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主婦な私のつぶやき。。...はるっち

 

 

人妻の裏心 『皮肉な幸せ 11』 不感症DEセックス - 2005年06月30日(木)

アタシは、とうとう自分の手で禁断の扉をあけてしまった・・・。



部屋にはいると、彼はベットに、アタシはソファに

離れて座った。

「なんでそんなとこにいるの?こっちにおいでよ。」

そう言われて、

うん・・・と素直に彼の隣へ腰掛けた。

彼はアタシを後ろからギュッと抱きしめながら

「とうとう来ちゃったね。好きだよ、、、可奈。」

と、耳元で囁いた。

あ、あれ?

あんまり感じないわ!

いつもは軽く息を吹きかけられだけで、ああん・・・

と、声がでるほどなのに??



一緒にお風呂にはいってから、バスタオルを巻いて

アタシと彼はベットに腰掛けた。

彼の手がアタシのバスタオルをそっとどかし

あらわになったアタシの乳房に触れた。

なんとなく感覚はあるものの、いつも車の中で

触られていた時のような悶えるような快感は

まったく感じない。

ああ、やばい!

まさしく今のアタシは不感症!

行為はどんどんエスカレートしていくのに

アタシの気持ちはどんどん急降下。


「舐めていい?」

「うん・・・。」

彼がアタシの股間に顔をうずめ、アタシの感じる場所を

舐め始める。

ああん、、いぃ、、、、、

と、声には出しているけれど、やっぱり感覚がなぃ〜!

とっても舐めて欲しい場所なのに、、、

とっても気持ちいい場所なのに、、、

あまり感じないのは何故なの?


ええ、それはお酒を飲みすぎたからなのね^^;

お酒を飲んだ後で、セックスしようとすると

男は「たち」がイマイチで長続きはするけど硬くはならない。

女も淫らになって大声はだすけれど、感度はすっかり衰える。


夫以外の人とのはじめてのドキドキするはずのセックスが

こんなに鈍感な体になってしまって、わずかな快感しか

得られないセックスで終わってしまうなんて・・・いや〜!

このまま帰りたいな・・・。

「もいちど、日をあらためてはもらえませんか?」

思わずそんな言葉をいいたくなるくらい、脳は冷めていた。

それでも、結局アタシは彼を受け入れた。

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ああ、アタシってなんて律儀で馬鹿なのかしら?





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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 10』 雨の一夜 - 2005年06月29日(水)

夫が社員旅行で出かけた夜。

アタシも以前から約束をとりつけていた大学時代の友達と

飲みにいった。

けれど、彼女達もすでに子持ち奥さんなので

それほど長い時間は一緒にすごせない。

以前、そんな話を彼にしたら、


「じゃあ、その後は家に帰るの?」と聞かれ

「そうね。誰も遊んでくれる人いないしね・・・。」と答えると

「寂しいねぇ(笑)その後、遊ぼっか?」と、彼が誘った。


そりゃ、そうよね?

アタシの答え方・・・あたかもアナタ遊んでくれる?って

いっているようなものだものね?



そんないきさつで、初めての夜の密会は成立する運びになった。

しかし、久々に逢う友人達との話は楽しくて

彼女達も、時間を気にしつつも帰る様子はなかった。

まずいなぁ・・・約束の時間になるわ。

そんなことを思いつつ、アタシはお酒を飲み続けた。

お酒の酔いと店のざわめきの中で、携帯がなったのに

気がつかなかった。

そのうちに、友人の一人が「ねぇ、携帯鳴ってるよ。」と

アタシのバックを指差して言った。

あわてて携帯を取り出すと、店の隅に移動し電話にでた。


「もしもし。」

「さっきから何度も電話してるのに。もうついてるよ。」

「あ、ごめんなさい。約束の場所から移動しちゃったから・・・」

「そう。で、どこ行けばいいわけ?」

声が少し怒っているのがわかる。

「えっとー、今いる場所をまっすぐ行くと信号があって・・・」

「どっち方面?東?西?」

えっ?方角なんてわからない・・・^^;

