蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




そんな結論で良いのかしらん
2003年01月29日(水)
テスト勉強として、
「今後のゲーム業界展望」について考えた。

アーケードから火が付き、
ゲーセンと同じコントローラーを用意してみました。
ドンドンドコドコ、カッ!カッ!
そう珍しいジャンルではなかったけど、
昨今には珍しく、
弾けた「ゲームらしさ」を感じさせてくれた
『太鼓の達人』。

趣味性炸裂!男の浪漫再現!!
まずはコックピットの開閉ボタンを押すことから始まります。
本体より大きなコントローラーを使うロボシュミレーター、
『鉄騎』。

ついに路面の凹凸から摩擦係数までを表現し、
ハンドル型コントローラー、
「GTフォース」でしっかり生かす。
「フォースフィードバック機能」搭載!
ラリーコースでは、
ハンドルにしがみつくように操作するとかしないとか…
『グランツーリスモ3』。



専用コントローラーって、
昔はどうも敬遠されがちだと思っていたが…。
いつの頃からだろう、
思わぬソフトが思わぬ形で意外に売れたりする。
「特化」
という言葉が頭の中を駆け巡る。



だが、
それよりなにより、
余計なお世話かもしれないが、
どうにも気になることがひとつある。



みんな
どんな環境で
ゲームやってんですか?




本体と大差ない、
いや、むしろそれより大きいコントローラーを、
画面の前に置いて遊べる環境って…。
ちなみに、
僕の部屋にあるぷりちーなサイズのテレビは、
専用コントローラーと並ぶと、
より一層ぷりちーに見えるに違いない。

「ツキナミ」だが、
日本は本当に不況のドン底にあるんだろうか?
、と思った。
少年時代のコレクション
2003年01月27日(月)
机の中を引っ掻き回していたら、
思いがけず懐かしい物が出てきました。

酒ブタ

妙な語感ですが、
決して酒臭い獣のことではありません。
一升瓶の先っちょに付いてる、アレ。
「酒蓋」ですね。

子供はなんでも集めるのが大好きですよね。
フランスの偉ーい思想家カイヨワさんは、
「遊び」を定義するために、
「競争」・「偶然」・「模擬」・「眩暈」
の4分類を著書の中で表しましたが、
僕はこれに「収集」を入れて、
5分類にしても良いんでないか、と思ったりもします。
あんまり詳しく勉強してないんで、
間違ってるかもしれませんが…(汗

ま、とにかく、
誰しも自分の幼年期のコレクションについては、
少なからず思い出があるのではないか、と思います。

今日久々に再会した「酒ブタ」も、
実は僕の少年時代の大事なコレクションの一つだったんです。



僕らが少年時代を過ごした80年代で、
代表的な少年達の宝物と言えば、
そりゃもう、
「ビックリマンシール」だったり、
「キン消し(キン肉マン消しゴム)」だったりしたわけです。
しかしですね、
これらの物品、いずれもが「商品」であり、
例え単価が安かろうが、
結局のところ、勝負の決め手は
「資本力」
なのであります。
限りあるおこずかいの中で、
「ダブリ」なんか出した日にゃー、
涙・鼻水等あらゆる体液を放出させつつ、
勝者たる「富めるお子様」の所へ楚々とにじり寄り、
「ねぇー、コレと交換してよぅ」
などと精一杯おもねるしかなかったのです。
そこには、「資本主義」という、
世界を覆うあまりに残酷な現実が展開され、
少年のピュアな心はじわじわと蝕まれていったのです。

しかししかぁーし!
「酒ブタ」は違いました。
小銭片手にお店に行ったって手に入るわけではありません。
酒屋さんに行って、
「お母さん、僕、あの『腰乃寒梅』が欲しい!」
なんて言おうもんなら、
側頭部にバチコーンと良い平手を頂いてしまいます。
そんなクソ生意気なガキは俺だって好かん!
では少年達はどうやって「酒ブタ」を手に入れていたのか。
実はその入手先、
酒屋の裏・ゴミ捨て場・隣ん家のおじさんなどであり、
いずれもが不確定要素満載!
ともすれば肉体的疲労と、
身の危険さえはらむこともあるのです。
そう、そこに息づくのは、
熱きトレジャーハントの精神!
欲しい物があれば、己が手で掴むのだぁぁぁっ!

