2003年09月30日(火)  伝説のネギ。
最近何が嬉しいって伝説のネギが復活するってのがもうネギマニアとしたら歓喜の至り。あの伝説のネギが生きているうちに食べれるなんて!
 
その伝説のネギの名は「結崎(ゆうざき)ネブカ」室町時代に天から降ってきたとされる伝説のネギ。奈良県の川西町商工会がそのネギの復活に向けて動き出したという。
 
まぁあのネギは確かに折れ曲がって見た目が悪かったけど、形がいいものが全て美味しいというわけじゃないしね。美人は3日いれば飽きるのです。4日目にリビングで屁をこくのです。1年経つと床の上にウンコするんですしないけど。
 
僕はもう諦めていたのですよ。とうとうあのネギは伝説になったと涙を飲んでいたんですよ。ほら、昔っからこうクセのある恋人っていつまでも覚えているでしょ。あれと一緒です。また付き合っても絶対いいことなんてないのに、時々また会いたいなぁって思ってしまうあれです。

あの柔らかくて甘味のあるネギを再び口にすることができるなんて、ね。何が言いたいかわかるでしょ。
2003年09月29日(月)  お仕事終り!
というわけで今日でお仕事終了。3ヶ月という短い間でしたがお世話になりました。11月から再び看護師となります。この3ヶ月、営業で養った様々なトークを今度からカウセリングに生かしていきたいです。いっぱい勉強になりましたが、いっぱい後悔もしました。
 
果たして僕は営業に向いていた人間か向いていなかったのか。答えは後者です。僕はやっぱりあれです。1日中愛想笑いなんてできない。路上に唾だって吐きたいし、お客様の目の前で煙草も吸いたい。文句を言われたら言い返したい。だけど頑張りました。給料が良さげだったので頑張りました。
 
来月は、何をするか。まだ秘密です。来月1ヶ月、ここを離れるのです。まだ何も準備してないけどね! 飛行機のチケットすら取ってないけどね!
 
3ヶ月お疲れ様でした僕。支え合ってきた社員の皆さんさようなら。もう僕は胃が痛くなりそうなので、契約は更新しません。今度みんなで飲みに行きましょうね。もう帰りたくありません。契約を取るたびに自分自身が嫌になっていくのです。
 
あの棒グラフとか、賞金とか、そういう競争社会に不慣れなので、争いのない世界に戻ります。結構、心身ともにボロボロになりました。飯も食えないし愛も語れませんでした。サイトの更新もしてないし、掲示板もメールの返信も遅れてしまってます。
 
だけどもう大丈夫。明日から僕は誰にも頭を下げなくていいんだから!
と、最後に今までゴメンなさい。と彼女に頭を下げる。
2003年09月28日(日)  怎麼擦身油,是好的?
洗臉擦身油,是shu uemura初次親自動手的化妝品。在在好?塢發現的洗臉擦身油,從1960年代重疊了改良。那個持續看女演員和模型,用擦身油去掉化妝的?次美麗地?胎換骨。請「徹底地除去給(對)皮膚給予什麼,首先積存的?穢和廢物。那樣的話皮膚取回本來的工作」。這是他的美容理論「感情淨化美容」的一?。如果好好地洗臉,皮膚取回變得親自打算美麗的工作。

[使用方法]
一,擦身油,手上充分拿著。
把?4回做為目標手上充分拿著擦身油。請別使用前沾濕象者和臉。
 
二,讓臉適應擦身油。
擦身油和善地伸展為臉全體,充分地使之適應。這個時候擦身油抱油性的?穢。
 
三,使用水使之乳化。
水或者用?水,很好地沾濕手掌,描讓臉適應的擦身油上面,很白地使之乳化。
 
四,好好地沖洗。
變得如果擦身油的觸覺輕乳化結束。水或者用?水?。汗和塵埃等水性的?穢也流暢。
2003年09月27日(土)  すごいオキシトシンの話。
オキシトシンってホルモン、すごいんだって。今日は大学のスクーリングの日ということを昨夜寝る前に突然思い出して急いで準備したんだけど、で、仕事も突然休んだんだけど、もう会社の契約も終わるので、このままばっくれたっていいや。むしろばっくれたい。発つ鳥後を濁したい。
 
で、オキシトシン。今日スクーリングで習ったんだけどね、すごいんだよ。なんと愛のホルモン! 哺乳類は進化するにつれ他人との接触が多くなる。しかし哺乳類は、初対面の人に対して警戒心を持つという本能も持っている。で、簡単にいうとその本能を抑えるホルモンがオキシトシン。脳内オキシトシンだらけだったらみんな仲良し。素晴らしいじゃないですか。
 
授業中、ビデオを見てて、オキシトシンがいっぱい分泌されてるネズミと分泌が少ないネズミ。その差は歴然。オキシトシンがいっぱいのネズミは、子ネズミを可愛がる可愛がる。もう愛くるしいのなんの。で、オキシトシンが足りないネズミは子供に無関心。もう憎たらしいのなんの。
 
で、この実験はメスのネズミで実験をしていたので、女性には分泌されるホルモンだっていうのはわかったけど、男性はオキシトシンは分泌されるのか。どうなのか。僕はそこんとこはわかんない。眠くなったからね。眠っちゃったの。で、夢を見て昔の彼女が妊娠した夢を見た。
 
僕はこのオキシトシンがどうも足りない気がするんだよなぁ。愛が足りないような気がするんだよなぁ。僕の所為じゃなくてオキシトシンの所為だと思うんだよなぁ。
2003年09月26日(金)  美味しいブドウの話。
最近日記の更新が遅れているのは書きたくなくなったのではなく、単に書く時間がないからです。今まで、書くことないなぁと思ったことはあったけれど、書きたくないいなぁと思ったことはないのです。ホントです。
 
深夜3時に部屋のインターホンが鳴り、ドキドキしながら覗き窓を見ると、隣の部屋の女性が立っていた。「電話を貸してください」と言うので快く応じると「ブドウ食べますか」と言われて「食べます」と言うと部屋に戻り美味しいブドウを持ってきた。
 
どこに電話を掛けるかと思いきや、中国に掛けると言う。「妹が今日中国に帰ったんだけど、ちゃんと家に帰り着いたか心配なんです」なるほどね。そりゃあ心配だ。で、時差があるでしょ。今中国って夜なの?朝なの?「いいえ、日本と1時間しか違わないです」ということは?「深夜2時くらいですね」えぇぇ。帰り着いてるよきっと。しかももう寝てると思うよ。「ちょっとアルバイトが長引いちゃって」健気だなぁ。
 
彼女が中国語で電話をしている最中、僕は深夜3時過ぎに美味しいブドウを食べていた。彼女はブドウの皮を出さないので「どうして皮を出さないの?」と訊ねると「皮の方が美味しいじゃないですか。じゃあヨシミさんはどうして皮を出さないのですか?」「いや、面倒臭いから……」
 
同じ行為にもそれぞれの意志や思惑があるということですね。夜明け前の美味しいブドウの話。
2003年09月25日(木)  セシール。
げぇ。日記書くの忘れてた。書くことないから忘れてた。
 
今朝6時にビール飲みながらオンラインボンバーマンをしてたらチャットで地震の話で持ちきりだったので何のことやらと思いテレビをつけたらテレビはどこも地震速報をやっていたけど12チャンネルだけテレビショッピングをやっていた。
 
缶ビールを2本空けて布団に潜ると部屋が揺れてるような気がしたけど、ただ酔ってるだけだった。
 
地震といえば、僕の部屋。この本棚。絶対倒れる。何もしなくても倒れそうなのに。ちなみに床から天井までの高さの本棚です。セシールの通信販売で買ったやつ。
 
セシール! 一回この馬鹿高い本棚を買っただけなのに、それからカタログが送ってくる送ってくる。しかも分厚い! いらない! ブラジャーとかつけない!
 
