凛として時雨@さいたま新都心VJ-3
2006年08月20日(日)
ピンクリボン軍主催のイベント。
出順で以下のとおり

BRIT BANQUET
SABOTEN
PAN
凛として時雨
ピンクリボン軍

パンク/メロコアなイベントでひとつだけ浮いている感のある凛として時雨は「りんしぐ」というあだ名をつけられてましたとさ。

まず昼過ぎに起きてだら〜っとしつつ、3時半すぎに家をでる。
少し遠目の武蔵野線の駅から電車に乗り込み、武蔵浦和を経て北与野へ。

5時前には新都心VJ-3へ到着。早めにつきすぎた・・・
バンド予約のチケットを引き換えて横のデイリーにて立ち読みして時間をつぶす。
ちょうど良い時間に読み終わりVJ-3へ。整理番号は11番。
特にすることもなく、時雨の新Tシャツ(ネイビー×白)を購入してトイレに行って時間をつぶす。
知り合いが来てるかなー、と思ったら来ておらず。

1番手はBRIT BANQUET。
うん。まーいわゆるメロコアかな?エモ的な要素もありつつ・・・と思ったらexP2Hのバンドだったのね・・・
演奏力はあったかと。そんなに趣味な感じでもなかったけども。
Voさんが後々物販席でタバコふかしてて臭かった。
ギターの人が一瞬最前の客にギター持たせたりしてて、そういうのは少しほほえましい感じで良い感じだった。

2番手はSABOTEN。
騒動に巻き込まれるのを恐れて出入り口近くにて観戦。
勢いなんかはあるけど、途中の「3人対300人じゃあ!絶対負かせてやるからな!」的なMCに個人的には嫌悪感。
全体的には悪くないんだけど・・・そこだけが最後まで引っかかった所かな?
「俺らを信用しろ!」とか臆面も無く言える人をあまり信用出来ないと言うか。
「ピンクリボン軍が売れないような日本のシーンなんて全然信用できねぇけど、ピンクリボン軍を見に来たお前らは完全に信用する」みたいな事言ってたから、うん。
まぁよかったのかな?
音楽的にはパンクメロコアの間くらい。
凛として時雨を常に「凛と時雨、略してリンシグ!」と叫び続けておりました。
"して"抜けてるし!
まぁ、そんなもんか。
リハみてぶっとんだと言っておられましたよ。そりゃ予備知識無しにみたらぶっ飛ぶわなぁ。

3番手はPAN
今日はホントにガチっとこっち系。
MCが漫才みたいな事になってて面白いっちゃ面白いけどなんだかなぁっちゃなんだかなー、っつー。
ここでもリンシグ連呼。
「誰も言わなかったけどリンシグのリハみたときやばかったよね?ね?」とか言ってました。
ここまでずっと後方観戦。
フロントはSABOTENからずっとこっちモッシュな感じ。
客を鳩だと思ってるらしく、超芳醇の食パンを袋から出しては投げ、出しては投げしておりました。

で、先にトリのピンクリボン軍。
2003年のロックンロールパーティー(@サイクロン)以来の彼ら。
相変わらずお囃子みたいなベースラインと、ぶちぎれたVoさんが印象的。なんかヒゲが伸びててさらにパワーアップしてた。
アンコールで「凛と時雨に捧げます」と言って曲やってたよ。北嶋氏苦笑い。

で、4番手は凛として時雨でございます。
PANが終わって速攻前方へ行き、TK氏前方2列目でスタンバイ。
騒がしいロカみたいなパンクみたいな音がいつものあの曲へ変わると、空気がそっくり入れ替わって別のライブハウスに来たような感覚に陥る。
VJは幕があって、その向こうにうっすらとランプの明かりが見える。いつものエフェクター横のランプ。
想像のSecurityが始まって、同時に幕が開く。
今日もフェンダーのパールピックガードのテレキャスターを身にまとったTK氏と、ピンクのTシャツのピエール氏。
345さんはお決まりのSBV。かと思いきやワインレッドなマッチングヘッドのプレベをお持ちでした・・・ちょっくらショッキング。
TK氏の足元は、BD-2がOCDに変わっておりました。あとはいつものとおりOverDriveProとOD-3、PHS-1、DIGIDELAYにLS-2。後はAKAIのT1といういでたち。
後でTK氏に聞いたところによると、LS-2で切り替えてるのはグッと来たとき用のアンプのチャンネル(と言うかTWIN REVERBEは2個穴があるので)切り替えらしい。もう一方はVOLをあげているとの事でした。