少年達は鼻息も荒く町を徘徊しました。
年始の一斉ゴミだしの日なんかに、
一升瓶が山積みになっているのを見つけた日にゃ、あーた、
それこそ「宝の山発見!!」などと、
子供らしい大げささで小躍りしたもんです。

嬉しかったなぁ、ほんとに。
そのせいで学校遅刻して、
先生に出席簿でぶん殴られたこともあるもんなぁ…。



ああー、なんか思い出に浸ってたら、
随分長くなっちまいましたね。
でも実はまだもうちょい続きがあるんです。
本日はこの辺まで。続きはまた後日ー。
野生の証迷
2003年01月25日(土)
我が家の庭には、
おふくろ様の趣味で木が多く植わっています。
最近、そこに2匹の「メジロ」がやってきます。
これまたおふくろ様が趣味で、
みかんの半分に切ったやつが、
そこここの木の枝に刺してあるもんで、
それ目当てに我が家の庭を来訪するわけです。

2階にある僕の部屋の窓からは、
その2匹の様子がよく見えます。
恐らく「つがい」なんでしょうなぁ。
実に微笑ましい。
1匹が枝を移ると、
もう1匹が慌ててその後を追う。
1匹がみかんをついばんでいる間は、
もう1匹が辺りを見回している。
ああー、
野鳥でもキチンと結ばれてるのね、愛。
うらやましーぜ、ううぅ…。

などと、ぼんやりその様子を眺めていたら、
おふくろ様から不意に手伝いを頼まれまして。
椅子からガッと立ち上がった時のことでした。
急に僕の気配が動いたもんだから驚いたんでしょうな。

バサバサバサッ
とガラスごしにも大きな羽音がしたと思った次の瞬間。

ガンッ!!ガンッ!!

と大きな衝突音。
そりゃ、こっちもビビリますわな。
慌てて振り返ったらですねー、
ガラスに
2匹のメジロの”跡”が…





…。
そりゃね、
驚かしたこっちも悪いかもしれないですよ。
でもね、
おまいらの「野生」はどこ行った?
と…。
いくらなんでもそこまで2匹仲良く、
ガラスに飛び込むこたぁないだろ…。


*下に死骸は落ちてなかったんで無事だとは思います
月並みですが、「見ちゃいました」
2003年01月24日(金)
千と千尋の神隠し。

映画館で見たときは、
スクリーンと音響効果に踊らされて
「おおー、いいねぇ」とばかり思いましたが、
2回目ともなるとやや客観的に見れますなー。

話の筋に関しては多くを語りますまい。
多分宮崎監督は相当「追われてた」んでしょ。
終盤のうやむや感は、今になってみれば、
「ちとこれは…」とさえ思わされます。
ルイス・キャロルはそれでも良かったんでしょうが、
宮崎駿監督は今や「世界の宮崎駿」なわけですし。

映画の世界って詳しくないんですが、
やっぱ皆悩まされるんですかね、
締め切りとクオリティーの問題って。
ゲームはわりと発売日とか伸ばせますけど、
(それでも問題ない訳ないんですけどね)
映画だとそうも行かないんだろうなぁ…。

「〆切」

はぁー、書いただけで寒気がする。
ブルブル(←期限の守れない人)



でもやっぱり宮崎監督の作り出す世界観は素晴らしいですね。
僕が特に気に入っているシーンは、
水上を走る電車に乗って千尋が旅するシーンです。
あのイメージは秀逸ですよ。
簡単に頭に浮かびそうで、なかなか浮かばないもの。

ああいう雰囲気って、誰しも子供の頃は、
心とか夢の中にあったもんだと思うんですよね。
凡人はそれが大人になってどんどん失われていくけど、
あの御歳になってもそれを持ち続けているってのが、
やっぱり「天賦の才」なんでしょうねー。
すげぇよなー。



「世界観」って、
結局はその人の日頃の「積み重ね」だと思うのですが、
それはクリエイティブな部分だけでなく、
その人の「人物」にも現れるものだと思うのです。
その人の「形」とでも言いますかね。
世界観のしっかりしている人は、
それだけ魅力に溢れる人に見えますよね。
自分はどうだろうって考えたら、
今はまだ人の真似ばかりで、
「世界観」がほとんどないんです。
「積み重ね」が全然足りないのはわかるんですが、
やはり宮崎駿さんのような、
ガッチリ出来た物を見せられちゃうと、
「はぁー」とあんぐり口を開けて、
ただ涎を垂らしてそこに耽っちゃう自分がいるわけで…。


今日は画面の中のやたらひたむきな「千尋」を見ながら、
そんな小さな自分を再認識させられた一日でした。
はぁ、がんばろうなー、俺。
姉さん、試験です。
2003年01月22日(水)
今日はテスト。
科目は「ゲームグラフィック実習」。
お題は「それなりに綺麗な線で絵を描け」

ひょー、玉虫色ー!