すっかり酔ってしまって考える能力なし、

おまけに、ろれつもあまりまわってない。

そんな話し方なので、いっこうに今いる場所を説明できない。

そんなアタシに、電話の向こうの彼はかなりご立腹の様子。


ああ、怖い・・・もうこのまま帰ってもらって結構なんですが・・・。

そう言いたくなったものの、わざわざ1時間もかけてこっちに

きてもらっている為、そんな事は当然言えず・・・。

なんとか、場所をわかってもらい電話を切った。

そして、友人達に次の約束があるからと店をでた。

「男じゃないでしょうねぇ〜(笑)」

そんな友人達の言葉にドキッとしながら・・・。



ほどなくして彼が到着し、アタシは助手席にのりこんだ。

あいにく、その日はどしゃぶりで、ワイパーを高速にしないと

前がみえないほどだった。

周りの人に見えなくて、アタシにはちょうどいい雨だった。


「じゃ、行こうか。」

「どこへ?」

「ホテルだよ。」

いつになく強い口調でいう彼。

「ほんとに行くの・・・?」

「行くよ!」


ホテルにいったら間違いなく2人は体で結ばれる。

こんな状況になってさえも、まだアタシは最後の一線を

こえるのを躊躇した。

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それがわかっていながら、

ホテルへついていってしまったアタシは馬鹿ね・・・。







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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 9』 偶然は最後の通告 - 2005年06月28日(火)

「ごめんね。隠してて・・・。

 だって、近くの人とは逢わないっていってたから・・・。

 もう逢ってくれない?」

「今更そんなこといわれても。

 もう好きになっちゃってるからなぁ・・・。」

今ここでお別れをしても、キスした事実は消えないし、

アタシの家を知られている事実も消えないのだから、どうしようもない。

それに、すっかり週一ペースの密会が楽しみになっている自分を

とめられない。

結局、アタシ達2人の関係は続行された。



それから数日後、町内のお祭りにアタシは夫と連れだって出かけた。

もしかして彼に逢ったりして?

ううん、そんな偶然はそうそう簡単には起こりえないわ。

そんな事を考えながら屋台が並んだ道を歩いていると

なんと、向こうから子供を連れた彼が歩いてくるではないか!

ひえっ〜、ありえない偶然が起こる・・・。



しかし、女というものは案外シタタカで肝がすわっているようで

奥さんはどんな人なのか見てみたくて、目をそらすことはしなかった。

残念ながら奥さんらしき人は近くにはいなかったが。

反対に、男というものは案外臆病なのか、一瞬目があったものの

すぐに目をそらし、逃げるように通りすぎていった。

そんな姿を見て、ちょっぴりアタシの気持ちはトーンダウンした。

その後、ぐるりと一回りして自宅に戻った後に、

買い忘れたものに気がついて、2人でまた祭り会場へと向かった。

彼に再び逢わないように、わざわざ裏道を通って・・・。

それなのに、今度は車にのった彼と遭遇。

ああ、おそろしや、、ご近所不倫。

やっぱり怖い、もう逢わないほうがいいのかも・・・。


次回の約束は夫が社員旅行でいない隙を狙っての、

初めての夜の密会だった。

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今から思えば、今回の出来事は神様が教えてくれた

最後の通告だったに違いない。

だが結局、アタシは最後の通告を無視した。

一生背負っていかなければならない苦しみを

味わうことになるとも知らないで・・・。




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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 8』 隠された事実 - 2005年06月27日(月)

何度目かの密会中、アタシの地元の話でもりあがった。

もちろん、彼の元地元でもあるから、話が通じるんだけど。

話しているうちに、だんだん隠しているのが面倒になって

「あのね、スーパーあるでしょ?そこの前が私の家なの。

 あなたが以前住んでたのは、どのへん?」

と、自分の家を教えた。

これで、彼はアタシの家も自宅の電話番号も知ってしまった事になる。

でも、脅しそうな人でもないし、それに同じ町内人じゃなくなったわけだし

まあ、いいわ。なんてすっかり安心していたアタシ。

すると、彼はすまなさそうな顔をしてこう言った。


「そこまで信用して話してくれたなら、

 俺も言わないわけにはいかないなぁ・・・。

 実はまだ言ってない事があってな。
 
 いつか言おうとは思ってたんだけど・・・。」


「えっ?いったいなんなの?気になるじゃない?」


「これ聞いたら、きっと可奈はひくよ?

