瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
この映画の感想読みたい・・って思ってくださる方がいたら、画面下の検索機能からどうぞ。

2006年03月27日(月) 「エレクトラ」

2005年アメリカ 監督: ロブ・ボウマン  
キャスト ジェニファー・ガーナー  ゴラン・ヴィシュニック ウィル・ユン・リー  ケイリー=ヒロユキ・タガワ テレンス・スタンプ カーステン・プラウト 
ボブ・サップ

「デアデビル」を劇場で見たとき、コリン・ファレルの悪役ぶりとともに印象的だったのが、このエレクトラの存在でした。スピン・オフで主役をGET!というわけですね。
ジェニファー・ガーナーの真っ赤な衣装、すごいですね。そして、なにやら、怪しげな敵キャラたち。
しかし・・ですね・・なんていうか、ストーリー的に突っ込みも多いですが・・アクション・・がちょっと期待はずれなのが残念でした。ジョニファー頑張っているんだろうなあっては思うのですけど・・強いって感じがしませんでしたね。でもそれ以上に敵キャラたち・・。あのタトゥー(の猛獣たち)が体から出てくる・・方なんてうわーー、すごい〜って思ったのですが・・あれあれ?ボブ・サップにいたっては・・ええっ?あれで・・終わりですか・・。
ユン・リーとの戦いも・・あっという間でしたけど。

そして時折、挟まれる・・過去の回想シーン・・なにやら思わせぶりな雰囲気で盛り上げてくれましたが・・なんだか雰囲気だけで終わってしまったし。
「宝」がどれほど大事なものか・・それがね・・全然ピンときませんでしたけど。

あ、あのほら、毒を吐く・・女性ね・・「SINOBI」を思い出しましたよ、思わず。

まあね・・いろいろ文句言ってますが・・でもこういうのって、嫌いじゃないですもん(笑)アメコミ好きですから。
それにしても・・忍者って。あちらでは・・受けるのかしらね・・
敵キャラ、ザ・ハンドの設定はがすごく古めかしいのには・・ビックリしましたよ。会議とかやってるし(笑)、〇〇レンジャーに出てくる敵軍団のよう・・でしたね。



2006年03月26日(日) 「旅するジーンズと16歳の夏」

2005年アメリカ 監督 ケン・クワピス
キャスト アンバー・タンブリン アレクシス・ブレーデル アメリカ・フェレーラ ブレイク・ライヴリー

違う場所 違う経験 違う悩み ひとつの気持ち(ジーンズ)
この映画のコピーです!まさにそう!言い得てますね、このコピー。

母親のおなかにいるときから、親友同士だった4人の少女。
いつだっていっしょに過ごして来た少女たちが、この夏は初めて離れ離れになる。
リーナは、祖父母の済むギリシャへ、ブリジットはサッカーキャンプに。カルメンは別居中の父親のもとに。そしてひとり地元に残されたティビーはスーパーでバイトの夏。
そんな、離れ離れになる彼女たちの夏を繋ぐもの。それは1本の不思議なジーンズ。体型も身長も違う4人ともになぜかぴったり似合う。ギリシャからメキシコへそして・・ジーンズは少女たちの夏を追いかけてゆく・・

原作がとても気に入ったので、楽しみにしていた作品。
映画の方も良かったです。
4人の少女たちを演じる若き女優さんたち、みんな魅力ありました。
4人それぞれに悩みがあって、それぞれにいろんな体験をする様子を交代に見せてくれるのですが、誰のシーンになってもそれぞれに惹きつけられるんですよね。
本当に言いたいことを父親にいえないカルメン、いつだって明るく元気に振舞わなければ・・と背伸びするブリジット。自分の気持ちに自信が持てないリーナ。そして負け犬の夏と嘆くティビーが知ったもの。
それぞれ、共感するところや思い出すものがあってね・・
原作を読んだときに一番心に残ったのは、ティビーのお話でした。映画でもティビーを演じたアンバー・タンブリンがとても良かったのでこのパート、いいですよね。彼女、すごく気になる、魅力のある女の子だわ。そして彼女と友だちになる幼い少女ベイリーがとても可愛らしくって。
実は原作では他のお話に比べると一番感情移入できなかったのがブリジットのお話なのですけど。ほら、ティーンエージャーのお話として一番ありがち・・って気がして。でも彼女がぴーんと張っていた感情を切らしてしまうシーン。母親のことがあって・・だからこそ、強く明るくいなければいけない・・ってがんばっていたものが切れてしまう。そんな彼女を仲間たちが支える・・あのシーンにはとてもじーんとしました。
変わって行くもの、成長し、違う自分にも出会う。そんな夏に、でも変わる事のない、友達への思い。いいなぁ・・こんな友達がいればね・・

