rioshimanの日記
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この日記も勢い勇んで書こうと少しのお金を投入して始めたのに 月がたつごとに段々と書く回数が少なくなってきて 今月に書いたのはたった2日だ。
だが4月になってくると上野でも応募展覧会が盛んに開かれるようになり その情報を得るために絵描きさんのホームページを見る機会が多くなった。 絵を描くことを職業にしている人たちだけあって ホームページの制作にも特に凝っているものが多く、見ているだけでも楽しい。 その中に日記をつけている人もあるが、毎日必ず付けている人もあって何を書いているかと読ませてもらい興味深い。そして長く続いている人は日頃の何でもないつまらないものを書いていることに気付く。 絵を描くという行為は粘り強い性格が必要だが 日記をつけるのも同じような通常の努力の結果だろう。 はたして自分にはそのような性格があるのか考えてしまう。
そして絵を持続して描いて行ける力が自分には備わっているのかと。
物心が付いて少々周りのことが考えることの出来るようになった小学生の頃、学校で太平洋戦争のことを学んで自分は、人間なんて何て馬鹿なことをするんだろう、ちょっと考えれば誰だって戦争なんてすれば皆が損をするばかりで頭のいい人は絶対に戦争なんか馬鹿らしくて決してしないだろう、と子供心に思っていた。 そして幸いにも自分たち日本の周囲では戦争らしきものはこの約60年近く忘れられて過ごして来られた。 しかし段々とこの頃また怪しくなって来ている。 人間とは誰でも自分の考えのみが正しいと考えたがる。だが一方他の人の立場に立ってみると……。 もし、アメリカ合衆国大統領ブッシュ氏がイラクに生まれていたら、と考えれば答えは明白である。どうなるであろうかは…。
連日3月20日からイラクに対するアメリカ・イギリス進軍のニュースが流れている。まことに心が暗い。精度の高まったミサイル攻撃の自慢ばかりアメリカはしている。コンピュータなど科学の進化はこうして使われて行くのだ。
自分が最初に実社会に入って会社で設計の仕事をしながら、今自分が携わっている科学技術は果たして人間のためになるのだろうか、と悩み再出発しようと決心した頃のことを改めて思い出す。
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