まぁ、毎回こんな感じのテストではありますが…。
それにしても紙の上で絵描いたのって、
実はかなり久々でした。
正味3時間、ほぼぶっ続けで描き続けたら、
手の筋肉がいてーのなんのって…。

これはヤバイです。(ラモス風のカタコトで)

パソコンに慣れる程に、
人間の手は確実に退化していきますよ。
漢字だってどんどん忘れていくし…。
タブレット使ったって、
手の筋肉は使わないもんなぁ。

でもね、
久々にやってみて思ったんですが、
紙の上に描く絵もやっぱ楽しいんですよ。
ドット絵も紙の絵も、
段々と作品が描き出されていく過程が楽しいってのは、
変わらないと思うんですよ。
でも、なんて言うのかなぁー、
うまく言い表せないんですが、
紙の絵のほうがやっぱ「愛着」が強いんです。
自分で紙の上に引いた線には、
自分の血が流れてるっていう感じがしますね。

これが母の愛って奴ですか?(違います

まぁ、
この完成後の喜びを考えたら、
多少の手の痛みがあっても、
仕方が無いのかなぁと思うわけです。

これぞ産みの苦しみって奴ですね!(しつこい
子供とは残酷な生命体である
2003年01月19日(日)
「蒼月の雫」のshizukuさんから教えてもらい、
今や我が心の唱歌でもある「べんきの歌」。
きっと巷でも大ブレークするに違いない!
さかなの次はべんきかYO!
というツッコミはさておき。

お食事中もしくは、
「ワタクシお下品なことは大嫌いよ!」
という方以外は、是非逝ってみてください。
さぁ、魅惑なる脱力ワールドへ!(ココ

きっと子供はこういうのって、
手を叩いて大喜びするんでしょうなぁ。
大好きだもんなぁ、シモねた。
そいで、それを見た大人は、
「まっ、よしなさいっ!もう、汚い子ねぇ」
なんつっといて、顔はニヤけていたりしますね。
結局、人間もどこか根源で繋がっております。
やはりこの手の話は、人間とは切っても切れませんし。
ビロウな話だけに。なんちて。

そういうわけで、
きっと大人もみんなシモの話は大好きだ、
という勝手な思い込みのもと、
本日はビロウな話を…。



みなさん、小学生の頃って、
トイレってなんとなく怖くありませんでしたか?
薄暗いし、タイル張りで寒々しいし。特に個室。
しかし、それ以上に男子にとって、
個室は別の恐怖の対象でもありました。

絶対に足を踏み入れてはいけない魔境。
誰しもそんな印象を抱いていました。
何せ、そこにいることがばれた瞬間、
「ウン○マン」という、
実にストレートな仇名を押戴くこととなる。
なんとしてもそれだけは阻止したいぃっ!
壮烈なる覚悟をもって、
少年達は下腹部を襲う便意と戦っていたに違いありません。

かくいう僕も、
小用を足し終えた後、個室の扉をチラと眺めては、
「くわばらくわばら」と背を丸め、
そそくさとトイレをあとにしていた一人でした。
しかしながら、実を言いますと、
ワタクシ、幼少のみぎりから少々胃腸関係の弱い子でした。
その為、朝の登校前にはじっとトイレに篭り、
腹腔内部を良好な状態に保つ努力を怠らなかったのでした。

しかし人生というのはなかなか甘くはなく、
そんな少年なび太にも危機は訪れるのです。

確か小学校3年生の時だったと思います。
それは、よりによって授業中、突然やってきました。
最初はじわじわと、
やがてあからさまな主張を行うようになったそれに、
いかんともしがたくなった少年なび太は、
この危地を脱する為にある策謀を巡らせました。

突然腹を抱えつつ机に突っ伏す少年なび太。
隣の席の高橋さん(仮名)が、
「せんせぇー、なび太君が変ですー」
と気の無い声を上げます。
案の定、先生は慌てて飛んできました。
「なび太、大丈夫?」
「お、おなかが痛いですぅ」
芝居もバッチリ決まりました。
これで晴れて公然と教室を出ることができるし、
事件として処理されるために、
「○ンコマン」の称号は免除されるに違いないっ。
勝利!!