いろんな場所での夏。ギリシャの風景は綺麗でしたね。切り取られたような窓からの風景。海。まさに夏の体験って雰囲気いっぱいでした。(ただリーナのパートは原作とはだいぶ変わってたからビックリしましたけど。彼女のもっと複雑な内面がね・・映画ではあまり出てませんでしたね)
逆にいつもの場所で過ごしたティビーの、地元のスーパーとか、インタビューに登場する人々とか。彼女にとっては出かけられない負け犬の風景、こちらの魅力も大きかったな。
どこにいても、若い夏は、少女たちにとっていろんな経験を運んで来るんだわね。う〜ん、カムバック!私の夏(笑)

DVDの特典には、ティビーの「負け犬の夏」や、原作者のインタビューもあって面白かったですよ〜。






2006年03月22日(水) 「ステップフォード・ワイフ」

2004年アメリカ 監督フランク・オズ
キャスト ニコール・キッドマン マシュー・ブロデリック ベット・ミドラー
グレン・クローズ クリストファー・ウォーケン

TV局を仕切ってきた敏腕プロデューサー、ジョアンナとして登場したニコールは、黒髪、短髪でいつもと違う雰囲気。でも、そのあまりに自信たっぷりで、オセオセ風のキャリアウーマンぶりが見事(ちょっぴり嫌な感じも含めて)で、冒頭から引き込まれちゃいました。
作ってる番組がなんだかねぇ・・嫌な感じの番組で・・あんなのやってたら、そりゃあ、ああいう事件が起きてしまうだろうなあ・・っていう。
事件の責任を取って辞職したジョアンナ(首になった・・と察した時のニコールの表情は必見)は、夫のウォルターと一からやり直そうと、ステップフォードにやってきた。
町をまとめるクレアと彼女の夫マイク。男たちは、紳士クラブに集い、妻たちは揃って美しく、そして何より従順な妻の鏡のよう。
美しい町と理想的な雰囲気にウォルターはすっかり満足だけれど、ジョアンナは、妻たちの作られたような貞淑ぶりに戸惑いを隠せない・・・

知りませんでした、原作はあのアイラ・レヴィン。レヴィンと言えば「ローズマリーの赤ちゃん」から「死の接吻」「デス・トラップ 死の罠」そして「硝子の塔」と、映画化されている作品がとても多いのですよね。
この「ステップフォードの妻たち」も75年に一度映画化されていて、今回は再映画化っていうことなのですね。
75年版は、この2004年版のようにコミカルな要素は少なくて、より怖さのある作品だとか。こちらもぜひ見てみたいものです。

さて、2004年版、こちらも怖さはありましたが、可笑しさもあって。片付けられない、過食症の作家ボビーとゲイカップルのひとり、ロジャーの二人にはほっとさせてもらいました。でも、だからこそ、二人があんな風になってしまった時は、うわぁ〜って思いましたけど。
75年版にはさすがにゲイカップルは登場しないんでしょうね。これは現代を反映させて・・ってことなんでしょうね。

しかし、世の男性たちは、本当にあんな奥さんがいいんでしょうかね・・。
なんだか、あのステップフォード・ハズバンドの言うことを聞いていたら、情けなくなってきましたよ。自分が選んだ女性でしょう、強くて主張する女性が嫌なら、最初から自分に従ってくれるおとなし〜いタイプの女性を選べばいいのに・・。それをしないってことは、彼女たちの容姿を捨てられない・・ってことのようで。要は器は彼女たちで、中身は自分に従ってくれる人を求めているようで・・勝手ですよねぇーー。
なんていうか、奥さんをどうのこうの・・って言う前に自分たちを磨きなさい!って気がしましたけど・・ね。だって・・ね・・もうダサダサなんですもん(気の毒ですが・・)彼らの頼りな〜いところを見ていると、奥さんが強くてしっかりしてて、それでつりあいが取れているように思えてならないのですけど。