男性は女性の体ばかりではなく下着にも興味を持つべきだと誰かに言われた。
2003年09月24日(水)  明日の日記。
現在朝の5時15分。9月25日の朝の5時。1日遅れでこの日記を書いている。窓の空はうっすらと明るみを増してきた。新聞配達のバイクの音が聞こえる。
 
今日は眠らずに仕事に行く。今書いている原稿の締め切りが間近ということで実際寝ている暇などないのだが。
 
文章は、書ける時間と書けない時間がある。僕は昼間には何も書くことができない。せいぜい物語りの情報収集をすることが精一杯で、それを文章にすることができない。
 
午前1時を過ぎたあたりから突然頭が冴えてくる。あれも書きたいこれも書きたい。文章が一人歩きを始める。それを追いかけながらキーボードを叩く。そして時計を見るといつの間にかこんな時間になっている。
 
お金を貰って文章を書くということは、これも仕事と言って差し支えがないわけだが、昨日朝9時半から仕事をして、夜8時に帰ってきて、午前1時から原稿を書いて、午前8時には仕事に出発する。
 
仕事→仕事→仕事。僕のプライベートは悉く失っている。その一番の犠牲者は僕の彼女だが、あともう少しの辛抱で僕は自由になれる。会社の契約が切れる自由。締め切りを迎える自由。それが終わったら彼女の言いなりになる。買いたい物を買う。行きたい所に行く。
 
Webマガジン『Folio』の原稿の締め切りも明日、というか今日なので、今夜仕事から帰ってきたら一気にこっちの原稿を仕上げるつもり。あと鹿児島の情報誌『CROWD』で僕が恋愛相談をするようなコーナーも始まるみたいなのでその準備もする。あと晩ご飯はしばらくボンカレーにする。お金がもうあまりない。
 
それでもこうやって頑張っているのは自分の好きなことをしているから。睡眠時間を犠牲にしても、やりたいことがいっぱいあるから。
 
この日記を書いてる間にも、空は大分明るくなった。
今日も1日頑張りましょう。
2003年09月23日(火)  森永マミー。
「マミー」って乳製品あるでしょ。ちょー美味いやつ。カルピスとブルガリアヨーグルトの中間に位置するような飲み物。もうほんと好きなんです昔から。いろんな動物が陽気に笑っているパッケージを見ながらレジに持っていこうかどうかいつも迷ってるけど、買っちゃうんです。飲んじゃうんです。で、お腹下しちゃうんです。
 
あれお腹痛くなりません? 僕だけですか? ちなみに僕はカップラーメン食べてもお腹を下すのですが、今日はカップスターとマミーのダブルパンチで屈辱ポンチです。ティッシュもうないし。
 
とうとう9月も終わりますけど、異常に寒くないですか。みんなブーツとか履いてる。流行先取りしすぎだよ! とか思ったけど、僕だって今日ジャケット羽織って買い物に行きました。僕は夏より冬が好きです。
 
扇風機、まだ出したまんまです。で、毛布買ってないのね。うち、引越したときに買った薄い布団が一枚なのね。隣の子がうちの布団見て「これじゃあ冬寒いですよ」と驚いていたので「じゃあキミが温めておくれよん」なんておどけてみたかったけど、最近にしては珍しい真面目な恋愛をしている最中なので浮気なんてできません。やっぱり何をするにしても彼女のことを優先的に考えております。
 
彼女は僕に対する不平不満でいっぱいいっぱいでいつも困らせてばかりいるけれど、これからもいっぱい困らせてあげます!
2003年09月22日(月)  無実。
というわけで前回面接に行った病院の2度目の面接。2度目の面接というか白衣の採寸を測っただけで、めでたく! ここも採用ということになりました。
 
2つの病院の面接を受けて採用されて、2種類の白衣の採寸をされて、さぁどうしよう! 断るタイミングとか見逃してしまった!
 
いやいやいや。僕が悪いんでない。だいたい面接というものは「それでは結果は後日お電話にて報告いたします」とか言うもので「はい、かしこまりました。失礼します」なんて仰々しく部屋を出て行くものだが、1件目では面接が終わった瞬間に「採用です」と言われて、今日行ったところも、僕自身は採用か不採用かわからなかったのに、病院側は採用ということで話が進んでいたみたいで、せっかくスーツを着ていったのにいきなり更衣室に来て下さいって若い事務職員に言われて、その人の前でスーツを脱いで「ズボンの丈も測りますのでズボンも脱いで下さい」と尋常な口調で申すので、ここで「いや、恥ずかしいっす」なんて言うと、なんかあれだったので、羞恥心など臆面も見せず、初対面の事務職員らしきお姉さんの前でパンツ一丁になって採用。
 
断るタイミングがなかったということで僕は無実。
2003年09月21日(日)  堪える時、耐える時。
僕だって辛いんだから。いろいろとね。いろいろと辛いじゃないですか第三者的視点から。ね。追われる辛さを味わったことがありますか。自分自身のもどかしさを時間は無情に食いつぶしていくのです。
 
わかってるよ言いたいことは。わかってる僕だって大人なんだから。何度も言ってるし何度も考えてる。朝起きて、日が暮れて、そして今午前1時。僕は今日一歩も外に出ていない。髭だって剃ってない。ずっとこの前に座っている。電気もつけずに。ずっとキーボードを叩いている。
 
電話もしてもメールをしても返事がないので、もう気にしないようにして頭の中から存在を消して夕食も摂らずにディスプレイに集中して、原稿を書いては直し書いては直し。
 
待ちきれないのなら……んだっ!! って言ってしまいそうなときもあるけど、ここはぐっと堪えて。大人になって。大人になるというのは堪えることなのです。何に対しても。自分のやりたいように事が進むはずがない。努力と結果が対価だなんて考えちゃ駄目だ。
 
今日は一日中雨が降っていた。隣の女性が「外は寒いですよ」と言って肉まんを買ってきてくれた。肉まんを食べながら、隣の女性にタオルを渡しながら、キミのことを考えていた。
 
今は堪えるべきだと思った。そういう時だと思った。
2003年09月20日(土)  雨。
雨が降ってます。ずっと降ってます。原稿の締め切りが近付いてます。彼女と会う時間が作れないので彼女はご立腹です。何度も説明してるのに、繰り返しです。何もかもが繰り返し。夜眠って朝起きたらリセットされている。また繰り返し。
 
何も食べてません。3食食べてません。なんていうか、食べるタイミングのようなものを見逃してしまって、えっと、次何ご飯だっけ? 夕飯? 夕飯にしてはちょっと早いなぁなんて考えてしまって、夜になって深夜0時になって、今更ご飯食べるわけにもいかないよなぁなんて考えてダラダラ煙草ばかり吸って、不精髭ばかり伸びて、1日が終わるのです。
 
雨が、降ってます。自転車がパンクしてます。玉子の賞味期限が今日切れます。世の中は連休に入ります。彼女も連休に入ります。どこにも連れて行けなくて、残念です。彼女は僕と付き合って、果たして幸せなんでしょうか。
 
雨が降ってます。そればかり考えてます。
2003年09月19日(金)  ビデに思いを馳せて。
なんだかなぁ。ねぇ。何もやる気がしない。無気力。無感動。無常観! 今日はさっさと書いてさっさと寝ますウォシュレットのことを書きます。
 
前住んでたアパートは和式で今住んでるマンションは洋式で会社はウォシュレットなんですが、ウォシュレットというのは、あれ、どうやって使うですか。いや、知ってるけれど、ちゃんとボタン押してお尻きれいきれいするんだけど、ティッシュがね、尋常ではない量のティッシュを使用しないと、ぬるま湯で濡れた肛門に貫通するのです。指が。汚い話で申し訳ないけど。もとい僕はもう夕食を食べたので汚い話しても平気なんですが、貫通するでしょ。みんな言わないだけでしょ。僕だけじゃないんでしょ! ねぇってば!
 
