑くなった天候が味方して、後半戦を戦う時間が残されているかどうかという状況だ。今年は大きな実のなる品種を植えたのに十分堪能できなくて残念だった。

ジャガイモを収穫した畝をそのままにしておいたら、夏草がわがもの顔に生い茂り、畑全体の半分くらいは草ぼうぼうの状態だ。ここまでになると、好きなだけ茂ってくれという気持ちになってしまう。もっとエネルギーのあるときに征伐に出かけることにして、そのまま帰ってきた。

秋にはサツマイモができるはずだ。最愛の妻はジャガイモには大喜びするのに、サツマイモは「いつまでもなくならない」と最近評判が悪い。確かに、年に一度「焼き芋パーティ」をするだけで、あとはあまり省みることがない。どちらかといえば、子供の芋掘りのために作っているようなものだ。

いい加減な畑作りはいい加減のまま夏を終わろうとしている。


2003年08月17日(日) パソコン連合艦隊壊滅せり〜その2〜

8月5日の夕方、お客様と話をしていると激しい雷が東京の空で光っているのが見えた。そのときは、むしろドシャ降りの雨の方に気を取られていたのだったが、家に帰ると最愛の妻が「パソコンを点けっ放しにしてはダメョ」と優しくたしなめる。

そんなはずはないのだがと、不吉な予感に襲われつつ部屋に入るとルーターのランプが異常点滅。逆にCATV局のモデムはいつも光っているランプが沈黙している・・・雷のせいだ。これで2台目が大破。

翌日、CATV局に連絡してみるとルーターを通さないで直接つないでみるように指示されたが、やはりインターネットに繋がらない。しょうがない、サブマシンで実験してみようと電源を入れると古いモニターの画面は真っ暗。おかしいなと、ちょっと考え、先日のディスプレイ交換事件のときに古いモニターの線をはずしっぱなしだったことに気づき、あせっていたのか何気なく本体に電源が入ったままモニターのコネクターをつないでしまった。とたんにパソコンは機能を停止し、今度は再起動させようとしても警告音を発するだけで、起動できなくなってしまったのだ。3台目轟沈。

息子は3日もすると友達から30通以上のメールがたまるほど人望があるので(?)、早く直してほしいと言うが、換装用の20ギガのハードディスクには実はお父さんの珠玉の宝物が入っているので、密かに別のところに移そうと思っていたのだ。仕方ない、珠玉の名品と父親のプライドを天秤にかけ、その20ギガとウィンドウズXPの組み合わせでもう一度トライすることにした。

最愛の妻と子供たちは夏休みとあって妻の実家に行ったので一晩じっくりやろうと取り掛かったが、今度もやはり恐ろしく時間がかかる。最初のときに引っかかったところでまた同じようになったので、電源を切ろうとしたが、もしかしたらノロノロと動いているかもしれないと考え直し、今回はそのまま寝た。気になって翌朝午前4時くらいに目が覚め、見てみると先に進んでいる。やれやれと、次のステップに進むと再び止まったかと思うくらいになった。ついに出社の時間となり、しょうがないのでパソコンの電源を入れっぱなしで会社に出る羽目になった。

夜帰ってくると、またちょっと進んでいる。ここまでくればもう少し、結局何とか最後までたどり着くことができた。

ただ、想像を絶するくらいのろく、立ち上げてからユーザーがアプリケーションソフトを使えるようになるまで20分くらいかかる。お父さんがちゃんと最後までやりぬいたことを証明するため、妻の実家から帰ってきた子供の前で一度だけ起動して見せたが、子供は飽きて漫画の本を読み始める始末だった。

かくして、父親の権威は失われ、昨日(8月16日)、雨の中をトボトボと子供用の低価格マシンを買いに出かけたお父さんであった。

なお、雷に撃たれたメインのパソコンは幸い本体に異常はなく、モデムも無料で交換していただいたものの、家庭内無線LAN用ルーターの方は買い換えたため、大層な出費となった。

とはいえ、もっとも心残りになったのは、あの20ギガ増設ハードディスクに入っていた珠玉の名品の数々に永遠の別れを告げなければならかったことである。

アーメン。









2003年08月16日(土) パソコン連合艦隊壊滅せり

我が家には3台のパソコンがある(正確に言えばあった)。
息子たちと最愛の妻が共有で使っているパソコンが時々ハードディスクを認識しなくなるとは聞いていたが、ハードディスクのクラッシュというのはある日突然全く機能しなくなるものと思い込んでいたので、そのうちなんとかすればいいやと考えていたが、とうとう「何度試しても黒い画面で止まってしまうよ」ということになった。

長男にいいところを見せようと思って、海に行く前の日に秋葉原に連れて行き、80ギガ、7200回転、しかも流体軸受という大容量かつ高機能のハードディスクと、ついでにOSもバージョンアップと洒落込み、ウィンドウズXPも買ってきて換装しようと試みたのが運の尽き・・・。

夜の8時くらいから息子と始めたのだが、インストールに異常に時間がかかり、最後の方でついに動かなくなってしまった(と思われた)。翌日は海に行く約束になっていたので、長男はとりあえず11時に寝かせ、お父さんは午前3時まで粘った挙句ギブアップして泣く泣く電源を切った。あと39分と表示が出ているのに、どうして2時間過ぎてもウンともスンとも言わないのだ。数時間後に海水浴を控えて眠い目をこすりながら、時々光るパイロットランプを2時間も悶々と見つめ続け、最後には点滅もしなくなってあきらめる無念さは久々に味わう敗北感であった。

後日、買ったお店に相談に行くと、まず、部品で買ったのだから自己責任と念を押された上で、「途中で止まるのはメモリーに問題があることがほとんどだが、旧式マザーボードが40ギガ以上の高機能ハードディスクを制御できない可能性もある。」とアドバイスを受けた。

そこで、今はお父さんのサブマシンになっているパソコンの、買った当時は最新鋭、今となってはありふれた20ギガ増設ハードディスクを取り外し、息子の方に取付けることを決意したのだったが、運命の8月5日、猛烈な雷が東京、千葉方面を襲い、さらに過酷な試練を受けることとなった。
(まだまだ続く)






2003年08月04日(月) この夏の海水浴(写真)

月曜日に休暇を取り、一泊の海水浴に出かけた。
地引網に参加して10匹ほどもらい、刺身にして食べた。
いわしはその場で開き、海水で洗って食べた。
今年は結構大きなのもいて、豊漁だったようだ。








ブルドーザーに引かれて地引網を仕掛けに行く船


MailHomePage