配役、良かったですね。
グレン・クローズ、いいですよね、笑っていてもなんだかありそうだし・・クリストファー・ウォーケン、この役ぴったりでした。
マシュー・ブロデリックとニコールのカップルって、想像できなかったですけど・・ありえなさそうで(苦笑)マシューは、最後まで、どうなの?この人?どっち側って思っちゃいました。

最後は、もしかしてあのまま・・って思いましたが。
あのジョアンナが優雅にスーパーでカートを押してくるあのシーン。あそこで終わっていた方が、たしかにインパクトはあるだろうなあって思います。75年版はああいう終わりなのかしら・・ね。
でもあれで終わったら・・悲しいよね・・っていうことで、2004年版はどんでん返しがあります。
しかし、金髪でお人形みたいに微笑むニコール(ジョアンナ)は、とっても可愛いです。
う〜ん、可愛いよ、こっちの方が・・って思わず思ってしまったほど・・いけない、いけない・・これじゃあ、男性たちと同じかも(苦笑)

ステップフォードの街並みや、家々の装飾、完璧に整えられた室内や見事なキッチン!これは、見応えありました。女性たちのファッションも。

そうそう、これを忘れちゃダメだわ(笑)
ロジャーが大切にしていた持ち物ってことで登場した、オーランドの写真入り額とヴィゴのTシャツ(赤よ、真っ赤でした 笑)!ちゃんとチェックできました。オーリの写真、うん、あれは見たことあるやつでしたね・・いつのだっただろう・・って思わず何度も巻き戻し(笑)いや、捨てるなら私が貰っていきたいくらいでしたよ(爆)
それにしても、なんでこの二人を登場させたのか、ぜひ関係者のコメントが聞きたい私です(笑)

この映画、私は一人で観たのですが、だんな様にみせて意見を聞いてみたかった気がします。あ、でもステップフォードワイフに憧れられたら・・嫌だわ(笑)

あとね、納得いかないことがあるんですけどね・・ネタバレかな。
ちょっと空けますね。



















脳の中にチップを埋め込む・・とロボットになるの?
体は人間なんですよね・・だって解除したら、すぐ治ってしまったし。そもそも、あんなに簡単に上手く解除できるっていうのも謎ですけど。
でも人間の体なら、あのガスの炎に当たっても平気なところや、人間ATMのようなシーンはどうなるのでしょう?
しかも、未公開シーン見たら、手からいろんな機械が出てきたり、お腹に何か内蔵されてたりするシーンがあったのですよ・・あれはやりすぎだな。使われなくって良かったです。



2006年03月21日(火) 「コープスブライド」

2004年アメリカ 監督ティム・バートン マイク・ジョンソン
音楽ダニー・エルフマン

声の出演 ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム・カーター エミリー・ワトソン
トレイシー・ウルマン アルバート・フィニー クリストファー・リー 他

この映画の予告を見たとき、思い出したのはティム・パワーズの「石の夢」
19世紀初頭のイングランドで、結婚式を翌日に控えたクロフォードは、ふとしたはずみで宿屋の中庭にあった石像の指に結婚指輪をはめてしまいます。
ところが・・・この石像は眠りについていた吸血鬼だった・・という。

でも大丈夫です、こちらの死者の花嫁は、怖い吸血鬼じゃなかったです。目玉がぽろっと取れるのを悲しんだり、ビクターにプ彼が昔亡くした子犬をプレゼントしたり(なんて心配り〜)なんともキュートな、いじらしい花嫁なのでした。
愛する人との結婚式の夜に不幸に襲われ、いまだに愛してくれる人を待ちつづける花嫁の思い。切ないですよね。
気弱な花婿、ビクターと彼の婚約者ビクトリア、こちらの二人もとっても好感度高くて。ピアノの前で初めて二人が出会うシーン。ここで、もう、この二人には幸せになって欲しいと思ってしまう。
不思議な三角関係の3人、3人ともに幸せがおとづれるように・・思わずそう願いながら見ていました。
両方の花嫁とのピアノのシーンは、それぞれとっても素敵でしたね。

暗くて、寂しそうな現世から、驚くほどカラフルで明るい死者の世界。こんなに楽しそうなら、死者の世界もいいものかも・・って思っちゃうほどでした。地上の人々がなんとも暗いのに対して、こちらの死者たちの生き生きとしていること!(苦笑)どちらが生きているのか分からない!?
不思議な可愛さを発揮する(?)バートン監督のキャラクターたちは、今回も健在でしたね。

最後は、やっぱりそうなっちゃう・・のですね。切ないけど、でもこれできっと彼女も・・平穏に・・ね。
冒頭、そして、ラストにも蝶が舞う、印象的でした。

1、2秒のシーンを撮るのにも何時間もかかるという、ストップモーション・アニメ、これはもう芸術の域ではないかしら。
人形たちの表情に見惚れてしまう。見つめてしまう。
きっと凄く大変なんだろうけど・・でもまた作ってくださいね、監督!