ていうかあれなんすかね。ウォシュレットでお尻きれいきれいにしたら拭かなくていいんすかね。どうなんでしょ。恥ずかしくて聞けないのでティッシュで拭いてるんだけどね。あぁっまた貫通した! なんて1人で憤りながらね。
 
あとビデね。あのビデって何なんだ。ビデ洗浄って。ビデってナニヨ! なんかあれでしょ。女性が使うんでしょ。で、女性のあれのあれなんでしょ。うひょー。ビデ。
 
「どこが気持ちいいの?」
「ん……ん…ア、アソコ」
「アソコじゃわかんないよ。ちゃんと言って」
「ビ……ビデ……」
 
で結局どこなのさ! ビデってどこなのさ! なんかビラビラっぽいよね。ん? これは失言とかセクハラとかそういう方面の失態に入るのですか。ビラビラって言っちゃいけないの? 僕は生まれて初めて女性のアソコを見た時にきっとこの女性だけこんな形してんだ。この女だけおかしいんだと思っていました。あれから10年くらい経ちましたがみんな同じ形です。
 
補足トリビア!「ビデ」とはフランス語で「女性用局部洗浄器」って意味なんだって!
 
へぇへぇへぇへぇへぇへぇ〜。
2003年09月18日(木)  国技!
みなさん相撲好きですか。嫌いですか。国技なのに嫌いなのですか。サッカーサッカーわーいわーい。阪神優勝わーいわーい。なんて騒いでいる最中両国国技館でひっそりと行われている日本の国技、相撲は嫌いなのですか。
 
現在、単独首位は誰だと思いますか。ちなみに巨人は5位です。うへぇー! 巨人5位! Bクラス! ざまぁみろ! へん! 相撲の話ですので相撲の話をしますが、現在単独首位は朝青龍です。お相撲さんのような顔をしています。今日はあんまりお相撲さんぽくない若の里に右上手投げに裏返しとなり初黒星を喫しました。この右上手投げに裏返しという表現は適切なのか間違えてるのかよくわかりませんが、僕は相撲のことをあんまり知らないので右上手投げに裏返しです。
 
この朝青龍を追うのが千代大海。鹿児島にさつま大海という焼酎がありますが、この辺の居酒屋にはなぜか置いてありません。鹿児島ではあんなにメジャーなのに。昨日彼女と行った居酒屋では店員がオーダーを忘れていて、チョーぬるい焼酎のお湯割りを出されました。梅干しはオプションでプラス100円だって。ばっかばかしー。
 
千代大海と対戦した雅山。この人はお相撲さんっぽいです。雅山の顔を見ていたらなぜか今月の家賃を振り込んでいないことを思い出して即行ネットバンクより振り込みました。忘れてたら催促くらいしてほしいです。大家さん呑気です。
 
あと、ガス屋。うちのガス屋。振込用紙を送ってないくせに「早く振り込んで下さい!」って催促の手紙がくる。今日電話して振込用紙を送って下さいと言ったらやっぱり「早めに振り込んで下さい」と言われた。電話対応のロボットかもしれないねあの人は。
 
魁皇は琴光喜に屈して5連敗。琴光喜は3敗を守った。栃東は岩木山に押し出されて4敗目。東前頭筆頭の高見盛が勝ち越しを決めた。
 
ちなみに安馬ってお相撲さんがいた。やだなぁ。安馬。チープなホースだなぁ。親方に「お前は今日から安馬だ!」とか言われたんだろうけど僕だったら断るなぁ。「親方! 安馬はあんまりっす! 安くないやつにして下さい!」って。安馬はモンゴル出身なので言葉の意味なんてわかんないのかもね。ちなみにモンゴル出身の白馬って名前のお相撲さんもいます。なんかいい加減だなぁ。
2003年09月17日(水)  2兎追う者はついでに3兎捕まえる。
来月はね、予定はびっしりなの。びっしびしなの。詰まりに詰まっているの。1ヶ月、埼玉を離れるの。営業のお仕事は今月で契約切れ。更新はしません。このままじゃノイローゼになっちゃうから。上司が担任の先生になって僕が宿題を忘れてこっぴどく叱られる夢を見た。前兆! ヤバい! 早く今月終わらないかな!
 
というわけで11月。どうしましょう。働きましょう生きていけないから。昨日ハローワークに行って紹介状もらって2つの病院の面接に行ってきました。
 
僕は自分自身の売り方を理解している。まず通信大学で福祉を学んでいるので看護・福祉共に総合的な知識を持っている。同じ診療科での経験が長い。病棟主任・外来主任の経験あり。薬剤師補助もしていたので薬学の知識もある。レントゲン技師がいなかったので僕がレントゲンを撮っていた。心理検査ができる。脳波測定機を操作できる。関係ないけど営業の知識もある。
 
履歴書を出して心の中で胸を張る。営業とは違って、医療に関していえば僕は根拠のある自信がある。
 
今日2つの病院をまわって面接をしたのだが、1つの病院は採用か不採用か聞いていないのに総婦長に病棟に連れて行かれて「あなたは11月からここに働くことになります」と言われて看護婦さん1人1人に挨拶をしてまわって、驚く程の給料を提示されて「これからどこの病院にも面接に行かないように」と釘を刺されて「はい行きません宜しくお願いします」と言って次の病院に行って、
 
2件目の病院では「あなたは人事会議では選考しません。よってこの場で採用ということになります」と院長に言われてオリエンテーションを行って白衣の採寸までされて総婦長から「あなたはこの病院の期待の星となっていただきます」とどっかで聞いたようなセリフを言われて「これからどこの病院にも面接に行かないように」と釘を刺されて「はい行きません宜しくお願いします」と言って、池袋に行って彼女と居酒屋に会って「どうしよう。どっちにしよう」とチョー生臭い塩辛を食べながら言ったら「そんな軽い返事ばかりしてるからあなたは駄目なのよ」と彼女に怒られた。
 
とりあえず11月からの僕のライフラインはこれで確保されました。大丈夫。きっとやっていける。どこに行ってもそれなりの結果は出す。これは根拠のない自信。大学院に進みたいんだけど、お金貯めなきゃいけないし、年齢的にもう落ち着かなきゃいけないので、そろそろ、んぁ! もう2年くらいコラムの連載を続けている鹿児島の情報誌から新しい仕事の依頼が来ました。チョー嬉しい。チョー頑張る。2兎追う者はついでに3兎捕まえるのです。
2003年09月16日(火)  煩い音信。
>突然のお便り申し訳ありません。
>10代〜40代までと幅広い女性の紹介業を行っている「サファイア・オラクル」よりご一報です。
>新規メンバー募集をこのサイト様をお借りして広告させて頂いております。
 
>目的は唯一。割り切った体の関係。今回は一切の費用は頂いておりませんので。
>お試しとして一度ご利用下さい。
>簡単な仮登録が御座いますが決して悪用は致しませんので、
>支部長の「松野」までお便りいただけると光栄に思います。
 
>http://www.okusama-u.com/reg_confirm.php3?pre=t&sex=1&media=aao
 
まぁ手を変え品を変え毎日毎日いろんなメールが届きます。支部長の松野はヤクザだと思いますがね僕は。「サファイア・オラクル」なんて名前もなんか、ねぇ。センスとか、もっとこう! 潜在顧客が! 引き込まれるようなネーミングを!
 