FUZZったベースから感覚UFOが始まる。
あのSBV独特のアタック音が懐かしくもあり、はるかにローが豊かになったベースの音を聞いて少し納得したりもしつつ・・・
フロント部分はちょうどPAと中音の中間と言うところもあり、高音が薄い。
そこがちょっと物足りなかったような、SBVがプレベに変わったところとBD-2がOCDに変わったところの影響なのかどうか。

サディスティックサマー、OFT(小田和正フューチャリングTRF)、テレキャスターの真実と続く。

照明はほぼ、真裏からの逆光のみ。フロントの二人の顔は良く見えませんでした。
唯一の光源は二人の足元のランプの光。
照明がアウトするとボウっと下から照らされる二人の陰影がなんとも言えず凛としてた。

ラストダンスレボリューションをやって、この日着ていたHIPHOPTシャツを自慢して「取って置きのキラーチューン」である傍観へと。
聞けてよかった。
凛として時雨の持っている、いつまでも足のつかない夜のプールみたいな世界感が、一気に加速して全てが遅く進んでいくような感覚に陥ってしまうこの曲。いつでも亜光速の海へと僕を連れて行ってくれます。
やさしい声の螺旋と激しい叫び声の羅列が終わって、印象的なベースラインがループする中を狂ったように走るギターとドラムが終わった頃、中野さんは去って行って345さんも去って行って、最後にTKさんがギターを置いて帰って行きました。

少しの間ほかの音楽が聞きたくなくて、フラフラとフロアを出てロビーで少し休む。
少しずつ感覚が戻ってきて、ふと見ると中野さんが物販の人に財布をもらいに来ていて、話しかけて握手をして少しだけ話をさせてもらった。
こういう時は緊張して何を喋って良いかわからないんだけど、なんとかかんとかしぼりだして話して、そうこうしているとピンクリボン軍が始まったので見たり見なかったり。
TK氏も通りかかり、上記のエフェクターの話やTWIN REVERBの青白いランプはどっかのMODモノなのか?なんて話を聞いたり(秋葉で交換できるランプを300円で買ったとの事)、不躾な質問にも丁寧に答えてもらって嬉しかった。

帰り際、345さんにSBVはもう使わないのか聞いたら「もう使って無いです」との事。
ちょっと悲しくなりながら帰途に着いたとさ。

時雨の印象にSBVってバッチリだったのになぁ・・

syrup16g@渋谷AX
2006年08月03日(木)
UP TO THE WORLD #2 二日目。
五十嵐のMCを借りるならばシロップフェスティバル最終日。

本日は彼女がロックインジャパンフェスの為に茨城に先乗りしている為一人参戦。

中に入って昨日と同じあたりに行くと知り合いが3人ほど居たり。
一人は微妙な関係の為あまり会話せず。残り二人とはちょこちょこ話して開演待ち。

本日はMAROON5ではなく、5分ほど押して開始。
やはり新譜の一曲目と同じRebornから。バンドサウンドバージョン。
翌日、INM、生活、神のカルマと続く。
なんか久々に生活を聞いた気がした。

本日はMCは少なめ。
昨日も少し思ったけど、シロップにしてはミスが多かった気が。ミスというかウワモノとボトムの少しのズレ、というか・・・
まぁ全体からして2、3回だけど。

ギターを赤のマッチングヘッドのストラトからシンラインに持ち替えて(いつもは普通のテレキャスだけど今日はノーピックガードっぽいシンラインでした)パープルムカデ。
再びストラトにもどってSonic Disorderと。
なんだかんだ豪華なセットリスト。
やらされ感とかなんだとかまわりでは言ってたけども、個人的には良いセットリストだしこんな機会でもなきゃやってくれないような曲もやってくれたし(負け犬とかex.人間とか)
なかなか満足でした。

