蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




いきなりガンダムを操れたア○ロ少年って、ホントすごいと思う…。
2003年03月29日(土)
ついに念願の「ペンタブレット」を手に入れましたっ。

早速ドライバーをインストール!
てりゃあぁぁぁっ!!



「CDドライブが認識されません」




蹴る!殴る!!叫ぶ!!!
「そんなわけないじゃろぉがぁぁぁっ!!」

数十分掛けてようやくドライバーインストール成功。

早速、友達から○ったペインターVer7を起動!
自分、子供の頃から、
手に入れた玩具はその場で開封してしまう勢いの、
アウトローやんちゃ坊主でした!!
買って家に帰ってきてから、まだ1時間経ってません。
でも、もう我慢できんのです。
下げ膳食わぬは武士の情け!
なんか全然違う気がしますが、
とにかく早く試してみたくて仕方ありません。
それ程時間のかからないはずのペインターの立ち上がりが、
遅くて遅くてしょうがないように思えてきます。

立ち上がりましたっ!
とりあえずマウスを使いつつ新規ファイル作成。
マウスを手放し、
真新しいペンをガッシと握りしめ気合一発。
真っ白なキャンバスに、
今まさに、新たな第一歩が刻まれます!
ペンは剣より強しなのでありますっ!!



おおおおっ!?
キャンバスに
いきなり豪快な毛筆線が引かれた後、
新規ファイルが消去されました。
見たことがないウィンドウが次々開きます。
まるで見習い剣士が、
いきなりエクスカリバーを握らせられた風情、
もしくは、歩き始めたばかりのアイボが、
出力十万馬力にされて足にロケットを付けられた如し、
であります!
全然制御できません。助けてっ、誰か!!



ペインターが落ちました
次いで、システムエラー。



「Ctrl + Alt + Delete」



道は
果てしなく遠いようです。
春だなぁ…。
2003年03月26日(水)
本日のガソリンスタンドでの会話

わし:
「ハイオク満タン、現金でお願いします。」

店員:
「はいっ、
ハイザラ、満タンですね!





うららかな春の陽光の中、
時が暫し止まった。





いや、満たすなよ。
せっかく「空」なんだから。
不安。
2003年03月25日(火)
イラクをめぐる情勢はますます混迷を深め、
世はますます暗澹とした様相を呈してきました。

しかし、
世が世であれば、
結構な話題として取り上げられていたであろう、
その不穏分子、もとい、救国闘士は
意外にも我が身近なところで突然立ち上がったのです!

『田嶋陽子氏 神奈川県知事選に立候補表明』



ひょえええぇぇーー
頼むっ!
ソレだけはやめてぇぇ!!


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田嶋陽子氏がどんな人物かわからん!
という方は、大変申し訳ありませんが、
自分で検索して調べてください。
ワタシも氏のホームページを発見したのですが、
万が一、万が一っ、
リンクを辿られたりしたら、
とてつもなく怒られそうで、
怖くて怖くてブルブル震えているので、
リンクは敢えて張らずにおきますので…ブルル
******************************************



つい先日も、
イラク開戦前の討論では口から炎を吐きまくってた氏。
相手の言うことなど一切聞く耳もたず。
ついにプチ切れた軍事アナリストのおじちゃんに、
「聞きなさいっ!!!」
と一喝されようが、一切反省する様子なし。
その全身から発散される闘気に、
思わず朝食のゆでたまごを取り落として、
唖然とさせられたばかりだったのに…。

ヤバイヨ、ソリャイクラナンデモヤバイヨ。
氏が知事になんかなった日にゃ、
神奈川県全域に、
アパルトヘイトな女尊男卑制度が敷かれて、
40才以上の全ての女性は電車運賃全額無料とか、
「オバサン」という言葉を言った者は1年以下の懲役とか、
タジマ私設警護隊が組織されたりとか
(以下 危険な妄想がダラダラと続くので 略)

あー、とにかくヤバイってば。
違う意味で超タカ派じゃん。
意見とか陳情とか出来なくなっちゃうよ。
別の意味で思想統制始まっちゃうよ。
怖いよー。





これって公職選挙法に抵触しますか…?
足元にも及ばない
2003年03月23日(日)


