日々のあわ
あかり 



 スープと焼き芋

■スープ

私の母(アキさん)の友人から聞いた話。

「アキさんのお母様(私の祖母)はね、ハイカラな人だったわよね。
私達がまだ学生の頃にアキさんのおうちにお邪魔して夕飯をごちそうになったことがあったのだけれど、
そのときにね、なんと、コーンスープが出てきたのよ。当時はすごく珍しかったと思うの。ちゃんと一から手作りで感動したわ。」


その私の母、アキさんもよく色々なスープを作ってくれた。
実家でもう20年以上使い込んでいる電気鍋があるのだけれど、その鍋で朝から野菜のスープなどがよく煮込まれていた。台所の匂いもスープの匂い。

自然と私の作る食事におけるスープの割合はかなり高い。
家族が弱っていると「これだけでも飲みなさい」と差し出す食事はやはりスープ。

今日の昼休み、友人Tとスープの話をした。
病気を治す力もあるかもしれないすごい料理だよね。などという話で、
そのときに友人Tが
辰巳芳子さんの、
【あなたのために−いのちを支えるスープ−
】のことを口にした。
びっくり。
つい先日、本屋でしばらく買おうか買うまいか考えたすえにまた今度・・・とあきらめた本だった。

ということで、再びすっかり欲しくなってしまったのでさっそく注文した。
表紙も美しい。
作るのがとても楽しみ。


■焼き芋

今朝、ふと友人Tの背後に立つと、そこはかとなくやきいもの匂いがした。(笑)

焼き芋っていいにおいじゃないですか。美味しそうな甘いにおい。
だから、ちっとも悪いと思わずに、つい、

「なんか、あなた、焼き芋の匂いがする・・・」と言った。

そしたら、友人Tは、
「えっー???」と眉を顰めて怒った。

だから私は
「なんで?いいにおいだじゃない。やきいも。」と言うと、

「そりゃ、いい匂いだけどさッ!人間からその匂いがするっていうのはどうなのよッ?!」って、怒って、
自分でセーターをくんくん嗅いでいた。
そして、
「他の人に言ってごらん?きっともっと怒られるからッ」とも言った。

それにしても友人Tにはよく怒られている気がするな。
よく呆れられたりもしていると思う。
よくもまあ20年間も友達でいると思うよ。ま、お互い様だねー。などと笑って言ってみると、
まだ彼女は、

「ほんとに、他の人にも聞いてみたいよ。『焼き芋の匂いがする』って言われてあなたはどう思いますか?ってさぁ」

と、笑いながら怒っているという変な顔をしながら言っていた。

うーん・・・・
でも、めったに焼き芋の匂いがする人って居ないよね。。。。ねぇ。笑!(←笑っとこう)


2004年01月29日(木)



 『おしゃれ入門』

私と同じ世代だと覚えている方が多いと思いますが・・・。

小学生向けの入門とか百科とかありましたよね。
小学館だったか・・・?
「なかよし」や「りぼん」のようなキラキラ女の子の表紙だったと思う。
いろいろシリーズがありましたが、
強烈に残っているのは『おしゃれ入門』です。
自分では持っていなかったけど、友達のを借りて皆で回し読みしたりしていました。

「ブルーデー」なんて言葉を知ったのもこの本で。
いや、まったく意味はわかりませんでしたけどね。(笑)
ハンドクリーム&リップクリームにただならぬ憧れを持ったのもこの本のせい。
洋服の染み抜きのやり方やスカートの寝押しのアイディアなんてのも載っていたと思う。

ところで何故この本を思い出したかというと・・・。

今朝、駅の階段で目の前にいた女子高生2人組みが、
ものすごーく汚かったから。
革靴はかかとを踏んでスリッパ状態。超超ミニスカートの裾はほどけて落ちている。
寒いからかスカートの下はジャージ。制服は染みだらけ。
ばっちりお化粧はしているものの、髪は脱色しすぎてボロボロ。

ね?汚いでしょ?