声優さんたちも豪華です。ジョニー・デップにヘレナ・ボナム・カーター。エミリー・ワトソン。そしてあのアルバート・フィニーにクリストファー・リーまで!





2006年03月14日(火) 「ナルニア国物語 第一章ライオンと魔女」


まず!原作にはない、意外なシーンではじまりました。
これは書かないでおきますね、実際に見て驚いて欲しいから。
でもこのシーンで、兄弟の関係や、内面に持っているもの・・なんかがとてもよく出ていて、上手いなあって思いました。

そして疎開先のカーク教授のお屋敷。なんともいい雰囲気でしたね、楽しみにしていた衣装箪笥も見事なこと!!ルーシーが箪笥にかけられていた布を取ると大きな布がはらり〜〜っと落ちるあのシーン、ドキドキしますね。

ナルニアの森にぽつんと立つ街灯(これも雰囲気ぴったり)の下でタムナスさんに出会うシーンから、ラストまでたっぷりと、しっかりとファンタジーの世界に浸りました。
少年も少女も、その世界ではしっかりと役割を担っている。与えられた剣や弓矢も、心が成長することで初めてその力を発揮してゆく・・・
いろいろな出来事の中でも、最後までしっかりと兄弟の関係が描かれているのも良かったです。

こどもたちがまたみんな、それぞれに可愛くて。頑張っていましたね。
似てないような顔なのに・・でもちゃんと兄弟姉妹・・って思えてくるんです。でね・・ひとつ発見。4人とも唇がちょっとぽっちゃり・・してるんですね。特にスーザンとルーシー。可愛い〜。
ルーシーとタムナスさんのシーンがとても好き。タムナスさん、いいなぁ。あの歩き方や・・背中に一列の毛(爆)
本で読んでても実際映像で動物が喋ると違和感あるかなあ・・って思ってたけど、こういう世界では全然気になりませんでしたね。
ビーバー夫婦の会話が楽しかったし。
吹き替えのアスランは津嘉山さんでした。一番お気に入りはオオカミの声の池田秀一さん。やっぱり素敵、Coolでした。でも字幕も見たい。リーアム・ニーソンでしょう、あとルパート・エヴァレットがキツネだとか。こちらも気になる。

あの氷が解けてゆく湖を渡るシーン、あれは印象的でしたね。流れ落ちる水!剣をああいう風に使うなんてね〜。
映像は、ところどころ、どうしても「指輪物語」とかを思い出してしまうところもありましたね。戦闘シーンとか。白の魔女軍団は、オークに見えてきたりして(苦笑)
「騎士よ、立て」のところでは「キングダム・オブ・ヘブン」を思い出したり。

あとはなんといっても白の魔女!ですよ。ティルダ・スゥイントン!!小さな顔、あの骨格、姿!彼女の存在こそがまさにファンタジー!でした。
髪型や衣装もぴったり。戦闘シーンは二刀流でした。凄い〜。

ラストシーンと、エンディング途中のラスト・ラストシーンがまたとっても素敵なので決して席を立たないでくださいね。
「ナルニアへの扉は、いつ、どんな時に開かれるのか、分からないけれど。決して見逃さないで。そして、その扉が開かれた時には、恐れずに自分の信じることをすること」
教訓めいたことを言うなら、これは決してファンタジーの世界だけに通じることではないのかもしれないけれど・・でも改めてそんな教訓めいたことは置いておいて・・・
ルーシーたちとまた冒険の世界へ出かけられればいいなあ・・と楽しみにしています。

あ、そうそう、原作のあとがきで「なじみがないから」とプリンに変えられていたお菓子ターキッシュ・ディライト!これを食べてるシーンがあって嬉しかった〜。ジャム入りゼリーみたいな・・お菓子?粉がいっぱい付いてました。
それとあとひとつ。これだけはちょっと残念だったのが・・映画では原作で私の大好きなお茶のシーン。これがね、あまり映ってなかったこと。
タムナスさんちのティータイムもビーバーさんちのお茶の時間も、お菓子とかもっといっぱい出てて、それがすごく美味しそうだったんですけどね。
なんだかほのぼのムード過ぎる・・ってことでしょうか。