先生に抱えられるようにして教室を出た僕を、
囃し立てる者は一人もいませんでした。
心の中でガッツポーズを決めつつ、
トイレに辿り着いた時の安堵感は今も忘れません。



無事、事を為し終えた僕は、
トイレの外で待っていた先生に腕を引かれ、
保健室に軟禁されてしまいました。
思わぬ役得(?)にニヤけつつ、
僕は一人ぼんやりとベッドの中で放課後を待ちました。

終業のベルが高らかに鳴り響き、
「さぁ、帰るべやー」
とベッドを下りようとしていると、
級友の数人が僕のランドセルを抱え、
保健室にやってきたのです。
彼らは一様に僕を心配するようなコメントを残し、
風のように四散していったのです。

そのあまりの素早さに唖然としつつ、
ランドセルの蓋を開けると、
その背には一枚の紙きれが張られており、
そこには汚い文字でこう書かれておりました。





「う○こまん」





この後
三日程友達に村八分にされたのは
言うまでもありません。
忘れていた音
2003年01月15日(水)
その駅は山と山に挟まれた谷間にある小さな駅で、
周りはわりと木々の多い場所なんです。
毎朝、電車はその寒々しい駅舎の前で、
ドアを開け放ったまま数分間停車します。

いつもなら、
「さみーな、おい。さっさと閉めてくれよ」
ぐらいのことしか考えないんですが、
今日はまだ熱がさがりきってなかったせいか、
本当に頭がぼぉーっとしてまして。
無思考状態とでもいいましょうか。

不意にホームを冷たい突風が渡っていきました。
その時、ぼんやりと思考の滞っていた頭に、
その音は自然と響いてきたんです。



多くの葉っぱが風に揺さぶられ、
互いにかすれあう音。
木々のざわめき、って言うんですかね。
それは思いがけないほど大きな音でした。
ザワザワザワザァーって。
文字では上手く表せないんですが。



子供の頃は、
いつも小学校の裏山で聞いてた音。
物凄く身近にあって、
意識もしてなかったのに、
なぜか耳にしっかり残っていた音。

それが歳を重ね、
「世事」という厄介な物とも、
否応なし触れ合わなくてはならなくなるにつれ、
いつの間にやら遠のいて、
ついには意識もしなくなった音。

そんな音が、
自分の周りには意外と沢山あるんだろうなぁ。
それって実は結構不幸な事であり、
それにふと気付けた今日は、
ちょっとしたいい一日なんではないかなぁ。

と、いうようなことを、
ぼーんやり考えていると、
いきなり目の前でドアがピシャリと閉まり、
電車はいつものように駅を離れていきました。



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*お詫び*
昨日の日記で、
一部に配慮にかける記述がありました。
お詫び申し上げますと共に、
内容を一部削除させていただきました。
当ホームページ「蛇腹庵」と日記「人面人」を
今後とも温かく見守って頂けますと幸いです。

管理人 なび太

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病は気から
2003年01月14日(火)
病院に行ってきました。

「食中りじゃなくて、腹から来る風邪だね」

だそうです。
風邪の腹痛とは痛さのレベルが違ったぞ、
とは思いつつ、
だからと言ってその痛さを口で表現できないのが、
大変もどかしかったです。

まぁ、それはさておき。
話は遡りまして、
腹痛進行中の昨日のことであります。

身体中の水分を出し切ったと思うのも束の間、
すぐさまトイレへ駆け込むという行為を繰り返した結果、
僕はわが身に”脱水症状”の危機を感じていました。
みのもんたが司会やってるテレビ番組で、
DEADだ、ALIVEだぁって、
なんかそんな番組があったじゃないですか。
正式な番組名は覚えてないんですが。
その中で、以前、
「食中毒の対処法」ってのをやってたんです。

なんでも食中毒の時は、
下痢止めも冷たい水も、
かえって飲まないほうがよいとかで。
そういう時は、
胃からでも水分として吸収される、
スポーツドリンク(生理食塩水)が良いらしいんです。
これで”脱水症状”は回避できる。
ALIVE!!



耳元ではっきりとみのもんたの声を聞いた僕は、
腹を抱えながら母に、
「コンビニでスポーツドリンクを買ってきてくれぇ」
と訴えました。
時ならぬ”おつかい”を命じられた母は、
「わかった、買ってくる」
とすぐに了解してくれたものの、
こんな時に限って肝心の小銭が見つからない。
仕方なく僕が自分の財布から千円札を引っ張りだし、
手渡しました。
こうして母さんは元気に出かけていったのです。



近所のコンビニで買い物をするには、
やや時間が掛かりすぎではあるまいか、
と思い始めた頃、母さん、ようやくの帰宅。
「はい」と手渡された袋を覗くと、
ポカリスエットのペットボトルと、
なぜか、クリスピーサンド(アイス最中みないた奴)。
「何、コレ?俺、今こんなん食ったら即死なんだけど…」
と問うと、
「ああ、それわたしの」
と広島弁訛りを交えながら切り替えす母。

