幼かったあの頃の私達は
押さえ切れない愛情を
ぶつけ合うことしかできず
消えることのない傷にした
あれから10年
心の奥にある
微熱は下がることなく
消えない傷は
貴方を想って疼き出す
私の冷め切った心に
貴方が慌てて熱い愛を
注いだとしても
それは溢れ返るだけで
決して元には戻らないのよ
ぬるい関係なら
いらないわ
キミがついた溜息の数だけ
喧嘩できたらよかった
ボクがついた溜息の数だけ
素直になれていたなら
失うこともなかったのに
何もいらない
私だけを
見つめてくれたら
他はいらない
私だけの
貴方で在り続けて
それだけで
夢のように幸せ
常識という網にかかる私達
逃げ出そうと足掻けば
時に我が身を切り裂く程に
絡まり食い込んでしまう
脱出のキッカケは
案外近くにあるものよ？
いつか必ずくる
その日を想い
愛しても
愛しても
まだ足りない
貴方が愛しくて
堪らないのよ
カタチにならぬ
この気持ちを
伝えたい
伝えよう
精一杯の心で
訪れるであろう
その時まで…
「永遠なんて、存在するの？」
あの日の貴方の言葉
時間は流れ植物はいつか枯れる
カタチあるモノもやがて壊れる
夜空に輝く星ですらソレを失い
限りある命は燃え尽きてしまう
永遠なんて何処にも
ないのかもしれない
でも、もしも貴方が
永遠を捜すのならば
「あの瞬間の想いは、君だけに」
愛する貴方への言葉
あのね
私の熱さの秘密
貴方への想いが秘訣なのよ
いつか
頑なな貴方の心
私の熱さで溶かしてあげる
すぐに
貴方にもあげる
焦げつくような恋の火種を
ねぇ？
茶化さないでよ
本気なんだから覚悟してね
君に伝えたかった事
一緒にしたかった事
いつでも話せると思ってた
いつでもできると信じてた
「今度時間ができたら」なんて
何で後回しにしちゃったんだろう
疑いもしなかった未来の光景
残された時間が
虚しく「今」を通り過ぎる
私は只動けずに･･･
透き通る青空の下
風が渡る
燃えるような茜空
鳥が帰る
吸い込まれそうな
眩い星空
どんな瞬間にでも
私の傍に
貴方がいて欲しい
色んなモノを
一緒に見ていこう
目一杯笑って
思い切り泣いて
寂しさを乗り越え
嬉しさを分かち合った
かけがえのない時間
あんな気持ちを
あと何回経験できるのかな
荒れた道をゆく人よ
黒い光に恐れないで
貴方を照らす光は
いつも傍にあるのだから
迷いを振り払うような
光ではないけれど
全てを包み込むような
優しい光がきっと
先見えぬ道をゆく人よ
暗闇を怖れずにゆこう
貴方を癒す闇も
きっと傍にあるのだから
辛さを忘れられるような
深闇ではないけれど
安らかな眠りを与えれる
穏やかな闇がきっと
貴方の傍にはあるのだから。
私は只ここに存在しているだけで
何処にも行く事などできないなら
あの子の為だけに存在したい
灼熱の光線から守ろう
全てを飛ばす風からも
悲雨にも濡れさせない
気付かれなくても構わない
あの笑顔を見守れるのなら
どんな辛苦さえ耐えられる
私もやがて土へと還る
枯れ果てていく我が身
悲しむ事はない
新たな生命を
この地に残せるのだから。
そしてまた同じように
大切な何かを全身全霊
見守り続けよう
愛し続けよう
想いは繋げれるのだから。
今日もあの子は来てくれるだろうか
大事なモノを守りたくて
ボクは夢中で走ったんだ
足に絡む幾つもの蔦
身体に纏わりつく黒い風
壊さないように
失わないように
振り返らずに走り続けた
大切なモノをヒトツづつ
落としてきたなんて
気付きもしなかったんだ
迷いながらでも
歩けばよかった
壊れたのは２人の行く道
失ったのは貴女のココロ
落としたのはボクの余裕
守りたかったのは…
かけがえのない唯一の恋
夢から覚めるように
去って行くのなら
ワタシの想いも
一緒に連れ去って
一方的に離れる君に
最後の優しさくらい
ねだってもいいでしょう？
あの人がいなくちゃ
何処にも向かえない
そんな
盲目的恋愛はもう嫌
募る想いが雪だったら
溶けて消える事も
できるかな
降り注ぐ悲しみ全てが
雨ならば止む事も
望めるのに
心を覆う不安が雲なら
風に攫われ青空を
仰げるよね
移り変わる季節みたい
ワタシの気持ちと
あの人の心
永遠を約束したのに
一人別道を進んで行った
残された自分だけが
孤独と言う永遠をさ迷う
光を求めてさ迷い飛んで
やっと貴方に出会えたの
たとえ光が遠く離れても
再び貴方を見つけるまで
私は飛び続けてみせるわ
甘い言葉と引き換えに
お互いを支配する
征服される喜びが
苦い痛みに変わる頃
甘い言葉は消え去って
私達は解放される
恋焦がれ
貴方と一つになりたいと
幾度となく
身体を重ね合わせた
あのまま
蕩けるような感覚のまま
貴方と2人
心まで溶け合いたい
貴方以外の人と話す時間
穏やかな気持ちに包まれる
貴方と話せる唯一の時間
怒ったような気持ちに捲かれる
まるで
構ってもらいたくて
いたずらをする子供のようね
甘い言葉にイラついて
冷めた態度に悲しんで
馴れ合いは否定する
欲しいものはなんですか？
好きになったら
気持ちが先走ってしまう
まずは一呼吸おいてから
貴方の言葉で伝えましょう
長い道程の果てに
貴方がいるなら
苦しみも悲しみも
全て愛しい感覚
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