蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




1年て、ほんとーに早いですねー
2002年12月31日(火)
こんばんわ。
何気なくN響の「第9」を聴いていたら、
不意に涙が出てきました。
一体どうしたんだ、俺!?
それにしても、
こういう合唱付きのオケ曲を聴いてると、
女がいて、
男がいる、
片方だけじゃ絶対成立たない。
そういう世の中なんだよなぁ、
と思います。
(男子校出身しみじみ者語る)

何でも今年の正月は、
東京では44年ぶりになる、
雪の正月になるそうですね。
たまには良いじゃありませんか、
「雪見正月」ってのも。
ああ、明日も家でのんびりしてよー。

さて、
今年もあとちとでおしまいですな。
プライベートでお世話になった皆様、
そして、こんなおチープでおポンチな日記でも、
わざわざ読みに来てくださる皆様、
本当にありがとうございました。
皆様がいるから、
ワタクシもここまでやってこれました。
感謝してもし足りません。
本当にアリガトウ。
いつまでもつのやら、
甚だあやふやな「蛇腹庵」及び「人面人」ですが、
来年もどうかよろしくお願いします。

それでは皆様
良いお年を。
年末大サービス
2002年12月29日(日)
本日は
家中総出で大掃除でありました。



我が家の”スチームクリーナーは
威力が強すぎて
仕事にならない。





一度でいいからやってみたかった
どきっ!ポロリだらけの
「大全裸風呂掃除大会!!」

解放感もさることながら
衣服が濡れる心配をせず
思う存分風呂掃除ができて最高です。
自己弁護と自己嫌悪は似ている
2002年12月28日(土)
差し障りなく(いや、ほんとは「ある」んだろうけど…)
「我侭」が言えて
それでいて
周囲に敵作らない人って
すげー
すげー
すげー
うらやましい。



でも
「ああなりたい」とは
絶対思わん。
俺、やっぱ要領いい人って苦手だ。
うん、苦手だ。


ああいう人も
すんなり許せる
広ーい心の持ち主になりてぇなぁ。
ならなくちゃなぁ。
なれるといいなぁ〜。
あはは。
あははははは。







ああ
やっぱ幹事って面倒だ。
「仕切り屋」なんて
嫌な性分だよ
全く…。
かたづける男
2002年12月27日(金)
本日は、この時期恒例、
大掃除作戦決行の日である。



床に散在する、
雑誌・書籍及び書類の山々を見るにつけ、
作業開始前からすでに戦意を50%程減退させつつ、
まずはこれらの山を崩壊させることからスタート。
中から1年前に作った仕様書やら、
買って以来2年以上手をつけていない、
大江健三郎の小説などが出来て、
その度にげんなりさせられる。

学校の課題として作った企画書などは、
1年生時の作品から流れを追って見る限り、
段々システマチックになっており、
それなりに成長を実感できるのだが、
その反面、
年々企画内容の新鮮味が薄れているのも事実。
思わず鏡を見つめ、
「お主も老いたな」と呟いてしまった。



ようやく床面に作業面積が確保されたところで、
今度は、
最近全く手付かずであり、
自分の中では禁断の領域であった、
「机の中身」に手を入れる。

我が事ではあるが、
小学校の通信簿において、
「整理整頓」の欄に、通算6年間、
ひたすら△印が付き続けた、
という事実も素直に頷ける有様。
恩師高橋先生の鬼瓦顔が思わず脳裏をよぎる。

年度明けには、実家を出ることも想定し、
「いるいらない」の判断に迷うものも、
今回は豪快に捨てていくことにした。
引き出しの奥底からは
有難いお便りや、
とっても心温まる記念品などが、
次々と発掘される。
感謝してもしたりないのだが、
わりとあっさり捨ててみた。
ちなみに、
その心温まる記念品とは、
以下のような物達である。


こんな物を贈られる俺の青春って…

何かが発掘されるたびに、
その品々との邂逅を果たすので、
作業が思うようにはかどらない。
思い切って引き出しを机から外し、
新聞紙の上にひっくり返してみたところ、
使い切ってない100円ライターが、
18個もあった。
ああ、若かりし日の過ちよ…。



その他にも、
大掃除には様々な発見がある。

・4年前の自分はやはり若かった。
・4年前の恩師はこざっぱりしていた。
・部屋の片隅にひっそりと鎮座おあしたプレステが、
 実はひっそり息を引き取っていた。
・最近よく見る家蜘蛛は、
 実は本棚の影で産卵していた。
・どうも最近、部屋で異臭がすると思っていたが、
 その原因が、かつて先輩からいただいた、
 「ジャイアントスコルピオンの剥製」
 にあることが判明した。
 ていうか、剥製になりきれてないじゃん!