制服なんて毎日着るからテカテカに光っちゃってもしょうがない。
でもさ、もう少し気を配れるんじゃないのかしら。
ほら、『おしゃれ入門』読ませるわよ?(笑)

小学生の頃にそんなの読んで、こまっしゃくれたオマセサンになってしまうのも嫌だけど、
「身だしなみ」を学ぶには結構よかったんじゃないか?と思ったしだいです。
親に言われるよりもちょっと大人になった気分でよかったし。

そういえば・・・コギャル全盛期に、洋服や化粧品にただならぬ投資をする彼女たちが、平気で1週間お風呂に入らない。顔も洗わない。とかいう話をきいて驚愕したのを思い出した。

毎朝「顔洗って歯磨いてらっしゃーいッ」と親に言われていた行為が、
突如「毎朝の洗顔、石鹸は手でようく泡立てて・・・うふふ。」などという素敵な朝の習慣になる。
やっぱり「おしゃれ入門」の力は大きかった気がします。

2004年01月26日(月)



 夢か現か。

という状態はとても魅力的で、
極たまに白昼夢を見ることができる私(決して危ない人ではありません)
にはこの上ない心地よい状態なはずなのに。

今回はとっても気持ちが悪いです。
ここが、只の風邪の発熱とは違うんですね。(あたりまえ)

長男Rも熱でうわ言を言っていました。
「それ、僕んだよぅー。食べないでよぅー」とか・・・ね。

メールの着信音が鳴る。
薄目を開けて一応読む。
パタンと携帯を閉じる。
枕元にほおりなげて「うぅ・・」と一声唸ってまた眠る。
夢を見る。
メールの続きを勝手に創作する。
はたしてそれが本当のことなのか夢なのか全くわからなくなる。

混乱。

いってらっしゃい。と家族を送ったのは今朝なのか?
今、まだ家の中で一人だけど、これでいいの?
保育園のお迎え忘れてない?いったい今何時なんだ。

混乱。

熱はもう下がったはずなのに。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
多分日付が変わる。

やっと少しだけ回復してきた。
起きられる。
ご飯も少し食べられた。

はーーーー。
また家族や友人に助けられたな。ありがとう。
子供達、心配してたな。ごめんね。
仕事、とうとう欠勤になっちゃったよ。まいったなー。

元気になってきた脳みそで、少しだけ記憶を整理する。

仕事休みすぎて席がなくなり、「もう来なくていいからね。」と言われた。
→これは夢

快適すぎて思うがままに床暖房使い過ぎ、目が飛び出たガス代の請求書。
→これは現

春のライブツアーチケット先行予約、当落結果の発表。
1勝2敗。
→これも現

世の中から取り残されたような気になった5日間だったけど、べつに大したことは全くなし。
そんなもんだ。私の日常。


2004年01月24日(土)



 真っ先に負ける。

まいった。まいった。
戦々恐々としていたわりに、すっかり真っ先にやられてしまった。

今日中にやらなくてはいけない仕事があったからなんとか出社。
垂れる鼻水を押さえ、ふらつく足元に力をいれ、よいしょ。と立ち上がるも、

「椿さーん、打ち合わせ、昼食べながらですからー」の声。

う。

「焼肉ですよッ!や、き、に、く 。早く行きましょう〜♪」

う。うぅぅ。(涙)

半分も食べられず、半分も話頭に入ってませんでした。
で、なんとか今日中にやることすませて、トンズラだッ!もう・・・だ・め。

風邪じゃないよ。この具合の悪さは尋常じゃないね。
熱もあがるあがる。
帰りに寄った医者で検査をすると、真っ赤にインフルエンザ陽性マーク。
その場で即飲みなさい!と、タミフルカプセルを一錠渡されごくりと飲む。

今日はJGがお休みだったから、息子2人もちゃっかりおうちで遊んでた。
ドアを開けるなり「おかえりーーーっ!」と元気な声が。
うん。うん。うん。うん。
ままね、お熱なのね。うん。ごめんね。うん。うん。パパと遊んでてね・・・。

次男K「ママ、はっやーいッ!会社は?逃げてきたの〜?

・・・そ、そうよ。 「逃げてきた」 の。上手いわ。Kちゃん。
グッジョーブ!
・・・・・ぱたり(倒)

4時間ほど眠って目を覚ますとおでこにひえピタがはってあった。
食卓では3人の食事をする声が聞こえる。

遠くに光。
ガヤガヤ・・・騒・・騒・・・
「美味しいーっ」
「でもちょっとしょっぱーい」云々かんぬん
「牛乳飲んだら大丈夫だって」
・・・笑・・・笑・・・笑・・・・

た、たのしそうだなぁ・・・・・・。

わかりますか?この、一人だけ異次元にいるような感じ・・・。
あぁ。それにしても。
今日の私は「痛ーい」を100回くらい呟いてましたよ。独り言で。
インフルエンザ、ほんと痛いです。
長男R、よく頑張ったな。。。。

2004年01月20日(火)



 インフルエンザと雪とポンチョ。

長男R、インフルエンザにやられました。
40度の発熱でした。
真っ赤な顔してう〜んう〜ん言っているのに、
「何食べたい?」と聞くと、
「カレーうどん」と「フライドチキン」って・・・・。
そして作る私も私だが、「美味しいよ・・・」と全部たべる長男R。さすが私の息子。
頑張れ、その調子でウイルスを斬るんだ!(←?)