 それでも聞きたい?」


「そんなこと言われたら余計ききたくなるって・・・」

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ひえっ〜〜〜!マジですか?

そして、それを実感する現実が後日起こることになる・・・。





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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 7』 最低な妻 - 2005年06月26日(日)

逢える時間は昼間の数時間だけ、おまけにいつも遠くまで

ドライブするから、帰りはいつもハラハラするの。

夫が帰ってくる前に、いつもと変わらぬ日常に

戻っておかなければならないから。

服を着替え、お風呂を沸かし、夕食の準備をし

夫の帰りを待つだけの普通の主婦に戻る時間が必要なの。



だから、いつも愛撫までで終わってる。

でもアタシは、それだけで十分なの。

ううん、そこまでしかイヤなの。

愛撫はいつまでも果てしなく快感は続くけど

挿入はこのうえなく気持ちいい時もあるけれど、

ある一点をこえると快感は薄れていっちゃうしね。

そしてなにより男も愛撫まででとまっていると

いつまでも情熱は消えないけど、

挿入によって昇天すると、情熱は急速にさめてしまうでしょ?

そして

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アタシって最低な女ね?








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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 6』 たまには画像つき? - 2005年06月25日(土)

それから何度かアタシ達は逢っていた。

ある時は海の近くの誰もいない展望台へのぼりキスをしたり、

しんと静まりかえるダムの脇に車を停めて抱きしめあったり。

けれども、回数を重ねるごとに、当然のごとく密着度も

だんだんましてくるようになった。



山の脇道に車を停めた彼が、いつものように抱きしめてきて、

優しくキスをした。

唇と唇だけのキスは次第に舌の絡み合うディープなキスへと

変わっていく。

キスしながら彼の右手がアタシの胸元までおりてくる。

そっと触れて、アタシの反応を確かめる。

服の上からならいくらでも触ってくれてOK(笑)