などなど。
いちいちその都度卒倒しそうになるので、
思うように作業が進まない。
進まない…。



夕刻。
掃除機がけ、モップがけを終え、
ようやく大掃除終了。
半日に渡った作戦はようやく幕を閉じた。

部屋の入り口に立って、
腰に手を当て部屋を見渡す。










思ったより
綺麗になっていなかった。


アクティブトラップ
2002年12月26日(木)
今日
山手線にて




ドアに挟まれました。

今までに体感したことのない
悪寒を伴う痛みと
自分の意思とは全く無関係に
自然にピョンと跳ね上がった脹脛に
広大な大宇宙の
神秘の深淵を
ほんの少し垣間見た気がしました。
生粋のファンではないが…
2002年12月25日(水)
ことしも
サンタさんは
ぼくのおうちには来ませんでした。

呼んでねぇからな

のっけからブラッキー炸裂ですいません。
どうもこのところ色々空回りばかりしてまして。
今日はちと私的感想文を書いておこうと。
興味ねぇよ、という方には申し訳ないんですが、
ま、日記なんで。



なんか、今スカイパーフェクトTVで、
「攻殻機動隊」のアニメがやってるそうですね。

あ、どうでもいいんですが、
スカパーのあのマークってなんか怖くないですか?
あれ、象?使徒サキ○ル?(古っ)

余計な脱線はさておき。
そう、「攻殻機動隊」。
4話までの放送分を、
先生から借りれたので見ました。

かっちょいー!

かなりピンポイントでストライク入りました。
映画版攻殻機動隊の
「GHOST IN THE SHELL」
は押井守色が濃厚でくらーい雰囲気でしたが、
あれはあれで好きだったんです。
でも、アニメ版は、
テレビフォーマットという性質上、
話の重さが少し和らいだ分、
公安9課の内面や、
キャラクターの性格付けやらが描かれるようになって、
視聴者を惹きつける魅力が増した感じがしますね。
映画版はわりと押井監督に、
置き去りにされた印象を受けたもんで…。

あ、映画版との違いといえば、
公安9課の多脚型戦車「タチコマ」。
(原作では「フチコマ」じゃなかったですっけ?)
映画版には出てこなかったけど、
こいつらの出演もなかなか花を添えてます。
ガンダムSEEDのハロなんかより、
よっぽどカワイイぞ。
「お前もなー」とか言わないし。

映画版の声優さんを引き継いだってのも、
なかなか好感が持てました。
やっぱバトーには大塚明夫さんですなぁ。

あとはねぇ、
オープニング曲の「inner universe」も、
かなり「ツボ」に来ましたねぇ。
いいなぁ、菅野よう子。
「信長の野望」の音楽やってた頃から、
「おー、かっちょいいー」と思ってたんですが、
久々に出会った菅野よう子には、
思わず惚れました。ポッ。
サウンドトラック発売が待ち遠しいっす。



色々書きましたが、
「メカ好き・SF好き」にはオススメだす。
早く続きが見てぇー
にしても、
草薙素子が妙に女性らしくなったと感じるのは、
僕だけなんですかねぇ?
何気にハシャギスギ
2002年12月24日(火)
じんぐーべ〜 じんぐーべ〜♪
きぃ〜よ〜し〜♪
きっと君はこぉなぁーい〜♪



なぁぁぁにが、
”イヴ”じゃぁ、ボケェ!!


おまいら、みーんな、仲良く●〒☆×しとけぇ!
今年の性夜もお台場で決まりっ!ってかぁ!?
ゲラゲラ
たまには俺のとこにも来いよ、サンタさんよぉ!
「きっと君はこぉなぁーいぃ〜♪」

けぇぇぇぇぇぇっ!!