それにしても、小さい人が熱でうなされているのは本当に辛い。
「できることなら私が変わってやりたい」とよく言いますが、
本当にそんな気持ちになります。
が、医者曰く、
「相当な確率で家族全員に感染しますね。」と。。。

次は誰だッ!と妙に力みながら、昨夜は来るべきインフルエンザ撃退対策と称して鍋をした。(なんじゃそりゃ)
葱とキムチをたっぷり入れて、たらふく食べました。
今日は帰宅したJG、ドアを開けるなり「どう?来た?」だって(笑)
その後顔見るたびに、「どう?大丈夫?」「うん、まだ平気」ってなやりとりばかりしています。

週末は今年はじめて雪が降りました。積もるほどもない雪。
降ったり止んだりしています。
いつもは大半が外遊びで費やされ喧騒と慌しさで過ぎていく週末の時間が、
雪と発熱のせいでしんみりとした週末になりました。
次男Kはしきりに
「ねー。おにいちゃーん。もう治った〜?まぁーだぁ〜?」と言いながら、
おとなしく部屋でブロック遊びをしています。
雪はまたすこしだけ、強くなりました。



日付かわって
只今、わたくし、鼻水が滝のように流れています。
寒くてしょうがありません。
が!まだ元気ですよ。大丈夫。大丈夫。
『アルパカ&ウール ポンチョ MADE IN ペルー』を頭からかぶり熱いお茶の湯気を鼻から吸って
ぼやーんとしています。

話はそれるけれど、
マントとかストールとか毛布とか、大好き。
包まれて温かくて安心する。
息子達が毛糸のポンポン付き帽子を被ってマント(ポンチョ?)を着ている姿も好き。とても好き。
長男Rのそんな姿も今年が見納めでしょう。
来年はランドセル背負うしね。毛糸のマフラーぐるぐる巻きもかわいいけど、もうやってくれないだろうなぁ。
ちっと寂しいな。


2004年01月17日(土)



 蝶々、飛ぶ。

また子供達と動物園に行った。
また昼過ぎからのんびり出かけた。
またJGは仕事に行っている、母と子の3連休。
おや?ということは、偶然だけれど一年前と同じことをやっている私達(笑)

いつもの動物園。子供達の方が保育園の遠足などでよく来ている動物園。
いつもみるコースは決まっていて、よく飽きないなぁと思っていたのだけれど、
今日は長男Rが、「昆虫館行こう!」と嬉々として言うのである。
今までは「どこ回る〜?」という計画に即座に却下されていた昆虫館だ。
とくに嫌だったわけじゃなくて、存在感が申し訳ないほど薄かった。

ものすごく乗り気の長男Rに手をひかれるまま、私達は昆虫館へ。
想像どおり、卵だの、幼虫だの、成虫だの、
目を凝らさないとわからないくらいの虫たちがくっついている植物だのが、地味ーーーに展示してある。
あっという間に出口の→が見えた。
すると、突然長男Rが、「目、つぶって!!」というのである。
は?目??「早くッ!絶対あけちゃだめだよ!」と手をひっぱる。
いやーん、目を開けたら目の前に芋虫の軍団が居るんじゃないでしょうね?いやーなドキドキなんですけど。
と思いながらも、壁にぶつかるほど本気で目を瞑る私。
と、突然、もわーんと熱気が漂ってきた。
「はい!いいよ。開けて!」の声で目を開ける。

・・・・・・・・・うわぁ。。。。・・・・・。

さっきの地味な展示室から一転してここは楽園?(笑)
建物の3階くらいの高さの空間が広がっていて、植物が生い茂り、南国チックな花が咲いていて、蝶々が無数に飛んでいるのである。
びっくり。
ぼけっと立っていると次男Kの頭にもちょうちょが止まる。
長男Rは「びっくりした?びっくりした?」と私に聞く。

実際、確かにいきなりあの光景には驚いたが、どうだろ。
きっと、長男Rの演出がなければここまで素敵な光景に見えなかったと思う。
こんなとき、本当に彼を愛しいと思う。すごいサプライズだ。

きっと10年後くらいにはどこぞのお嬢さんにこんなことしてるんでしょうね。
うんうん、今だけ、母さんはこのささやかな温かい気持ちを噛み締めておく。
そしておばあさんになって、何度も何度も思い出話で繰り返して五月蝿がられるんだ。

