恋は求めるもの
愛は与えるもの
恋愛は悩むもの
どんなに欲しくても
失いたくないから
傷つけたくないから
この手は伸ばせない
偽りと自虐に満ちた片思い
名残惜しげな指先に
言葉に出来ない
想いを感じた
ボクの声
キミの声
聴こえる？
届いてる？
手探りで手繰り寄せた
溢れるほどの声
存在を感じる
巡り巡って
僕らは出会った
触れ合う温もり
左手の指輪の冷たさ
相反する理性と本能
抗えない感情の波
全てを失っても
キミだけは
言葉の裏に
潜む真実を探って
貴方の手で捕まえて
他の誰にも
この罪は暴けない
貴方でなくちゃ
大好きよ
手を繋いでいる時
躊躇いがちに握り返す仕草
抱きしめる時
首筋に顔をうずめる癖
寄り添い眠った朝
照れくさそうに微笑む姿
貴方が、大好き
眠るキミを
そぉっとみつめる
起こさないように
こっそりみつめてる
意外と長い睫毛や
小さなほくろまで
知らないキミを
キミが知らない間に
知っていく喜び
ボクだけのひみつだよ
ひらりと舞い散る
揺らぐように
でも定められたような
優美さに目を奪われる
ふわりと浮かぶ
癒すように
また決意を促すような
凛とした儚い桃色のひとひら
いまはまだ
固くちいさなつぼみのような私
でもいつかきっと
あのさくらのように
貴方を立ち止まらせ
振り向かせてみせよう
その鈍感さも
無謀なところも
若さ故だと
言い張るのなら
最後まで
手を離さないで
純粋な想いで貫いて
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