考えてみれば、
普段あまりコンビニで買い物をすることのない母。
居並ぶ商品群に、
「あんな物もこんな物もあるのか!?」
と目を奪われたに違いありません。

そして買ってきたのが、
よりによって
アイス

病人の金で個人消費を行うとは一体どういうことだ、
と力なく糾弾すると、
母さん、なぜか開き直り、
「だって食べたかったんだもん」
と来やがりました。



僕には
ポカリのペットボトルを抱え
ヨロヨロとベッドに戻ることしか
できませんでした。

愛情たっぷり
りぽびたんでー。
変なオチ…
今年度3回目の”中っちゃった”
2003年01月13日(月)


もはや全てを出し切った(色んな意味で)

干し、いやむしろ、蒸しミイラ状態。

もはや寝ることも叶わん。

あとは熱さえ下がってくれれば…。



ジモティー吼える
2003年01月12日(日)
空は快晴。
家の窓から遠くに見える海は青く、
降り注ぐ陽光に波頭がキラキラと瞬いている。
さらにその向こうには伊豆半島さえもが
うっすらと霞んで見える。
絶好の行楽日和。
きっと江ノ島あたりは混雑してるだろう。
しかし冬の澄んだ空気は、
僕の心をそぞろに揺さぶり、
居ても立ってもいられなくなってきた。

近頃は車で出かけるといっても、
家の近所を走り回る程度だった。
久しぶりのドライブも悪くないだろう。
多分対向車線はカップルの車でいっぱいだ。
我が愛車の助手席はスッカラカン。
でも気にしない。
ハラハラと落ちる涙をぬぐいながら、
僕は爽やかに運転席におさまった…。










結果

マナー完全無視
モラル皆無の
バかんこう客が沢山いて
ムナクソ悪くなっただけでちた!


ていうか、
他人様の車の屋根で
タバコをもみ消すたぁ
一体どういう料簡だ!!

しかも野郎、言うに事欠いて、
「ああ、車間違えました」だぁ!?
てめぇの車はワンボックスで、
うちの車はセダンだろ。
このあからさまな車高の違いもわからなくなるほど、
てめぇの頭はウカレポンチかよ!
ウラァァァァァッ!
泣くぞ、コンチクショーッ!




カミサマ
なぜヒトは
旅先では解放的な気分にナルノデショウカ?
夢広がる商品名
2003年01月09日(木)
なんつーか、こう、
最近どうにも気になる商品がありまして。
いつも通学に使う山手線の車内に
その広告は貼られておるのです。



携帯用液状絆創膏
その名も
「コロスキン」



殺す+菌+skin(肌)=コロスキン?



うわ 安直!!
「消臭力」も真っ青のストレートさ。
わかりやすーい!



それにしても、
商品名で「ころす」はヤバくないのだろうか。
英語表記した場合だと「coloskin」になるらしいので、
どうも直接の関連は回避しようとした努力は見られるものの、
なにげにギリシャの「colosseum(コロシウム 円形闘技場)」
にかすってしまった辺り、
余計に殺伐としている気がしてなりません。
キャッチコピーにしても、
「小さなキズにはコロスキン」
の後にハートマークなんかつけたりして、
どうにかお客様に好印象を押し付けようとしているのですが、
なにせ商品名のあまりの凄まじさに、
全てが滅殺されています。



しかし、なにより気になるのは、
どうもその語感から、真っ先に頭に浮かぶのが、
天才少年発明家が開発した「あの小型ロボ」だということ。


↑コレ

考えてみれば、
彼も「ころ」をカタカナにして
可愛らしさ演出してみたりしてはいるものの、
発音してみるとハッキリ「ころす」と言っており、
その愛らしい容姿とは裏腹に、
全身から戦闘意欲を迸らせているではありませぬか。

4次元ポケットこそ装着していないものの、
未来から来た猫型ロボットに勝るとも劣らない程の、
高度な「AI」を搭載。
伸縮性の高い自在アームで各種道具の使用が可能。
そして、元の素材が廃品(ゴム鞠)から生まれたとは、
到底思えない豊かな表情を生み出す顔面で人間を魅了。

ひょっとすると彼本来の開発コンセプトは、
いずれ量産化を目指し、
全国の諸大名に贈られる、
江戸幕府虎の子の「愛玩型隠密兵器」だったのでは…。
そうすると、彼の基礎設計者であり、
かのアインシュタインも真っ青の天才っぷりを発揮した、
奇天烈斎様(名前からしてこの人のマッドネスさがうかがえる)
が何故世に出ることもなかったのか、
なんとなく納得がいくではありませんか!?