だけど実際どうなんだろうね。こういう嘘に引っ掛かってしまう人もいるのかね。世の中いろんな人がいるって今の仕事してて痛感してるんだけど、このメールの内容を真に受ける人もきっといるんだろうな。
 
「簡単な仮登録が御座いますが決して悪用は致しませんので」
 
これは! 馬鹿! 自分からそんなこと言っちゃって! ねぇ。営業として駄目です。悪用は致しませんのでなんて言っちゃ駄目。第一悪用されるなんて思いもしない人だっているわけだから、そんなこと言ったら「あ、そうか、悪用されるかもしれないんだ」って思われるかもしれないでしょ! 馬鹿! 松野の馬鹿!「ボ、ボクじゃないよ! ケンちゃんのオモチャ壊したの僕じゃないヨ!」「なに!? あんたケンちゃんのオモチャ壊したの!?」と自滅するガキと一緒ですよ松野。
 
お試しとして割り切った体の関係なんてしてみたいけどね。
 
>今回は一切の費用は頂いておりませんので。
>お試しとして一度ご利用下さい。
 
だけど句読点の使い方が可笑しい奴はろくな奴がいないんだよなぁ。
2003年09月15日(月)  18年振りの涙。
仕事帰り彼女のマンションに寄ったら彼女がドアの前に待っていて涙を流していたので理由を訊ねる「寂しかった」と言ってまた泣き出すので、寂しかったも何も昨夜から今朝まで一緒にいたのに寂しかったってどういうことだろう。
 
部屋に入っても寂しかった寂しかった一辺倒で泣き続けるため話にならない。どうしてこのコはこんなに涙を流すのだろう。僕が最後に涙を流したのは一体いつだろうと考えながら彼女の肩を抱きながらテレビを見ていたら、阪神が優勝した。18年振りに優勝した。わぁ。本当に優勝したよ。わぁ。星野監督よくやったよ。わぁ。わぁ。号泣。
 
「あなたのその涙の意味がわからない」
 
僕の涙に呆れた彼女はもうすっかり泣き止んでいて肩がこるので揉んで下さい肩甲骨のあたりをと言うので揉みたかったけれど、阪神優勝したし、世界柔道も始まったのでしばらくテレビを見ていたら眠ってしまった。
 
このまま泊まろうかと思ったけれど、シャワーも浴びてないし着替えも持ってないし家に帰ってすることがあるので1時間後に目覚めて彼女が早く肩を揉んで下さい肩甲骨のあたりをというので撫でるように揉んで「帰る」と一言告げて彼女が「下まで送るわ」と言ってくれたので珍しいと思ったけれど、よく考えると彼女が朝、下まで送ってくれない理由はパジャマだし、スッピンだし、なんか機嫌がよろしくないので下まで送ってくれないのだろう。彼女はスッピンでも大丈夫だと思うんだけど、機嫌がね、悪い日は、僕より、悪い。
2003年09月14日(日)  国民投票。
僕はこれまで一度も選挙の投票に行ったことがない。僕の1票が国を変えるとか地方を変えるとかそんな仰々しく考えているのではなくただ面倒臭いという「政治不信」という大義名分の元自分の「無関心」という怠慢を隠している一般的な若者のそれと変わらないのだが、今回は違う。今回の国民投票はもう、僕の人生を左右するのだから。
 
早朝6時起床。準急川越駅行きの電車に乗りストックホルムへ向かった。今日は欧州単一通貨ユーロ導入の是非を問う国民投票の日なのだ。
 
4月以降は反対派が明らかに優勢を保っていたが、推進派のリンド外相が刺殺されたことで賛成派に同情票が流れ、暗殺後に実施された世論調査では混戦模様を呈している。反対派もやはり人の子である。あんなに興奮していたというのに、リンド外相が刺殺されてからは「あ、ちょっと可哀相かも」と思ったのか、「やっぱユーロを導入した方がいいかもね」と変に同情してしまい、今は賛成派、反対派ともに拮抗している状態だと聞いた。
 
有権者は700万人強で、スウェーデンで過去に行われた国民投票の投票率は80%前後だった。僕はこの前の国民投票は彼女とユニクロにお買い物に行っていてストレッチパンツを2980円で購入して、試着した時はなんかいい感じだったけど、うちに帰ってもう一度履いてみて鏡を見たらなんかしっくりこなくて、同じ日に買ったCDもお目当ての曲が入ってなくて、調べてみたらこのCDの1つ前に出したCDにお目当ての曲は入っているらしく、なんともやりきれない日を過ごしていたが、そういうなんともやりきれない日を過ごしていた人間以外の80%の人々は国民投票に行っていたのだ。あの日のユニクロはとても空いていたのだ。CDショップも。
 
今朝の埼玉テレビのニュースで賛成派、反対派陣営ともに、暴力で民主主義を妨げられないことを示すため、投票に参加するよう国民に呼びかけていたが、反対派は不利な状況に置かれるとすぐ手を挙げて拳を振るうので、きっとああいう人たちは思春期に塾に通ってたとかアイドルに現を抜かしたとか、屈託した人生を送ってきたので、ああやって大人になって漸く思春期の症状が出てきてるんだと思う。暴力で民主主義が妨げられたら今頃モスバーガーでは59円のハンバーガーが販売されてるよ。あ、だからそういうのはありえないってことね。
2003年09月13日(土)  上海ハニー。
午後、新宿で所用を済ませて池袋東口。炎天下の中走る走る。到着ってあれ! ここボーリングやってないの!? バッティングセンターだけ!? んまぁ勘違い。走る。東口ビッグカメラ裏辺りの風俗街を走る走る。あった。ここだ。
 
今日は「上海*蜂蜜」のオフ会。皆さん初対面。他サイトのオフ会に参加するのは初めてです。緊張したい。しかし緊張できない。職場が近いということもあって初対面の女性にいきなり営業する始末。汚れてんなぁ。むしろ侵されている。
 
ボーリング。約三年振り。吃驚。超上手い。僕超上手い。前の職場ではボーリング大会などが開催されるともう憂鬱で憂鬱で、投げてもピンに当たらない。参加賞のティッシュ5箱入りしか貰えない。婦長に罵られ後輩に馬鹿にされるという有様だったが、あれは鹿児島だったからいけない。東京のボーリング場は、僕の、こう、なんていうのかな、モチベーション? シチュエーション? アプリケーション? ビジネスソリューション?  インキュべーション? アクティべーション? コーポレーション? なんかそういうのが合ってると思う。もう右手とか動かないけど。携帯のメールが打てないくらい弱ってるけど。
 
夜は彼女と寿司食いねぇ。なんか2週間前くらいに行ったような気がしたけど、僕が突然食べたくなったから嫌がる彼女を強引に回転寿司に連れて行ったはいいが、2皿食べたらもう僕の「どうしても寿司が食いたい」という目的は達成されて、もう寿司食いたくない。見たくもない。生臭い。こんなの食う日本人の気が知れない。わぁ並んでる。馬鹿じゃ、ないのか。という思いに駆られたけれど、彼女の手前、惰性で6皿程食べて、もうあと6年くらいは寿司は食わなくてもいいと決意し、彼女はまだ運ばれてくる皿を選定しているけど、僕はもうこの席に座っていることすら嫌だったので、さだまさしの真似などして周囲に迷惑を掛けてそれを見かねた彼女が席を立つという回りくどい手段を用いて回転寿司を出て、その近くのバーで酒を2杯飲んでカラオケ行って、今日は帰る。明日の仕事の道具を何も持っていないので帰る。明日また来るからと言って山手線に乗って東上線に乗り換えて帰った。
 