それにしても冬の動物園、動物も人間も寒そうで寂れてました。それもなんだか私は好きですが。
また来ようね。一年後の冬にでも。

2004年01月11日(日)



 脳みそ休暇中。

夜、テレビをパチパチしてたら、怖いとうわさの「呪怨」がやっていた。
ちょうど、例の白い子供の登場シーン。
けど、なんか怖くない・・・・・・
寧ろ、オカシイです。なんであんな白いの。


ずっと聞きたかった竹中直人のラジオ(ゲストはハイド)の
MDをいただいたので大喜びで聴く。
うはー。脳内アルファー波でいっぱいです。
ありがとう。ありがとう。
奇妙な取り合わせの二人だけれど、私のダイスキな二人(笑)
なんて穏やかなの。
中低音の心地よい声が右と左から。かなり贅沢なラジオだ。
可笑しい。
(私も目の前で「笑いながら怒る人」やってほしいなぁ)
可笑しいこといっぱい言ってるのに・・・・・・
うっとりしてる間抜けなファンがここに一人。




2004年01月10日(土)



 目標はまだない。

今日は初稽古でした。
正月9連休のぼんやりした体と頭で使いものになりませんでした。どーん。

昨年は自分のペースを壊して前のめりになりながらも進んだ。「成せばなる」の精神だった。
今再び力が抜けた状態で、「さて。今年はいかがなものか。」と考える。
まだ考え中である。
今年の目標もまだたたず。ゆっくりさがすつもり。

先日実家に帰ったときに、家のドアをあけるとプーンと油絵の具の匂いがした。懐かしい匂い。
父は頭の病気をして手足に軽い麻痺が残っているのだが、学生時代からの趣味である油絵を今も描き続けている。
年に1,2回のグループ展などもやり、今年は横浜の某ホテルの年賀状に父の絵が使われていた。
もともと多趣味な人なので、リハビリ中も家族の心配をよそにあちこち出かけ、ぐったりして帰宅し、「そこまでしなくてもいいじゃない」と母に心配されていたが、私はなんとなく「やらないではいられないんだろうなぁ・・・」と思っていた。

心を、支え、引っ張り、豊かにする。
身体がそれを吸収して活性化し背筋をピンとさせる。
それが必要。私も同じですよ、お父さん。


++++++++++++++++++++

長男R、初めてもらったお年玉の前に正座をし、じーーーっと考えている。

彼にとってはじめての自分だけのお金。千円札一枚だけれども、きっと夢はあふれんばかりに広がっているだろう(笑)
昨日、ガチャポンがやりたくて駄々をこねていたときに、
私は晴々と「そんなにほしいならお年玉で買いなさいよ」などといってみる。
かなり粘っていた。その手に千円札をにぎらせてみたけれど、じっとして動かなかった。目に涙をためている(そこまで欲しいのか??)

「だから、そんなに欲しいならそれはあなたのお金だから、それでやっていいんだよ?」と再度言う。
そして、Rは涙声で言った。
「だって、使ったらなくなっちゃうじゃない!」(あたりまえだ。)

「せっかくの僕のおかねなんだよッ。がちゃぽんもしたいしお金もとっておきたいんだもんっ」(そりゃ無理な話だわ)

「ママだってさ、欲しいものもらえてお金はとっておけたらすごく嬉しいけどそんなのむりなのよ。どっちにする?」
としばらく押し問答(笑)
結局彼はまたお年玉袋の中に大事に折りたたんだ千円札をしまった。

そして、今また正座までして考えている。いったい何を考えてるのやら。

そんな彼に一言聞いた。
「今年の目標はなに?」(←実際は「今年」も「目標」もわかりやすく説明しながらながったらしく聞く)
「うーんとね・・・・あんまり泣かないこと・・・?」
うははは。なんで語尾が疑問形なのよ。弱気だなぁ(笑)
泣き虫の長男R。言ってはいけないと思いつつ、
ついつい「男の子はそんなすぐ泣くんじゃないのっ」といってしまった私に、
「男の子だって悲しいときは泣きたいんだよっ」と言い返したのは去年のこと。
さて。この一年でどんな成長をみせてくれるんでしょうか。







2004年01月06日(火)



 お正月のあれこれ

向田邦子さんのドラマを観ました。お正月ですね・・・

私は向田ファンです。
作品もそうですが、彼女のひととなりが大好きなのです。
聡明なところもお人よしなところも食いしん坊なところも好き。あっけらかんと男前なところがありつつも、どこかいつも哀しげな雰囲気にもひかれる。