えー、大変取り乱しまして失礼致しました。
つい先程、今宵の夕飯が、
韓国料理の「プルコギ」
だと聞かされ、すっかり錯乱気味のなび太です。
コンバンワ。
季節感無視ですか、母さん…。



さて、
ひとしきり毒を吐いてすっきりしたので、
クリスマス・イヴの本日、
ワタクシがどんな一日を過ごしたのか、
ご報告したいと思います。



今日も
一人侘しくポツポツと
ドットを置いてました。
以上。







けぇぇぇぇぇぇっ!!
(最近、このパターンが多いなと感じたアナタ。
きっと気のせいです。クリスマスの魔法です)




そんなわけで、たまには真面目に、
イヴ便乗絵なんぞ描いてみました。

なんとかクリスマスに間に合いました(汗)
パースがおかしい
足の太さがおかしい
というかプロポーションが変
ジャギが取り切れず、思わず「モッサリ」した
などなど、変な点は多々ありますが、どうかご容赦を…
大人になるって難しい…
2002年12月22日(日)
後輩に、
「なび太さん、大学生だった頃より若返りました?」
と言われました。
その場は、
「いやぁ、中身はどんどん老いてくだけよ」
などと適当に濁しておきましたが、
ぶっちゃけた話、
ちょっと嬉しかったです
こんばんわ なび太です。

しかし、
こういうことが嬉しいというのは、
考えてみれば、
いよいよ心底「老け」を自覚し始めたということでもあり、
なかなか複雑な心境でもあります…。

さて、
なんでこんなことを後輩に言われる機会があったかというと、
今日は大学時代に参加していたサークルの、
定期演奏会があったんです。
久方振りに同期の連中や先輩・後輩の顔が見たかったので、
卒業から4期も経ったというのに、
のこのこお邪魔してきました。
久しぶりに聴くマンドリンの音色もさることながら、
やはり普段会えなかった人々に会うというのは、
なかなかに良いものでした。

しかし、
こういうことが良いと感じるというのも、
考えてみれば、
いよいよ心底「老け」を自覚し始めたということで…
げ、げふげふっ…

え、えーとですね、
演奏会終了後には毎回レセプションがありまして。
そこでOB・OG及び顧問の先生や、
演奏会のお手伝いを頂いた方々を、
現役諸君がもてなす場が設けられるんですよ。
今回は僕、車で行ったんで、
もちろんアルコールは一切口に出来ませんがね。
フ。(ニヒルに笑ってみる)
しかしながら、
替わりというか、
やけくそというか、
とにかく烏龍茶やらジュースやら飲みまくったのが、
後からレバーパンチのごとく効いてくるわけで…。

帰りに同期と後輩、3人の女性を駅まで送り、
駅のロータリーで降ろした後から、
どうも下腹部近辺から危険信号が発せられまして。
まぁこの頃は余裕がまだあったんで、
町田から逗子までの1時間くらいだったら、
どーにかなるでしょー、
と気楽に構えてたんですなぁ。

しかーし、よくよく考えてみれば、
この後、横浜横須賀道路に乗っちゃうと、
高速降りるまで休憩所は愚か、
仮設トイレすらナッシングじゃありませぬか。
真のコーションサインが発令された頃には、
時既に遅し!
こんな時に限って渋滞など一切なく、
ワタクシの思惑なんぞとは無関係に、
車の流れは実にスムーズに高速道路に乗っておりました…。

頑張れ、俺!
頑張れ、膀胱さん!
ここで意地を見せねば、
即「モラシオン」の称号を押戴くこととなる。
うなれ、トヨタ3S−GEエンジンよ!
今こそ、真の力を見せつける時ぞぉ、
タァァァァァァァァッ!!!

爆走。
己の自尊心をかけて。








こうやって
日記を書いているということは
どうにか
ワタクシの
人としての尊厳は
死守されたということですが
こんなことをやっている間は
ワタクシ
まだまだ「老け」など
言うに及ばないなぁ…と…。

最悪なオチ…。
犬並み
2002年12月21日(土)
父さん。
「本能」とは本当に恐ろしい物で…。



昨日で年内の授業が終了し、
僕は友人達や先生と共に、
ご多分に漏れず「忘年会」を催した。

久々の飲み会で、
強い酒を飲んだこともあり、
僕はしたたかに酔ってはいたが、
それは決して「泥酔」ではなく…。

2軒目の店を出て、
皆と別れ、友達のサダトラと、
師走の新宿の雑踏を、
他愛も無いバカ話なんかしながら、
わりとしっかりとした足取りで、
JR新宿駅へ向かったんだ。