本編は明日を落としてもで終わり、アンコールはYour eyes closed。
メンバーがはけて言ったかと思いきやアコギを持って五十嵐だけステージへ戻ってくる。
「昨日曲を作って、寝ないでやった自分を褒めてあげたいです」と言って「親父の歌なんだけど、今日これるはずだったけどこれなくて。」
アコギ一本で歌う五十嵐は目の悪い俺にはなんだか山崎マサヨシっぽく見えてちょっと面白かったけども、曲の内容はまっとうな親への歌で
「そんな先を行かずにゆっくり並んであるこうよ」「少しの時間だけでもいいなら小言でも聞くよ。そうしてあなたの存在した意味を僕が受け止める〜」
歌詞はそんなに覚えていないけど、歌の内容は大体こんな感じで。曲調は静かな感じ。

最近さだまさしとか聞いてるからちょっとオーバーラップ。
でもサウンドメイキングとバックグラウンドだけで本質は似てる気もするんだよなぁ、ペリドッツといい五十嵐といい。

そんなこんななsyrup16gの2DAYSでした。
二日ともに一時間半程度のライブでシロップにしては短い。2日で一回分くらいですな。

新譜は・・・リレコーディングされてるわけじゃないんなら、お金に余裕があったら買うかな・・くらいです。

syrup16g@渋谷AX
2006年08月02日(水)
UP TO THE WORLD #2 初日

夜通し小用があり、あまり寝ておらず。
とりあえず立川の図書館によって、借りていたCDを返して新たに3枚借りる。一度の上限が3枚なんです。
スマパンとアースウインド&ファイアとカーティスメイフィールドを借りて見た。

んで渋谷着。

行くとあまり待つ事も無く入場。
入って真ん中の柵手前で待ち。

どうもやはり人間嫌いらしい。目に付く客がいちいちむかつくのはどうしたことか・・・
五十嵐の事だから今度でるアルバムの曲順どおりやるんじゃね?ちょうど二枚組だし、なんて会話をしつつ10分押しで開演。

Everything is wonderfulから始まる。
本日は4人編成。古い曲やるときは4人でやりたがるのよね、五十嵐さん。
いつもどおり赤いマッチングヘッドのストラト。

個人的に今回のギターさん(VOLAのギターの人)のプレイ自体は嫌いじゃない。ってか自分とちょっと共通するモノを感じるなぁ、弾き具合に。
まぁVOLAは嫌いだけど。
野音の時のヘルプギターに比べれば全然許容範囲。

リアル、天才と続けざまに三曲。
正直この時の客の盛り上がりはうそ臭くていらついたり。

五十嵐が曲間で客の声に反応してしまい「あー、今日は反応しないつもりだったのに」だと。

んでもこの後から割りとゆったりな曲がメインになっていって、個人的には楽しめた。
無効の日、サイケデリック後遺症、(I can't)Change the worldと続いていい具合。
UP TO THE WORLD#1もそうだったけれども、最近の五十嵐はこんなベクトルなのか?なんて思いつつ。

途中MCで「最近は大変」だの「平和じゃない」だの普通の事をいう五十嵐。
らしくないなぁ。今日は酔ってもないようだし・・妙にピースフル。
さらに別MCでは客の「大阪から来ました」的な声に「皆さんがもっと応援してくれれば大阪でも名古屋でも出来るのですが」「香港ぐらいまでなら行くよ」との事。
本当にどうしたんだか・・・
「新曲は?」の声に「それはちょっとなぁ」と、別客が「じゃぁ俺のMTR貸してあげるよ」なーんて言われて「じゃーお前がデビューしろよ」なんてやっといつもの調子が戻った感じ。

本編が終わり8時半。
あー、CDに入りきるなぁ、なんて思いつつアンコール。

中畑おめでとうの声の後、俺は誕生日おめでとうメールおくったのに俺にはなかった、という中畑の愚痴がありつつ
「五十嵐さんかっこいー」の声。出だしミスる五十嵐。「ごめんな、かっこ悪くて」うーん、ますますおかしいね、本日のテンションは。
皮肉でも無い感じだったし・・

アンコール終わって、客電ついて客出し始まったあとに五十嵐のみでダブルアンコール。
馬鹿どもが後ろの方で「Rebornききたいー」だのとのたまってたがそんなクソはいねろ。

ハピネスを弾き語って終わり。
最後ダブルアンコールもらしくない気もしたけど、ハピネスやるってところに五十嵐らしさが出てたように思った。

帰りにもらったチラシに今度リリースされるCDのチラシがあって、かにチャーハン食いながらみてるとやっぱり曲順どおりのセットリスト・・・
本日は動脈でした。
明日は静脈でしょうか。