2008年01月29日(火)  マシンガン 子供の質問 うろたえる


物価の上昇が家庭を直撃。というニュースが最近多いが、チョコボールの中身が減ったとか、カップ麺の値段が数十円上がったとか、日本は本当に平和だなぁと思う。正直どうでもいい。テレビ局、騒ぎすぎ。国民の不安をあおり過ぎ。

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まなティ、マシンガンのように一日中しゃべる。朝起きたときから夜寝るまで、まったく同じテンションでしゃべりまくっている。テンションは高いタイプだ。しゃべっていないときは、歌を歌ってるか、いたずらしているときだ。(ジジババに預かってもらっているからか、童謡の2番・3番や、古い歌まで知っている。りんごの歌とか。ママこの歌知らないの?とよく言われる)

なんで?だれが?どこで?なにが?と常に質問が飛んでくるので、こっちも上の空になれない。最近のお気に入りは、赤ちゃんが大好きだからか、下の子が生まれてくるからか、○○は何歳?歩ける?靴は持ってる?いくつ持ってる?一人で座れる?歯はある?何本?ベロは小さい?というヤツだ。ベランダの手すりにとまっているハトを見て、ハトは何歳?などとくるので、答えに困る。1歳くらいかなぁと言っておく。なんか気の利いた切りかえしはないものか。

基本、おちゃらけている性格だが、質問しているときは真剣で笑えること多し。私の靴下に穴が開いたので昨日仕事の帰りに靴下を数足買って帰った。それをまなティに見せたら、真剣な面持ちで「ママズボンは買った?」と言う。なんのことかわからず「買ってないよ」と答えると、眉根を寄せて私の部屋着のズボンの膝に開いた穴を指差して、「ママこれでいいの?」と。靴下の穴→新しい靴下を買う、ズボンの穴→新しいズボンは? という図式がまなティの頭の中でできあがったのだろう。


子供って疑問で頭がいっぱいなのだろうなぁと思う。この前も、夜寝かしつけていたら突然はっとしたような顔をして、「ママ、キリンはしっぽある?」と聞いてきた。「あるんじゃない?」と答えると、「どんなの?」と。「細くて先に黒い毛がついてたと思うよ」と答えると、しばらく考えて納得できなかったのか「また多摩ズー公園(多摩動物公園のこと)行ってキリン見ようね」と言っていた。

大人だって世の中に知らないことだらけだろうに、個人差もあるが、歳を取ると知ろうとする意欲って減退する。この知りたいという時期に、たくさん答えてあげねばと思う。ただ答えるだけじゃなくて、自分で考えさせるような話術を私も身につけねばイカン。ハトは1歳とか適当なこと言ってる場合ではない。


さらにつぶしてはならない子供の才能は、感受性だ。まなティの感受性には舌を巻く。私が実家から持ってきた絵本の表紙が泣いているウサギで、それを初めてみたまなティは、みるみる泣き顔になって、「ウサギさんどうして泣いているの? ケガしたの? 寂しいの? お母さんがいないの?」と。どっからくるんじゃ、この感受性は。

幼ければ幼いほど、自分以外の人の感情に同調する能力は高いらしい。自分と他人との堺がまだあいまいなのだろう。この感受性が他人への思いやりとかにつながっていくのだろうから、大事に大事にしてあげたい。


つづく。


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2008年01月28日(月)  怒らない 口出ししないと 決めてから


「2人目は気づいたら歩いている」と言うが、本当にそんな感じになりそうだ。妊娠中の今でも、今何週目なのかよくよくカレンダーを見ないとわからない。聞かれても即答できない。生まれたら生まれたで、まなティのときはしっかり3時間ごとにあげていた母乳も、「泣くまで放置」になりそうだ。まぁ、たくましく育ってくれるだろう。


そういえば、まなティ、去年中に卒乳したのだ。その直後から私が例の風邪で薬を飲み始めたので、本当にタイミングがよかった。

「無理にやめさせず、飽きるまで飲ませる」というのが私のスタンスだったので、欲しがりゃあげるという感じだったが、ほかに夢中になれる楽しいことが増えたからか、どんどん回数が減って、2歳の誕生日が過ぎるころには見向きもしなくなった。飲まなくなって1週間くらいした頃、突然思い出したのか「おっぱい飲む」と言い出したので与えたら、私の乳はとうとう干上がったらしく、「出ないね〜」と言ってすぐに離れた。

それからは、こっちがふざけて「おっぱい飲む?」と聞いても、「ママのおっぱい出ないからいらない」とそっけないまなティである。なんか突然お姉ちゃんになった感じだ。頼もしい。