アタシは目を瞑ったまま受け入れた。

服の上から胸のふくらみを優しく撫で回しながら

乳首のありかを探しだした。

ブラというガードがあるはずなのに、何故かビクンと体が反応する。

次第にその手は下がっていき、とうとうアタシの服の中にはいってきた。

手のひらで乳房をつつみ、親指で乳首のあたりを撫で回す。

「アッ、イヤン。。。」

イヤンとは声にでても、もちろんその言葉とは裏腹に感じてる・・・。

乳首はとっても硬くなって、まるで男のモノと同じように、たちはじめる。

唇から耳たぶへ、さらに首筋へと淫らな舌は降り続ける。

ああん、、んんっ、、、、

その感じている声を聞いて、彼は確信をもってアタシの服を上にたくし上げた。

もう拒絶はしないだろうという確信・・・。

ところが、彼が胸に顔をうずめようとした瞬間、

「ダメ!やだって!」

と、アタシは彼の行動をさえぎった。

こんな明るい場所で、乳房を見られるのが恥ずかしかった・・・。

「だいじょうぶだよ。。ね?」

彼はアタシの背中に手を回し、しっかりと抱きしめた。

抱きしめながら、背中のブラのホックをはずす。

締められていたいたものが、パチンとはずれたことで

アタシのネジもとうとうはずれてしまった・・・。



彼は私をホールドしながら、助手席のイスのレバーを少しひいた。

そのまま後ろへゆっくりとイスもアタシたちも倒れこんだ。

服をゆっくりとたくし上げると、紺色に白のレースが華やかにあしらわれた

ハーフカップのブラがあらわれ、少しだけ突起した乳首がのぞいていた。

彼はおもむろにその乳首を口に含んだ。

ああん、、、体をビクっと震えさせながらゾクゾクする快感を感じた。

ブラを上によけると、左手の親指と人差し指で乳首を苛め

舌先で右の乳首を舐める。時にはチュッチュと音を立てながら・・・。

アア〜ン、ダメ、、、んんっ、、、いい〜

いろんな快感の言葉が自然にでてきちゃう。

その気持ちよさに耐えられなくなって身を起こすと

今度は背後からせめられる。

両方のオッパイを背後から揉みしだかれて

身を起こしていられなくて、車の窓ガラスに両手をついて

喘ぎつづけた、、、ああん、まるでタイタニックのシーンみたい。

そんな situation が、さらにアタシの淫らさを呼び覚ました。

ああ〜〜ん、キモチイイ、、、、、、

永遠に終わらないこの快楽と快感に浸っていたいと思った・・・。






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チッ!クリックして損したー!とは、思っても言うでない・・・^^;



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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 5』 不倫マジック - 2005年06月24日(金)

抱きしめられて、まわりのことがわからなくなるほどに

アタシがトロンとした表情になっていると、突然

プッ!

と、車の後方からクラクションが鳴った。

その音で、ハッとしてアタシは我にかえり、

パッと彼から離れた。


「駐車場に入る車みたいだね。」

彼もすぐに冷静さを取り戻し、サイドブレーキをはずし

車を動かそうとした。

トイレに行きたかったことと、電車の時間も迫っていたアタシは

「ありがと。今日は楽しかったわ。ここでおりるね。またね。」

と挨拶だけして、彼に話す暇も与えないほど

すばやく車から降りると駅に向かって走り出した。

コンコースを走っているアタシの頭の中には、何故だか

森川由香里の歌っていた「SHOW ME」のイントロ部分が

ながれている。

胸の高鳴りがとまらなくて、まるでアタシはドラマの主人公に

なったかのように雑踏の中を走り抜けた。

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不倫が終止符を打つまで、女はそれに気がつかない・・・。

アタシだけなのかもしれないけれど。


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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 4』 - 2005年06月23日(木)

なんで抱きしめてもいい?っていわないんだろう?

どうやら海外生活を数年していたせいらしい。

でも、ハグのほうがいやらしさを感じさせない。

アタシもそれぐらいなら全然平気。

「いいけど・・・」

そういって棒立ちのアタシを彼は始めはそっと、

そして最後にギュっと抱きしめた。

そのまま、キスへといきそうな雰囲気だったので

アタシは急いで口を開いた。

「さ、もう帰らないとね?」

「ん、そうだね。」

案外、すんなりと彼はアタシを放し、今さっききた山道を

車で下りはじめた。


その途中、渓谷の橋の上で突然彼が車を停めた。

「ほら、ここもきれいなんだよ。みてごらん。」

そういって助手席のほうに身をよせて窓の外をさした。

「ほんとだね〜。」

と、アタシは窓から下をのぞきこんだ。

すると、また彼は言った。

「ハグしよう?」

「またかい!?ハグすっきやねぇ〜(笑)」

笑いながらいうアタシを抱きしめて彼が言う。

「だって、ハグって気持ちいいでしょ?好きなんだ〜」

誰かれかまわずハグしまくりなんじゃないのか?^^;

「キスしよ?」

その言葉に即座にアタシは答えた。

「しない!」

「キスだけだから。キスは挨拶なんだよ?(笑)」

「確かに、アメリカでは挨拶がわりでしょうけど、ここは日本ですから!

 残念!(笑)」

あくまで、茶化してやんわり断った。

しばらくの間、そんな問答を繰り返していたけれど、

ひとまずここはアタシの勝ちに終わり、再び車は走りだした。

正直、初めて逢った彼をそんな対象では見れなかったし、

なによりそんな不貞行為は人妻のアタシはしてはいけないわけだし。

まあ、よその旦那さんに夫に内緒で逢うことじたい、

すでにイケナイことではあるけれど。



主婦友と遊んでいるように、気楽に楽しく話しているうちに

降ろしてもらう駅が見えてきた。

丁度、交差点で信号が赤にかわり車は停車した。

「ここでいいよ。降りるね。」

「えー。こんなとこでさよならなんて寂しいなあ。

 ちょっと待って。きちんと降ろすから。」

そういって、彼は交差点をまがり駅をとおりすぎた。

あれ?