2006年03月10日(金) 「サマータイムマシン・ブルース」

2005年日本 監督本広克行
キャスト  瑛太 上野樹里 与座嘉秋

面白かった〜!!
受験が終わった息子と一緒に見ましたが、彼も気に入ったようです。

夏休み、ある大学のSF研究会の部室。突然現れたタイムマシーンに彼らが考えたことは、昨日に戻って壊れたクーラーのリモコンをとってくること!
いやぁ・・可笑しい。何それ〜って思うけど、でもわかるような気もする。得体のしれないもの・・何年も前にさかのぼるのは怖いし・・昨日くらいになら・・って思っちゃう。(SF研にしてはと〜っても志は小さいけど・・笑)

冒頭に現れる不思議なシーンの数々が、後半だんだんと解明(?)されていくさまはやっぱりタイムマシーンものの面白さ!ですよね。
だけどねぇ・・ビダルサスーンは何でしょ?(爆)なぜ、彼、ビダルサスーンなの〜(笑)
舞台が夏!っていうのが、またぴったりなんですよね。もちろん、クーラーの時期だから夏でなくてはならないんだけど、夏・・・青春・・若さ・・学生・・・友情・・恋・・そして冒険・・そしてそして・・戻らない季節・・って・・ね。
楽しくて、可笑しくて、ハメ外して、でもどこか切ないような、そんな季節にぴったり・・ですよね。

SF研究会、楽しそう〜。あの部室のあの環境・・。夏休みでも毎日来たくなるの、分かりますよね。
部室に置いてある、グッズや飾り物・・あのペンギン(?)のあの表情がなんともいえないよね。
ロケはオール香川県ロケって聞いたのですけど、大学は四国学院大学・・でしょうか。あの部室・・もそうなのかしら?
75番札所善通寺でしたね、あのお寺。うどん探検隊で前に行きましたよ〜。
名画座や、薬局、街並みがレトロな感じで、素敵でしたよね。

研究会の学生たち・・みんな、もうなんていうか、オバカやってて・・時々突っ走たり・・するけれど。なんだか可愛いくて可笑しくて。
自分もまた学生に戻りたくなりましたよ、わいわいやりたいなあって。
そうそう、全然未来人に見えない「田村君」いいキャラでしたね。「失礼な人ばかりですねぇ」ってほんわか・・言うんだよね。なんだかこのセリフ・・ちょっと癖になりそう(笑)それにしても、未来の大学生たち・・なんであんなにおじさん風で、しかもあのファッション〜(笑)

かっぱの謎も解明されたし、全ては無事に収まった・・ミッション完了!でしたけど・・でも最後に明かされた「未来の世界」がひとりの男の子にはちょっと切ない・・ものだったりしたのが・・また「夏」って感じでしたね〜。

う〜ん、これDVD欲しかったり・・しますねぇ。






2006年03月06日(月) 「ファンタスティック4」

2005年アメリカ 監督ティム・ストーリー
キャスト ヨアン・グリフィズ ジェシカ・アルバ クリス・エヴァンズ マイケル・チクリス ジュリアン・マクマ

アメコミ、好きです。チームもの(?)も大好きです。
なんですけど・・・これにはそんなに入りこめなかったなぁ。
いや、楽しかったんですよ。
ヨアン・グリフィズは楽しみにしてましたし(でも、やっぱりクラシックな役の彼が好き)ジェシカはとっても可愛いし、なんといってもナイスバディ(笑)
サービスシーン、多かったですねぇ。スーツ着てても胸は開いてる・・し。
先日「セルラー」で頑張るお兄ちゃんを演じたクリス君も、またまた明るいキャラで突っ走ってくれてるし。何より、一人だけ元の姿に戻れないベンがね・・気の毒で・・しかも自分の意志でまたあの岩のような姿に戻ることを決意したりしてね・・