総括。原稿の締め切りが差し迫っている。オフ会楽しかったしボーリング上手かった。右手がいうことをきかない。あと数年寿司は食いたくない。焼酎抹茶割りをこれアルコール入ってるのかなと思いながら飲んでいたら、帰ってきてこんなにグダグダ。明日は仕事。夜は彼女が野菜炒め作ってくれるんだって。
2003年09月12日(金)  悪魔。
ストレスは全て胃腸にくるタイプなので、今日も会社のトイレに座りながら、あー辛れー駄目だー僕は駄目人間だー契約の為なら悪魔にだって魂を売るかもしれないしもう売ってるかもしれないーしかも返品されてるかもしれないー消費者センター怖えー真っ当な営業なのにこの背徳感はなんなんだーみんな神経図太いなーあの人たちも悪魔に魂売ったんだろうかー僕の前のデスクの人悪魔みたいなメイクしてたしー隣の課の奴なんて昼飯1人で食いながらニヤニヤ笑ってたしーあと半月かー長げー白衣着てぇー飯が喉を通らねーしかし糞は出る。一体何が出ているんだ。何も食えないというのに何が出ているんだ。良心か? うん。良心かもしれないね。お腹の中で呵責された良心が全て糞となって排泄されて本当の悪魔になるのかもしれないね僕は。
 
という内容のことを彼女に電話で話したら「は、早く辞めて〜」って泣きそうな声で言っていた。彼女も悪魔とは付き合いたくないらしい。僕も悪魔になんてなりたくない。だけど便器に座ってる最中に天井から悪魔が降りてきて「お前の魂と契約10個交換してやるよ」と言ったら涙を流して「お願いします!」と言うかもしれないし、自らの魂の価値を卑下し謙遜した態度で「5個でいいです!」とか言うかもしれない。
 
さて、職場を1歩出れば僕もただの人。たまたまエレベーターで一緒になった同じ課の女性と駅まで一緒に帰った。その女性は職場を出ればただの人ではなかった。英語ペラペラだった。しかも今ヘブライ語を勉強中なのと言っていた。僕はヘブライ語ってどこの国の言葉かわからなくて聞いてみたかったけど馬鹿にされそうなのでよした。明日外人ばっかりのパーティに行くのって言っていた。僕は明日部屋に閉じこもって原稿を書かなければいけない。悪魔にもいろんな形があると思った。
2003年09月11日(木)  セールステクニック。
仕事で疲れて帰りの電車で必ず寝てしまう。今日も今日とて寝てしまい、特急に乗ったつもりでふじみ野駅で目覚めてしまい、ヤベェ準急に乗り換えなきゃと思って電車外に出たら最初から準急に乗っていてこのまま間違えましたという顔して元の車両に戻るのは恥ずかしいので、3両くらい隔てた車両に乗ってまた眠った。東上線を利用している人しかわからない話でごめんなさい。
 
電車降りてうちに向かってトボトボ歩いていたら後ろから声を掛けられた。
 
「あー、もしかして1課の人じゃないですかぁ?」
「お、そうだけど」
「一緒の駅だったんだー。またどうしてこんな辺鄙なとこに」
「ははっお互い様だよ」
「家賃幾らっすか?」
「3万8千円」
「安っ! いつ自殺があったんですか?」
「物騒な断定をするなよ」
「うち6万3千っすよ」
「高っ! どこのお坊っちゃんだよ」
「妙な先入観持たないで下さいよ」
 
と、同じ営業課の人間とたまたま駅で会って、たまたま帰る方向が一緒だったので「じゃあ一緒に帰りましょう」ということになって、僕は東武ストアに寄って夕食の買い物をしたかったけれど、一緒に帰ろうって言ってるから仕方なく一緒に帰って、歩いている間はずっと今夜の夕食何しようってことばかり考えていた。
 
「あー。オレの名前知ってますか?」
「いや、知らない。元2課でしょ」
「そうっす。元7課ですよね」
「そうだよ」
「で、今はエリート集団の1課」
「僕はエリートじゃないけどね。ただの契約社員」
「オレだって一緒っすよ。エリートじゃない」
「だけど家賃は6万3千円」
「狭いんすけどね。しかし3万8千円は安いなぁ。首吊りっすかねぇ?」
「とりあえず自殺から離れようよ」
「僕はアナタの名前は知らない。だけど顔は知っています」
「何、いきなり」
「YES-BUT法です」
「なるほどー!」
「プライベートでも営業手法を使ってます」
「すごいな」
「でしょー」
 
『YES-BUT法』営業の基本的なセールステクニック。まずは肯定してそれから否定する。「そうですよねー。しかし〜ですよ」という具合に会話を進めていく。僕が営業だなんて畑違いの職場を経験しているのは、今後、臨床現場に戻ってまたカウセリングをすることになった時、多少なりとも得られる知識があるのではないかと思ったから。実際、今の職場で様々な会話の技法を学んでいる。
 
ブーメラン法、置き換え法、聞き流し法、応酬話法など、臨床現場ですぐ使えそうな知識をこの職場で学んだ。この応酬話法。僕はずっと欧州話法だと思っていて、欧州の外人の会話の形の真似をしているのだとずっと思っていた。
 
「ここに来る前何やってたんスか?」
「看護師」
「へぇー。何科?」
「精神科」
「どおりでー」
 
ここで決して驚かず、否定せずに肯定することも、一流の営業マンならではだと思った。

2003年09月10日(水)  モチュベチョン。
昨日は上司に勝手なことを言われて残り1ヶ月でどないせぇっちゅうねんと満員電車でもみくちゃっちゃ朝からスーツはしわくちゃっちゃになりながら今日も職場へ向かったのだが、なんか面倒臭い。わかってることをいちいち指摘されるとモチベーション下がっちゃうー。ありえないくらい下がっちゃうー。
 
男なのに平野レミのようなハイテンションの社員がいるのだが、魂のチューニングが合わなくて困っております。残り1ヶ月。朝から耳元で「おっはよー! 今日も1日ガンバガンバー!」なんて何処の国の言葉かわからないことを話し掛けてくる社員とも残り1ヶ月。もう精神的にもみくちゃっちゃでしわくちゃっちゃなんだけど頑張ります。
 
僕の部屋はお湯炊きながらエアコンつけるとブレーカーが落ちる! お湯炊きながらご飯炊いても落ちる! ご飯炊きながらエアコンつけても落ちる!
 
さて、一番電力を使ってるのはどれでしょう。考えるの面倒臭いから誰か考えて下さい。
 
日本は惜しい! 惜しい! でいつも勝てないじゃないか! ゴールポストギリギリの惜しいシュート打たせたら日本が世界一だと思う。
2003年09月09日(火)  適応するということ。
上司に呼ばれた。今日は膝の裏が痒くて上司が話してる間もずっと膝の裏を掻いていた。
 
「ヨシミ君。ちょっと小耳にはさんだのだが、キミは新人課と7課にいたころは驚く程の契約数を叩いていたそうじゃないか。1日5件とか8件とか。正社員でも出せないような数を毎日のように出していたって聞いたぞ。いや、最近の成績が悪いと言っているわけじゃない。毎日2件3件取れるってことはたいしたもんだと思う。しかしキミには皆期待してるんだよ。周囲に合わせることなんてしなくていい。この営業1課でもかつての雄姿を見せて欲しいんだ」
 
