ちょっときもので・・・...mao

 

 

何を着ようか・・・ - 2005年07月23日(土)

今日は地元のフレンチレストラン、シャンソニエへお出掛け。
おがわ屋さん主催の地元グルメの会なの。
いやぁ、今日は何を着ようか、本当に迷った。
(たくさんあるからじゃないのよ。少ないから余計に迷うのよ。)
地元とはいえ、フレンチフルコースだからなぁ。
そこで、前々日にこれにしよう、と決めて、ハンガーにかけた。
前日の夜、母の一声で変更。当日朝、その着物を出そうと箪笥を開けたら、
一昨年の夏に、高校時代の恩師からもらった黒の紗の着物が目に入った。
あら、これ一度も袖を通してないじゃない!と、麻の帯でコーディネート。
と思ったら、今日は黒い着物の方が多いと情報が入った。
えーーー、それじゃ、真っ黒軍団になっちゃうなぁ・・・。
この2日間の私を見ている母からは(実はコーディネートにかなりお知恵拝借していた)、
呆れ返られてしまい、ちょっとクールダウンしよう、と杏仁豆腐を食べた(苦笑)。

シャンソニエ前にて

迷いに迷って、結局、一番最初のコーディネート。
(ふぅーーーー。)
季節がら(柄)、桃 で勝負!(何と・・・?)
これは、懐かしのおがわ屋駅前店で母が買っておいたくれたもの。
洗える着物なんだけど、
この 桃 の柄がすっごく好きでお気に入りの一枚。
でもね、ポリ着物、暑いのよ。
涼しい日を選んで着ることになるから、
一夏に一度着るだけになってしまう。
今日はその涼しい日なのだ。

帯は先日と同じ麻の兵児帯。
帯揚げ、バッグ、鼻緒にブルーを使ってみた。










夢ジェンヌさま

夏羽織だ・・・しかも、色づいていないモミジ(楓)。
半襟は黒地に蜻蛉。



羽織の下の帯は、雪の結晶。
夏帯に、雪輪や雪の結晶の柄を使うのは、
やっぱり涼を纏うのが美学だからなのかしら。
帯と着物の地色も統一されていて、
技ありのモノトーンコーディネート。











本日のmadame hydrangea

先日のワインの会の紫陽花に引き続き、
今日も、お花こだわり で。
鼻緒とバッグのフラワーモチーフは、
全く同じというわけではないけれど、
デザインや色のトーンはちゃんと同系でまとめてある。
細部まで気を抜かない、こちらも本日のパーフェクト!




フラワーモチーフは
ここにもあるよ。
ちょっとグリーン系のブルーの夏帯、
お店に飾ってあった時、
あぁ、素敵な色だなぁ、と思った。
マダムにお嫁入りしたのかぁ、と納得。








今日のメニューは・・・

←前菜のびっくり卵 

 鯛のミルフィーユ→

















子羊のロースト。
とってもおいしいんだけど、
かなりのボリュームだった。
ここに到達する頃には、既にお腹はいっぱい・・・









そしてそして・・・


明日は まりこ嬢のお誕生日。
デザートには、かわいい蝋燭が1本。
おかあさまからの着物をおめしになって、
帯も合わせて 萩づくし でございます。
happy birthday song が流れて、
さぁ、まりこ嬢、一気に吹き消してね!









三年計画でまだwork in progress の着物


帯は花柄で、この日のコーディネートテーマは 波の花。
この刺繍、見てください・・・。
これぞ、夏着物限定。
付下げのお袖の位置にまず刺繍があり、
これからどのようになっていくかは、
また来年のお楽しみなんだって。








シャンソニエは、とってもロマンチックな内装のお店で、
古いタペストリーとか、アンティークレースが飾ってある。
お店のウィンドウだって、ふりふりカーテン。
アンティークドールやグランドピアノも加わって、
なんとなく 姫 な気分。












出掛ける間際に地震があり、
余震が心配だったけど、
大きな混乱もなく、無事に楽しい一時が過ごせた。
でも、電車がすごく遅れてしまったために、
参加できなくなってしまった方がいらして、
とっても残念。
久しぶりにお会いできるのを楽しみにしていたのにね。







シャンソニエは、バラのアイスクリームがとってもおいしいそうなんだけど、
今日のデザートには、残念、登場せず。
お店の一部は、パティスリー で、ケーキを買いに来ている人もいた。
そういえば、私の地元は、ケーキの消費が日本一(あれ、関東一?)多いところだと、
何かで読んだか、見たような気がするんだけど・・・。

おいしいものたくさん食べ隊 の皆様の次なる計画は、
うなぎ屋ツアー らしいです。



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浴衣でライブへ行こう - 2005年07月17日(日)