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去年は、子育てについてずいぶん悩んだ時期もあった。今ももちろん子育てに自信満々とはいかないけれど、なんか軸みたいなものは見えた気でいる。

とにかく、怒らないというのは徹していて、同じ年頃の子供を持つ友達は驚くが、子育てに悩んでいた1歳のころに1度だけ怒って以来、一度も怒っていない。もちろん、ちょっとたしなめたり、注意したりすることはあるが、何でダメなのかを言い聞かせてしっかり理解させるという感じで、感情的になることは一切ない。

思うに、親が怒るのは、子にこうなって欲しいという親の理想のようなものがあるからだろう。子がその枠から出たときに感情的になる。でも私は、子は子であり、私ではなく私の所有物でもなく、私は子が成長する手助けをするだけの存在と思っている。

危険なことや人に迷惑をかけるようなことでない限り、常にその子色の蝶になるための準備段階なのだと思うと、どんな失敗もどんな遠回りも、別個人の親が口出しすることじゃないなあと思う。その失敗や遠回りが、羽の色を深くするのだろうから、むしろ経験は多い方がいい。


この前、まなティが納豆とろろを真剣に「箸」で食べていたとき、それを見ていた私の父が、「スプーンにしたら?」と口を出した。まなティはすかさず、「じいちゃんは何も言わないで」とキッパリと父に答えているのを見て、私は心の中で「よしよし」と思った。まなティが箸を使う前はちゃんとスプーンで食べていたのを私は知っている。だけど、最近お箸に興味を持ち出したまなティは、買ってもらった箸でとろろをすくったらどうなるか見たかったのだろう。

ほかにも、クーピーペンシルの入れ物にクーピーを上下逆に入れて、ふたが閉まらなかったときも、「とがった方を上にしゃなきゃ」と言う父に(父はまなティがかわいくてしかたがないのだ)、「じいちゃん、言わないで」と言っていた。その後、自分で上下を入れ直してみたり、また逆にしてみたりして、ふたを開けたり閉めたりして観察して、最後にはちゃんと正しく入れてふたを閉めていた。


自主性って大事だ。子が自分の頭で考えて判断を下す力を身につけるか否かは周りの大人にかかってるんじゃないかと思う。ついつい口出ししたくなっても、こらえることが肝要だ。というか、口出しはしないと決めてしまえば、案外そっちの方が気が楽だ。遠巻きに見守る役に徹する。

怒るのも同じで、絶対に怒らないと決めてしまえば、不思議とイライラもしなくなる。本当に気が楽だ。怒らないからと言って、まなティがワガママになっているかというとそうではない。逆に冷静に言った方が心にズシンとくるのかもしれない。『北風と太陽』の太陽効果だろうか。感情的になると逆に相手を意固地にしてしまう。


これから、まなティはどんどん成長してどんどん変化していくだろう。そのたびに障害にぶつかるだろうが、軸があるのとないのとでは全然違うだろう。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・私は大学入試問題の過去問のデータベースを毎年買っています。
 →イグザム←というヤツです。
 赤本なんて買っていたら破算してしまいます。(笑)
 あとは、東進スクールか何かのサイトに、
 過去問があったと思います。数が限られていますが無料です。
 見てみてくださいー。

・風邪でした。心配かけました。
 布団で唸っている間に、
 ジャンクメールがごっそり来て、
 掲示板がなくなってました。

・あけましておめでとう!&久しぶり!
 おなかの子供は相当守られているらしく、
 母体が風邪を引こうが熱を出そうが、
 ぜんぜん関係なく快適なんだってさー。ちょっと安心でしょ。
 私も産後のウツはひどかったわよ!
 毎日なぜか泣いて暮らしていたよ。
 まなティが泣き止まないだけで、泣きながら仕事中の相方に電話したり…。
 その友達の子が今何ヶ月かわからないけど、
 もうしばらくしたら、よくなるんじゃないかと。
 子供を産むと体のいろんなバランスが変わってすごいよね〜。
 子作り頑張って!(笑) 楽しみにしてるよ〜。

2008年01月26日(土)  ひと月も 何をやってたか といいますと


ご無沙汰です。年が明けてずいぶん経ってしまった。

実は、クリスマス頃からつい1週間前まで寝込んでいたのだ。最初はただの風邪だったので3日くらいで治る予定が、しぶとくしぶとく9度台8度台の熱が出続けて一向に治る気配なし。産科で出してもらった薬を飲んで一度は回復したかに見えたが、薬が切れたらまたもとに戻った。こんなこと初めてだったので、実は風邪なんかじゃなくて、どっかの臓器に細菌が……とか悪いことばかり考えながら布団の上で毎日唸っていた。