僕は「はぁ」とか「毎日全力で頑張ってます」とか適当に相槌を打っていたけど、この会社との契約も今月まで。今更ながらエリート営業マン揃いの営業1課に配属されても、あと1ヶ月。僕はもう毎日毎日お客様に頭を下げて好い加減なことを言っておだてて持ち上げて落とすっていう一連の作業に、飽きた。僕はもう一日でも早く白衣を着た仕事に戻りたくなっている。傷の処置をして、注射をして、熱を計る仕事に戻りたい。
 
実は今の仕事に飽きたのではなく、僕の意識の大半を占めているのは、恐怖感。毎日毎日結果を出さなければいけないという重圧感。今はそれなりに結果は出しているけど、出せなくなる日が怖い。怖いから毎日毎日ガムシャラに頑張る。3件取った次の日は4件、その次は5件。5件取れるんだから頑張れば8件取れる。8件取ったら10件も目の前だ。と、それが目の前になったとき、僕は後ろを振り向いた。皆、自分のペースを保って営業をしている。自分を守る術を知っている。毎日1件取って家に帰って風呂に入る。目が覚めて電車に乗ってタイムカード押して契約1件取って煙草を吸っている。皆、自分を守っている。僕は自分が傷付かないように仕事をする方法を、言い方はおかしいかもしれないけど、間違ってしまった。
2003年09月08日(月)  総裁選。
いや、最後まで迷ったんだけどね。仕事あるし、週に2回休めればいい方だし、30日締め切りの原稿が1本あるし。実際原稿のことで頭が一杯で仕事どころじゃないんだけどね、更に出てみろ、でしょ。いや、無理です。最後まで迷ったんだけどね。まぁ確実になれるんだったら出るけどね。ほら、駄目だった場合骨折り損になっちゃうでしょ。うん。だから今回は無理。ゴメン。
 
いや、実際薦められてるんだけどね、自民党から。同じ自民党から小泉の純坊が出るってのになんで僕も薦めるんだろうって思ってたらどうやらあの人、今の首相と馬が合わないらしいよ。で、お前出ろー。お前ならできるー。抜本的なー。構造改革をー。お前ならできるー。出馬しろー。ってあのおっちゃんチョーウザい。てめぇが出ろっつの。
 
僕は今年の6月に小泉の純坊から池袋パルコでTシャツを2枚かってもらったから今更裏切るようなことはできないんだよ。あ、その帰りフランフランでティーカップも買ってもらったんだった。
 
あ、見た? 今月の文芸春秋10月号。自民党総裁選後の内閣改造について「私に協力してくれた人たち、グループ、政党の方々を中心に、改革勢力の結集を図りたい。それは自民党のみならず」って方針を示してるって。さすがだね! それは自民党のみならずって言葉、シビれるねぇ。僕はどっちかというと辛党だから、えとね、この前社員の人にお昼ご飯奢ってもらったの。麻婆豆腐。激辛。午後から3回トイレに行く羽目になったんだけどね。それは自民党のみならず。彼女が作った麻婆茄子の方が美味しかったよほんとまじで。あ、そういえば純坊、こんなことも言ってたよ。
 
「公約に協力してくれる方々を全党から適材適所に配置したい」と述べている。
 
だったらさ、だったらさ、トイレの近くのデスクに配置してもらいたいよ。僕は小さい頃から胃腸が弱いのね。緊張するとお腹痛くなっちゃう。あ、ここだけの話、あの人もそうらしいよ。亀井静香前政調会長。コワモテなのにね。これ秘密だよ。
 
あ、そういえば青木幹雄参院幹事長が郵政・道路公団民営化を反対しているでしょ。あれ、理由があるんだよ。何事にも物事には理由があるんです。出前一丁のカップラーメンあるでしょ。あれがすごい不味いって怒ったのね。秘書に。確かにあれは僕も不味いと思ったよ。だけどお湯沸かした秘書に怒ることないじゃんねぇ。でもちゃんと最後まで食べ終わったのね。なんかヤケ食いみたいな感じだったけど。で、箸を置いたや否や「わしゃあ郵政、道路公団民営化は絶対認めんぞ!」だって。やってらんないよまったく。
2003年09月07日(日)  かもめーる賞!
ちょっと聞いて! ご飯とか食べてる人ちょっと止めて! 洗濯とか後回しにして! 漫画とか寝る前に読んで! いいから! ちょっと! 足の爪夜切ったらダメだって! ほら! 血ぃ出ちゃったでしょ! 馬鹿! 阿呆! すごいの! すごいんだって僕! 聞いてよ! もう! 食器とか明日洗えばいいじゃん! じゃあいいよ待つよ。早く洗ってよ。10、9、8、7、はいダメー。バカー。お前バカー。
 
えとね、んとね、へへ。ぐへへへへ。ごぼぼぼぼ。あれれれれ。うへへ。見た? 見てないの? マジで? それ本気で? 何をって? 新聞! 読売でも毎日でも朝日でもどれでもいいや。見てないんだったら今見てよ。ほら、書いてるでしょ。ほらここ! ここよ!
 
『平成15年用暑中見舞用郵便葉書(かもめーる)の当せん番号』
 
うひょ。見て。『切手シート賞』当選割合・本数は100本に3本で7,836,000本、賞品はふみの日小型シート(80円+50円)だって! 小っせぇー! スケール小っせぇー。しかもいらねー。必要ねー。キミは宝くじ300円一本の為に換金しに行きますか。休日とか利用して。今日は300円換金しに行ってくるよ。チョー楽しみ。って馬鹿じゃん。
 
『ふるさと小包賞』当選割合・本数は1万本に4本で104,480本、賞品はふるさと小包(50品の中から1個)だって! 微っ妙ー! 休日で思い出したら賞品もらいに行くけどね。ふるさと小包の為に有給とか使わないでしょ。それクラス。微妙なクラス。しかも50品の中から1個選ばなければいけない。優柔不断な僕は3人のお目当ての女性を一向に1人に絞れないくせに50品の中から1品選べだなんて無理な話です。まぁふるさと小包賞なんてどうでもいいんだけどねー。
 
僕が言いたいのはこれ! へへへ! うへへへへ! 『かもめーる賞』!!! 当選割合・本数は10万本に1本で2,612本!! 選ばれし者だけが選ばれし書中見舞いをもらって選ばれし賞品を貰うことができる! その賞品とは聞いて驚くな! デジタルカメラ・DVDプレーヤー・折りたたみ自転車・ふるさと小包(50品の中から6個)以上の4点から1点選択!! 錚々たる顔触れではないか! ふるさと小包なんて50品の中から6品だよ! いっぱい選べるんダヨ! 蟹とーウニとーイチゴとーサクランボとー。えっと今いくつだっけ? 4つ? まだ4つ? え、あと2つも選べんの? どうしよー。どうしましょー。だけどデジタルカメラも欲しいなー。DVDも欲しいなー。この4点の中から選べるんでしょー。キミだったら何選ぶー? 折りたたみ自転車? あっそ! あっそーですかー! だったら選ばれし書中見舞いをもらいなー。
 
えっ僕? 僕は暑中見舞いなんて1通ももらってないんだけどねー。
2003年09月06日(土)  アッバス首相が辞表提出 治安権限で議長と対立。
今日は忙しかった。といってもこの仕事はいつも暇な時間がないくらい忙しいのだが今日は特に忙しかった。朝出勤して今何時だろうとふと時計を見ると午後5時をまわっていた。それくらい忙しかった。給料が上がるわけじゃないのにね。
 
というのもアッバスさんがいきなりとんでもないことをしでかすから、いや、後輩の葛西という23歳の若造は「あの人なんかしでかすんじゃないかなぁって思ってました」と言っていたがあれは嘘だ。じゃあ前もって言えよ。アッバスさんがその準備をしていたときに葛西は吉野家で牛丼を食っていたそうではないか。つゆだくで。
 