「5月13日、奇しくもデビュー日と空き巣に入られた日を皮切りに・・・」
と何度堅ちゃんは、今回のツアーで言ったことでしょう〜(笑)。
今日は、平井堅 10th anniversary tour のオーラス・・・(オーラスって何の略?)
つまり ファイナルライブ at さいたまスーパーアリーナなのだ。
去年の夏に、河口湖の堅バーに浴衣で参加したんだけど、
それに味をしめた、我が相方のめぐちゃんが、
「maoさんっ、今年もラストは浴衣よね?」と言い出した。
去年は、私が着せてあげたんだけど、なんかもう〜、ぐずぐず、よれよれ、だらだら・・・
になってしまって、かわいそうなことをしたなぁ、と思っていたの。
めぐちゃんが、「1年に一度しか着ないから」とユニクロでセットの浴衣を買ってきたんだけど、
これが、かなりひどくて・・・。
女性ワンサイズだったため、私サイズの彼女には、当然大きすぎる。
そして、帯が・・・これって帯じゃなくて、ゴムベルト? と言いたくなるほどひどかった。
さすがに、浴衣は本人も大きすぎる、と思ったようで、
しかしまた「1年に一度しか着ないから」と、500円でリサイクル着物屋さんから買ってきた。
賢い・・・。

今回も、最初は私が着付けを手伝うって話だったんだけど、
あの ぐずぐず よれよれ だらだら を思い出したら、すっごく気が重くなって、
そうだ、頼めるか聞いてみよ・・・と突如思い立ち、友人にお伺い。
急なことだし、日曜日だし、ダメもとでメールをしてみたら、「できるよ〜」と嬉しいお返事。
うーーん、めぐちゃん、今回は飛んでも跳ねても崩れない着付けだよ〜!

で、着付けしてもらっている めぐみ嬢。

とにかく、あるものみんな持ってきてね、と前日に打ち合わせをした。
私の家で、ヘアスタイルを作ってから友人宅へ行く予定だったので、
着付けセットもついでに確認。
帯板なしっ、腰ひもなしっ
(去年、ゴムの腰ベルトが大きすぎてダメダメだったのを思い出したよ)
このゴムベルトみたいな帯は却下!
と足りないものは、私のもので補うことにした。





着付け中のめぐみ嬢その2

はいっ、足ふんばって!
と帯をぎゅっと締める度によろけるめぐちゃんに喝!(苦笑)
着慣れないせいか、やっぱりお腹まわりが苦しい、とちょっと心配そう。
大丈夫、動いているうちに、ゆるんでくるから。
帯は私のへこ帯。
これ、便利帯なんです。困った時の1本。








無事に着付けが終わり、お出掛け前にパチリ。


めぐちゃんは、動き易いようにと、
コンパクトに蝶々結びをしてもらった。
トーンの違うブルーの浴衣で、
なかなか息のあったコーディネートじゃない〜。











帯のクローズアップ。

















私の浴衣は、綿紅梅。


去年の夏の終わりのバーゲンで、
地元デパートで購入。
残りわずかになった中から
蝶々柄を見つけてしまった。
浴衣帯は、ケイタマルヤマ。
これは一昨年だったかな・・・。
やっぱり蝶々柄に飛びついた。








土曜日のライブにはあまり見かけなかった浴衣ガールズが、今日はけっこういた。
若いお嬢様方は、ピンクや水色のパステルカラーの浴衣に、これまた赤や黄色の半幅帯。
ブルーでまとめた私達は、粋だったわよ!
最初は、着慣れないし、浴衣を着たまま帰れない・・・と言っていためぐちゃんだったけど、
ライブが終わる頃には、締め付け具合も丁度良くなったようで、
このまま着て帰る(さいたまから千葉まで・・・)と嬉しそうだった。
そして・・・

買えばいいってもんじゃないことがよくわかった。
来年はもっといい浴衣を買います。

だそうで(笑)。
来年の夏のライブも、楽しみね。





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夏着物とワイン - 2005年07月09日(土)

単衣の時期は、案の定、あっという間に過ぎてしまった。
2回しか着なかった・・・。
大好きなうすものの季節だって、この2ヶ月だけ。
とにかく着てやるっ、と意気込みだけはあるのだけど、さて、今年は何回着れるやら。

本日、うすもの初日は、おがわ屋さんのワインの日にて。


おぉ〜、すでに8回が過ぎているのか。
1回に、だいたい5−6本のワインをいただくから、
すでに40本の異なるワインを
いただいているわけですね。
すごいな・・・。
今回は、白ワインのバリエーションを楽しみましょう〜! なのだ。










本日のゲスト、 日本酒の古酒 さんです。

木戸泉酒造の 古酒五曲。
一年 から 五年きざみで 二十年 まで。
色がだんだんと濃くなっているのがはっきりわかるのね。
この 古酒五曲 を紹介してくださった参加者の方は、
とある中華料理屋さんでいただいて、
お気に入りになってしまったらしい。






