つぶやきダイアリー
だってこの一日はやっぱり一度しかないのですから。。
明日があるさとは言っても書けるときに書こう!
それでは、私の日常大暴露大会。

2006年12月25日(月)

ひとは、ひとに必要とされたい
ひとは、ひとに出会いふれたい
それが、自然だから



2006年12月24日(日) お寺でクリスマス

今日はクリスマスイブです。
皆さんはどんなクリスマスを過ごしていますか。

私は、きょうの夜は、お寺でクリスマス会でした。
お寺によくいらしているアーティストが集まり、演奏し歌います。
私もうたわせていただきました
「千の風になって」。

ともだちの魂のために、
やすらかな旅立ちのために、
いきることの奇跡のために


今日は、お寺と親しい人たちが集まって、
おだやかなクリスマスの会でした。
ありがとう。。



2006年12月10日(日) 祈る日々

長野から東京にかえってきましたが、
まだ現実になかなかついていくことができていません。
私はお寺に泊まりました。
とにかくお祈りをしたい気持ちでした。

そしていま生きている人に、
肩を抱いて、泣きたい気持でした。


それから、毎日下村さんといっしょにすごしていた
有里さんが「これから、誠さんがいない日常がはじまる。。
こんなにはやく死んじゃうんなら、もっとやさしくするんだった」と
目をうるませていたこと。

病院で、私たちは、肩をだいて泣きました。
ただ、泣きたい気持ちでいっぱいでした。

そして有里さんの毎日を思うと、とてもつらい気持でした。

わたしの中には、ほんとうの愛にかわっていく有里さんと下村さん、
そして、下村さんがのぼっていくときにくれた、ロックの魂。
そして今、生きていること、体のあることのとうとさ、いとおしさ。
それが残りました。



2006年12月09日(土) 魂に捧ぐ

長野から帰る電車の中でやってきた
言葉です


魂に捧ぐ


つかれて眠り
きれぎれの意識の中で列車は走ってゆく
濃い霧がたちこめる中を


音楽がかかる

彼の人生を
歌うように


彼の人生が終わった

煙の中
瓦礫をさまよい
希望を求め
叫ぶように歌った人生が


ロックの魂を
思い出させてくれた人
こんこんと流れるものを



いつか
光りを求めた

なんのために奉仕するのか、と
問う私に
「俺は自分の信じられるものに力を尽くすだけ」
と言った


彼の魂が死んだわけじゃない
魂が輝きだす

ここから



2006年12月08日(金) 下村さんを見送る日

朝がくるとやっぱり、夢なんじゃないかと思い、でも夢ではない
この現実に、私はついていくことができません。

午前中は、村の皆さんと、焼け跡の、かたづけです。
もえないものの鉄製のものなどを全部外に出します。
近所の人たちや、村の人の息子さん、ふだんは外の街に
働きに行っている人も、会社を休んで来ているそうです。
つえをついて、よぼよぼの、おばあさんもいます。
えらいことになったなぁ、と話しながら、います。
皆、黙々と、ものを外に出します。

私は、祈るような気持ちでいっぱいでした。

火事の第一発見者だった下村さんは、すぐ逃げれば逃げられたのに、
観音さまの掛け軸のあったあたりで見つかったそうです。

「お寺から預かった大事な観音さまの掛け軸だけは、もっていかなくては、と
思ったのではないか。。」と予想する皆に、
有里さんといっしょに屋根からとびおりて逃げた息子さんのアマチくんが
「掛け軸があったよ」と、丸まったかけじくをもってきました
みんなが、おお!となって、お上人さまが広げましたが、
それは百人一首の掛け軸だったので、違いました。
「掛け軸を抱きかかえたまま、発見されたら、劇的だったなぁ」と
お上人さま。

そんな話をしながらも、皆はいつか、下村さんの見つかった場所へ、
お線香を、お供えして、輪になりました。
お上人さまは、お経をとなえはじめました。
皆もいっしょにお念仏をとなえました。
ただ、ただ、祈る気持でした。

それから、火葬があるというので、火葬場へ皆で向かいました。
ご親族の方も、いらしていました。

皆で、かんおけの蓋を閉める、くぎを、打ちました。
お経で見送りました。

火葬を待っている間、息子さんの、かける君が、
「この三年、父に会っていなかった。よかったら、この三年の父の
 話しをきかせてください」
と・・。皆、下村さんとの想い出を話しました。

今も思い出すのは、無邪気な笑顔、「シーナー」と呼ぶほがらかな声。
ギターを弾きながら、ときどきぶすっとするところ。
「シーナにピアノ頼んでほんとうによかったよ」と去年のレコーディングのとき。
前世で親子だったみたいな気がする、と冗談で話したこと。
今年の大阪のツアー中に、お父さんに会いに行っていたこと。
機材を一生懸命に操作して。
とったばかりの免許で有里さんと、わたしは車にのせてもらったのでした
(あぶなかった。。)
レコーディング中は、みんなにいつもパスタやらチャンプルーやら野菜いためを
作ってくれたこと。

ひとつひとつ思い出して、わたしも話しているときに、涙があふれて、
話しつづけられなくなりました。

息子さんも、涙をこらえていました。
私には気持が何かわかるような気がしました。

火葬がおわって、みんなでお骨をひろわせてもらいました
お骨を見るまで、私は信じていなかったのですが、
お骨を見て、「下村さんだ」とわかった気がしました。

ごめんね、ありがとう。ありがとう。ありがとう。

火葬場を出て扉をあけると、そこに、小さな青い小鳥がすわっていました。
じっとすわっていて、こっちをみています。
いっしょにいた、かっちゃんと、のらやさんも、びっくりしました
「あれ、これ下村さんだ」