今日は出社するなりオフィスは災害でも起きたかのようなパニックに襲われていた。僕はその喧騒の中、一人デスクに座り煙草をふかしていたアッバスさんに「いったい何が起きたんですか」と問いかけた。アッバスさんはまるで他人事のように「今朝辞表を提出しました」と言って新しい煙草に火をつけた。
 
「辞表!?」
「そう。辞表。もう辞める。山手線毎朝満員。納豆食えない。寿司はダイジョブ」
「寿司とか納豆は関係ないですよ!」
 
話によるとパレスチナ自治政府のアッバス首相は早朝4時に目覚めて顔の3分の2を覆っていたあの自慢の髭を綺麗に剃ってヨルダン川西岸ラマラの議長府でアラファト議長に辞表を提出したそうだ。アラファト議長の驚く顔が目に浮かぶ。だってアッバスさんは10月から始まる新しいプロジェクトの責任者に就任したばかりだったから。アッバスさん張り切ってたから。
 
「臭くない納豆作るって張り切ってたじゃないですか!」
「いや、理由は今度のプロジェクトに不満があったのではないです」
「だったらどんな理由があるんですか!」
「自治政府の治安権限をめぐる議長との対立です」
「そんなことで……」
 
アラファト議長はこれからどうするのだろう。葛西がスプーンでフライパンをけたたましく叩きながら通ったのでアラファト議長は今どうしているか訊ねたら、
 
「いや、アラファト議長自身は何って言ってるかわかんないすけど、アラファト議長に近い自治政府高官は、議長は辞任を認めるかどうかをまだ検討中だと述べたそうっすよ」
「そうか……それにしても大変なことになったな。このままじゃパレスチナ紛争解決と2005年までのパレスチナ国家樹立を目指す新和平案に基づいてイスラエル側と交渉を続けてきたアッバスさんの辞任が認められれば、新和平案は崩壊の危機に立たされることになる……」
「それで済んだらまだいい方っすよ。今後納豆がより臭くなるかもしれないんですから」
「そうか、地球全体が危機を迎えることになるな」
「納豆、あれ以上臭くなっちゃったらオゾン層とか一発っすよ」
 
アッバス首相は臭わないドリアンの開発に成功し、その業績を買われてイスラエル支社から池袋支社へ移動となったのが4月30日だった。あれから4カ月余りで辞表提出に追い込まれたということになる。アラファト議長を排除し、アッバス首相を交渉相手にしてきたイスラエルや米国にとって大きな打撃だ。
 
「後任は誰になるんだろう。僕はいやだな。納豆の研究はもううんざりだ。終始足の指の間の臭いがするあの研究室に戻るのはいやだ。葛西、お前やれよ」
「いやオレ無理っすよ! 吉野家に依頼されてる赤くない紅しょうがの研究で精一杯なんすから!」
「ということは後任はイスラエル軍のイスラム原理主義組織ハマスさんしかいないな……」
「ハマスさんはダメっす。一度カレーライスにイスラム原理主義を適用させようとして大失敗してるんです。先輩も知ってるでしょ」
 
首相という立場を自ら放棄したアッバスさんはお気に入りのギンガムチェックのターバンをさわりながら静かに目を閉じて少し微笑みながら煙草を吸い続けていた。
2003年09月05日(金)  禿の心理。
僕の髪が〜肩まで伸びて〜結婚しようか〜考えたけれど〜散髪に行った〜。
 
本当に髪の毛が肩まで伸びていたので散髪に行った。朝起きてヘアスタイル整えるのが面倒臭いというのが主な理由。あと、後ろ髪が長すぎて真夜中に一人で三つ編みなどしているうちにとても哀しい気持ちになったことが二次的な理由。あと職場のOLに髪の毛が短い方が似合ってそうと言われたことは理由にならない。女性におだてられて行動するほど若くはない。僕は確固たる自分の意志で散髪に行った。明日出勤したときあのOL達はなんて言うかしら。へへ。
 
結局、どうしたかというと、坊主にした。また坊主。僕は人生の節目節目で髪の毛を極端に短く切ってしまう傾向がある。今回は何の節目か。暫く考えたけれど、最近の日常にたいした節目は見当たらなかった。髪の毛切り損じゃないか。ただ女の子にチヤホヤされたいだけじゃないのか僕。そうだろう僕。
 
一昨年の6月に坊主にした以来、実に2年3ヶ月振りの坊主。なぜ一昨年坊主にしたことを覚えているかというと、あの頃は何をするにも女々しくて、失恋したから髪の毛を切ったのであります。で、その翌月に彼女ができて1ヶ月くらいで振られて、切る髪の毛がなくなったことを今でもそれがつい一昨年の出来事のように覚えております。実際一昨年の出来事なんだけどね。
 
この頭、彼女はまだ見てない。言ってない。どうしよう。だいたい恋愛というものはお互いの現状を理解し合って、何をするにもまず話し合い。私髪の毛切ろうかしらー。えー切っちゃうのー今の方がいいよー。えーじゃあパーマかけようかなー。えーどんなパーマかけるのー。えっとークルクルってー。いいかもーそれいいかもー。と僕はそんな不毛な会話が嫌いなのであります。切りたくなったら切る。好きなら好き。嫌いなら嫌い。料理が美味いなら美味い。今夜は水炊き作ってくれるそうです。今から彼女のマンションに向かうのです。彼女はマンションであの繊細な手つきで水炊きを拵えているのです。僕が坊主だとも知らずに。
2003年09月04日(木)  幸せの象徴。
「今夜何食べたい?」
 
彼女からの電話。付き合う前は「私料理なんてできないわよ」と意味もなく胸を張って言ってたくせに実は結構上手かったりして美味かったりして電車の中で空腹の腹を押さえて貧乏揺すりしながら彼女のマンションへ向かう。
 
「何食べたい?」
「うーん」
「それじゃあ麻婆茄子にしましょう」
 
彼女は今日の朝からそれを作ることを決めていたように用意周到な口調で話す。彼女のマンションまで約1時間。電車の中で僕の前に座っているカップルを見ながら
 
「お前の彼女は大きな買い物袋をぶら提げて実に幸せそうな顔をしているが料理なんてしないだろう。その爪で、何が作れるものか。その分僕の彼女ときたら今日メールで『いっぱいお買い物した!』って言ってたが、その後料理を作っている。幸せのバロメーターは料理ができるかできないか。作ってくれるか作ってくれないか。現に僕は今こうやってすさまじい空腹に耐えているが、あと30分もしたらビールを飲みながらテーブルをはさんで麻婆茄子を食べる。キミ達は『今日何食べるー?』『いっぱい買い物しちゃったから疲れちゃったー』『それじゃあコンビニでお弁当買って帰るか』『わー! ヤッター! コンビニのお弁当大好きー!』なんて会話をするのだろう。そしてキミ達がコンビニで弁当を温めている間、僕は親密な愛の空気を温めるんだ」
 
と、駅を降りて彼女のマンションへ向かう。オートロック式のマンション。彼女のマンションに比べて僕のマンションときたらマニュアルロック。自分の身は自分で守らなければならない。1階の正面玄関出入口で部屋番号を押してインターホンを押す。
 
「はーい」
「ただいまー」
 
まるで「ただいま」という言葉が合言葉であるかのように自動ドアのロックが解除される。エレベーターに乗って洋服と髪の毛を整えながら彼女のドアの前に立つ。
 
「ただいま」
「おかえり」
 
抱きついてくる彼女の向こう側に、皿の上で湯気を立てた幸せの象徴が見えた。
2003年09月03日(水)  (^^)
眠いからさっさと書くぞ。さっきからすごい眠いんだから。エアコンつけたら寒いし消したら暑いのでリプトンのレモンティーを飲みながら、うんうん唸りながら、もんもん悶えながら、ぷんぷん怒りながら。
 