と、ここまでを
山手線の車内でぼんやり考えていて、
ふと思ったのですが、


こんなこと考える余裕がある
日本国って
なんだかんだと言っても
当面平和なんだろうなぁ…
と。


「お前が奇特なんだよ」という突っ込みはナシでお願いします。
たまには真面目なことも
2003年01月08日(水)
ゲームクリエイターを目指すにあたり、

「せめて自分の作品には責任を持てる人間になりたい」

などと偉そうな事を思っていた時期もあったのですが、
3年生にもなると、
妙な自信と多少の要領を得たお陰で、
どういうわけか面の皮が厚くなったようで…。

気がついたら
「天狗」になってました。

今日、久々に恩師から絵に対して注意を受けたんです。
技術的な問題もさることながら、
大切な事を思い出させていただけたようです。



技術的にも精神的にも、
何のバックボーンも無かった1年生の頃。
当然のように何度も作品にリテイクをいただきました。
しかし、2年経ってなんだかダレ気味の今、
生来の「めんどくさがり屋癖」がムクムクと目を醒まし、
「分析→修正」の繰り返しを、
すっかり厭うようになってたんです。
しかもそんな自分を肯定していた。
要は「自己満足」って奴ですな…。

趣味の範疇であれば、
それもアリなのかもしれません。
しかし、仕事とするなら、
それじゃあいけませんよね。



大体、先生方に作品を見せること自体、
なんだか久しぶりだった気がします。
これは大いにマズかろう。

井の中の蛙 大海を知らず

自己満足からは有意義な物は生まれない。
やっぱり他人の評価は必要だなぁと実感しました。
前々から考えていた、
ホームページでの「就職活動用作品の展示スペース開設」。
Webという公共性を考えると、
色々問題もあるとは思うのですが、
早いうちに実現を目指していこうと思います。

すっかり目が曇ってたなぁ。
いやぁ、まいったまいった。
犬フェチは泣くよ
2003年01月07日(火)
今日の晩にやってたムツゴロウさんの番組。
ムツゴロウさん自体は、
ど〜も好きになれないんですよ。
だってなんか偽善者っぽいじゃーん。
相変わらず動物相手に、
派手にセクハラ戯れてるし…。
ジャガーとかが相手だと、
「遊んでやっている」というより、
「喰われかかっている」
ようにしか見えないのは俺だけなのだろうか…?

ああ、
そんなことよりも、
「犬」

おととしに愛犬を亡くしてからというもの、
加速度的に「犬好き度」が増していくんです。
ラブラドール犬なんかにあの困った顔で
じーっと見られた日にゃ、もう…。
そんなわけで「世界の犬特集」とか言われちゃうと、
いくらムツゴロウさんとは言え、
見ないわけにはいかんのですよ!

で、
学校から帰ってきて、
慌ててテレビの電源つけたら、
画面いっぱいに
チワワ
チワワ
チワワ
チクワ
チワワ
チワワワワーッ


なんじゃ、このチワワの群れは!?
ああっ、もうたまらんっ!!

すごいですねー、チワワ。
向こう(メキシコ)じゃ、
チワワで喘息が治るらしいですよ?
しかも犬なのに折り重なって眠るし。
チワワ布団…。
ああぁ〜、腰が砕けるぅ〜…。

すっかりチワワ毒に犯され、
飯も喉を通らなくなったところへ持ってきて、
画面は一転して、北海道はムツゴロウ帝国へ。
今度は津川さん(ムツゴロウ帝国幹部)の家に住んでいた、
アイリッシュなんたらかんたら犬(名前覚える気ゼロ)
の「まめたろう」が死んじゃったというお話。


ああぁ
ダメよ、飯時にこんな話流しちゃ
ああぁー!



思いの他あっさりと涙が出てきました。
自分、こんな弱い男だったとは知らなかったッス!



思わず箸を取り落として
メガネを外しながら涙拭いてたら、
普段涙もろい母親が、
「ええー、泣いてんのぉ!?」
と爆笑しやがりました。

キィーッ 悔しいーっ!!
母さん、
アンタそれでもほんとに犬好きなのか!?
わぁぁぁぁーん
恥の上塗り
2003年01月06日(月)
だれもつっこんでくれないので、
じぶんでつっこんでみるのですが、




「この日記の右下隅にいる
 気持ちワルイの
 一体ナンなのよっ!?」





さぁ?
ぼくにもよくわか〜んな〜い






すいません。
別に読者様を舐めてるわけじゃないので。
ええ。

いやね、
なんでこんな話になったかって、
今日ファイルの整理をしてたら、
コイツの元になった絵が出てきたんですよ。
もうね、自分で描いてて言うのもなんですが、
腰が砕けました…。
しかも、これ、
確かテストの答案として描いたんですよ。