小鳥は、逃げようともしません。ふつうなら、この距離に近付けば鳥は逃げるのに。。
私が、手を差し出そうとしても、まだ止まっています。けがをしているのかな、と
話して、みんなで近付いたら、ふっと飛び立ちました。

ありがとう、小さな小鳥。


夜は、フリーキッズにて、下村さんの仮通夜(供養)でした。
お上人さまが、仏弟子としての下村さんを、送りました。
近くのひと、お友達、ご親族がいらっしゃいました。
皆で声をあわせてお念仏をしました。
とうとい、とうとい、命あること、そしてご縁。
下村さん、ありがとうね。忘れないから。。!
そして私たちを見守ってね。



2006年12月07日(木) 高遠に駆けつけて


昨夜、私はお寺に泊まることにして、お寺にいました。
あることがあって、自分に「ごめんね。愛してる。」と
いう言葉をかけていました。そうしたら涙があふれてきました。
それは、心の奥にとどまっていた涙でした。

そうしてずっと泣き顔でいた、その時に、お寺の電話が鳴りました。
時間は夜中の12時半、何だろう夜中にと思い、電話をとりました。

「高遠のたかこです、吉本有里さんの家で火事が出て、全焼してしまって、
 下村さん(パートナー)がおそらく亡くなられました」
私は、一瞬、頭の中がまっ白になり、何が何だかわかりませんでした。

ついさっき、メールの返事を受けとった、有里さん・・
「いつもは私が料理を作るのだけれど、今日は、誠さんに料理を代わってもらって、
 メールを打っています」
と。。
それは、、その後の出来事だった?
何が何だかわからず頭がぐるぐるとしました。

あわててお寺のお上人さま(住職)を起こし、電話を代わってもらいました

とにかく、夜があけたらすぐに、私たちは長野にかけつけることになりました

わたしは、なかなか眠れませんでした。
そして下村さんの夢でできた曲「わたしは小鳥」がなぜか、
ずっと頭の中をめぐっていました。

涙ではなく、呆然とする気持ち、どうかこれが夢であってほしい、と願って
眠りにつきました。

**

朝がきて、朝の勤行のときに「下村誠」の霊位を送る札が。

どうして・・まだ決まったわけではないのに、と思い、私はずっとぼうっとして
いました。お寺の人たちも騒然としていました。
お上人さまにどうしてか、聴きました。
「やけあとから、遺体が見つかった」

私は、何かの間違いであってほしい、とそれでもなお、思っていました。

長野へ行く車へ乗り込む、お上人さまと、静遊さんと、私。
何とか心をしずめようと、お念仏をしていました。
「人生何がおこるかわからない」お上人さまはぽつりと言いました

つい、12月1日には、お寺で、そして私の家で、3人で、新しい
アルバムのレコーディングをしたばかりでした

高遠では、隣の家のたかこさんと会い、村の方たちや地主さんが
大勢あつまっていて、警察の人、消防団の人、でいっぱいでした。
高遠の家は、焼けて、屋根がおちて、ほんとうにかなしかったです。

お上人さまがとにかくご遺体にお祈りをしたいということで
警察にいるということで皆で行きました。
そして安置室の前で皆でお念仏をしました。

その後に有里さんのいる病院へいきました。
顔と手にひどいやけどでした。
わたしは、ただ、肩をだいて泣きたい気持でいっぱいでした。
が点滴や、お体にさわると思ったのでそのときはできませんでした

子供たちや、みなが、どんどんかけつけてきました

わたしは、呆然とする気持ちを、しっかりしなくてはと自分にいいきかせながら、
その場をあとにして、お上人さま、静遊さん、たかこさんと、フリーキッズに
行き、泊めていただきました



2006年12月06日(水) 12月の満月

満月をみあげながら、家に帰りました
さえわたる空に、うさぎのもようがはっきりと
月の輪のかかる虹。

月の光はあかるいから、星がみえなくなるともいうけれど、
そのかわりにこんなにすてきな月の光を浴びられる。
満月は何て素敵。
こころが満ちてゆく、
時が満ちてゆく。

「ほんとの想い」けさないで
だいじに受け止めていよう。



2006年12月05日(火) 眠りのアリス

ひさしぶりに、ゆっくり眠れました。

そして目が覚めたときに、
こころの中のスイッチのなにかが、
カチッといった気がした。

ああそうか、私ってやさしすぎた。

自分をだいじにすることは、
人をだいじにすることは、
やさしいだけじゃだめなんだ。

それに気づけるのって、私しかいないんだ。



2006年12月04日(月) 嘘の砂

どうして、嘘をついてしまうのだろう
心にある、ほんとうのことを
そのまま言えないんだろう

何が、かくしてしまうのだろう
黒いベールのように
それはおだやかな私をつくる

心の奥は、慟哭しているのに

どうして、あの人は嘘をついてしまうのだろう
何をおそれているのだろう

それは、私の中にある、おそれと同じものだろうか
失うのが、こわいのだろうか

この世界は、ほんとうのことを言うと
くずれてしまうのだろうか

嘘の山が砂上の楼閣となって
いつか、さらさらと流れおち
本当の鉱石が顔を出し光るだろうか



2006年12月01日(金) かがやき


この天の下に
あなたがいるだけで
幸せなのです
ほんとうよ。


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