怒りながら。隣のテーブルの若造に怒りながら。仕事帰り、突然の大雨に見舞われ落雷の影響で山手線が少し遅れた。いや僕は東上線だから関係ないけど池袋駅はただでさえ人が多いのに足止めを喰らった人間と雨宿りをする人間で埋め尽くされる。蒸し暑くって。このまま帰るのもあれだなぁ。電車の中も蒸し暑いんだろうなぁ。よっし喫茶店に入ろうじゃないかー。1人でー。顔文字とか使いながらー(^^)
 
よく考えれば、駅が人でいっぱいだということは、そこの駅にある喫茶店も人がいっぱいだということになる。喫茶店人いっぱい。僕みたいに純粋に珈琲を嗜みたい人以外は出て行って欲しい。しかし今日は職場でずっと珈琲を飲んでいたので僕アイスティー。あー、いいっす。レモンはいいっす。
 
隣のテーブルに赤ん坊、を抱く、女性。見た感じ10代だが、赤ん坊を抱いているので、おそらくこの赤ん坊のお母さん。で、お父さんらしき人。これまた若造。池袋のサンシャイン通りをウロウロしている黒人のような格好をしている。バンダナ巻いて帽子かぶったりね、ブカブカのズボン履いてたりね、チョビ髭(^^)生やしてたりねー。まぁだけどお父さんなんだろう。
 
で、隣のテーブルに赤ん坊がいるからタバコが吸えないんですね僕は。タバコの煙はいけないんですよすごく。大人でさえ身体に悪いのに、子供が吸ったらどうなんだって。タバコなんてうちに帰っていくらでも吸えるからここは我慢しましょうと思った矢先、隣、夫婦でプカプカ紫煙を揺らしながら、大雨とかありえねーーーーーとか言ってる。馬鹿じゃん。夫婦でタバコとかありえねーーーーーって顔してましたよ赤ちゃんが。
 
よっし。寝るぞ。はい顔文字!(^^)顔文字、最近ようやく携帯メールで使い始めました。今まで頑なに顔文字よくない! っておもってたのにね、便宜性を追及した結果、言葉を失ってしまいました(^^)
2003年09月02日(火)  大人の遊戯。
甚だ人権を無視したネーミング。会社で僕と同僚2人で昼飯時に流行っている遊戯。男3人並んで立ち食い蕎麦を食いながら、社員にあだ名を付けて蕎麦を吹き出したら負けという阿呆のような遊戯。今日も池袋東口でひっそり営業している立ち食い蕎麦屋で下らない遊戯が始まる昼休み。
 
ヨシミ「成長しすぎた怪物君」
同僚A「あ、そんな感じ。怪物ランドのプリンスだよねあの顔は」
同僚B「60点っすね。惜しいっす」
 
ヨシミ「70年代のラクダ」
同僚A「ぶーっ! ラクダ! ラクダつーか、なんかソウルフルだよね」
ヨシミ「うん。リズム&ブルースなラクダだよね」
同僚B「お尻の部分に栄養蓄えてるんすよね」
同僚A「うん。だからいつも昼飯食わない」
 
ヨシミ「まことちゃん」
同僚A「漫画の! ぐゎし! ぐゎし!」
同僚B「あ、今日言ってましたよ『契約1本取れたでぐゎし!』って」
ヨシミ「言わねー」
同僚A「ここのテンプラ美味いよな」
同僚B「サクサクしてるでぐゎし!」
 
ヨシミ「もうなんか駄目なパタリロ」
同僚A「また漫画! ほんとパタリロっぽい!」
同僚B「ウンコの変わりに卵産んでそうですもんねあの人」
同僚A「声でけぇよ」
 
ヨシミ「ライ麦畑でつかまえたカエル」
同僚A「なぜライ麦!」
同僚B「カエルだけでいいじゃないっすか」
ヨシミ「ここのカレーライス不味いんだよ」
同僚A「あー。それ知ってる」
同僚B「あー、それ僕も知ってます。すげぇ不味いんすよね!」
同僚A「だから声でけぇよ」
 
ヨシミ「除菌もできないジョイ」
同僚A「全然わかんなくなってきた! 誰のこと言ってんだ!」
同僚B「あー僕わかります。あの人、除菌できなさそうですもんね」
ヨシミ「あの人奥さんのこと何て呼んでるか知ってる?」
同僚A「まぁ嘘だと思うけどママレモン」
同僚B「バーバパパみたいっすね」
同僚A「お前何言ってんだ」
 
ヨシミ「かぶけない歌舞伎役者」
同僚A「かぶけないってどういう意味だ!」
同僚B「歌舞伎ができないってことっすよ」
同僚A「お前はヘンなところで物分かりがいい!」
ヨシミ「頑張ってかぶいてほしい」
同僚A「かぶいてほしいよなぁ。あの人あんまり成績よくないもんなぁ」
 
ヨシミ「さっぽろ一番チキンラーメン」
同僚A「なんか合体してる!」
同僚B「結構かかりましたねぇー」
同僚A「あぁ、玉子乗せるとこね」
同僚B「僕はあれ小さい頃から発見してたのに発表する場がなかった」
ヨシミ「で、今営業なんかやってんだ」
同僚B「因果ですよねぇ」
同僚A「何にも繋がってねぇよ」
 
ヨシミ27歳。同僚A28歳。同僚B24歳。もうみんな大人です。
2003年09月01日(月)  予想外。
今年の東京の夏はとにかく寒かった。といっても今年以外の東京の夏を僕は知らないので「夏」を鹿児島ベースで考えているのだが、カルフォルニアからカナダに引越して今年の夏は寒いね! なんて言ってるようなものなのでニュースでは今年は冷夏だ冷夏だ言ってるけど多分あれは嘘だ。
 
気象庁によると冷夏になった最大の要因は「予想外」のオホーツク海高気圧の強さらしい。もう予想できなかった時点で気象庁の仕事の怠慢振りが窺えるのだが、もし気象庁の人たちが朝8時半に出勤して夕方6時に退社するという当然の勤労義務を果たしてさえいれば、今年の夏はオホーツク海高気圧が「予想外」に強いんじゃないかと事前に予想できたかもしれないのに。
 
3カ月間の日照時間は、宮古市で平年の55%にとどまったほか、山形県酒田市で69%など全国10地点で最短を記録したそうだが、宮古市といい酒田市といい僕が知らないと思っていい加減な地名をチョイスしやがってこの気象庁。あぁ宮古市だったら55%にとどまるかもしれないね。と皆は納得するかもしれないが僕はそうはいかないぞ。どうなんだ宮古市民。本当に55%でしたか。同じく酒田市の皆さん。69%についてどう思われますか。31%洗濯物が干せないという事実をどう感じましたか。僕はどうだっていいです。
 
「ただ、農作物に大打撃を与えた93年の冷夏は北、東、西日本とも平均気温が平年を1度以上下回ったことから「93年ほどの冷夏ではない」(同庁)という」
 
と、新聞に書いてました。気象庁はオホーツク海高気圧の「予想外」の強さを予想できなかったが為に冷夏になったというのに「農作物? あ? あぁ、大丈夫大丈夫。93年ほどの冷夏じゃないからね。あ、オレ爽健美茶」なんて他人事じゃぁないですかぁ。部長。課長。係長。また有給っすかぁぁ。馬鹿じゃねぇの。海なんて行っても誰もいねぇよだってオレらがオホーツク海高気圧の「予想外」の強さを予想できなかったからね。

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