題「名画を愛でる男」

昨日、箱根のポーラ美術館に行ってきました。

たくさんの名画に囲まれ

あまりにたくさん有りすぎて

気が遠くなりかけたり

わかったような険しい顔をしつつ

実は何が何やらサッパリだったりもしましたが

どうやら

何かインスパイアされた

かも みたいな
辞められない止まらない
2003年03月20日(木)
なんつーか、こう、
「なし崩し」
という言葉がピッタリ来る感じで始まりましたね、戦争。

女:「あー、アタシもう終電だから帰らなくっちゃぁ」
男:「ええ?まだ大丈夫だよ。
   ほら、もう一杯頼んであげるから。
   すいません。いつものアレ」
店員:「はい(またかよ…)」
女:「えー、でもぉ」
男:「コレ、この酒がまたウマイのよ」
女:「(匂い嗅ぐ)うわー、超きつそうじゃん」
男:「大丈夫だってぇ。ちょっとだけ飲んでみ。
   あとは俺が飲んであげるから」
女:「本当に?じゃ、ちょっとだけね。
   これ飲んだら帰るからね」
男:「うんうん、わかったから、ほらほら」
女:「うわっ、本当だ。おいしー!」
男:「な。だろー!(ニヤリング」

って感じ?
既成事実作ったもん勝ちってやつ?
あははー、だよね、だよね、アハハー。
しゃらくせぇー!
チェストォーッ!




しかし、アレですなー。
独裁者、独裁者って人のことは非難するけど、
国益だか私益だかなんだかしらないけど、
国民他大多数の意見や気持ちを無視してまで、
行動を起す、またその行動を支持する指導者を、
世間では「独裁者」とは呼ばないんですかねー?
世の中不思議なことが沢山で、
ワタクシのチープな頭では到底付いていけません。



ああ、アレだ、
いっそのこと「ネット対戦ゲーム」とかで、
片をつけましょうよ。
んで、その内容を全国にネット生中継。



「あっ、と…。
 どうやらフ○インさん、ラグが発生した模様です」
「この間に■ッシュ氏が動くでしょうねぇ」
「ああ、■ッシュ氏、油田を押さえました!」

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ヘイ、ファッ×ン■ッシュ!
ラグってんのに攻撃してんじゃねぇー!
お前の母ちゃんデベソーッ、
おうちに帰ってママのオッパイでも吸ってな!

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「おおっと、これはフ○インさん、
 派手な暴言チャット攻撃。相当頭に来てるようです」
「これはフィルタ掛けなくて大丈夫なんですか?」
「日本では全然問題ないんじゃないですか?
 あ、フランスではコードに引っ掛かった模様です。
 何も読めないぞという苦情が殺到してるそうです」
「ははは、お国柄ですかねー」
「しかし、■ッシュ氏、返答が遅いですね。
 まさかタッチタイピングできないとか…。
 どうですか、軍事評論家の餌旗さん?」
「そ、それをワタシに聞かれても…」
「おおっ、■ッシュ氏が何か答えるようです。」
「これは注目ですねー…」


=================================================

( ´,_ゝ`)プッ

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ってなー。
本人だって気持ち悪いだろうに…。
2003年03月19日(水)
ひょっとしたら、
世間的にはそう驚くことじゃなくて、
知らなかったのは、
小田舎に住む純朴プー太な僕だけなのかもしれない。

ここ数年テレビ画面に映ってた、
あのヒゲオヤジは全部本物でなかったという噂が…。

影武者って
そんなに簡単に
できるもんナンデスカ!?


ていうか、
「クリソツ」とかいうレベルじゃないじゃん。
言われなきゃわかんないよ、アレは。
耳たぶの淵に突起があるかないかで、
本物か影武者かわかるそうで…。

そんなもん、
戦闘時に判別できるかー!!




いや、
なんか、スゴイ気持ち悪いんですけど…。
ずっと一人しかいないと思っていた、
東京デ○ズニーランドのミッ■ーが、
実は地下に壱号から参拾号まで待機しているらしい、
って噂を聞かされた時より遥かに気持ち悪いっす。
X−Fileとか、ビッグフットの類は、
まだ笑い飛ばせるじゃないですか。
でも、現実に存在しうるこの手の「嘘」って、
気持ち悪くないですか?

