♪ ワーカー日記 ♪

2004年11月29日(月) LEGACY OF AN ADOPTED CHILD (がみがみ)

土曜日に出た勉強会で、講師の先生から
『LEGACY OF AN ADOPTED CHILD (養子のあなたが受け継いだもの)』
という、ステキな詩を紹介していただきました。

「作者不明」らしいのですが、”養子業界”だけでなく、
まあまあ広く一般に知られている詩だそうです。

原文と翻訳を紹介します。
「世界が100人の村だったら」とか「千の風になって」みたいに
ここから、じわりじわりと日本中に広がっていかないかしら(^-^)

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LEGACY OF AN ADOPTED CHILD

Once there were two women
who never knew each other
One you do not remember
The other you call mother

Two different lives
Shaped to make yours one
One became your guiding star
The other became your sun

The first gave you life
and the second taught you to live in it
The first gave you a need for love
and the second was there to give it

One gave you a nationality
The other gave you a name
One gave you the seed of talent
The other gave you an aim

One gave you emotions
The other calmed your fears
One saw your first sweet smile
The other dried your tears

One gave you up - it was all
that she could do
The other prayed for a child and
God led her straight to you

And now you ask me through your tears
the age old question through the years
Heredity or environment - which are you a product of ?
Neither, my darling, neither - just two different kinds of love !

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『養子のあなたが受け継いだもの』

あるところに二人の女がいた
二人はまったくの他人
その一人のことをあなたは覚えていない
もう一人をあなたはお母さんと呼んでいる

二つの別々の命があなたをつくった
一人はあなたを導く星となり
もう一人はあなたを照らす太陽となった

最初の女は生命を与え
二番目の女は生きることを教えた
最初の女は愛情を求める心を与え
二番目の女はあなたの側にいて愛情を与えた

一人は国籍を与え
もう一人は名前を与えた
一人は才能の種を与え
もう一人は目的を与えた

一人は感情を与え
もう一人は怖がるあなたを安心させた
一人はあなたの最初のかわいい笑顔を見た
もう一人はあなたの涙をぬぐった

一人はあなたを手放した・・・それが
彼女のできる精いっぱいのことだった
もう一人は子どもを与えてくださいと祈り
神は彼女をあなたの元へ導いた

そして今、あなたは涙を浮かべながら
あの昔から問い続けられてきたことを私に聞く
生まれと育ち、今のあなたをつくったのはどちらかと
わが子よ、どちらでもありません
愛のかたちが二つあるということなのです!

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One gave you up - it was all
that she could do
The other prayed for a child and
God led her straight to you

の段落は、

One sought for you a home
That she could not provide
The other prayed for a child and
Her hope was not denied

一人はあなたのために
自分が与えることができなかった家庭を探した
もう一人は子どもを与えてくださいと祈り
その願いは聞き届けられた

という風に伝わっていることもあるそうです。




2004年11月28日(日) 会議 (まじまじ)

今年は行事が多いせいか、何度かイベントの企画会議を行なっている。
世間ではどのように行われているのかわからないので、
われわれなりにやっているが…。

ある日の行事の企画会議。
担当者の一通りの構想の説明の後、「では、意見をどうぞ」と言った途端、
「あれはどうなってる?」「自分の想像ではそんなものではなかった」
「こんなんは嫌だ」「ここはやっぱり、こうしたい」と意見がとぶ。
一番若いぺたぺたは遠慮しているのか、あまり何も言わないが
そのうちに「ほれ、意見をおいい」と言わされることになる。
横からみれば、喧嘩しているように見えないか、とも思える白熱ぶり。
しかし、後腐れはないので、みんなの主張やこだわりの結集した
(もちろん折れることもあるが)行事になっていると思う。

就職したての頃、私はおとなしく、遠慮していた。
おやつに頂いたケーキを選ぶ時でさえ、「自己主張するように」と
散々言われたものであったが、今ではそれを十分に会得したのか、
そういわれることはない。
度が過ぎて、今では「とっても厚かましい」のかもしれないが…。



