つぶやきダイアリー
だってこの一日はやっぱり一度しかないのですから。。
明日があるさとは言っても書けるときに書こう!
それでは、私の日常大暴露大会。

2005年10月27日(木) 羽根をください


むかし、わたしは
羽根をもっていたように
かんじます

大きく風をきって
とびたっていく感覚が、
かすかにのこって
いる感じがします

大好きな空へ
とびたちたいと
小さいころは、
どうして飛べないの?と
思っていました

この世界で
思いきり飛び立つには
どうしたらよいですか?



2005年10月25日(火) 野原の涙


星によりそい泣きました
大きな野原の真ん中で
きらきら流れる星たちが
涙のようで、泣きました

大人になったら幸せに
なれると、ただただ信じていたの
あの頃のままの心が
あどけない私をつれてくる

満天の星につつまれて
ゆりかごのなか、泣きました



2005年10月24日(月) 三歳の恋人

かぜひきのごほごほする私に
おふとんをかけてくれたきみ

「みて、おそら、きれい」

指さすその先みあげると
雲がゆっくり流れていた

「おそらすき、おそらにいきたい」

  雲ってこんなにゆっくり流れてたんだ

「いきたい、とお願いすると、いけるんだよ」、と私。

ほんと?とよろこぶきみは
「いっしょにいこ、おそら。
 ママもパパもわんちゃんもみんないける?」

みんな飛んでいけるよ。と言うと

満面の笑みをうかべてみあげる瞳。
この世に生まれて三年の
きみの目に世界はどんな風にうつるの?

抱きしめて
このまま眠りにつきたい
おふとんの中でふたり、
ゆっくり流れる時間

今だけわたしも三歳にもどって
空の大好きなふたり
いとしい時間



2005年10月17日(月) きおくの言葉


なつかしい、なつかしい
 ことばをきいた気がしました

はるか海の底から、
 うまれてきた わたしのきおく

暗い水面には、星が
 またたいていました

とおいとおいところから帰ってきて
 水面から顔を出したわたしを、
  やさしく抱きしめていました



2005年10月15日(土) いつか見た夢〜月がおちてきた

月をみあげていたら
まるい月はおちてきた

うちの庭にぼとりと落ちて
じわじわと溶けていった
中ではレモン色のあかりが光っていた

それを見ていたら不思議と
あったかい気持ちになった
なつかしい気持ちだった

ずっと会ってなかった友達に
久しぶりに会えたような
私だけの秘密だけどたしかに
そこにいる
不思議な気持ちだった



2005年10月10日(月) 虫のきもち

虫の、きもち
まんまるの目々
羽根を広げ
大空にむけ

草むらの子供たち
にぎやかな声
わたる風といっしょに
飛んでゆく

わたしは緑の中に
とけこんでしまう
葉っぱのかげにかくれて
夕陽を見てる

春にうたい
秋に鳴き
えものにジャンプ
恋ほろろ

あたたかな両手につつまれて
青空を見てる
雲が映る
宇宙が映る

虫の、きもち
虫の、きもち


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