やべぇー
色んな意味で
やべぇー
こんなんで留年したら
オラ、一体どうすりゃいいんだ…



↓コイツ
新之助さんてば眉毛描きすぎ
2003年01月05日(日)
なんかさぁ
「歴史好き」って
あんまり良いイメージが無い気がする。
だぁってぇ
なんか暗そうだしぃ
おたくっぽいじゃーん

はい
ワタクシ 歴史大好きです


って
まぁ大好きってのはおおげさだけど、
中学までの学科では、
社会・日本史が一番好きだったし、
「信長の野望」様のお陰で、
全国の戦国武将の名前なら、
北は南部信直から南の種子島時堯まで
わりと良い線までズイッと言えますよ。
あ、
「松前の蠣崎氏を忘れるんじゃないっ」
とか言わない(わかりにくいですね、はい)

ほら、
もうこれでおたくっぽい。
だからカミングアウトするの嫌なんだよなぁ。
でももう言っちゃったからいいもん、へへーん。

そんなわけで、
天下のNHK様が、
国民の為に延々と放送を続けてくださる「大河ドラマ」も、
なんやかんやと言いながら、
ついつい毎回見てしまうわけですわ。
松嶋奈々子の「まつ」は良かったなぁ(赤面)

さて、
今期は「宮本武蔵」です。
英語で書いて「MUSASHI」です。
ずばり『バガボンド』バンザイです。
NHKこんちくしょー!
でもついつい気になって見ちゃいました。





市川新之助 怖えぇー!





話の筋云々よりも、
新之助さんの三白眼ならぬ四白眼が気になって仕方ありませぬ。
お願いだから目ぇとか歯ぁとか剥かないで…。

ここんとこNHKって一期おきくらいのペースで、
大河ドラマに古典芸能関係者(歌舞伎とか能ね)
を主役に起用する傾向にある気がするんですが、
果たしてそれが成功してるんだかしてないんだか…。
確かにみょぉーっな味はあるんですが、
でもやっぱ芝居しすぎだろ?と思わされることも
しばしばありまして。
「おしばいーっ」
て感じ?
舞台で見るのは素晴らしいと思うけど、
テレビドラマではなぁ…。



まぁとにかくついこの間まで
「利家とまつ」
ですっかりテレビ俳優の演技に慣らされてる体に、
いつ新之助さんの「武蔵」がこなれてくるのやら。
なんか、その日は遠い気がするなぁ…。



あ、でも堤真一の「又八さん」は好き。
今後のヘタレっぷりに期待大。
ヒトはそれを口に運ぶ
2003年01月04日(土)
ザ・新年会。
僕の場合、
属している”こみゅにてー”が極端に少ないので、
新年会といっても、
年に1回あれば良いほうで(暗っ、さぶっ)。
今回は自ら幹事を務めたこともあって、
胸を張って雄々しく参加してまいりました。

「創作居酒屋 団欒 炎」という、
もう名前からして、
「どうなのよ、ソレは…?」
と言いたくなるような店にて、
11名様参加の宴会。

その中のおポンチな後輩が頼んだのが、
「禁断の果実」というメニュー。
さぞかし、
アーバンチック(?)で
フルーティー(?)で
ダーティー(??)な
食べ物がやってくるに違いないっ!!
と期待していたら、
やってきたのは、
金属パイプにぶらさがったソーセージの群れだった。

一体どの辺が「禁断」で、
どの辺が「果実」なのか、
一同、非常に戸惑わされる。

しかし、
時折巻き起こる室内の風に、
ブーラブラ〜
ブーラブラ〜
と切なげに揺れている腸詰の群れを眺めていると、
何故だか
「タンタンタヌキのティンタマは〜♪」
という”あの”名曲のフレーズが頭に浮かんでは消える。
なるほど、
それで「禁断の果実」か。
ぶらさがっているのが
「ソーセージ」
というのも味わいが深い。
「シモ」な想像に独り浸ってご満悦になっていたら、
おポンチな後輩が、
そのソーセージをばっさり切って口に持っていった。

そりゃないよ。




タン
タン
タヌキの〜♪
(まだ酔ってます)
紙きれに諭されたくはなかった
2003年01月03日(金)
僕がよく
「自転車の似合わない男」
と言われるのは、
普段から動作が緩慢であり、
諸事において
「めんどくさいなぁ」と、
ワンクッション置いてから、
ようやく行動し始める事に起因する
と思われるのですが、
しかしそんな僕でも、
今年の「おみくじ」に関しては、
ちと事情が違います。