仕事は、薬が効いているスキに行ったり、休んだり。入試直前だってのに何やってんだか、という感じ。サイアクだ。まなティは一日中親に預かってもらったり、親に来てもらったり。相方には早く帰ってきてもらったり。なんかもう、いろんな人に迷惑かけている自分が焦れったくってもどかしくて泣けてきたわ。

そんなこんなで、サイアクな年末年始を過ごしておりました。妊婦は抵抗力も回復力も衰えているので、風邪には十分注意するようにと産科の先生に釘をさされた。


腹の子は私がどんなに衰えても、至って元気だ。今6ヶ月目で順調に成長中。どうやら今度は男の子らしい。まなティに骨抜きにされている相方は、たくましい男の子を育てたいらしく、それを聞いて大喜び。私はどっちでもいいので、性別を聞いても、あ、そう、という感じだが。

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まなティも元気いっぱいだ。どうやら2歳1ヶ月にして早々と悪魔の2歳児を脱したらしく、毎日陽気で聞き分けもよくなって、どうしたことかと家族一同驚いている。大抵のことは、ちゃんと説明すれば理解して受け入れてくれるのだ。

前にも書いたが、まなティは言語発達が同じ月齢の子と比べてずいぶん早いみたいで、もうすでに普通に会話が成立している。まるで幼稚園くらいの子としゃべっているみたいだ。なので、自分の主張を大人にちゃんと伝えることもできて、欲求不満にならないのだろう。前まではイヤなことがあるとすぐにキーーーッとなっていたが、今はペラペラとイヤな理由を言って、それを大人が理解したのを確認して、ニッコリという好循環だ。信頼関係をしっかり構築できているという感じだ。

あと、まなティの自主性を重んじているというのもいいのかもしれん。危険なことでない限り、何でもやらせて口出ししないというのを、周りの大人に徹底しているので、いつも欲求が晴れているような清々しい顔をしている。


まなティが生まれて2年、私の生活は色あせることを知らない。これといった刺激的なことがあるわけでもなく、同じような日々が淡々と過ぎていくだけなのに、退屈しないどころか、いつもワクワク気持ちが上を向いているような感じだ。昔扱いに苦労していたウツ症状もどこへやら。

子供が生まれると男も女も何とかというホルモンが出てきて、気持ちが上向きになるらしい。個人差があるみたいだけど、私の場合、それが相当出ているのだろうと思う。子供を持つことに体質が合っているのだ。一日に何度もまなティを抱きしめては、ああなんてかわいいんだろう生まれてきてくれて本当にありがとうと心の底から思う日々だ。

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そんなこんなで去年もいい年だった。最初はどうなることかと思った仕事も、徐々にではあるが思ったよりも上向きになっている。まあ、これから3年生が卒業するし、私は5月に子供を産まないかんし、また苦労するだろうけど、なんとかなるという自信はできた。


ということで今年の抱負は、3つ。

 一、去年は教材を2冊書いたので、今年は別のヤツを1冊書く。

 一、去年は入試問題を200校分解いたので、今年の目標は500校。

そして最後に、

 一、お産が終わったらまなティを妊娠する前の体重に戻す。

まなティを妊娠中17キロも太って、産後10キロしか戻らず、そこでまた妊娠という恐ろしいサイクルに入っているので、今度こそ体重管理を徹底して、産後はしっかり運動もしてもとの体に戻りたい。今回の妊娠での体重増加は今のところ標準レベルなので、このまま頑張ろう。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・2人目出産おめでとうございます!
 19ヶ月差って大変そうですね。
 うちもその頃はかまってちゃん&悪魔の2歳児期だったので、
 想像するだけでも恐ろしいです。
 その頃の子供をエンターテインするのって、
 本当に至難の業ですよね〜。わかります。わかります。
 私は子供番組のDVDを見せて楽したりしてました。どうでしょう?
 釘付けになっていたので。本当はいけないんですがね…。

・助産師さんや助産院なんて考えもしませんでした〜。
 お安めなんですね!
 ただ、私の場合、前回のお産がちょっと異常だったので、
 ちょっと臆病になっていることもあり、
 やっぱり病院の方が安心かなとも思います。
 それでも、あまりにボッタクリすぎだったので、
 実は病院を変えました。今回のところはよさそうです。
 それにしても、お産ができる病院のなんと少ないことか。
 家の近くで探すとホント選択肢少なすぎです。

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