それぞれのキャラが、それぞれの味を出してていいんですけど・・でもなんだか少し物足りなかった・・
決めポーズ!?・・それもあるかも(笑)
だってね・・リーダーはゴムのように伸びるんです・・ポーズはないでしょう・・これだと。伸びた手に思わず「ワンピース!」って叫んでしまったのは私だけではないはず・・(あ、でもこっちの方がずっと古いよね)もっとカッコいいパワーをあげて欲しかったけど。
あと敵キャラの魅力がもうひとつ・・かな(偉そうに・・苦笑)敵キャラは大事だよ〜、やっぱり。これで面白さの半分は違ってくる!
「X−MEN」の面白さのひとつは、マグニートーの功績(?)だよね。

ラストは・・期待にたがわず、ちゃんとありましたね。次回へと繋がるシーンが。
「2」はあるのかしら・・・何やかにや・・言いながら・・・きっとまた見るよ、私(笑)



2006年03月05日(日) 「ヴェラ・ドレイク」

2004年イギリス・フランス・ニュージーランド 監督 マイク・リー
キャスト イメルダ・スタウントン フィル・デイヴィス エイドリアン・スカーボロー ダニエル・メイズ アレックス・ケリー エディ・マーサン ピーター・ワイト ルース・シーン

何軒もの家で家政婦の仕事をするヴェラ。帰りには隣人たちにお茶を入れ、一人暮らしの母親の面倒を見て。明るい彼女はきびきびと働き、誰にも優しい。
弟のフランクが経営する自動車工場で働く夫のスタン、洋品店に勤める明朗な息子シド、無口でおとなしい娘のエセル。大切な家族、4人で小さな、小さなテーブルを囲んで、お茶を入れる時間は、なによりも彼女が大切にしている時間で。
でもそんな彼女には、家族にも愛する夫スタンにも隠している秘密があった・・・

その秘密のシーンがあまりにも普通に始まったので、私は最初驚くことも忘れてみていたのだけれど・・
何故、ヴェラは法律にそむくような、行為を何年も続けていたのだろう。もしかしたら、彼女の過去にその理由になるものが何かあったのかもしれない・・ちらりとそう思わせるようなシーンもあったけれど。それは明らかにはされない。彼女はただただ困っている人を助けたかった・・と繰り返すだけ。
悩み、怯え、戸惑う娘たちに(中には人妻もいたけれど)静かに、優しく声をかけるヴェラの姿を見ていると、やはり彼女たちの力になりたい・・とただそう思っていたのだろうなあ・・って思うけれど・・・。

ヴェラの秘密が発覚する日が、とても悲しい。
エセルと近所の若者レジー(寂しい境遇の彼をヴェラが食事に招いて、だんだんと親しくなっていく二人の様子はとても微笑ましい)の婚約パーティ。ささやかな、でも暖かなそのお祝いの席に招かれざるベルの音が響く・・待って・・今日でなくても・・せめて・・別の日に・・思わずそう思ってしまった・・

悲しみ、嘆くヴェラの姿・・でも彼女が一番辛かったのは、罪が発覚したことではなくって、この大切な日を・・自分が台無しにしてしまった・・このことだったように思う。
ヴェラを信じ、戸惑う家族たち。
真実を聞かされてからも、彼女を守ろうとする夫スタンの必死な姿や、兄とヴェラを支えようとする弟フランク、そして新しい家族として彼女に優しい言葉をかけるレジーの気持ちに胸を打たれました。

ラストシーンはお茶の時間。
ヴェラのいない・・テーブル。寂しく静かなシーン・・だけれど。
でもこれは決して悲しいシーンではないと私は思う。
食卓にあるのはヴェラお手製のティーコゼー。そして4人は(ちゃんとレジーもそこにはいるし)バラバラじゃなくって、向かい合ってテーブルに座っている。ヴェラに対して手厳しい言葉を言ったシドもちゃんと。
そこにいる誰もがヴェラの帰りを待っている・・そんな気持ちが感じ取れるから・・だから、これは決して悲しいお茶のシーンではない・・と。

何があっても、許していくということ・・・私に出来るかしら・・
見終わってからも、しみじみ・・いろんなことを感じさせる映画でしたね。

イメルダ・スタウントンはじめ、俳優さんたちは、みんな演じている・・っていうのではなくって、もう、その人にしか見えない・・素晴らしい演技でした。

そしてお茶のシーンが満載でしたよ、冒頭からラストシーンまで!ですから。
ヴェラ手作りの、緑のニットでしょうか、ティーコゼーが可愛かったですね。決してスマートじゃないですけど・・暖かい、人柄を感じるような。
もちろんThe&Cinemaに挙げました。