中華料理で日本酒? 
これ、古酒なので、まるで紹興酒みたいな味なんだとか。
紹興酒のように、ツンとくることがなく、飲みやすいそうだ。
私は、紹興酒はちょっと苦手なので(その ツン がダメなの)
この古酒には興味津々。










この前のワインの会の時に、
私はカトリーヌ・ブレトンさんの創る
赤ワインに魅せられてしまったのだけど、
彼女は赤ワインだけでなくて、白も創っていたのだった。
Vouvray Petillant la Dilettante 2003。
Petillantっていうのは微発泡ってことだそうで、
bubbleの割合でそのカテゴリーは決まる。










白ワインに合わせて、本日も ビストロおがわ屋。















ではここで、皆様のお召し物。

絽の江戸小紋に渡名喜はるみさん作、紅型帯。
夏の江戸小紋は、初めて拝見しました。
ほぉ〜、とため息でちゃうよ。
縞がとってもきれいだったし。
私も縦縞の着物にいつか挑戦してみたいなぁ。










渡名喜はるみさんの紅型は素晴らしいから、
お太鼓の柄も要チェック。
花が流れているような雰囲気。
ほぉ〜(その2・笑)、黒い帯揚げを持ってくるのか。
なるほど。
実はこの日、ワインの会の始まる前に、
黒い帯揚げの合わせ方を教えてもらっていたの。












麻の着物に半幅帯で。

生成のトーンに紫が少し顔を覗かせて、
とてもシンプルで、ナチュラルなコーディネート。
麻の着物は、家で洗えちゃうし、涼しげに見えるし、
もちろん着ていても風がよく通る。
押さえておきたい夏きもの。













そうそう、やっと髪が伸びて、
upにできるようになった私としては、髪型も要チェック!
たっぷりと長いからできるスタイル。
三つ編みにしたものを、まとめあげて和テイストのピンでちょこちょこ留めてる。
髪飾りも大切な着物コーディネートの一部分なのだ。















チーズフリークの参加者の方からのおみやげは
ふわふわっのトリュフ入りテネレッタ(生クリーム入りモッツァレラ)
生ハムと一緒に食べてもおいしい。
それだけで食べちゃうと、まるでデザートみたい。












この日、お店は着物のリフォームの会に先駆けて、
素敵な着物地や羽裏生地などをリメイクした洋服が飾ってあった。
スカートにシャツ、ショールにキャミソール。
夏の羽織になりそうなデザインもあり、見ていて楽しい。
→はショール。着物にも洋服にも、どちらでも使えるね。










もともとはなんの生地だったんだろう? 
長襦袢、羽裏? 
同系色の生地と合わせて、素敵なキャミソールの出来上がり。
かっこいいよね。













この日のフラワーline up!
まず、madame hydrangea から。


涼しげで、しっとりとしたコーディネートだなぁ。
綿絽の浴衣に、麻の帯。
大きな紫陽花がとってもフェミニン。








濃紺の帯に泳ぐのは、かわいい金魚。
ちょっとデメ金ちゃんみたいで、しっとりの中のご愛敬。












梅雨明け先取り、向日葵娘。


絹紅梅は、ふわっとひろがって風が通っていくような着物。
大きな向日葵柄を存分に楽しめるのも、
夏きものならでは、だよね。













そして私は
紅天女・・・(苦笑)。

紅天女、知ってるでしょ? 
かの有名な、ガラスの仮面の劇中劇、千年の梅の樹の精 のこと。
・・・って梅の柄と言いたかっただけです・・・

絹紅梅のこの着物は、一昨年、ウィンドウに飾ってあったのを、
一目惚れして購入。
去年は袖を通せなかったから、今年はとにかくこれを着たいっ!













ワインカラーの麻の兵児帯に、
薄いピンクの蜻蛉柄の帯揚げを合わせた。
この日、ちょっと早めにお店に到着した私は、
黒いツバメの帯揚げに目が行ってしまった。
「黒を持ってくると、きゅっと締まるの。夏の黒はおススメ。」
とアドバイスを受け、そのまま連れて帰ることに。
一瞬、その場で黒に変えちゃおうかな、と思うほど、かっこよかった。
















古酒と勝負だっ!のワインは 
Sauternes Cuvee D'exception 2001 というもの。
Sauternes は ボルドー地方のソーテルヌ地区のことで、
貴腐ワインの産地。極甘口の白ワインは、まさにデザートワイン。











白ワインの日のゲストだった 日本酒の古酒、一年で始まり、
最後は二十年で締める。
二十年の古酒は、そのままでいただくとまるで紹興酒。
「アイスクリームにかけて食べたら、絶対においしいっ!」
と誰が最初に言い出したのか、気がつけば傘をさしてコンビニへお買い物に出る(苦笑)。
そして、バニラアイスクリームにちょっとかけて、
本日のビストロおがわ屋の特別デザートに変身したのだった。



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