「恋文」は読んでいませんでした。何となく。
見てはいけない感じがしていたんですね。
でもドラマは見てしまいました。
はじめは、いつもの昭和な風景や生活っぷりを、やっぱりいいなぁとぼんやりと眺めていました。
石油ストーブの灯かりがゆれる部屋や姉妹が行ったり着たりする台所。
子供の頃の何となく覚えのある風景にひたるのも楽しみの一つ。

だんだん見ているうちに、あのどこか哀しげな感じはこんな時間を過ごしていたからなのかなと単純に思ってしまった。(まことに単純なんですけど)
全てを表しきれないのはしょうがないと思います。ドラマだから。
そして物語ではないし、本人達はもうここには居ないわけだから。
でも、だからこそ、本を読んでみようかなと思ったり思わなかったり(どっちなんだろ)
うーん・・・結局やめて再び阿修羅を手にしてしまったり、眠る盃を読み返してしまったりしそうな予感でいっぱいです(笑)

いつも思っているけれど、彼女の作品にでてくる女性は年齢設定がたとえ自分と同じ年であっても、かなり年上な印象をうけます。
今日は本人がモデルの作品をみたわけですが、やはりその印象は同じでした。
きちんと意思を持って凛と前を向いている姿勢。なんと美しいことでしょう。
そして人間らしくまぬけているところも温かい。
彼女の作品にひかれるのはそんなところかもしれません。


++++++++++++++++++++++++

テレビで、デパートの福袋売り場に群がる人々を映していました。
これも毎年恒例のお正月映像ですね。

そして私は、毎年、毎年、思うんです。
フクブクロの存在意味がワカラナイ(←かなりおおげさ)
いっくらお得だといっても、きちんと目で見て気に入ったわけでもないものに、
何万円も払うってどういう感覚なんだろう。わからないなぁ。
いっくら素敵な物が入っていたと喜んだところで、本当に欲しかったならば福袋を買っている場合ではないのでは?
などなど、思ってしまって、今年も相変わらず理解不能でございました。
「あら!得しちゃった―!」っていうめでたい感じがいいのかな?
楽しそうだしなぁ、みんな。

私は本当に欲しい物意外は別に要らないとおもってしまうので駄目なんでしょうね...

あ、別に批判しているわけではないです(笑)
すっごく不思議なことの一つなんです。福袋って...。
そして毎年同じことを思って家族につい言ってしまうので、
「うん、わかったから、いっつも聞いてるから」と弟に言われてしまいました。
かなり恥ずかしかったです・・・・

2004年01月02日(金)



 年輪作成作業スタートの日。

明けましたね。
新年です。

こんなに実感のない年もめずらしいかもしれません。
何一つ年末らしいことができませんでした。
が・・・・
夕食時に姑イクさんが何度も言っていた
「皆が元気で、こうやって一緒にご飯が食べられるのはありがたいわね。」という言葉と、
まだ仕事中のJGの事を孫に
「パパは皆がご飯を食べているときにも仕事を頑張っているんだよ。ありがたいね」と話すお父さんの言葉で、
すこし自分の中で色々な改める心がしんみりと立ち上がる。

新年早々、日記を書いているわけですが、理由の一つに、JGがまだ仕事から帰宅していないのをぼんやり待っている。というのがあります。
さっき、「やっと終わったよー。これで明日は休めるよ」と連絡がありました。
大変なお仕事です。土日はもちろん年末年始も当然お休みをもらえる方々もたくさんいるけれど、彼の仕事は違います。
そうでないことにがっかりしたり途方にくれたり、いらいらしたり、正直しました。
毎年、仕事終わった電話をもらうたびに心から「お疲れ様」と言いたいのに。と思っています。
でも昨日もやっぱり「お疲れ様ー」の言葉の底の底に
「早く帰ってきてよー。蕎麦くらい一緒に食べようよー」
という不満の声が(笑)。
妻という名の相方としても、私はまだまだ未熟でございます。

とある素敵な場所で「年輪」のお話を読みまして、自分の年輪についてしばし考えました。
うむ。昨年の年輪はギザギザかもしれない。そして色はちょっと濃いめ?過渡期だったからなぁなどと思う。
今年はつるりとしたふっとい円がいいな。(あくまでも理想です)色は薄くていい。緩やかな平均的な輪がいいな。

子供達をはじめ、家族が元気に過ごせた一年。
働くことができて、表現することができて、温かい家があって、悩むことや考えることができた一年。
新しい一年が始まる。

少しでも理想の年輪ができるようにまた一歩。


2004年01月01日(木)
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