もしですよ、アナタの友達が、
「実は影武者でした」とか言い出したらどうします!?
まず何のための影武者なのかサッパリわかんないけど、
とりあえずその時点で友達終了でしょ?
そこで、今まで現実だと思ってた事象が、
ぷっつりと終了するのって、なんか怖いじゃないっすか。
嫌だよ、影武者とか。怖ぇー。
てか、影武者の人生ってどんなんだよ。
全てが偽りの人生ってどんなんだよ。

黒澤明の「影武者」も色んな意味で怖かったけど、
目の前に(国外だけど)実在する影武者のほうが、
もっと怖いよー。嫌だー。
やっちった
2003年03月18日(火)
本日は「卒業式」でありました。
感慨も何もありません。
学校側が嫌いだったから。嫌われてたし。ウフ。

さて、
くそつまらねぇ
卒業式&卒業パーティーはさておき、
その後の内々の飲み会で、
やや飲み過ぎてしまいまして…。
というかですね、
ここんとこ「虫垂炎」のおかげで、
全然飲んでなかったんで、
酒ダメージが思いの外デカく、
やっちまいましたよ、
乗り過ごし。

気が付いたら、
「日暮里」とか言われて。
どこだよ、日暮里って。
山手線一周しかかってんじゃん!
しかも日暮里で泊まるとこ探したら、
どこも満室だしよー!!
おめーら、この週始めから仲良く×××してんじゃねー!!
というツッコミができるくらい、
まだ酒の酔いが残ってマウス。

んで、
仕方がないから、
オマワリんとこ行ったら、
「上野まで行ってください」とか言われて。
仕事しろよ、この役立たず。税金泥棒。氏ね。

さて、
変なところで素直なわしは、
再度山手線に乗ろうと、
ホームへ入ったんですが、
そこへ、
ナイスタイミングで最終の磯子行きの電車がホームイン。
「何線」なのかもよくわかんないけど、
とりあえず乗ってみたら、
即寝。

気が付いたら「磯子」ですよ。
すごい剣呑な顔した駅員に揺り起こされたですよ。
そりゃね、
寝過ごしてるこっちだって悪いかもしんないけど、
日がな駅でボーッとしてるアンタらに、
そんな顔される筋合いはねぇよ、悪いがな。

と、社会の全てが悪に見える状況の中、
タクシーの列に並んでみる。
20分、寒空の元待たされた挙句、
ようやく乗り込んだ車内は、
運転手さんが気を利かせて入れてくれた、
エアコンのお陰でとても温かく、
「人の温かさ」に触れた僕は、
舌の根が乾く程の「世間話」、絶好調。舌好調。

6000円も、
余計な出費を強いられたけど、
運転手さんに、
世間の厳しさを訥々と聞かされ、
もう、僕はどうしようもないくらい、
今、ブラッキーな気分です。

変な文章。
あー、気持ちわりぃー。
やっぱりジブリはすごいね
2003年03月14日(金)
色塗りの作業やりながら、
後ろでボンヤリ「天空の城ラピュタ」を流してたんですが、
僕も最近になって、
ドット絵のアニメーションとかかじった後なんで、
改めて見るとやっぱすごいっすね!
最後のラピュタ崩壊のとことか。
あれ、デジタルが導入される前だから、
一枚一枚セルに手描きでしょ?
うへぇ〜、考えただけでゾッとしてくるっす…。

しかしですな、
技術的なことはともかく、
なんつーか、こう、
あのいじらしいまでのパズの一途さって、
一体何なのさ!?
なんであんなにあの2人は出会った瞬間から、
どこまでも仲良しこよしなのさぁ!?
ちょっと羨ましいぞ、コノヤロー。
いや、それにしたって
なんかご都合主義って気がしないかね、諸君!
くっそー、それも世界の宮崎駿だから許されるのか。
ムキーッ!



