閉じた瞳で
見える景色
塞いだ耳
聴こえる声
失くした言葉
届く想い
触れられない
この世界でしか
わからないことを知る
ボクはまだ間に合うかな
切な系100のお題
「もしも許されるなら」
混じり合った世界
泣き叫ぶしかできない子供
自分しか見なかった私
それでも求めた無償の愛
真っ白な世界
残るは枯れ果てた涙の痕
人を想い続けた貴方
それでも訪れた永遠の別れ
聴こえますか
聞いてますか
君の世界は どうですか？
声が 届きますか？
切な系100のお題
「呼ぶ声」
アナタのその
煙草にすら
嫉妬するほど
あたしはアナタに
飢えてるのよ
一日も我慢できない程に
壊れるまで求めて
あたしの全てを奪い尽して
切な系100のお題
「嫉妬」
ためらいがちに
瞳を伏せるキミ
とまどいながら
話を始めるボク
当たり前のように
続くと思った日々
二人繋いでいる
温かさだけが
確かなものだと
振り返った後に気付く
切な系100のお題
「体温」
時を刻む音
静かに横たわる
真っ白なキミの横顔
ひんやりとする
その肌に
その唇に
最後の瞬間を想う
時を知らせる音
それは
ボクの心の終わりでもある
鐘の音が聴こえる
切な系100のお題
「横顔」
いかないで と
縋れる程
弱くもないし
独りでも平気 と
思える程
強いってわけでもない
現状に不満があっても
打破する行動力もなく
妥協してる事で平穏を保つ
中途半端なあたし
鏡よ 鏡
今日もあたしは
ちゃんと笑えてますか？
切な系100のお題
「鏡」
大っ嫌い！
そう言うキミの目は
不安で今にも泣き出しそう
ひどい事言われたのは
ボクなのに
ついつい謝ってしまう
あぁ もう
どうしようもないくらい
そんなキミが好き
切な系100のお題
「嘘つき」
頭の中で
これ以上は駄目だと
告げている
だけど もう止まらない
傷つくことになろうとも
赤い光が闘争本能を煽る
あの人しか見えないわ
切な系100のお題
「赤信号」
晴れは嫌い
だって
あなたは来ない
曇りは苦手
空のご機嫌
心配で堪らない
雨は好き
あなたに
やっと逢えるから
窓の外
青い色の傘探す
今日は雨
あなたは
まだ こない
切な系100のお題
「雨」
枠の中の
限られた空
キミはなに想う
いま なに唄う
放たれる
限りない空
キミはなに思う
いま なに唄う
月と太陽
光と闇
自由と束縛
変わらないキミの声
切な系100のお題
「籠の鳥」
| 2003年10月19日(日) |
真っ直ぐ受け止める現実。 |
勇気がないから
動けないんじゃなく
動かないから
勇気も出ないんだって
キミから教わった事
ワタシ もう
甘えて 駄々こねて
立ち竦むだけの
子供じゃないよ
切な系100のお題
「真実」
想像より低い声
想い募る広い背中
意外にキレイな指先
その声で
どんな風に呼ぶの
その背中は
誰の為のものなの
その指で
どれ程優しく辿るの
会って間もない
あの人の事ばかり
今夜もまた眠れない
切な系100のお題
「ゆびさき」
アタシにとって
アナタの言葉は
ナイフと同じなの
切り裂かれるような痛みや
チクチクと甘く疼く痛み
どれもみんな
アナタだけが残せる
憎らしくて
愛しい傷
切な系100のお題
「ナイフ」
| 2003年10月13日(月) |
相容れないが故の欲求 |
受け入れられないのなら
優しさみせないで
はっきりと拒絶してよ
喪失感と罪悪感
それくらいの「いたみ」
アナタと分かち合わせて
切な系100のお題
「いたみ」
見失いました。
嘲り や 罵り
どれだけ浴びても
探し続けたけど
光はもう どこにもない。
あの時キミから
瞳 逸らした瞬間に
消え去り戻らない。
切な系100のお題
「報い」
いつも傍にいてくれたから
それが当たり前なんだと
思い込んでいたよ
与えてくれる優しさに
頬杖ついてたみたい
いつだってキミがいたから
そこが幸せであること
想いを伝えなきゃね
ボクの素直なキモチが
溢れて零れてしまう前に。
切な系100のお題
「頬杖」
穢れない
思い出のキミ
出会ったときとおなじ
別れのときも
白い小さな花びら
風に舞っていた
汚れなき純白の花
切な系100のお題
「白い花」
甘ったれなアタシに甘いキミ
汗ばんだ手を
離すもんかと強く握り締めると
見透かしたように微笑いながら
握り返す大きな手
一枚上手なキミに夢中なアタシ
切な系100のお題
「つないだ手」
風のように
サラリと去らないで
この想い
一緒に連れ去ってよ
燻った心だけ
残していかないで…
切な系100のお題
「風のように」
目を背けたいのも
目を背けられないのも
誰かのせいではなく
アナタのせいでもない
それを
認められないワタシは
きっと「ともだち」でもない
存在のない透明な関係
切な系100のお題
「ともだち」
焦りを抑えれば
無口になり
思ったままに言えば
真意は乗らず
考えながら話せば
ためらいになる
結局のところ
大事なモノを
優しさに似た
曖昧さで傷つける
どうしようもない自分
切な系100のお題
「ためらい」
柔らかな檻を
抜け出した
移り気な小鳥
憧れて求めた
広い世界
束縛のない空
青い月が昇る頃
深い闇に包まれ
思い出すのは只ひとつ…
切な系100のお題
「冷たい夜」
恥ずかしくて
悔しくて
素直になれない
正直にぶつかっても
きっとアナタは
受け止めてくれるのに
どうしてだろう
素直になれないよ
いじっぱりなワタシの裏側
おねがいだから
引き止めて引き摺り出して
どうしようもない
天邪鬼なワタシを叱って
切な系100のお題
「ねがい」
胸に刺さった
小さく鋭い棘
戒めのように
鈍く疼く
同じように
キミに刺した棘も
今尚ワタシを
思い出させてる？
切な系100のお題
「棘」
いつもアナタは
そうやって笑うだけで
この先に入っちゃだめ
って目で語るのね
だからアタシも
こうやって笑うだけで
本当の気持ち封じるの
偽物の仮面の下に
ねぇ
いつになったら
素顔で話し合えるのかなぁ
切な系100のお題
「つくり笑い」
こんなことくらいで
泣いたりしない
変わったりなんかしない
痺れるような痛みと
滲み落ちる赤い雫に誓うの
運命なんか
私の手で
変えてみせるわ
切な系100のお題
「ピアス」
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