2006年03月01日(水) 「ステルス」(軽くネタバレ・・かな)

2005年アメリカ 監督ロブ・コーエン 
キャスト ジョシュ・ルーカス ジェシカ・ピール ジェイミー・フォックス
サム・シェパード ジョー・モートン

息子を迎えにいって帰ってきたら、家の中になにやら大音響が響いている。
だんな様が借りてきた「ステルス」を我慢できずに先に見ているらしい・・映像はすごいですね、ステルスもカッコいい。音響も・・すごい(苦笑)いや、そんなに響かせなくても・・

ストーリーはこんな感じで始まったらしい。
海軍のすすめるテロ対策プロジェクトに3人のエリートパイロットが選ばれた。3人はステルス戦闘機のパイロットとして選抜されたのだが、そのチームにはもうひとり、いや、もう一機の仲間が加わることになる。最新鋭の人口頭脳を搭載した無人ステルス戦闘機、エディだ。

チームの中に紅一点。まさに王道の作りですね(笑)
そしてチームのリーダーといい感じらしい・・これもまた王道でしょう。
ストーリーはというと・・・これがまた・・映像とかは最先端って感じなのですが・・お話は昔からある・・
仲間の中の亀裂・・突然の不幸。
そのあとの逆転劇(裏切りの要素も盛り込み)そしてラストは・・恋もOKと。
典型的な進め方でしたね・・ある意味これも王道なのかもしれません。
ただ亀裂を生むのが、最新鋭の無人戦闘機っていうのが新しいところ・・でしょうかね。
しかし・・ねぇ・・好き勝手やってませんか?アメリカ海軍。いくらテロの組織をつぶす為とはいえ、あそこまでやっちゃいけないでしょう。あのビルだって、ああも上手くは絶対倒れません!!
放射能ばら撒いてしまってるし・・何千人と死んじゃいます・・

そしてこちらも納得いかなかったのが、エディがあれれ・・と思う間に「リーダーの言うことを聞かない暴走機」から「友情を感じるような仲間機」になってたこと。
なになに・・・あれではヘンリーがぁ・・ジェイミー・フォックスだったのですよ・・もっと・・ね。

リーダーさんは、すごく青い目・・どこかで見たよ・・と思ったら「メラニーは行く」のジョシュ・ルーカスさんだったのですね。
紅一点のカーラはこの前「エリザベスタウン」でオーリィを振ったジェシカ・ピール。彼女はばっちりお化粧をした「エリザベスタウン」のOLさんより、こっちの役の方が魅力的でした。くっきりはっきりした顔立ちだから、OLさんの時はすごくきつい顔に見えたのですけど、ラフな服装で、自然なメイクだといい感じでした。姉御はだの人、好きだからねえ(笑)
ふたりは、なかなかお似合いのカップルでしたし。少なくてもオーリィとよりは似合ってる・・(苦笑)

タイのバカンスのシーンは、二人の水着を見せるためのサービスシーンってことでしょうか(笑)ルーカスさんは逞しい体だし、ジェシカはナイスバディだから。
ヘンリーにあのセリフも言わせたかったのでしょうね・・「地に足のついた生活」ってところ。

エディがいろんな曲をDLして、飛び立つ時とかにかけちゃうところとかは面白かったですね。

でも最後はね・・うう〜ん、やっぱりそう来ましたか・・
このあと軽くネタバレ・・ぽいので・・空けますね。










娘の知り合いが見たときに「ラスト、エディはバギーちゃんだったよ・・」って言ったそうなのです。ドラえもんのバギーちゃん・・懐かしいですね。泣きましたよ、私、あの時。
あそこまでさせなくても良かったのになあ・・なんだか無理やりっぽい。
ま、でも残っても二人いますから(乗れるの?二人って)どうやって帰るか・・っていうと困りますけどね。しかもエディはあそこまでやっちゃってるわけですから。

エンディングの後に映像があります。実は私知らなくって。さっきお友達のサイトで感想読んで教えてもらったのでした。この映像がまた・・・王道でした(苦笑)

あ、だけどね・・最後に紅一点のカーラとリーダーベン、二人のシーン。
こちらは王道の(まだ言ってる・・笑)キスシーンはありませんでした、良かった・・いや、別に見たくないわけではありませんが・・もうそういう終わりはいいわ・・って思ったので。
二人のキャラにあった・・セリフのやりとりで終わったところに好感が持てましたよ〜。



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