と、
アニメに嫉妬したって何も始まらないし、
宮崎駿を揶揄して世界を敵に回したくないんで、
大人しく作業に戻ります。
あでぃおす…。
さらば、プチヒッキー。
2003年03月13日(木)
お久しぶりだす。
この1週間、
虫垂炎が悪化して点滴打たれたり、
面接に落選して逆ギレしたり、
腰が痛くなってシカメっ面したり、
日夜母親に小言を言われたり、
見ず知らずの「2ちゃんねらー」に絡まれたり、
近所の犬に吠えられたりしている間に、
すっかりテンションがローダウンカスタムされてしまい、
日記の更新もままならない日々を過ごしておりやした。

お陰様でフテ寝スキルがだいぶ上がったような気がします。

そんな腐れモードを払拭するべく、
久々に、実に久々に、
お気に入りの公園に行ってきました。
ウチから車で約20分。
小高い山の頂上にあるその公園。
その公園の中の、
更に一段高くなった丘に登ると、
目の前に富士山がどーんと見えます。
平日はあまり人の来ないその公園では、
動物までもが実に無防備で、
僕のすぐ足元でスズメ達が地面をついばみ、
トンビが頭上1mを旋回し続け、
背後で盛りの付いたネコ(♂)が「ニャー」と鳴いてる。
空はどこまでも青く、どこまでも広く、
見渡せば東も西も、水平線が丸く広がっていました。

いやはや、すげーありきたりですが、
人間なんて極めてちっぽけですな。
アラビアの石油を巡って、
大国同士が私欲剥き出しにして言い争ってるかと思えば、
やれ東京の川にボラが大発生!!と言って大騒ぎ。
しかし、空の向こうから見れば、それもこれも、
長い時間の中のミクロな一幕に過ぎないんじゃないでしょう。
ここ数十年の莫大な人口増加には、
きっと神さんだって目を丸くしてますよ、多分。

そんなことを考えたら、
些細な事でクサクサしてた自分がバカらしくなりました。
青い空に一筋の雲を残して、飛行機が横切っていきました。
海面を蹴立てて、漁船が駆けていきました。
「これでいいのだ!」と思いました。
帰りの道はいつもより、ちょっとトバシテミマシタ。
「戦場のピアニスト」を見てきました。
2003年03月06日(木)
なんか久しぶりに行ってきたよ、映画館。
一人で。
いや、他にも結構居ましたよ、「男一人」って。
だからいいんだ、泣いてなんかないやい。

ほんとはね、
「壬生義士伝」を見ようと思ったんですよ。
浅田次郎原作、熱き漢のドラマに、
一人で涙しようと思ってたす、あっしは!
しかーし、
映画館に着いたらもう始まってやがった。

というわけで、
「戦場のピアニスト」。
お客さんには何故かお年寄りが結構多い。
しかも夫婦。
「戦争の悲劇」は語り継がれなければならない物ですが、
だからといって、
お年寄りが見る映画が他にないというのも、
何か悲しいですな…。

内容ですが、
おすぎさんは絶賛してましたが、
パッと見では、
僕には今ひとつピンとこなかったんです。
この映画で監督が一番言わんとしていることが、
どうも良くわからない。
ああ、お恥ずかしい。

んで、ラストのテロップが流れだして、
ようやくなんとなくわかったんです。
この映画、邦題は「戦場のピアニスト」ですが、
原題は「The Pianist」なんだそうで。

原題のほうが、
映画のテーマを良く表してるんではないかと思います。
主人公はどんな状況下でも「ピアニスト」であるが故に、
この物語の主人公であり続けます。
僕もついつい色んな物に追われるうちに、
何が何やらわからなくなることが多々ありますが、
最低限「自分」は見失わないようにしたいです。ハイ。

それにしても、
主人公の食べ物に対する執着は凄まじいです。
何というか、
「人間性」という点でかなりスレスレです。
ドイツ軍の将校に見つかって、
生きるか死ぬかって境にあっても、
缶詰だけは決して手放しません。
普通、缶詰どころじゃねぇーだろ!
、というツッコミは通用しないようです。
戦時下という究極の状況では、
人間ってああなるもんなんですかね。
俺はまだまだ幸せだなぁ…。

なんか偉そうに色々書きましたが、
主人公が浪々の末、
瓦礫と化した街の廃墟の中で、
ドイツ軍将校にピアノを弾いて聞かせる場面は、
すごく綺麗ですよ!(CMでも流れてるとこです)
実を言うと、
ワタクシ、ここで少々涙シマシタ。
想像と現実
2003年03月05日(水)
父さん…。
僕みたいな夢見がちな人間は、
何事にも「初物」というものに、
淡い想像を思い描いてしまうわけで…。