問題はそこからで…



新宿駅にて発車ベルを聞いて、
慌てて階段を駆け上り…


すぐさま上機嫌で階段を下りると、
なぜか、
そこは地元逗子駅の改札であり…。



つまり、
電車に乗った記憶が、
全く無いわけで…。



あまつさえ、
途中の品川駅では、
難儀な乗り換えを挟んでいるはずで。
その際、
自覚が無いはずの、
真顔の僕が品川駅の中央通路を、
スタスタと歩いているところを想像すると、
一体、その間、
何者が僕を動かしていたのか、
とても薄気味が悪く…。



父さん。
「本能」とは本当に恐ろしい物で…。
頭上(上空)にご注意ください
2002年12月18日(水)


冬の海岸では、
今日も今日とて、
幸せそうなカップルが、
トンビに弁当をさらわれていました。

密かに拳を握り締め
熱きトンビの魂にエールを送る
そんな僕は
26歳
今年のクリスマスも一人です。
クリエイティブ・イノセンス
2002年12月17日(火)
父さん。
「人生」というものは、
本当に思うようにはいかないもので…。

先日までの寒さは、
どこかへ行ってしまったかのように和らぎ、
パソコンの電源が付きっ放しの僕の部屋は、
むしろ暑いくらいの、
穏やかな一日。
僕は今日も一人モニターに向かい、
ただ黙々とドットを置く作業に没頭していた。

クリエイターの制作意欲は、
とにかく何かを表現したい気持ちから、
沸々と湧き上がってくるものだと、
誰かから聞いた。
僕はまだ「クリエイター」の端くれにも満たない。
だけど、
気持ちだけはあるべきようにあろう、
そう思うようになっていたんだ…。

僕は当初、
なんとなく「メカ」の絵が描きたくて、
その下絵を描き始めたはずだった。
でも、
その絵は、
色を付ければ付けるほど、
”あるもの”に見えてくるわけで…。










気がつけば、
当初の「メカ」への情熱はすっかり萎え、
僕はただ、
その”あるもの”に向け、
一心不乱にその絵にドットを重ね続け…






一部にジャギ取りおよびグラデがけが施されておらず、
お見苦しい点があります。ご了承ください。




父さん。
「人生」というものは、
本当に思うようにはいかないもので…。
床屋談3
2002年12月15日(日)
またこの日がやってきまちた。
2ヶ月に1度のお楽しみ。
「床屋」です。

どうも僕は床屋というのが苦手でして。
その辺のお話は、
古い日記のほうでも書きました。(コチラ)
気になるよぅという方だけ読んでください。

さて、
今回も同じ店です。
相変わらずマスターってば、
就職活動のことばっか聞いてきます。
聞くなよ。
察してくれよ。
ただでさえ、床屋に居るだけで気分滅入ってんのに、
余計に凹んじゃってるのにさ。
マスター全然気付いてくんないし…。



またあの、
「きっちりかっちりカット」
にされるのはもはや読めてるんで、
半ば諦めの境地であります。
しかしながら、
どうにも嫌なのが「顔剃り」ってやつでして。
そもそも他人に顔に剃刀当てられるなんて、
あんまり良い気のするもんじゃないですよね。
それに加えて、この店では顔剃りの間じゅう、
お客さんの足元から、
加湿器によって発せられる蒸気を、
顔目掛けて噴射させてくれるのです。
”肌荒れ防止”の心遣いなんでしょうが、
実はこれがけっこう辛い。

ほら、ヒゲそる時って、
変な泡を塗りつけるでしょ。
シェービングクリームって奴ですな。
あれってわりと粘性の高い泡なんですが、
それにしたって、下から風に煽られ続けてりゃ、
段々弾けて微細な泡になっていくわけで…。
はい、察しの良い方ならもうおわかりですな。
その細かい泡は、
「鼻」というエアインテーク(吸気口)
に遠慮なく侵入してくるのです。
健康優良児であればそれも対した事はないんでしょう。
しかし、ワタクシ、ややアレルギー体質でして…。