すると彼は、駅から少し離れた場所の駐車場らしき所に車を停めた。

何でこんなところ?もっと近くで降ろしてくれればいいのに。

早く帰りたいんだけどなぁ。

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「今日はありがとう。とても楽しかったよ。」

そう言うと、彼はアタシをまたギュッと抱きしめた。

すると、山の中で抱きしめられた時には感じなかったのに

なんだかとてもドキドキした。

ギュッと抱きしめながら、顔を近づけようとする彼。

「ダメだって・・・。もう帰らないと・・・。」

それなのに、彼の手はアタシを抱きしめたまま離さない、

そしてアタシもなんだか離れたくなくなってきた。


そしてとうとう、彼の唇とアタシの唇が、、、触れ合った、、、

あぅ・・・体中の力が一気に抜ける感覚がおそってくる。

そのまま彼の舌が、アタシの中へと侵入してきて

私の正常な神経を麻痺させる。

あぁ、なんだか体が熱い、、、ううん、下半身が熱い・・・。

「あぁん、、とろけちゃいそうよ・・・」

吐息まじりに思わず彼の耳元で喘いでしまったアタシ。

まさか自分がこんな恥ずかしい言葉を言うなんて・・・。

キスしながら、アタシのアソコはたっぷりと潤んでいた。

ジュンといった感覚が自分でもわかるくらい熱くなっていた。

今すぐ「欲・し・い」と思ってしまうくらいに、、、、

キスで私の体がこんなに反応するなんて・・・。








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人妻の裏心 『皮肉な幸せ 3』 - 2005年06月22日(水)

車は高速道路を快適に飛ばしていた。

「ほら、向こうのほうに小さくみえる山あるでしょ?
  