2004年11月24日(水) あっという間に (がみがみ)


40周年記念事業も無事に終え、
その様子も、ワーカー日記にUPしなくては!・・・
と思いつつ、気がついたら、
あっという間に10日もたってしまいました。

後かたづけというのか、
終了後のもろもろの事務処理の方も
おおかた目処がついてきた、今日この頃です。
協力金をお寄せいただいた方々には、
ぜひ、記念誌をお読みいただきたいと思っていて、
ただいま、発送準備中ですので、今しばらくお待ちください。

・・・って、伝言板のようになってしまいました。


当日は、250名近い方々に参加いただきました。
協会職員は、講演&座談会中も、それぞれの仕事に追われ、
じっくり聞くことができなかったのですが、
「ああ・・・。自分も観客として聞きたい」と何度も思いました。
今月号の「あたらしいふれあい」で簡単に内容を紹介していて、
毎日新聞の紙上でも、来月に大きく特集されるようなので、
機関紙、毎日新聞購読の方以外にも、
何らかの形で還元できたらなあ・・・とは思案中です。

今は、次のイベントの準備に追われています。
なんだか、いつも、何かに追われている私たち。
気がつけば、今年も残すところ1ヵ月あまりとなっていて、
あらあらまあまあ・・・(^-^;;)という感じです。




2004年11月08日(月) 週末里親交流会 (ぺたぺた)

今年は、大阪事務所40周年とともに、
大阪市週末里親事業が制度化されて10周年という
記念すべき年でもあります。
いつも、大阪市週末里親制度に登録している週末里親さんには、
年に2回、懇談会と称した研修会を行っています。
協会では、運動会等の行事を行っていますが、
週末里親さんだけに向けたレクリエーション的な行事がなかったので、
この機会にいつもとは違う行事を!ということになり、
大阪市週末里親事業10周年記念交流会として、
大阪府南部にある観光農園で、バーベキューとみかん狩を計画。
そしてこの会に賛同していただき、長年協会の活動を支えて下さっている、
大阪曽根崎ライオンズクラブ様が、
行事の援助と参加を申し出てくださった。

そして、昨日その交流会を開催しました。
晴天に恵まれ、行楽シーズンということもあって、園は大盛況!
記念交流会も、18組57名の週末里親家族と、
児童養護施設の職員さんや子ども、児童相談所の職員さんもあわせると、
総勢83名の参加となりました。

スケジュールは、集合後、バーベキュー、みかん狩というもの。
 
集合後、開会の挨拶として、大阪曽根崎ライオンズクラブの会長様に
話をしてもらったのですが、皆おいしそうな食材を前にして、
待ち切れなかったのか、挨拶が終わるや否や、
ジュージューという肉や野菜の焼く音が聞こえてきました。
バーベキューは、炭で焼くタイプだったので、
少々焦げ易く、肉や野菜の番を、「おじちゃん」がしきっている様子、
「おばちゃん」が子どもに「これ食べや」と皿によそっている様子、
子ども達がにこにこしながらバーベキューを食べている様子が印象的であり、
微笑ましい光景でした。

バーベキューを食べた後、みかん狩をしました。
バーベキューで満腹のせいか、大人も子どもも2、3個しか
食べられなかったようです。
でも、大阪という都会に暮らす子ども達なので、
あまりみかんを食べられなくても、
自然の中で、みかん狩をしたことは良い経験になったのかな、
とも思います。

交流会は、週末里親さんと子どもが楽しむだけではなく、 
週末里親さん同士も、交流を深める場にもなったようです。
また協会職員にとっても、日頃、見る機会の少ない、
週末里親さんと子どもが過ごしている様子が見れたり、
週末里親さんとゆっくり話ができる機会となりました。

個人的には、いつもの研修会とは違う、
こんな行事も楽しいな〜と思いましたが、
参加者にとってはどうだったでしょうか?
ぜひ、感想を聞かせていただきたいな〜


 


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