まず第一波として、
「くしゃみ欲求」が襲ってきます。
顔に剃刀が当たってる最中に、
くしゃみなんかしたところを想像してごらんなさい。
耳元で「サパッ」なんて音が聞こえて、
生ぬるい感触が肌をつつーっと伝い…。

ひーっ。

しかし、神様というのは実に意地悪な方で。
泡の攻撃はこれだけにとどまりません。
異物質の侵攻を受けた鼻の粘膜さんは、
とにもかくにもこれを排出しようとするわけです。
しかるべき対処として、
第二波「鼻水」が襲ってきます。
アナタが理髪師になったとして考えてみてください。
鼻の下を剃ってる最中に、
ふと手に生温かいものがついて、
気になって手を覗いてみたら、
お客さんの鼻からつつーっと透明の糸が伸びて…。

ぶわはははははっ!!

思わず笑っちまうじゃありませんか。
いや、笑わなくても、良い気はしないでしょ。
そんなの、なび太、耐えられないっ!
それ程の屈辱を与えられるのであれば、
いっそのこと、舌を噛んで立派に果ててくれよう!
武家言葉なのは、
ついさっきまで「利家とまつ」の最終回を見ていた影響です。
特に気にせず読み続けてください。

そんなわけで、
僕はマスターに「はぁい、顔を剃りますねぇ」
と告げられるたびに、
身体を硬くしてあの椅子の背もたれに身を任せ、
顔剃りの最中は、ブルブルガクガクと、
身体を小刻みに震わせ続けてているわけです。
別に剃刀が怖いわけじゃないやい!
悪しからず。
ひょんな事から引き出される葛藤
2002年12月14日(土)
よくNHKなどで、
「懐かしのフォークソング大全集」
とかやってるじゃないですか。
今日も7:30からやってましたね。

僕はこの手の回顧主義バンザイ的番組って、
どうも好きになれないんで、
あんまり見る習慣ないんですよ。
しかしながら、
闘魂の大学紛争世代ど真ん中である親父や、
「神田川」が流れてくると、
思わず遠い目をしてしまう母さんは、
NHKの思惑にずばり当て嵌っているらしく、
普段あまり見ることのできない素早い動作で、
テレビのリモコンを手元に引き寄せてしまいます。
我が家族評議会における民主主義は徹底しており、
2:1で負け街道まっしぐらの僕に、
チャンネル権が譲渡されることはありません。
仕方なく、
米粒をもさもさと口に運びながら、
僕も一緒になって、
若かりし頃のさだまさしなどを眺めるわけです。

と、言うとなんだか嫌々見てるようですが、
なかなかどうして。
最近、この手の歌もいいなぁと思うようになりまして。
ぶっちゃけた話、
「神田川」や「なごり雪」は僕も好きです。
あ、そこ。おっさん臭いとか言わない。

何よりね、
すんなり頭に入ってくるんですよね、
この頃の歌って。
発売されてからもう20年以上経ってるのに、
わりとスムーズに口ずさむことができる。
ところが、
ここ10年の歌で、
何でもいいから一曲歌ってみろと言われて、
すんなり歌詞とメロディーが出てくる曲って、
そうはないと思うんですよね。

世の中がスピード化されていくにつれ、
大衆に好まれる音楽のビートも速くなる、
という話をどこかで聞きましたが、
本来日本人のリズム感は、
田植えや農作業に根ざした、
2ビートが基本になってるんだそうです。
音階や使われる楽器にしてもそう。
技術の進歩に引きずられ、
複雑化するのは悪いことではないのかもしれない。
でも、時折そんな複雑化の鎖を背負って歩くのに、
疲れてしまう時が誰しもあると思うんです。

なんか、
何が言いたいのかよくわからん文ですいません。

僕は「癒し」とか、
「懐古」だとか、
そういう言葉はあまり好きではありません。
ただ、
そんな疲れを感じた時、
ふと「単純」に立ち返ってみることは、
決してダサくもないし、
変にカテゴライズしてバチっと決めるより、
よっぽど良いんじゃないかと思うわけです。