何せ卒業年次の1月であるにも関わらず
就職が決まっていないという非常事態。
今後の成否を占う意味で、
とても重要な一戦なのであります。

たかが「おみくじ」と言うなかれ。
本能寺における謀反に臨んだ明智光秀は、
くじを引いて事の成否を占いました。
しかしながら、
その以前からどうも薄幸オーラが漂う光秀さん、
よりによって「凶」を出しまくってプチ切れた、
という事実もあります。
結果として、
光秀さんの天下は3日で終わるわけですな。
ああ
あなどりがたし
ジャパニーズおみくじ



そんなわけで
今年こそは初詣もそこそこに、
やや前のめりになりつつおみくじ売り場に向かいました。

「せいっ!」
と小声で(さすがに大声は恥ずかしいらしい)
気合を入れつつ、
おみくじの筒を一閃!!
しかし番号の書かれた竹串はなかなか現れず、
気合を入れたわりには、
だらしなく「ガラガラ」と筒を振り続ける羽目に…。

ようやく現れた番号を
「17番ですっ!」
とパネルクイズの解答者よろしく雄々しく告げると、
いかにもバイトなのよねーという茶髪の巫女さんが、
まるで子供を諭すような天使の微笑みを浮かべながら、
僕にそっと17番のおみくじを手渡してくれました。
…僕、負けないもん。



えーと、気を取り直して、
どれどれ…

「吉」



おおっ!?微妙じゃねぇーか。
リアクション取りにくいぞ。
いやいや、そうじゃなくてぇ…
内容、内容…。

「恋愛」:利点を認めてくれる人が陰にいる

おーい、陰に隠れるなー
表出てこーい
星飛馬のねぇちゃんじゃないんだからさー

って、いやいや、そうでもなくて…



「願事」:待てば必ず叶う

ま、待つの?
これ以上待つの?
え?1月よ?
もう募集さえ終わってる会社もあるのに…。
と、とりあえず他は…


「事業」:失敗する

おあー、
断言でありますか!?

いやっ、しかし事業は「起すもの」であって、
就職とは違…

「試験」:軽んずるな

わかっとるわい、
そんなこと!
てか、その先を教えぃ!!






くっ、くぬぬぬぬ…
これ、本当に「吉」なのか?
なんか全体的に心証悪いぞっ!?
ウウゥー。
…で、
そ、総評としてはどうなのよ!?



「個性に合った為事(しごと)は
 そうは見つからない。
 認めよ。






ツッコミどころ満載だが
憎む気になれない。
素敵な興奮をアリガトウ、神様。
こんな大晦日だってあるさ
2003年01月01日(水)
あけましておめでとうございます。
年明け早々、寝違えがひどくて、
寝返りも打てないなび太です。
皆様 本年もどうぞよろしくお願いします。

皆様はどんな風に年を跨れましたでしょうか。
僕は年明けのホムペ改装に向け、
必死こいて、
トップページ用ドット絵のジャギを取ってました…。
確か去年は必死こいて宿題をやってた気がします…。
今年はいい年になるといいなぁ(遠い目)

「前からちょくちょく出てくる、
 その『ジャギ』って一体何?」

という話もありますが、
えー、詳しく話し始めますと、
「ドット絵って何?」
ってとこから書かないといけないんで、
極めて短くまとめます。
ファミコン時代のマリオ氏(水道管工事業)の絵を
思い出してください。
線がガッガガタしてませんか?
あれが原始的なドット絵で、
あのガタガタを「ジャギ」といいます。
つまりあの線一つ一つが点(ドット。ピクセルともいいますね)
で描かれてるわけです。
あのガッタガタを色のグラデーションを利用して、
自然な線にならしていくのが「ジャギ取り」です。


なんかガタガタしてますね。コレを…


こうする。ほら、なんとなく自然。


遠目に見るとこんな感じ。
でも、コレ厳密なジャギ取りとはちと違うんですけどね…


なんかえっらそうにドット絵講座やってますね、俺。
すいません…。
でも、話をわかり安くする為に、
もうちとだけお付き合いください。

ちょっとCGをかじったことのある人なら、
何かパッと思いつきませんでしたか?
そう、「アンチエイリアス」って奴です。
フォトショップやイラストレーターなどの、
グラフィックソフトであれば、
これをちょいちょいと描いたら、
一発でやってくれるわけです。

それをですなぁ、
わざわざ一つ一つの点(ドット)で、
チマチマとグラデーションさせていくのが、
「ジャギ取り」という作業なんですよ。
もう聞いただけでしち面倒くさいって思うでしょ?
確かに大きい絵だとやってて、
何度も気が遠のきそうになります。

これを一人除夜の鐘なんぞ聞きながら、
黙々とやってたわけですよ。
大晦日に。


あー
来年こそは
彼女とこたつでもみかん食べながら
静かに大晦日を過ごしてみてぇー(涙)
(*筆者、本年『後厄』に突入)




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