−私の想像していた「会社」−
自動ドアを抜けると
そこは「受付」だった。



〜現実〜
玄関を開けると
そこは「仕事場」だった。



−私の想像していた「面接前」−
受付の女性社員に案内された会議室の前で、
パイプ椅子に座りながら、
前日から考えてきた「段取り」を復唱。
会議室の中から、
「次の方、どうぞ」の声。
ドアの前で姿勢を正しつつドアをノック。
「失礼します。
 ○△専門学校から来ました、なび太と申します。
 本日はよろしくお願いします!」
「はい、ではお掛け下さい…」
面接開始…



〜現実〜
目を真っ赤にした社員さんに案内されたのは、
ホワイトボードのみで区切られた「会議スペース」。
「どうぞ」
社員さんに進められるまま、
会議用の椅子に着席。
この時点で前日から考えてきた「段取り」は崩壊。
うっかりしてコートを脱ぐことすら忘れた。
おろおろしていると、早々に社長登場。
「◎×取締役社長のKです。宜しくお願いします」
挨拶、
社長に先を越される。

慌てて立ち上がりつつ、
「あ、よよよろしくオネガウィ(噛んだ)します…」
と言うのが精一杯であった。
社長、微笑みつつ「お掛けください」の一言。
「あ、はい」
と慌てて再着席するも、
コートを着たままであることに気付き、
再々起立。
わやくちゃである。



−私の想像していた「面接」−
長机を挟んで向い側に面接官が数名。
いずれも仕事の疲れで不機嫌極まりない。
「なんでウチへ?」
「なんでゲームなの?」
「この程度の絵で良くウチに来たね」
胃が引き裂かれるような質問の連続。
しかし負けずにハキハキと答えていく。
時には笑みさえ浮かべる余裕。
極力平静を装いつつ、
30分に渡る面接官との死闘をやり過ごし、
「本日は誠にありがとうございました!」
の声とともに深くお辞儀。
颯爽と退出。



〜現実〜
会議用の4人掛けテーブルの向こうに社長が1人。
すぐ側で社員さん達が仕事をしているので、
あまり大きな声ではしゃべれない。
柔和な表情を浮かべたその社長は、
履歴書と作品を交互に眺めしきりに頷いている。
「逗子から来たんですか!?」
「え?あ、はい…。逗子です…」
「大変でしたねぇ」
「あ、いや、学校が高田馬場なので馴れております」
「ああ、そうなんですかー。ははは」
「あはは…」
その他簡単な質問を少々。
社長、頷く回数が増えてくる。
そんな僕達の横を社員さんがスッと通り過ぎ、
背後のトイレと思しき場所に消えた。
「そっかー…(何が?)」
「はい…(いや、だから何が?)」
「ズジャジャジャーッ!!」
僕のか細い声は流水音にかき消された。
ついに間がもたなくなった社長、救援を呼ぶ。
「Sさん(デザイナーチーフと思われる)、
 今仕事忙しい?」
「ダメ!!」
なぜかその「ダメ」が自分に向けられている気がする。
「そっかー、あー、じゃ何か質問ありますか?」
「えー…、そうですねぇ、
 あのー、雇用形態のことなんですが…」
「ああぁ、その辺は曖昧でしてねぇ…。
 まぁ、今の業界だとどこもそうだと思うんですけどね」
「ああー、そうなんですかー…」
「ええ…」
「…」

〜10分後〜
「そっかー…」
「ええ、はい…」
「ねぇ、Sさん!まだ忙しいの?」
「ダメだっ!!」
「じゃあ、いいね?」
「うん、任せる!」
「じゃあ、とりあえず本日はこの辺で」
「え!?あ、そうですか」
「合否についてはまた後ほど連絡しますので」
「あ、はい」
社長に玄関まで送ってもらう。
と、言っても数メートルだが…。
「本日はどうもありがとうゴザウィマスタ(噛みまくり)」
「いえいえ。では」
「はい、失礼します」
よろよろと玄関から退出…。




父さん…。
初めての面接は
色んな意味でとても「新鮮」でした。

あーあー あああああーあ〜♪(唄:さだ○さし)




My追加



設計*しゑ(繊細恋愛詩)
感謝→HP WAZA !
素材著作権且感謝→M3