やっぱり何が言いたいのかよくわかりませんね…。
まぁ、あくまで日記なんで。
「自分に言い聞かせた」
という方向で、どうかご容赦を。

えーい、本日はこれまでっ。
実はタヌキも出るんです
2002年12月12日(木)
本日の休み時間のことでした。

友人達と先生を交え、
「誰の地元が一番『田舎』か!?」
という、実に、
「メクソハナクソ的」な議論が繰り広げられ、
やがて話題は、
「何をもって『田舎』とするか?」
という定義付けへと移行していきました。

最初は他人事のように、
穏やかな笑顔など浮かべ、
余裕綽々で話を聞いていたのですが、

・円筒型ポストが現存する
・野イタチ出現

などの点において、
我が地元である「鎌倉・逗子地域」も、
微妙に「田舎」にカスっており、
思わず顔が赤くなったり、青くなったりしてしまいました。

その他にも、ふと思いを巡らせてみれば、

・野で弁当を広げると、
 上空から飛来したトンビに玉子焼きを奪われる
 (筆者体験済み)
・窓を開けると、子ヤギの鳴き声が聴こえる
 (筆者拝聴済み)

など、
家のすぐ側で、
牧歌的光景が繰り広げられる可能性について、
全く否定できない点などから、
危うく青梅・川越を抑えて、
「田舎ランキングNo.1」
のそしりを受けかねない土地柄であることに、
ひっそりと気付き、
益々顔面蒼白になりました。

しかし、そんな弱みも、
自らの心にそっとしまいつつ、
引きつった笑顔を浮かべながら、
その場をうまくやり過ごした辺り、
我ながら大人になったもんだと、
自画自賛しっぱなしなのであります!
やほーい!



しかし、まぁ、今になって思えば、
あの時、なぜ自分は、
「湘南」
という、
黄門様の印籠的伝家の宝刀を振るわなかったのか。
ああ、もったいないもったいない。
普段は、
「逗子に住んでます」というだけで、
「へぇ、じゃあサーフィンやるんだ」
とか言われたりして、
えらい偏見に辟易させられることも多い「湘南」。
こんな時に使わずして、いつ使うんだ、「湘南」!

てか、
よく考えたら、
逗子って微妙に湘南ナンバー該当区域から外れてるし、
どちらかというと、
横須賀三浦地区に分類されるにも関わらず、
隣の葉山町のローカルFM局が、
「湘南ビーチFM」と名乗って、
無理矢理「湘南入り」を果たそうとしてる辺り、
やっぱりどうにも田舎臭くもあるわけで…。

ああ、嫌だなぁ、
「田舎ランキングNo.1」…。
下着の誘惑(アダルトな内容ではありません)
2002年12月09日(月)
うーん、眠いよぅ。
さっき食べたメロンパンが腹に重いよぅ。
学校行きたくないよぅ。
でも行かないと、出席日数ヤバイよぅ。
ちぇー、めんどくせぇなぁ。
いってきまー…


サクッ



…。



寒っ!!
そして
白っ!!


いやぁ、
今朝寝坊しちまいまして…。
慌てて朝食掻きこんで、家を出た訳で。
「雪が降ってるぞ」
とは父さんに聞いてたけど、
まさかここまで積もってるとは…。
関東では記録に残る初積雪だそうで。

玄関出たところでしばらく呆然とするも、
この寒さには、
さすがに脳のコーションランプが激しく点灯。
ダウンにジーパンという、
いつもの通常装備では即「死」!
慌てて家に戻り、とりあえず、
セーターの下にTシャツを重ね着してみる。
しかし下半身は未だ脆弱なまま。
このままでは膀胱さんが危険!
そこへ母さん、戦隊ものの博士の如く、
ナイスタイミングで登場。

「寒いからコレ、履いていきなさい」

手にはグレーのタイツ。
オーゥ、それはジャパニーズ「ももひき」!
ラクダじゃないのが惜しまれるが、
日本が誇る機能美!!
すごいよ、母さん。以心伝心だね。



そんなわけで、
26年の人生で初めて、
「ももひき」を履きました。



すごく
惨めな気持ちになったのは
ナゼ?



なんつーか、
この、「ピッチピチーッ」って感じが、
我輩のプライドを萎縮させるというか…。
生まれたままの姿を晒してしまったというか…。
まぁその上にズボン履いちゃうんだから、
あんま関係ないんだろうけど。
女性は初めてストッキング履いた時とか、
違和感感じたりせんのだろうか…。
腰がひけたりせんのだろうか…。

しかしさすがはジャパニーズ「ももひき」。
一枚履くだけで、
寒さを格段にシャットアウト。
素晴らしい!!