 あそこだよ。」

彼が指差したのは、遠くの景色の中にかすかに見える小さな山。

「えっー!遠すぎない?時間までに帰れるの?」

「そう思うでしょ?でも案外、近いんだよ。」

実際、彼の言うとおり遠くて小さかった山は1時間もしないうちに

どんどん大きくなって近づいてきた。



車をとめて外にでる。

澄み切った空気がなんとも清々しい。

ときおり聞こえる鳥の声が、夫に対してうしろめたいアタシの気持ちを

かき消してくれる。

「この上に、すごくいい場所があるんだ。ちょっと登ってみる?」

「うん!」

山に登るにはあまりにも不釣合いなアタシの格好ではあったが・・・。

ヒールのサンダルにスカートではねぇ。

けれども、好奇心いっぱいのアタシは彼のあとについて登りはじめた。

途中滑りそうになって、はじめて彼と手を繋いだ。

いい年なのだから、手を繋いでドキドキするなんてことはないけれど、

若い頃を想い出し懐かしさを感じて心地いい。



突然、今までの暗く細い道を歩き続けたアタシの目の前に

まるで聖域みたいな場所がひらけてきた。

周りは山の木々で囲まれているのに、天からスポットライト

があたるように真ん中だけ開けていて、周りは白い砂利に

囲まれたその中央には10メートルほどの底まで見通せそうな

ライトグリーンの池がひっそりと佇んでいた。


「わぁ!素敵。。。。」

素直に感動が口にでる。


山からの湧き水が小川となってこの池に流れこんでいるらしい。

そして、この池はダムの役目もはたしているのか、

池の端にはコンクリートで塀ができていて、その中央から

池の水が数十メートル下まで落ちている。


「そうでしょ?こっちにきてごらん。もっとすごいよ。」

彼はそういいながら、わずか30センチ程の横幅の塀の上を渡りだした。

「怖いよ。足がすくんでいけないし。」

万がいち30センチの塀を一歩踏み外せば、谷へと真っ逆さまへと

落ちて助かることはないだろう。

「大丈夫。すごい景色がみれるから、来てごらん。」

ここまできて、さらに素晴らしい景色を眺めずに帰るのも

もったいないかなと、恐る恐るその細い塀の上を歩き出した。

ほぼ半分ほどいったところに2人は立った。


「すごい・・・・・・」


それ以上の言葉は出ないくらいに素晴らしい眺めだった。

遠くのほうに、彼がすんでいる街の巨大なビルがかすかに見える。

あんなゴミゴミした街なのに、あんなにちっぽけに、

まるで、アタシ達は宙にういているみたいに感じた。


アタシの後ろには波紋ひとつないひっそりとした穏やかな池。

アタシの前には無限大にひろがっているかと思わせるような

壮大な景色。

けれど、一歩前へ踏み出せば奈落の底に落ちてしまう危険な境の上に

アタシはいる。

足が震えた・・・。

まるで、今のアタシの状況をあらわしているようで。



穏やかな池のように波紋ひとつない夫との生活を抜け出して、

危険を伴うと知りつつも自分の好奇心を満足させるためだけに

未知なる世界にこのまま突き進んでいいのだろうか?

遥かかなたの海を見ながら、そんなことを考えていると

彼がアタシのほうを向いて言った。

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はぁ?あなたは一体どこの人ですか?(笑)













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人妻の裏心シリーズ 第2弾  『皮肉な幸せ 2』 - 2005年06月21日(火)

どんな人なのかしら?

写メールは1度半年前にもらったことがあるけれど、

はっきりいってそれほどタイプじゃなかったっけ。

目が大きな人だなってことが、妙に印象深かったけど・・・。



言われたとおりに、まっすぐ歩いていくとそれらしい紺色の車が

道路脇にとまっていた。でも、中には誰もいない。

もう一度、携帯をならす。

「たぶん、ついたと思うんだけど?」

すると、後ろから声がした。

「もしかして、可奈さん?」

ハッとして後ろを振り返ると、白いシャツを着た爽やかそうな男の人が

携帯片手に立っていた。

間違いない!彼だ!

意外に写真よりも若くみえていい感じ。

「こんにちは。はじめまして。」

とりあえずありきたりな初対面の挨拶を交わす。

「汚い車だけど、まあどうぞ(笑)」

と、いわれ挨拶もそこそこに助手席に乗り込んだ。



「写真よりもちょっと太ったか?(笑)」

はぁ?初っ端の言葉がいきなりこれですか?^^;

彼のその言葉に、かなり出鼻をくじかれたアタシだった。

少しヘコミ気味のアタシに気づいたのか

「いや〜、でもビックリしたよ。綺麗な人で。写真よりいいじゃん!」

今更、取り繕っても・・・って感じだったけど、素直に

喜んでしまうところがアタシの単純なところかも?



そんな会話をしながら、車は発進した。

何処へ行くのか皆目見当もつかない。

「今から何処へいくの?」

「任せてくれる?時間は大丈夫?」

「うん、3時までに帰れればいいけど・・・。」

元ご近所さんということが、多少安心材料になっていたのか

アタシは彼に任せることにした。

「でも、やっぱり何処行くか聞いておきたい人?」

「まあ、そりゃ、教えてくれれば安心だけど。」

すると、彼は今から行く場所を教えてくれた。

「ええっー!マジに??」

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急に不安になった・・・。













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人妻の裏心シリーズ 第2弾! 『皮肉な幸せ 1』 - 2005年06月20日(月)

たまには、エロもなければつまらない!というあなたのために

人妻の裏心シリーズを勝手に書く事にしました(笑)

今、密かにネットの中で蔓延しているネット不倫が題材です。

それでは、はじまりはじまり〜。



『人妻の裏心 第2弾 皮肉な幸せ 』



「もしもし、今着いたけど。どこにいますか?」

待ち合わせ場所に着いたアタシは、あたりをキョロキョロみまわしながら、

今から初めて逢う彼に携帯電話をかけていた。

「あ、着いた?じゃあ、駅の前の道をまっすぐ歩いてきて。

 その道沿いに紺色のワゴンがとまっているからさ。」

「はーい」

何度か電話やメッセで話はしたことはあったが、実際逢うのは

今日が初めてだった。





彼とは、プロフィール検索で彼が私を見つけ、近場ということで

メールを送ってきたことがきっかけで、メッセで話すようになった。

けれど、話をしていくうちに、彼が隣町の人らしいということを知り

自分の事はなるべく話さないように心がけた。


「せっかく近いんだし、食事でもしよーよ?」

と、彼は軽く言ったが、冗談じゃない!