正直
クセになりそうです。
三回忌
2002年12月08日(日)
今日で、
我が家の愛犬リトル号が亡くなって、
3年目に突入した。

墓参りにはなんとも微妙な陰鬱な天気の中、
奴が納骨されている、
近所の寺の動物慰霊塔に花を手向ける。
線香に火を灯す手がかじかむくらいの寒さだ。
短毛の奴には、相当堪える寒さだろう。
気の毒で仕方ない。

人間というのは誠に勝手な生き物で、
2年も過ぎれば辛いことの大半は忘れるくせに、
一番辛かった奴の闘病生活は忘れられない。
いや、もっと正直に言えば、
その「手間」を考えてしまうと、
二の足を踏んでしまうのだ。



今我が家では、
次のペットを飼うかどうかで、
時折静かな議論が交わされる。
「3年も経てば、もういいよね…」
「でもまたあの手間を考えると…」
誰もが同じことを言う。
誰もが同じエゴを抱えている。
当然、自分も。

以前の日記にも書いたが、
奴は先天性のインシュリン依存症だった。
晩年は、気の毒な程、病院通いが続き、
食事療法まで採らされていた。
奴が家族に与えてくれた物は計り知れない。
感謝しても感謝しきれないくらいだ。
では、
奴が我が家で飼われた事は、
奴にとってはたして幸せだったのか。
日がな居眠りと散歩と食事を繰り返し、
子を残すこともなく、あの世に逝ったリトル。
犬としては当たり前の生活だったのかも知れない。
だが「家族」として考えると、
なんだかとても悪いことをしてしまった気がする。

我々に、また犬を飼う資格などあるのか。
我々に、また命を預かる資格などあるのか。

答えの出ないまま、
また3年目が静かにやってくる。
また笑われるんだろうなぁ…
2002年12月07日(土)
昨日、久々に「妖精さんの声」、
聞いちゃった。

深夜、一人でドット絵の作業をしてたら、
ついウトウトと居眠りに突入。
どのくらい寝てたのか知らないが、
何やら妙な夢を見たような気がする。

そして、突然、耳元で、
「ぬーん」
って。

今旬の男、
今日は手の骨折っちゃったボブ・サップが、
ウシガエルの鳴き真似したような声だった。
正確に言うと、
声というより、
脳に直接響いてきたような。

いや、絶対幻聴とかじゃないから!
確かに聞いたんだってば!
あ、また薄笑い浮かべて。
本当なんだってば。
泣くぞ!
ごく自然な「日本人」
2002年12月05日(木)

その老人は、
僕が学校に向かう道筋、
いつも商店街を反対側から歩いてくる。
最近では、
朝にその老人を見ることができた日は、
なんとなく良い一日になるような気がする。



ある日、
僕が駅前の大通りを渡る横断歩道の信号が、
赤から青に変わるのを待っていると。
身なりの良い紳士風の老人が、
一人とことこと歩いてきた。

朝の9時頃、
歓楽街と言えなくもない、
あまり品の良くない商店街に、
その老人はあきらかに似つかわしくない。
自然と僕の目も、
ついその老人に吸い寄せられたのだ。

老人は通りを駅の方向、
つまり僕が待っている横断歩道の方へ、
ゆっくりと進んでくる。
歳の頃は、60から70歳くらい。
背はそれほど大きくなく、
やや「小太り」と言って差し支えないと思う。
ベージュのロングコートに、
グレーのシルクハット。
コートの襟元を紅色のマフラーで覆う。
決して派手ではないが、
洒落者の気風が漂う颯爽とした居佇まい。
この時間、この商店街にいる、
この年齢層の人種とは、明らかに隔たりがある。

普段、朝のこの通勤通学帯に、
商店街を闊歩する老人と言うと、
どんなイメージを持たれるであろうか。
例えていうなら、
白のタンクトップに作業着ズボン。
浅黒い肌もまぶしく自転車に跨り、
道を埋める学生達を、
「チリンチリン」
とやたらけたたましいベルで蹴散らしながら、
口笛を吹きつつ、
超低速で商店街を駆け抜けていく。
「例え」と言ったわりに、
えらい具体的だが、
とにかくそんなお年寄りが多い。

東京の真ん中(?)にあって、
そんな庶民的な商店街の片隅に、
実はひっそりと「お稲荷さん」がある。
まるで店の壁にめり込むかのように、
そのお稲荷さんは鎮座おあす。
いちおう商店街の氏神さんか何かなのか、
手入れは行き届いているが、
目に留めている人はそうは多くないだろう。

さて、話はだいぶ逸れたが、
僕の気になるその老人が、
その「お稲荷さん」の前に差し掛かった時だった。
老人が、被っていたシルクハットを、
片手で「ひょい」と持ち上げたのだ。
それは、まるで誰か知人に出会ったかのような、
実に自然な動作だった。
勿論、知人に向けられた動作ではない。
それは明らかに、
「お稲荷さん」に対する挨拶だった。

正直に告白しよう。
その瞬間、僕は思わず痺れた。
かっこいい!
「粋」だよ!じいちゃん!
これこそ、日本人が忘れかけている、
「粋」の心だと思った。
日本人のルーツだとか、
民俗学的な信仰だとか、
そういうややこしい物はまぁ置いといて、
自然で、日常的な、
こういう所作にこそ、
僕は日本人的な物が隠されていると思う。
それは、僕にとって、
難しい事抜きで自然に受け入れられる、
「日本人的光景」だったように思う。



それからというもの、
朝の一時限目から授業がある日は、
いつも信号待ちの際、
横断歩道の向こう側に気を配るようにしている。
ほら、今日もあのおじいちゃんが来た。
こっちへゆっくりゆっくり歩いてくる。
歩いて歩いて…
ほら、ひょいって!!
うひょー、痺れる!
あーたーらしいあーさが来た
2002年12月02日(月)
昨日の市長選挙。

・駅前にあるスーパー「スズキヤ」の元社長
・前回の市議選において、
 自転車爆走選挙活動をやったおかげで一躍有名になり、
 見事トップ当選を果たしてすっかり鼻高々な若手議員
・「思いつき」改革推進派リトルコイズミ現職市長

の3者が立候補。



それぞれに互いを貶し合う見事に泥臭い選挙戦を展開。



即日開票。
現職の市長がダントツトップ当選。

という、
なんとも田舎くさい立候補に始まり、
どうにも田舎くさい結末に収まった。
ま、日がなトンビが空飛んでるような
ど田舎だからいいんだけどさ。

そして今朝。
引き続き市長の座に収まることになった、
「新」市長長島氏(奥さんが若いことで有名)が、
駅前で実に晴れやか顔をして、
お礼の「長島新聞」(毎月1部刊行)
を配っておりました。

「おー、頑張っとるねー、新市長」
と思ったので、
「こらからも頑張ってくださいね」
の一言でもかけて新聞を受け取ろうと思ったのに、
市長、俺には新聞差し出してくれなかった…。
新市長、早くも支持者一名離脱(小)。

ああ、どうせ俺は社会人には見えないだろうさ。
てか社会人じゃないさ。ぶつくさ。
いや、真面目に投票したよ?
2002年12月01日(日)
本日、市長及び市議補欠選挙。

投票所のあの雰囲気が好きだ。
「おらおら、お前ら。
 きちーんと投票しろよ。
 変なこと書くんじゃないよ」
という選管の高飛車な気配がなんとも言えない。

そんな目をされたら、
余計におかしな事をしたくなるじゃありませぬか。
ぬふ。
とりあえず市長の欄に、こっそりと、
「長島一茂」
と書いてやろうかと思ったが、
辞めておいた。
小心者なんで。
投票箱のあの小さな穴に向かって、
候補者の名前を連呼してみようかと思ったが、
やっぱり辞めておいた。
小心者なんで。
投票箱に、
投票直前に財布の中から出てきて、
いやーな気分にさせてくれた、
「未払い請求書壱万円也」
を投入しておこうかとも思ったが、
ぐっと堪えて辞めておいた。
正直者なんで(?)

だーってさぁ、
みんな真面目に投票してんだも〜ん。
ついふざけてみたくなるじゃ〜ん。
(無党派ノンポリ炸裂)




My追加



設計*しゑ(繊細恋愛詩)
感謝→HP WAZA !
素材著作権且感謝→M3