仕事もしていない専業主婦のアタシが、2人で食事してるところを

近所の人にでも見られたら、あらぬ噂がたつにきまっている。

それに、仲がこじれて脅されたら怖い・・・。

「そんな怖いことできませんよ(笑)」

アタシは冗談めかしてこたえた。

「大丈夫だよ。飯を一緒に食べるだけだし。俺、越してきたばっかりで

近所に友達まだいないからさ、友達になりたいだけだし。」


わかってないなー。旦那と主婦の立場は、同等のようで違うのである。

男の人は、女性と一緒に食事をしても会社の子だといえば

それがたとえ愛人であったとしても、まかり通ってしまう。

けれど、主婦の場合はかなりアヤシイ・・・。

親戚のおじさんとでもしておこうか?いや、年が近すぎるし。

そんなこんなで誘いは断り続け、やがてアタシはメッセを立ち上げることもしなくなり

メールを返信することもやめ、2人の関係はネットの中だけの隣人で

終わるはずだった・・・。


ところが半年がすぎ、すでに彼のことなど忘れかけていたある日

1通のメールが届いた。

「久しぶり^^ 元気ですか?また、話せれたら嬉しいな」

こんな短文だったけれど、懐かしさと暇してたこともあってアタシは

メールに返信してしまい、再び2人はネットの中で繋がった。

以前と変わらない楽しい会話がはずむ中で、

以前と大きく変わった出来事を知った。


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ちょっとぐらいなら・・・。














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ボクを抱きしめて・・・ - 2005年06月18日(土)

小3のサルオが、今日の宿題について話はじめた。

「今日の宿題はねー、うわぐつあらいと、日記と、

 それから・・・ん〜あんまりいいたくないんだよね〜。」

はっきりいわないサルオの態度を変に思いながら、こちらから聞いてみた。

「漢ド?計ド?」

「ん〜、ちがうんだよね。あのね・・・だっこ。」

ん?私の聞き間違えですか?(笑)

「はぁ?だっこ??だっこっていう本を読んで感想文かくの??」

「ちがうよー。お母さんにだっこしてもらうっていうのが宿題!」

なるほど、親子のふれあいをもたせようという粋な計らいなのね。

そんなことならおやすいごようだわ。


「おいで」

と、優しく呼び寄せて抱こうとすると

「えー(照)」

と、照れながら嫌がるそぶりをした。

もぉ、世話がやけるわね・・・と、体を引き寄せて私の膝の上に座らせた。

そして、ギューっとだきしめてあげると、とっても嬉しそうなサルオ。


すると、それをみていた小5のベロが一言ポツリといった。

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うそこけー!

お前はいったいいくつやねん?(笑)



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おひかえなすって。。。 - 2005年06月16日(木)

先週で半年間のバイトも終わり、主婦な私の日々がやってまいりました。

バイトが終了した翌日に2泊3日の沖縄旅行に出発。

月曜に帰ってきて、やっと落ち着いてきたところです。


自由な時間が出来て、ここ最近「株投資」をネットでやっているんですが

そのせいか・・・困ったことがおきました。

実は、家に暗証番号式の小さな金庫があるのですが、

その番号を私、すっかり忘れてしまったのです(汗)

その中には、通帳や現金もはいっているのに〜。

暗証番号は4桁で、株の銘柄コードも4桁なもので・・・。

毎日、株の銘柄コードをみていたら、自分の金庫の暗証番号が

わかんなくなっちゃいました^^;

確か8からはじまったよな。8×××。開かないし〜

っていうか、その番号、自分が買ってる株の銘柄コードだし。

ってな具合で思いだせないんです(涙)


旦那は番号しらないし、ここ10年もつかってた番号だから

もう忘れることはないだろうって、控えの紙捨てちゃったし。

ん〜、困った!

1日たっても思いだせなかったらこじ開けるしかないかな・・・。

みなさんも、大事な番号は控えておきましょうね(笑)

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やっぱりダメだった。

昔の私達は若かったなぁ・・・ボソッ(照)








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